D.A.N.2019年後半を語る! ツアー〈PERMANENT〉スタート、そして次なるシングルも!
東名阪ツアー〈BEND〉や夏フェス・シーズンを終えたD.A.N.から早くも新曲のプロモが届いた。名前は「Aechmea」で、壮大な世界観を持ち、最近のライヴで垣間見せる表現力のさらなる高まりを感じさせることのできる楽曲となっている。本作は、10月半ばにスタートする国内9都市のツアー〈PERMANENT〉の直前、10月16日にデジタル・リリースされる予定だ。とりあえず新曲はリリースまで首を長くしてまっていただいて(もちろんOTOTOYでも配信予定)、新曲のこと、そして9月23日に開催の迫る豪華ゲストとのツーマン企画〈Timeless〉の第5回、さらにツアー〈PERMANENT〉について、OTOTOYがインタヴューしてまいりました。
取材・構成 : 河村祐介
写真:鳥居洋介(ライヴ写真のみ)
10.16 digital new single「Aechmea」Release
こちらは〈BEND〉ツアー会場限定シングル「Bend」「Elephant」がついにハイレゾ配信中
豪華ゲストとのツーマン、Timeless開催間近
WWW & WWW X Anniversaries “Timeless #5”
2019年9月23日(月祝)
@SHIBUYA WWW X
会場:WWW X
出演:D.A.N. / Guest Act: Erika de Casier
時間:OPEN 17:00 / START 18:00
料金:ADV ¥3,800(税込 / ドリンク代別 / オールスタンディング)
公演詳細は下記イベント・ページをチェック
http://d-a-n-music.com/live/timeless-5/
D.A.N. TOUR 2019 “PERMANENT”も開催、詳しくはページ後半を
INTERVIEW : D.A.N.
──夏前の東名阪ツアー〈BEND〉、そしてひとしきりフェスも終わってと言うタイミング。今回のツアーは、小林うてなさんを入れた4人、ないしはシノザキソウヘイ(FLATPLAY)を迎えた5人体制でライヴをまわったわけですが。
櫻木 : 去年は、3人のリセットして再びライヴのやりかたを構築した感覚あって。そこからふたりがサポートとして、その基礎ができた状態の上に入ってきた感じだったので、さらにすごいライヴの可能性を感じることができましたね。
市川 : 2018年の3人で回ったツアーで絶対に必要不可欠な骨組みができたんですが、それは筋トレというか体幹がしっかりした状態でのライヴができるようになった。それによって加わったふたりのサウンドも生かせる感覚がああります。2017年以前は、サポートでうてなが入ってましたけど、その頃よりもさらにライヴのダイナミクスがより引き出せるようになったんじゃないかなと。
川上 : 音に対するアプローチに関して、とにかく選択肢が増えたという印象。それを今後はもっと楽しめるようになれるかなという。
──今夏、ライヴでいちばん手応え感じたのはいつの?
櫻木 : やっぱり東名阪のツアーは充実してたかな。
川上 : あと福井のONE PARK FESTIVAL 2019かな。
櫻木 : あのフェスの評判は良かったね。会場もコンパクトな感じで、ホスピタリティも良くて、フェス自体も良かったですね。熱量が分散しなくて、ひとつの場所で行われてる感じ。演奏としてはそこでやった「Tempest」のグルーヴがすごく良かった。
市川 : あとは東名阪ツアー、東京はもちろんなんだけど、名古屋、大阪の人の熱量もすごい出てて。5人でのライヴははじめてだったんだけど、僕らの意図しているところで、お客さんがしっかり上がるんですよね。ソウヘイが加わったことで、音の層も上積みされた。そこで「ここを聴かせたい」というポイントが今回新しくできてきていて、そこに対してちゃんと反応してくれている感じがありました。名古屋はちょっと集客で苦戦しましたけど、盛り上がりでいったら一番かもしれない。
──サポートのふたりの印象はどうでしょうか? たとえばうてなさんとか前と違った部分は?
川上 : やっぱりコミニケーションですかね。とってなかったわけではないですけど、うまくとれるようになったというか。
櫻木 : うてなは第三者的な僕らにない視点を提供してくれるところがあってすごい参考になる。ソウヘイに関しては、僕がもともとやりたくてできなかったことを実現してくれるというか、かなり器用にこなしてくれている。なんか2人とも、なぞの玄人感があって飄々としていて頼もしいですね。
──できなかったところっていうのはやはりいわゆるキーボーディスト的なところ?
櫻木 : そうですね、シンセは特に。ライヴの部分は、機材面でこれまで手数の関係で難しかったところを踏み込めるようになったんで。
川上 : 仁也と大悟の幼なじみというところもあって、大悟が気にせず、お願いしやすい感じもでかいんじゃないですかね。
櫻木 : そうですね、音のニュアンスなんかが、すぐ伝わるところはすごい助かってますね。
──ちょっと変な言い方になるんだけど、5人の馴染み方が半端ないというか、はじめて5人編制でのライヴ観たとき「あ、本当にいるんだ」という。これまでの世界観は崩れず、単純にスムースに世界観が広がっている感じというか。
櫻木 : それはうれしいですね。
チェロ、速いBPM、新曲のキーワードとは
──そしてちょうど新曲を録り終えたところと。ライヴの5人体制は楽曲作りにも影響を与えてますか?
櫻木 : 無茶苦茶影響ありますね。アレンジを考えてるときも5人のライヴをイメージしながらやりましたね。「ソウヘイにここを弾いてもらったら、ライヴでもできるかも……」という感覚とか。
──新曲はインスタのストーリーとかでちょくちょく上げてた、レッドブルのスタジオでレコーディングしてた曲?
櫻木 : そうですね、レッドブルと他のスタジオで録った素材もあります。
──なんか仁也くん、エレキのアップライト・ベースみたいなの弾いてなかった?
市川 : あ、あれはチェロですね。エレキ・チェロを買いまして。
──その音色もあるのかもだけど、プログレ感というか、全体として10分、もしかしたら前後半にわけるかもという話だけど、壮大な楽曲だよね。これまでも「Tempest」とかあったけど。どんなところからはじまった曲なの?
櫻木 : 3人で曲造りのためのセッションがまずあって。ひとつテーマとして軽快なBPMが早い曲というのがあったんですよ。そこからできた素材が新鮮だと思ったので、その素材ベースで自分の家で作り始めたものが元になっていますね。そこにシンセとか新しい機材もあったんでいろいろ試してたら、偶然できた電子音のフレーズから展開を思いつき…… という感じでこうなりました。前半の軽快なグルーヴができたんで、そこまで行くのに意外な感じがいいかなと思って、オフ・ビートのニューエイジっぽいサウンドのものを作ろうと思って。そこでイントロの部分は、変調したりして声を重ねて使っていって。そこも、あの曲のBPMに対してのシンコペーションで歌っていくということをやっていて。さらに後半ではBPMが3/4になったりとかの仕掛けを足していって。ちなみにこれは、3人でDJをやるようになって、そのなかでBPMが、ひとつアイディアとして機能するようなそんな感覚になったからなんですよ。
──BPMというのが明確に曲の要素を決めて行くという感じ?
櫻木 : いままでの僕の感覚では、逆にどうしてもBPMに縛られてしまうという感じがあるんですよ。具体的に言うと、DAWのグリッドに縛られて曲を作っているという感覚。そこから今回は1度、解放された感覚があって。これまでも「Now It's Dark」という曲で、急にBPMがあがったりというのはあったけど、そういうBPMの変化みたいなものが最初からアイディアとして入ってくるというのではなく。だから自分のなかですごい新鮮で。
──ドラムの感覚もなんか絶妙ですよね、どこかドラムンベースっぽい感覚もあったりして。
川上 : 「軽快で速いBPM」ってテーマで、練習スタジオで適当にやってたビートがなんとなくハマってずっと叩いていて。「俺はコレをやりたいんだぞ」という感じで、セッションしながら2人に知らせるというか(笑)。そこからシンセを一緒に鳴らすと……おお、良い感じになってきたなというところでできたパターンですね。でも、そこまでいくと、曲が見えてくる。とにかく「速いBPMのビート」というのが仁也から出ていてテーマとしてあったんですけど……はじめに仁也が言っていたモノとは全然別物になっちゃって。
市川 : 僕は、いわゆるテクノっぽいイーヴン・キックの曲のことを言っていて。でも出てきてみたら良いなっていうものができました。僕らの場合、イーヴン・キックの曲ってだいたいBPM120ぐらいだったんで、もっとテクノぐらいの早さのBPM130超えの曲があってもいいかなって言ってたんですけど。ドラムが出てきたら……この感じで。でも、これもいままでにない良い感じだなっていう。
櫻木 : UKのドラムンベースっぽい感じもあるんだけど、ジャズのやんちゃな感じのビート感もあって、そういう意味では輝らしいビートだなと思って。
川上 : 良い具合に下手なんで、下手なりにできることをやったという感じです。
櫻木 : このドラムが起点になって、歌とか、後からいろいろなアイディアを一緒に当てはめていったという感じで。
川上 : セッションで出てきてものを「あのフレーズが良かったね」とか、とにかく「この感じが良いんだ」というのを切り出してきて3人で調整していくというのが曲作りの仕方ですね。
──ベースラインは?
市川 : そういうことでいえば、わりと当たり障りのない感じを選びました(笑)。ふたりの出している音が、ぱっと耳に残る印象の強い、濃い味の音だったので、そこに対して邪魔しない、寄り添うようなベースラインを付けていくという。リフとかフレーズというよりも、ベースらしいベースの役割を心がけて。いろいろとDAWで遊びながら大悟が後半の展開を構築していったんですけど。そこであのBPMが3/4に落ちて、四つ打ちに切り替わるという展開ができてきて。そこにベースラインをどうしようと思ったときに、倍で裏をとったり、普通に裏をとったりというようなリズムの遊びがおもしろいかなって思いついて。そこでベースとチェロが違う裏の取り方をして、交互に交差するように作っていて。
川上 : そこまでしてるの知らなかった(笑)。
市川 : 楽譜を起こして構築していくとか、そこまでのことはできないんで、実際それがどういう関係性になっているかはわからないんですけど(笑)。「ここに音を挟んでいったらおもしろい」という感覚だけで、ベースを録って。チェロも指で弾いて録って。
──しかしなぜにチェロ?(笑)
市川 : 昔から欲しかった楽器なんですよ。タイミング良く、エレキ・チェロが安く売っていたんで……。アーチ・ペラーゴがきっかけでチェロが気になっていて。チェロを指で弾くのってなかなかないじゃないですか? あのユニットでは、チェロを指ではじいてフレーズを作っている。しかもそれでハウスをやるというのがすごい好きで。いつかやりたいなと。実はこれまでもハイCのベースを使っているのは、チェロの質感に近いものにしたいというのがあるんですよ。ミックスのときにもそんな無茶なことをよく言っているんですけど。今回はエレキ・チェロを買ってみて本当にやってみようと。
櫻木 : あの曲はけっこうチェロに救われてますね。前半もアンビエントにフリーな弓の動きが入っていて。
市川 : チェロも本来の教育とかもちろんうけたこともないですし、誰かに教わったわけでもないので。普通は幼少期からやるような楽器だと思うんですけど。触って1週間とかでレコーディングに使うという。
櫻木 : そのなんとなくのイメージで使ってみるというのが良かったんじゃない。
市川 : いわゆるクラシックをこれまで聴いてきたわけでもないので「チェロはこういうもの」っていう概念もないんですよね。ベン・ビンスとかアーチ・ペラーゴとか、そういうクラシックじゃないところからインスピレーションを受けてチェロをやっているという。下手だけど、その分、自由に思いつく方法というか、そういう感覚でチェロを使えているという感じがあって。
初のバンドとしてのリミックス作業
──さて少し先ですがfoodmanの「Elephant」のリミックスも出るみたいですね。
櫻木 : 食品さんのファンで、交流もあってという感じもあるんですが、とにかくヨーロッパやアメリカでも活躍されてて、単純にアーティストとしてリスペクトしていて。ぜひリミックスをやってもらうと、そこで僕らのなかでは特殊な「Elephant」をやってもらおうと。そうしたら「アンビエント~ニューエイジっぽい感じとかツボでした」って言ってくれて、あがって来たリミックスもすごかったんですけど(笑)。NTSの番組とか、食品さんはすでに海外でちゃんと浸透しているから、ちょっとお裾分けしてもらおうかなっていう(笑)。
──そいうえばシングルは海外でも展開しているみたいですけど、BBCで流れたり、XL Recordingsのプレイリストに載ったりと反響は少しずつあるみたいですが。
市川 : Spotifyのリスナーの海外の分布を見ると明らかに増えましたね。
川上 : あとはエルダー・アイランドのリミックスとかも。
──あれはどんな経緯で?
櫻木 : UKに〈Metropolis studio〉っていう有名なレコーディング・マスタリングのスタジオがあって、僕らもマスタリングをお願いしているんですけど、オフィスに日本人の営業スタッフさんがいるんです。その方、経由でエルダー・アイランドってバンドをつなげてくれて。
川上 : スタジオでD.A.N.の作業をしていたのを、たまたまエルダー・アイランドの人が聴いてリミックスをお願いしたいという話みたいですね。
──リミックスはどんな作業環境でやったんですか?
川上 : 大悟の家の機材を使って、3人でいじって。
櫻木 : ラインでベースとかは録ったよね、
川上 : Octatrackをいじって偶然できたビートを使ってみたり。あれはあれでおもしろかったですね。
──いわゆるドラムは叩かないけど、輝くんが加わるっていう作り方はまた違いそう。
櫻木 : やっぱりビートの作り方とかおもしろいですね。僕はその機材の補助みたいな感じで。
市川 : いわゆるリミックス的な作業は、大悟がほぼやってくれていて、そこに対して足していくという、そういう意味ではリミックスの作業だけど、僕と輝はいつもの曲作りと変わらないかもしれない。ビートとベースを作っていくという。
櫻木 : でもはじめは「どうしよう」って感じだったよね、一カ所だけループしてみて延々とBPM上げたり下げたりするのを聴きながら。
川上 : でも良い感じのビートが生まれたんで、良いリミックスが作れたなと思いましたね。
──今回出るシングルが3曲目という感じなると思うんだけど、これはそういうモードなの? アルバムとかは今年は出さなそうだけど。
櫻木 : ヨーロッパとかアメリカの流れを観ていると、どうしてもシングルを刻むイメージなので自分たちもそれに影響を受けた気がしますね。アルバムでまとめて聴くというのはかなりなくなってきている気がして。いずれはアルバムを出すと思いますけどね。でも、シングルを出していく感じもそれぞれの楽曲の鮮度が保てて、いまはいいかなというのありますね。
──今後のプランみたいなものは?
櫻木 : それはもちろんありますよ。今回ヨーロッパはPIASから配信リリースされましたけど、やっぱりちゃんとプランがないと相手にされないと思うし。そこは結構、みんなで改めて詰めて、それに向かってやろうってなっていると思いますよ。
──そして一番手前だと〈Timeless #5〉。エリカ・ジ・カシェール。DJセントラル周辺のひとだよね、DJスポーツのお兄ちゃんだかの。
櫻木 : ハウス系の人とか近いみたいっすね。
川上 : 今回の〈Timeless〉は、はじめてWWWの三條さん発信なんですよね。これまでは僕らの人選だったんですけど。だから、僕らもちゃんとどういうアーティストなのかわかってない(笑)。でも音を聴いたら、良い感じだったので。
櫻木 : あのチャーミングな感じのヴォーカルと、トラックはすごいシンプルで良いなと。軽い感じがいいですよね。僕らは重いですから(笑)。いいコントラストになると思う。
市川 : でもなんか不思議な人ですよね。懐かしい感じもするし、いまのR&Bのポップさもあって。
川上 : いろいろ僕らも模索してたんだけど、うまくハマらず、今回は新機軸という感じで。
裏方、海外録音、クレー射撃
──〈Permanent〉ツアーはまた5人で? その5人でもうちょっとこまかく日本中をまわると。
川上 : そうですね。
──バンドの状態としては良さそうですね。
櫻木 : ライヴも制作もバランスもちょうど良い状態でやれている気がしますね。
──今後やってみたいことは?
櫻木 : 音楽っすか?
──あるなら、それ以外もいいよ(笑)。
川上 : 僕はクレー射撃ですね。
──そこ(笑)
川上 : あれ無茶苦茶初期費用かかるんですよね~。免許とかもあるし。
市川 : えっと、俺はいますぐじゃなくても良いんですけど、海外でレコーディングとかしてみたいですね。
川上 : 海外での認知度がちゃんとあがって、半々ぐらいで生活とかレコーディングもできるようになったら最高ですね。
市川 : 僕らのレコーディングの仕方なんですが、いま録ると同時に楽曲のアレンジも考えていくとか、そういう風になってきて。「用意してきたものを全部そこで録ります」っていうような感覚ではなく、出てきたアイディアをまずは録ってみるという感じの方法に変化しているんです。そういう録り方だと場所を変えるだけで出てくるアイディアとかすごい変わりそうだなって思ってて。別に海外じゃなくても日本国内で地方とか、自然の多いところでやっても新鮮なアイディアとかでてきそうだなっていう。
櫻木 : 僕は前から言ってますけど、プロデュースとか裏方をもうちょっとやってみたいですね。
川上 : 裏方、海外録音、クレー射撃か。
──ひとりおかしい!(笑)
TOUR SCHEDULE
5人編制で国内9都市をツアー
D.A.N. TOUR 2019 “PERMANENT”SUCHEDULE
10月18日(金)
@浜松窓枠
OPEN/START:18:30/19:00
10月26日(土)
@新潟GOLDEN PIGS RED
OPEN/START:17:30/18:00
10月27日(日)
@金沢AZ
OPEN/START:17:30/18:00
11月06日(水)
@大阪BIG CAT
OPEN/START:18:30/19:30
11月08日(金)
@名古屋CLUB QUATTRO
OPEN/START:18:30/19:30
11月17日(日)
@福岡 beatstation
OPEN/START:17:30/18:00
11月23日(土)
@仙台 Darwin
OPEN/START:17:30/18:00
11月24日(日)
@札幌 cubegarden
OPEN/START:17:30/18:00
12月05日(木) 渋谷O-east
OPEN/START:18:30/19:30
チケットの詳細はアーティスト・ページのライヴ・インフォメーションへ
http://d-a-n-music.com
D.A.N.過去作もハイレゾ配信中!
2018年リリースの2ndアルバム、ハイレゾ配信中
D.A.N.『Sonatine』のインタヴューはこちら
PROFILE
D.A.N.
2014年、櫻木大悟(Gt,Vo,Syn)、市川仁也(Ba)、川上輝(Dr)の3人で活動開始。様々なアーティストの音楽に対する姿勢や洗練されたサウンドを吸収しようと邁進し、いつの時代でも聴ける、ジャパニーズ・ミニマル・メロウをクラブサウンドで追求したニュージェネレーション。2015年7月にデビューe.p『EP』をリリース。2016年4月に待望の1sアルバム『D.A.N.』をリリースし、CDショップ大賞2017の入賞作品に選出。7月には2年連続でFUJI ROCK FESTIVAL’16に出演。また同年のFUJI ROCKオフィシャルアフタームービーのBGMで「Zidane」が起用される。2017年2月にJames Blakeの来日公演でO.Aとして出演。4月にはミニアルバム『TEMPEST』をリリース。11月に初の海外公演をLONDONで行い、滞在中にはFloating Pointsのスタジオで制作活動を行う。現地のジャイルス・ピーターソンのラジオ番組〈Worldwide FM〉に出演しスタジオライブを敢行。2018年2月、UKのThe xx来日東京公演のO.Aを務める。5月にUK TOURを敢行し”THE GREAT ESCAPE’18″に出演。7月には2ndアルバム『Sonatine』をリリースし、FUJI ROCK FES’18へ出演。9月からのリリースツアーは、中国4都市、台湾2都市、バンコク、香港のASIA TOUR、日本国内は9都市、全17箇所を巡り、ファイナルは新木場スタジオコーストで開催する。不定期で行う自主企画〈Timeless〉ではこれまで、LAからMndsgn、UKからJamie Isaacなど海外アーティストを招聘して開催している。
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