ディストピアに鳴り響く、モダン・マシン・ソウル、yahyel──ハイレゾ配信開始
アルバムに先行した500枚のシングルCDはほぼ即完状態、すでにライヴなどでも大きな評判を集めているyahyel。2015年3月に池貝峻、篠田ミル、杉本亘の3名によって結成(現在はさらにVJに山田健人、ドラマーに大井一彌がくわって5人)されて、活動2年弱で11月23日に1stアルバム『Flesh and Blood』をリリースする。池貝のエモーショナルなヴォーカルと、スペースを活かしたクールなエレクトロニック・トラックは、昨今のベース・ミュージックやビート・ミュージック以降のサウンドメイキングを備えたインディR&Bとシームレスに並ぶ感覚のものと言えるだろう。
アルバムには、昨年自主制作でリリースされた楽曲や新たにミックスされたアルバム・ヴァージョンとして収録されている。マスタリングは、エイフェックス・ツインやアルカ、ジェイムス・ブレイク、フォー・テット、FKAツイッグスなどを手がけるマット・コルトンが担当し、その鋭利なサウンドをより的確に鳴らしている。OTOTOYでは、本作のハイレゾ版の配信を開始。アルバム全体の予約購入で歌詞を掲載したデジタル・ブックレットも付属する。
デジタル・ブックレット付き
yahyel / Flesh and Blood(24bit/44.1kHz)
【Track List】
01. Kill Me
02. Once
03. Age
04. Joseph(album ver.)
05. Midnight Run(album ver.)
06. The Flare
07. Black Satin
08. Fool(album ver.)
09. Alone
10. Why
【配信形態 / 価格】
24bit/44.1kHz WAV / ALAC / FLAC / AAC
ルバムまとめ購入 2,571円(税込)
INTERVIEW : yahyel
ブルージーな池貝のヴォーカルと、音数を徹底的に絞り込んだエレクトロニック・スローモー・ファンク。クールすぎるにもほどがある、yahyalとは、この国を拠点としながらも、つまりは僕らがいま、ある程度見ることのできる欧米を中心としたポップ・ミュージックの網目の中にいる、そんなグループだ。ベース・ミュージックやビート・ミュージック、そして現代ジャズなどの叡智が溶け込んだ、エレクトロニックなR&B。はっきりとそうした目線で作られている、というか、その目線こそが、まさに彼らの音楽的なポイントでもある。
インタヴュー&文 : 河村祐介
僕たちがもっているものを組み合わせるとこういう音になった
──ヴォーカルやエレクトロニクスが3人、そこにライヴ・ドラマー、VJという編成ですけど、わりとこの編成でヤイエルのサウンドが決まったという感じですか?
池貝 : ライヴにおいて、そのパフォーマンスに関しては「これだな」っていうのができた。彼らふたりは加入前から手伝ってもらっていて、海外でのライヴも含めて濃密な時間を過ごしてきていて。だからいろいろなことが1年間あった上でのメンバーとして迎え入れた感覚で、僕たちが作っているもののコンセプトもしっかり共有していて。それが大事だったと思います。
──音楽的にはどうですか?
池貝 : それはこれからですよね。いまのところはドラムもライヴだけで。
篠田 : トラック作るのはまた別のステップだよね。今回は叩いてもらったのも「The Flare」って曲の、サビの後のタムの部分だけだし。
──アルバムの制作は、基本元からいた3人ということですね。
池貝 : 基本はそういう言い方になるかもね。
──世界を目指す、それに即した音楽性だと思うんですが、ベース・ミュージック、インディR&Bになったというのはなにかあるんですか?
篠田 : 手元にあるスキル、それともとからこういう音が好きだったというのもありますし、こうした音楽のフォーマットがオンタイムで受け入れられるシーンがある。そういう土壌は理解していて、そこに僕たちがもっているものを組み合わせるとこういう音になったという感じです。ガイ(池貝)は、もともとブルースマンで黒いヴォーカル、倍音やブレスの多いヴォーカルが歌えて、もんちゃん(杉本)は個人でIDMやポストダブステップ的なトラックを作りためてて。これを組み合わせたら、そういう音になるなっていう。
──リズムとメロディと、大きくわけてふたつの要素があると思うんだけど、ヤイエルの場合って一番最初に楽曲ってどこから出てくるんですか?
杉本 : ものによるよね、コードからくるときもあるし。もっと「こういう音で作ってみたい」って単純にくることもある。
池貝 : メロディまで作っておいて、デモができる場合もあったりいろいろあるよね。
篠田 : 弾き語りであったものにトラックをつけていくというのもあるし。
──全員が持ち寄るってことですね。わりといわゆるバンドでもないので、自由度が高い音楽性だと思うんですが、やはり「歌があってのヤイエルの楽曲」みたいな感覚はあるんですか? 例えばインストとかは作る可能性は?
池貝 : いや、ぞれは全然あってもよくて。
篠田 : その曲によって、表現したいもの次第だよね。むしろ「歌をいちばん前に出したいから、トラックはビートぐらいしか鳴っていない」みたいなパートがある曲も作るし。そのあたりは曲のコンセプト次第。このアルバムに入っている「Alone」って曲のサビも、ガイが歌っているんだけど、その声を、ほぼヴォイス・サンプルがなっている感覚で使っている。
池貝 : 声にも、楽器、サンプルとしての使いかたも大いにあって。電子音楽のなかの脈略のなかでの声の使いかたという感じで。いわゆるヴォーカルと呼ばれているものだけではなくて。それは僕らのやっている音楽の武器というか、いろんな使い方があってもいいんじゃないかなと。
──役割分担はあるんですか? グループやバンドによってはアイディアを持ってくる人、ジャッジの側の人、もっとエンジニア的な人、もしくプレイヤーとか決まっている場合があるじゃないですか?
池貝 : 全員が全部やるっていうのが多いですね。原型の元ネタは僕が作ってくることも多いんですけど。そこは原型で、それをどうやってこの3人で叩くかっていうのがヤイエルの本質で。
篠田 : 手を動かして、ブラッシュアップするという作業はもんちゃん(杉本)が多いかな。
──テクニカルな、エンジニア的な?
杉本 : そうですね。どういう音を出したらいいのかっていうのをアイディアはあるんで。どうやって形にしていくのかっていう。そこに、さらにアップデータされたアイディアをミル(篠田)くんが作ることもあるし。
ジェイムス・ブレイクとか、チルウェイヴ、そちらのほうがシンパシーがある
──サウンド的には基本が、ベース・ミュージック、ビート・ミュージックの感覚、それ以降のR&Bっていう感覚だと思うんだけど。わりと世界規模でいくと、アメリカにしろUKにしろ、いわゆる英米圏ではポップ・ミュージックのいち要素になっているわけですけど、いま日本でいうとそこのところ空白だったのが、やっとヤイエルのような存在が出てきたというか。
池貝 : 正直、いま日本のシーンにそういうものがないからといって、自分たちがそれをやるというような自負ないですね。
篠田 : もちろん客観的に言えば、世界的には標準のプラットフォームになっていると思うので、そこに乗って外へと出て行きたいというのはあるけど、日本のシーンに対してなにかをしたいというのは正直ないですね。
──外に向いていると。あとはDJカルチャー的なもの、例えばベース・ミュージックとかビート・ミュージックってそういう側面も構成要素としてはあると思うんですけど。メンバーがDJをやっていてみたいなのはない? ベース・ミュージックといってもジェイムス・ブレイクや、ディスクロージャーみたいな海外でいうところのポップではなく、わりと12インチ的な。
杉本 : ビートポートとかで買うっていうのはありますよ。
池貝 : それぞれがあると思いますよ、各個人ではもちろん。
篠田 : ただ、バンド・カルチャーでも、DJカルチャーでもない「くくり」……例えばシンガー・ソング・ライターとビートメイカー、それが融合して以降のもの。そういったスタンスが僕らの念頭にあるという感じですね。2000年代後半以降のジェイムス・ブレイク・ブレイクとか、あとはチルウェイヴの人でもいいんですけど。いわゆるゴリゴリのDJミュージック的なベース・ミュージックの人たちよりかは、そっちの方がシンパシーがあるかな。
池本 : DJカルチャーのひとたちが、そっちの流れにもいっているっていうのもあるしね。
篠田 : もちろん逆もね。
──ミックスのバランスを聴いててもそこはすごく自覚的なのかなと。サブベースがブンブンなっているようなものじゃなくて、もうちょっと、ポップ・ミュージックとしての方向に軸足があるというか。
池貝 : さっきでてきた様なアーティストたちの音を参考にして、マット・コルトンにミックスをしてもらって。もちろん、ベース・ミュージックやDJカルチャーにも影響受けてるんですけどね。
杉本 : それを選ばなくてはいけないということではなくて。
池貝 : 楽曲によっては選んで使うこともあるかもしれないけど、今度のアルバムに収録されている楽曲に関しては、ブリブリのベースやビートは押し出しているわけではないと。
──いまの日本のシーンだと、いわゆるロック・バンド的な体裁がないというだけで、いきなりクラブ・ミュージックみたいに言われることもあるのかなと。いまそういう感覚のアーティストが、日本のポップ・ミュージックのなかに少ないだけに。とはいえ、ジ・インターネットとかライとかを、たぶんヤイエルを聴いてる若い世代はそういう海外のものを普通のポップスとして聴いているんだと思うけど。日本において語られるときに、そのくくりがないだけで。
篠田 : その通りだと思います。
池貝 : 僕らとしては、それを突き付けたいですけどね。そういうものがいま「ない」っていう状態に対して。
制作時の会話量は圧倒的に多いと思う
──若干プロダクションの話を。サウンド的に「この機材を」みたいな決まった機材ありますか?
池貝 : 難しいですね。
──もう少し質問を変えると、ドラムとか特徴的ですよね。
池貝 : どうなんだろう。
大井 : ドラム……ライヴで言えば、リズムに関して言えばドラマーの僕がビートメイクするわけじゃなくて、ドラムを演奏したことない彼ら3人がビートを作って、DJカルチャー的な文脈からリズムを引っ張ってきたり。そういうサンプルをもらって、パッドで叩くというスタイルですね。作っているのがドラマーではないっていう感覚なんですよね。
──ドラマーとして見たときに叩いてみてどうですか?
大井 : すごいおもしろいですね。海外で時流にのっている、例えばグラスパー以降のジャズとかエクスペリメンタルなエレクトロと人間が生で演奏することの半分半分をとがってやれているという人はいないので。
──グラスパー以降のジャズ的なものってどうですか? 自然に聴いているという感じ? それとももうちょっと分析的に聴いてます?
篠田 : ここに入ってる「Black Satin」っていう曲とかは意図的にやっている部分はあるけども。ネオソウル的な揺らし方とか、ビートの置き方とか。
──でも、そこだけじゃないっすよね。アルバムは。
篠田 : そう、そこだけで語られるのは違和感はあるけど。
杉本 : でも俺はわりとあのビートは、単純にしっかりとヒップホップってもちろんディラかな。
篠田 : ロバグラがディラに影響受けているから一巡しているんだろうけど。
池貝 : でもフルームとかのトラックもそういう感覚ってあるじゃん。「Kill Me」のキックの位置とか俺が置いたけど、あれとかはどっちかというフルームとかそっちの影響っていうか。
大井 : 黒人のビートのマナーをたどっているということではなくても、ビートはちゃんとなまっているってそういうところなんですよね。
篠田 : フルームとかムラ・マサとかがやろうとしていることもそういう感じだと思うんだけどな。
──いまのやりとりがすごく興味深かったんですが、わりと楽曲制作においてもこういった批評というか議論みたいなことはやっているんですかね。
篠田 : むちゃくちゃしますね。
杉本 : さっきの固定の機材が……っていうのに答えられなかったのは、いろいろ試して分析しているっていうのもあると思うんですよ。
篠田 : このシンセ参考に……っていうと、YouTubeにわりとチュートリアル的な動画あって、その都度、曲のアイディアに合わせて取り入れていくということをやってて。だから「これ」って機材はないかもしれない。
池貝 : 編集能力というか、「あの曲のあの部分がアイディアとして使える」ってやったりします。分析はするよね、どういう脈略でこの音になっているのか。
──楽曲作るのにけっこう詰めます?
池貝 : そのときそのときによると思いますけど、でも作る過程で、圧倒的に会話量は多いと思う。詰め方に関しては、そんなに時間かかんないけど。
杉本 : どちらかとそこは言えばサクッと。
思考停止になったら終わり
──もう少し、世界観というところで、ひとつディストピアというのがテーマになっていると。ひとりディストピアというので、あげるとしたら作家でだれだと思いますか?
池貝 : オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』……でも、いろんなものだと思う。
篠田 : 僕らが言っている“ディストピア”というのはファンタジーとしてのディティールを作品に落とし込みたかったわけではなくて。もちろんディストピアものとかサイバーパンクもののSFのディティールは好きなんですけど。そうではなくて、「実は目の前の現実がファンタジーだって疑っているのは自分だけで、それがつらい」みたいな世界観って、じつは「俺らが生きているいまの世界なんじゃない?」っていうところのディストピアなんですよね。ファンタジーとかフィックションのディストピアの世界観を作ろうってことではないんですよね。
池貝 : 構造っていうことですよね。構造ってすごく語りやすいプラットフォームというか。
──いま、社会状況を考えても、もはや現実がディストピア的な物語においついているというか、追い越しそうな世界というか。また他のオフィシャル・インタヴューなんかを読んだ限りでは、現実的な怒りが歌詞には込められているとも語られています。明確に現実的なメッセージ、例えば政治的なプロテストとか、そういうものも含めてあったりするんでしょうか? それとももうちょっと大きい、社会的な観念へのダメ出しなのか。
池貝 : それに関して、政治的にどうこうできることはないと考えていて。いまのご時世、音楽が政治を動かすというのはないと思っていて。民主主義国である限り、僕らの世代が一番少ないわけで、それはそれで現実味がないし。その構造があるなかで、それを変える為に音楽をやっているわけではないわけですし。ただただ単純に、僕らの世代って、戦後復興の世代、経済成長の世代、バブルを享受した世代の後で、まったくそうった以前の日本社会を知らず、それを達成するために必要だったアイデンティ──周りの人に対して一歩下がって、あまり他人に干渉しない、でもホスピタリティがあって優しくてっていう、よく海外から来た人が日本人に対して思う価値観みたいなもの、でも逆にそれが日本人であるっていう価値観になってしまっている。けども、僕らはそれに対してなんのシンパシーも感じていないんですよ。
──なるほど。
池貝 : 都合のいい日本人像っていうか、簡単に言えば、日本のナショナリズムが言っている、日本の誇りだとか、帰属意識っていうのはまったくないわけですよ。でも、そこへのシンパシーが「ない」ということ自体を否定されてしまういま目の前の社会にあって、海外からもそういうステレオタイプを見られてしまう。そういう構造って僕らからしたらすごく奇妙で、そういったことにシンパシーがなくて、帰属していない、でも例えば海外でも同じ世代で人と人で、友だちとして普通に人間関係を気づける人たちがいることも僕らは知っている。つまりは、ある種のアイデンティ・クライシスというか。一般的な日本人のアイデンティティになんとなく属せないし、海外の人たちが付与するステレオタイプにも共感できないし。でも、そこで思考停止になったら終わりで、自分のなかで問い続けるしかないっていう。
──考え続けるってことが重要だと。
池貝 : それをしてない人があまりにも多いので、それに対する怒りというか、考えを疑えっていう。それがディストピアって表現していることのステイトメントですね。
──わりとヤイエルの心地良い、暗さとかメランコリックな感覚ってそのあたりから来ているのかなと。いわゆる享楽的な音ではないし、自分たちの表現として。思慮に向かわせる感覚ってそこなのかなとか。ストーリーテリング的なアルバムがヤイエルから出て来たらおもしろいのかなと思っていて。
池貝 : それはやろうとしています。
海外の人々の、生活の隙間に入りたい
──歌うことで言うと、一番好きな詩人とかリリシストって誰ですか?
池貝 : 難しいな。
──ではヤイエルでやろうとしていることに近いのは?
池貝 : トム・ウェイツ……でも、本当に彼はパーソナルで、小説家レベルだからな。あ、ドーターかな、このアルバムにはあのドーターの歌詞に対する応答が入っている。引用とかも実はある……僕が大好きなんですが。
──ちなみに今日同席されているのでぜひともライヴの映像に関して聞いて見たいんですが、基本的にすべて山田さんがやられてるんですよね?
山田 : PVはメンバーと話してイメージとかみんな意見を入れて作っていくんですけど、ライヴのVJに関しては100パーセント任せてくれていて……映像は、音の臭いから。
(一同爆笑)
山田 : 抽象的なんですが、音を聴いて「これはまるっこい」とか、そういうのを視覚化していくというか。
篠田 : 音の臭いってやばいね。
──聴覚と視覚表現なのに、嗅覚を介在って(笑)。今後やってみたいことは?
池貝 : アルバムにコンセプトをもたせたいっていうのはひとつ、それは自分たちはこれから制作において考えることで。とにかく、海外に行きたいですね。ここまでアルバムっていう形にまで音源を落とし込んだので、ライヴも含めてパッケージできているので、それをそのまま持ち出して、自分たちの力量を試したいですね。まったく日本人の音楽っていうのを感じさせないような自然な日常の音楽として海外でも、彼らの生活の隙間に入りたいですね。
篠田 : それを達成するための、ひとつひとつのステップも楽しみだよね。
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LIVE SCHEDULE
YAHYEL- FLESH AND BLOOD LIVE -
[1st ALBUM RELEASE PARTY]
2016年12月16日(金)
@渋谷WWW
GUESTS: TBA
OPEN : 19:00 / START 19:30
前売¥3,500 (1ドリンク代別途)
詳しいチケット情報、ゲストなどの発表はコチラへ
http://www.beatink.com/Labels/Beat-Records/yahyel/BRC-530/
PROFILE
yahyel
2015年3月に池貝峻、篠田ミル、杉本亘の3名によって結成。古今東西のベース・ミュージックを貪欲に吸収したトラック、ブルース経由のスモーキーな歌声、ディストピア的情景や皮肉なまでの誠実さが表出する詩世界、これらを合わせたほの暗い質感を持つ楽曲たちがyahyel を特徴付ける。2015年5月には自主制作の4曲入りEP『Y』をBandcamp上で公開。同年8月からライブ活動を本格化、それに伴いメンバーとして、VJに山田健人、ドラマーに大井一彌を加え、現在の体制を整えた。VJ チームによる視覚効果も相まって、楽曲の世界観をより鮮烈に現前させるライブセットは既に早耳たちの間で話題を呼んでいる。2016年2月に、両A面7インチ「Fool / Midnight Run」を〈HOT BUTTERED RECORD〉よりリリース。それに先駆けて、2016年1月にロンドンの老舗ROUGH TRADEを含む全5箇所での欧州ツアーを敢行。まったく無名にも関わらず噂が噂を呼び、各ライブハウスを満員にするなど、各地で熱狂的な盛り上がりを見せた。
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