まさかの“あのジャンル”復活とか?――配信中クラブ・ミュージック集成連載 : More Beats + Pieces Vol.2
ということで、OTOTOYにて配信されているクラブ・ミュージックや、マニアックな音源で、記事で紹介しきれなかった音源を約1ヶ月のタームでびしびし紹介しておりますこのコーナー。第2回目でございます。
OTOTOY配信曲だけでなく、最近のクラブ・ミュージックの最新動向や流れもユル優しく説明しておりますので「ちょっと、わかんないけど聴いてみたい」という方も気軽に試聴していってください!
今月もOTOTOYの編集部ボンクラ方面2人から、太っているの(河村)とやせているの(浜)のコーディネートで10枚の新作(+リイシュー数枚)を厳選してオススメしていきますのでぜひともお読みください!
ダブステップとテクノ、あとインダストリアル
浜 : つうことで、ここのところはわりとアルバムがどっと出てきたって印象ですね。ってか、河村さん暑くるしいです。
河村 : うるせぇ! 編集家業は太るの! で、本題だけど、今回は確かにアルバム・タイトルが多めといった印象。で、それは後半で、クラブ・ミュージック、特にダブステップとかベース・ミュージックの今後の流れに関わってきそうなシングルを3枚ほど、まずは紹介しよう。
Pinch / 『The Obsession (Possession)(24bit/44.1kHz)』
浜 : まずは、ピンチですが。コレでも、ほぼダブステップって感じでもなくてテクノって感じですね。リズムとかBPMの感じとか。
河村 : そうそう。ほぼハード・ミニマルの感覚に近いよね。ベルリンのベルグハイン(註1)一派とか、あとはイギリスのリージス~サージョン(註2)周辺というか。重くて、堅くて、ヒリヒリしてて。これがね、またハイレゾで聴くと、びんびんスネアが堅くて、分離がよくて、ちょーーーー最高なの。
浜 : 少し前にピンチが新レーベルとして立ち上げた〈CO.LD〉のレーベル・コンピにも近いですね。
河村 : そうそう。いわゆるダブステップからハウス・ミュージックっぽいものが出てきて、ある意味でひとつのシーンになったのがひとつの流れだったのが、もっとハードで冷たい、インダストリアルな感じのベース・テクノって感じの音が最近結構シーンでではじめてて。あ、ちょっと興奮したらお腹すいてきた。
浜 : あと、ちょっと最近のインダストリアル系の音色のハウス~テクノとかとも相性良さそうですよね。
河村 : そうそう、さっきのリージス周辺とかね。あとはロウ・ハウス(註3)ものとか、そのあたりも含めてひとつの流れを作っているよね。あとはアヴァン・ロック系のノイズ~インダストリアルも近いし。で、今回のシングルは、その象徴というかブリストル・ダブステップのドンたるピンチがそういう音を作っていて、しかもそのリミックスはベルリン・ミニマル・テクノの中心ベルグハイン一派のシェドがリミックスしてて。シェドは逆にテクノの側からダブステップに近づいている人だから、当然と言えば当然の流れ。
浜 : リズムと上もののレイヤーが詰まりまくってて音の勢いがすごいですね。単純に音もかっこいいです。そろそろ次に。
The Bug / 『Save Me / F**k A Bitch』
河村 : で、インダストリ系のサウンドの流れもちょっとありつつでザ・バグことケヴィン・マーティンの新譜。ベース・ミュージック経由の音であることは間違いないんだけど、わりとマッシヴ・アタックとか、DJクラッシュとかに通じるブレイクビーツっていうか、ああ、恥ずかしいけど、いわゆるト、トリップホップ(註4)的な感じがね。
浜 : うわ、恥ずかしい。おっさん業界人的のリヴァイヴァル発言! でも、たしかにいまの音で作った、感じですね。
河村 : このゴンジャスフィをフィーチャリングした「Save Me」のダーク・ゴシック感とかなんかね。一時期のトリッキーとかポーティスヘッド、マッシヴの『メザーニン』あたりをね。一緒に入っている「F**k A Bitch」はもうケヴィン・マーティンのお家芸的なインダストリアル・グライムだね。
浜 : この「Save Me」とかは、FKAツイッグスもそういう雰囲気ありますよね。アルバムがリリース間近で話題になってますが。
FKA twigs / 「Two Weeks」
浜 : たしか彼女はこの前来日したArcaってニューヨークのトラック・メイカーがプロデュースして話題になってましたよね。Arcaといえばカニエ・ウェストの『Yeezus』のプロデュース・チームのひとりなんですよね。たしかに、あのアルバムってインダストリアルでしたね。
河村 : そうそう。なんかすごいよね。カニエがインダスとか。そのあたりの音もそうだけど、あ、彼女は本コーナーで来月フィーチャーするのでとっておきますか。まずはシングルを聴いて待っていてください。
浜 : アクトレスのアルバムも結構似た雰囲気ありますよね。インダストリアル感のあるダウンテンポっていうか。
河村 : そうそう。ちょっとインダストリアルとゴシック入った感じのダウンビートっていうか。インディR&Bとか、さっき言ったみたいにカニエも絶妙に結びついてるし。このあたりなんか動きになりそうな気もするんだよな~。ダブステップ以降のダーク&ヘヴィーな音の、ビート違いの新しい流れっていうところで。リヴァイヴァル的な呼び方したとしても、サウンド的にはかなりアップデートされている。
ユルユルのあったかチルアウト・ダウンビートをぜひ
河村 : で、トリップホップと言えば、元祖も元祖。ナイトメアズ・オン・ワックスのベスト盤がリリースされてる。
Nightmares on Wax / 『N.O.W. Is The Time』
浜 : え、誰ですか?
河村 : あ、えっとそうか、これも25周年記念だしね……君が生まれた頃にデビューしてるんだもんな。って、もちろんオレもデビュー当時は知らないけど。〈Warp〉初期からいるアーティストで、はじめはイギリスらしいダブの影響を受けた太いベースとエレクトロなんかの要素がまざったブリープ・ハウスをやっていて、このアルバムだと「Aftermath」がそれ。で、もともとヒップホップとかレゲエがバックグラウンドにある人で、そのあたりを前面に出して、1995年にリリースしたセカンド『Smoker's Delight』。さっきから出てるトリップホップの先駆的サウンドを作ったとされているアーティスト。『Smoker's Delight』から、最後に「Nights Interlude」なんかが収録されているね。
浜 : ああ、これすごく良いじゃないですか!!!! J・ディラ好きの俺も納得です。
河村 : そうそう、その手の音好きはかならずはまりますよ。ちなみに『Smoker's Delight』はKLFの『Chill Out』(註5)のヒップホップ・ヴァージョンってコンセプトだってよく本人も言っているよね。いわゆるメロー・ヒップホップみたいなものに結構影響与えていると思うよ。まぁ、元祖だよね。サウンド的にはルーツ・ダブとかロックステディとかジャマイカン・ミュージックのベース+ブレイクビーツ+ブラック・ミュージックのメロウネスって感じ。あとちょっと値ははりますが、ヴァイナルと配信のみの豪華版も、後半のリミックス集がすばらしいので。ぜひ。
Lone / 『Reality Testing』
浜 : メロウなダウンビートと言えばローンも出てますね。80’sライクなシンセの甘さや全体の雰囲気的も、ネオ・ソウルっぽさが感じられて、めちゃスムーズですね。サンプル感がもろに出てる感じもグーです。
河村 : 前はもうちょっとテクノっていうか、ポスト・ダブステップぽかったりしたけど、今回はモロにダウンテンポ系だね。チルアウト&メロウ感が強いよね。でも、ちょっとデトロイト・テクノ的なコズミック感とか、J・ディラ的なビート感もあったり。あとはルーク・ヴァイバート的なラウンジ感とか。この絶妙なメロウな感じは、LA系のビート・ミュージックに呼応したポスト・ダブステップ以降のテクノって感覚なのかもな。一時期、〈Planet μ〉がボックスカッターとかオリオルとかこういう感覚のものをよく出してた。
浜 : 結構メロウ・ファンクっぽいうノリもあって。あとはダウンテンポものなら、〈Brainfeeder〉のマシューデイヴィッドどうでしょう。
Matthewdavid / 『In My World』
河村 : フライング・ロータス周辺のサイケというと、いわゆるブラック・ミュージックっぽいサイケがあるあるけど、この人は完全にフリー・フォークのサイケ感だよね。
浜 : アニコレとかあのあたりに近いっすよね。テクノ、ヒップホップなど様々要素がミックスしてるんですけど、ビートが全体的にゆったりしてるのでとても聴きやすい。またうっすらヴェイパーウェイヴ感はあるのも面白いです。
河村 : そうそう。で、ビートはLAビートっていう感じでおもしろいよね。〈Brainfeeder〉つながりで、で〈Brainfeeder〉から前作をリリースしていたマーティンの新作。今回は〈Ninja Tune〉から。この人は冒頭で出てきたベース・ミュージックのハウス化を促した人だよね。今作はフォー・テットなんかも参加している。
Martyn / 『The Air Between Words』
河村 : ロウ・ハウスとかのアーリー・ハウス/テクノ・リヴァイヴァルと自身の音をアップデートというのを順当にやってるって感じの音。ベース・ミュージックの質感は残しつつ、聴きやすいテクノとかハウスをやっているアルバムって感じがするから、むしろベース・ミュージックとかダブステップが好きで、テクノとか聴いてみたいなんて人にじつはいいんじゃないかとか思うんんだけど。ひとつ間違えれば、完全にテクノとかハウスなんだけど、これが〈Ninja〉から出るってのがおもしろいよなぁ(遠い目)。
あっと驚くベテランが〈Hyperdub〉から
浜 : そういえば、河村さん騒いでたFhloston Paradigmって誰なんですか?
FHLOSTON PARADIGM / 『THE PHOENIX』
河村 : ああ、キング・ブリットのプロジェクトだね。キング・ブリットは、ちょっと過去の人感があったんだけど、これ良かったんだよね。失礼な話、あまり期待してなかったんだが。彼は、フィラデルフィア出身アーティストで、結構これまでジョシュ・ウィンクとハウスのレーベルやったり、一方ではクラブ・ジャズ系の音をリリースしたり。ヒット・シングルだと、SYLK 130名義で「Last Night A DJ Saved My Life」のカヴァーをやったりとか。とにかくベテランのディープ・ハウス・アーティストというのが一番印象として大きいかな。さっきも言ったけど、ここ数年は若干影が薄かったんだけど……。
浜 : あ、でもこれ〈Hyperdub〉からなんですね。
河村 : そうそう、このつながり謎なんだけど、こういうアーティストをさらっとリリースするあたりは、〈Hyperdub〉 のおもしろいところだよね。
浜 : たしかに、別にベース・ミュージックってわけでもナイですしね。去年のローレス・ヘイローとかも含めて。
河村 : アルバムは、結構実はベーシックなテクノのアルバムという感じがして、コレをいま、なんで〈Hyperdub〉 がリリースしたのかがすごく気になるけど良いアルバムだと思う。資料によればアナログ・シンセなんかを使って、ロウ・ハウ的なアプローチっていうところみたいだけど。ちょっと渋めの作品が続いたから、わりとポップなやつを。
浜 : 売れてますね。イーノ・ハイド。
河村 : そう、いきなり出たセカンド。ファーストにもアフロビートっぽさはあったんだけど、エレクトロ・ポップの側面が強かったきがするけど、セカンドはアフロビート感覚がより前面に出ているよね。
Eno ・ Hyde / 『High Life(24bit/44.1kHz)』
浜 : そうですね。イーノってことを考えてもちょっとトーキング・ヘッズ感ありますよね。
河村 : あるね。アフロビートとロックなんて言ったらもろにね。イーノはちょっと前に、アフロビートの正統な血筋とも言える、フェラ・クティの息子のショーン・クティのプロデュースしてて。今回もそのときのアーティストを参加させたりしてて、なんかちょっとアフロビート・モードなのかなぁと。このあたりは、いわゆるダンス。ダンスしてないけどすごいクオリティの高いポップ・ミュージックって感じで最高だよね。
浜 : 良いですよね。なんの前情報も無しで聴いたのですが、イーノの今までの音楽性が詰め込まれまくってて本当にびっくりしました!とにかく聴いていただきたいですね。“ライクティ”(スティーヴ・ライヒとフェラ・クティの合成語)には正直ひよりましたが(笑)。
河村 : まぁ、タイトルが“High Life”(ガーナのアフロビート“Highlife”をもじったもの?)だしね。ちょっと前に出たチューン・ヤードとか。あとはヴァンパイア・ウィークエンドとかアフロビートはひとつブームだよね。
ロンドンのソウルフル・ポップ
河村 : そして最後もいわゆるR&Bなんだけど、ジャングル。
Jungle / 『Jungle』
浜 : ジャスティン・ティンバーレイクもお気に入りの! レーベルは〈XL〉なんですね。レイヴのプロディジーにはじまって、最近だとアデルとかThe XXを発掘したり、先日亡くなったボビー・ウーマックやギル・スコットヘロンの復活作をやってたり。そういう意味ではすごく良さそうですね。っていうか、良いですよね。
河村 : コレはなんかすごくイギリスっぽいなぁという印象。しかもXLだし。例のUSのインディR&Bの雰囲気とは違って、やっぱりイギリスのジャズ、ソウル / ファンクがそこに滲みでてくるという感じがするよね。
浜 : なるほど。確かにインディな印象はまったくないですよね。音像として、最近の霧がかかったようなリヴァーブ感がありつつも、ちゃんと“歌もの”として伝わってきますね。マイケル好きの方にもオススメですよね。
河村 : レア・グルーヴ(註7)というか、いわゆる1970年代とかのブラック・ミュージックというよりも、1980年代のはじめとかそういう感じがする。ファレルと、それこそジャスティンとかのメジャーR&Bともちょっと違うし、なんか不思議な感じだけど、ストレートなソウルフル・ポップスって感じで良いよね。
再発 / リイシューの小部屋へ
浜 : ちょっと趣向を変えて、こっからは再発ネタも。結構いろいろOTOTOYは思わぬところから再発もののおもしろい音源入ってきますよね。僕が注目したいのはこの辺のレア・ソウルの再発ですね。
Milton Wright / 『Spaced』
浜 : マイアミ・ソウルのアーティスト、ミルトン・ライトによる77年の作品。当時のセールス的な失敗が理由で今では超レア盤なのですが、珍しさだけでなく、いなたさとメロウネスの混ざり具合が絶妙な楽曲ばかりです。またデットな音色ゆえにめちゃめちゃ聴きやすいです。
河村 : このあたり、試聴するだけでも音楽の幅広がると思うんだけどなぁ。よく言われるみたいな洋楽離れみたいな話は単なる聴かず嫌いって感じがするし。
浜 : そうですね。このあたりのブラック・ミュージックはceroなどの、そういう音に通じていくものもありますしね。
河村 : そうそう、あと再発と言えば、大阪の江村さんという方がやってるエム・レコーズ。国内外の「なんじゃコレは!」というような音源をコンパイルして、リリースしているレーベルで、内容はタイのシンガーから、アフリカのジャズ、電子音楽、レア・サイケなどなど、とにかく「こんな音楽ってあるんだ」というものばかり。
浜 : このレーベルの音源を追っているだけで、音楽全体に対する感覚が変わりますよね。
King Tubby / King Tubbys Meets Rockers Uptown
河村 : そうそう器がだかくなるよね。あとはなぜか入ってきた。キング・タビーとオーガスタス・パブロのダブの名盤『King Tubbys Meets Rockers Uptown』いわゆるルーツ・ダブ(註8)の名盤中の名盤。これと、ヘヴィーマナーズの去年出たダブ・アルバム、この2枚で古典とアップデートという意味で完璧かも。とにかく、ルーツ・ダブってなに?って人はコレを。
浜 : これは本当にすごいアルバムですね。もう、びしびしシンバルが飛んで来ますし、ダブ独特の煙もくもくなディレイ・サウンドは最高です!
河村 : ということで、今月はここまで! 来月はたぶん、FKAツイッグスをメインにおおくりします。
註1 : ベルグハイン
2000年代後半から現代にいたるまで、ベルリンに位置するテクノの中心的存在クラブ。またヨーロッパのゲイ・カルチャーの中心的存在でもある。クラブに併設されてる〈パノラマ・バー〉もクラブ・カルチャーの中心的存在である。またレーベル、〈Ostgut Ton〉を運営し、ベルクハインのレジデントDJであるMarcel Dettmann、Ben Klockやパノラマ・バーのレジデントDJであるSteffiなどの作品をリリースし、作品面においてもテクノ、ハウスのクラブ・シーンを牽引する存在である。
註2 : リージス、サージョン
どちらも90年代後半より、UKはバーミンガムで活躍しているテクノ・アーティスト。そのインダストリアルなハード・テクノ・サウンドで、1990年代後半のUKハード・ミニマル・テクノを牽引、その後もベース・ミュージックやインダストリアル・リヴァヴィアルなどを飲み込み現在でもトップ・アーティストとして活動を続けている。
註3 : ロウ・ハウス
2000年代の中心のテクノ~ハウス・シーンの音作りの中心だったDAW + ソフト・シンセ + プラグイン的な作り方から、アナログ・シンセやドラムマシンといったガジェットを音作りの中心にしたロウ(Raw)なハウス・ミュージック。アーリー90年代リヴァイヴァルなサウンドの動きとも連結している。またその粗野な音質は、インダストリアル・リヴァヴァルとも共謀関係に。NYの〈L.E.I.S.〉等が代表レーベル。
註4 : トリップ・ホップ
ダブなどの要素を盛り込んだ主にUK産のブレイクビーツ・ダウンテンポ。1990年代中ごろ、ポーティスヘッドやマッシヴ・アタックなどのブリストル・サウンド、〈Mo'Wax〉や〈Ninja Tune〉などのインストを中心としたアブストラクト・ヒップホップなど、スモーカーズ・デライトなブレイクビーツ・ミュージックの総称としてメディア主導で名付けられた。
註5 : ブリープ・ハウス
1989年から1991年にかけてイギリスで生まれたダンス・ミュージック。特徴としては、それまでのハウスに無かった重低音のシンセベースと過激な電子音である。代表的なアーティストとしてLFO、Sweet Exorcistなどが挙げられる。
註6 : KLF『Chill Out』
自然音や電子音、ワールド・ミュージック、また過去のポップ・ミュージックなど、ありとあらゆる音の断片をDJカルチャー的なカット&ペースト、サンプリングなどの手法で構成したアンビエント・ハウス~テクノの先駆的な作品。セカンド・サマー・オブ・ラヴのレイヴ・カルチャーの喧噪の中、そのクール・ダウンですらひとつ音楽化してしまったと言える。ご存知の通り、チルアウトという言葉現在ひとり歩き中。>
註7 : レア・グルーヴ
1980年代初頭のロンドンを中心にした、クラブ・カルチャー~ウェアハウス・パーティのなかでの、ダンス・ミュージックとしてのファンクやジャズ、ソウルなどのブラック・ミュージックの再評価のムーヴメント。またはそこでプレイされていたブラック・ミュージックのこと。転じて、ブラック・ミュージック以外でも、過去の音源を現在の音楽シーンの文脈で捉え、掘り起こされた音楽に使うことも最近では多い。
註8 : ルーツ・ダブ
>>こちらの特集ページをご覧ください