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#1756 日本 vs 韓国、鳥栖 vs 甲府、清水 vs 川崎F、鳥取 vs YS横浜 (2017/9/22) | | |　

【女子：U-16アジア選手権】日本 vs 韓国 (チョンブリー・スタジアム)

→　女子のU-16アジア選手権の準決勝の2試合目。「勝った方がW杯の出場権を獲得できる。」という日本と韓国の大一番は0対0で迎えた後半1分に後半の頭から投入されたFW田中智がドリブルで相手選手を次々にかわしてから右足で決めて日本が先制に成功する。しかしながら後半18分にDF長江がPKを献上するとこれを決められて1対1の同点に追いつかれる。90分の戦いは1対1のままで終了。延長戦は行われずにすぐにPK戦に突入したがFW田中智とFW岩井が失敗。韓国がPK戦を制してU-17W杯の出場権を獲得した。

日本は3位決定戦に回ることになったが中国に勝利できるとU-17W杯出場が確定する。次の試合も大一番となるが中国は準決勝で北朝鮮に0対1で敗れている。日本が大苦戦した北朝鮮に対して1点差負けだったので相当に力のあるチームであることは間違いなさそうだ。後半開始から登場したFW田中智のゴールで先制に成功した日本だったが守り切れなかった。PKのジャッジについてはかなり時間が経過してからPKが宣告されたのでモヤモヤ感は残るがリプレーを見る限りではPKを取られても仕方がない攻防はあった。

残念な敗戦と言えるがPKは「ABBA方式」が導入されている。これまでは両チームのキッカーが交互に蹴っていくやり方だったがABBA方式は先攻のチームは1人目→4人目→5人目→8人目→9人目のキッカーになって、後攻のチームは2人目→3人目→6人目→7人目→10人目のキッカーとなる。解説の松木さんも事前の知識がなかったようで戸惑っていたが、結局、先攻のチームの1人目を除くと両チームとも2人ずつ連続でキッカーを務めることになるので味方に続いてPKを蹴るキッカーのプレッシャーはかなり大きい。

直前にPKを蹴った味方選手の結果(成功なのか？失敗なのか？)にも大きな影響を受けるし、直前の味方が蹴ったコースにも大きな影響を受けることになる。先攻のチームも後攻のチームも全体の成功率は下がりそうな気はする。自分たちの番になった時は2本連続でしっかりと決めないと相手が有利になる。逆に2本のうちのどちらか1本でも止めることが出来ると盛り上がるのでキーパーの重要性はますます上がる。今大会は延長戦が行われないのでPKセーブを得意とするキーパーを抜擢するのも1つの方法と言える。

【J1：第26節】サガン鳥栖 vs ヴァンフォーレ甲府 (ベストアメニティスタジアム)

→　9位の鳥栖と15位の甲府の試合は前半8分にサイド攻撃からFWリンスが決めてアウェイの甲府が先制に成功するが後半18分に甲府の右WBのMF橋爪が2枚目のイエローカードを受けて退場。甲府が10人になる。直後のCKの場面でCBのDF鄭昇炫が押し込んでホームの鳥栖が1対1の同点に追いつくと後半50分にはFWイバルボの突破から最後はCBのDFキム・ミンヒョクが決めて土壇場で鳥栖が2対1と逆転に成功する。2対1で勝利した鳥栖は連敗を「2」でストップさせた。敗れた甲府は6試合勝ちなしとなった。

結局、鳥栖の2ゴールはともにFWイバルボのアシストからCBの選手がゴールを決めたことになる。この日のFWイバルボはマッチアップすることが多かった甲府のDF新里のファールスレスレの激しい守備に苦しめられた。この日の荒木レフェリーはプレーを流す傾向が強かったのでFWイバルボにとってはフラストレーションが溜まる展開になったが気持ちを切らせることなくプレーし続けたことが2つのアシストにつながった。6月あたりから急激に調子を上げてきているがJリーグには珍しいタイプなので相手は大変である。

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◆　まとめ

　#1756 日本 vs 韓国、鳥栖 vs 甲府、清水 vs 川崎F、鳥取 vs YS横浜 (2017/9/22)

→　J1の2試合など計4試合をクローズアップしました。女子のU-16アジア選手権の準決勝に日本 vs 韓国の試合はW杯の出場権がかかった大一番になりましたがPK戦の末、韓国が勝利してU-17W杯の本大会の出場権を獲得しました。日本は後半開始から投入されたFW田中智(C大阪堺L)のゴールで先制に成功しましたがミスから同点に追いつかれてしまいました。日本は3位決定戦に進むことになりました。

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