◆ クラブ史上ワーストの成績昨シーズンは昇格プレーオフの決勝戦で山形に0対1で敗れて2009年以来のJ1復帰はならず。早くもJ2で6年目のシーズンを迎えた千葉はオフにMFパウリーニョ(←川崎F)、MFネイツ・ペチュニク(←レッドスター)、DF金井(←鳥栖)を獲得。中でも栃木SC時代に「J2屈指のボランチ」と評されたMFパウリーニョを獲得できたことは大きくて、多くの人が「昇格候補の1つ」に挙げたが最終的には15勝15敗12分け。
9位と不本意なシーズンになった。当然のことながら、J2で9位というのはクラブ史上ワーストの成績である。序盤は快調だった。開幕7試合は5勝2分け。雨の中で行われた5節のC大阪戦(H)は4対4のドロー。0対2から3連続失点して2対3と一時は逆転を許したがここから2連続ゴールで4対3と逆転に成功。反発力を見せた。同じように「J1昇格候補」と言われていたC大阪を相手に一歩も引かない好ゲームを見せた。
5月半ばまでは優勝争いの中心的な存在になっていたが、5月中旬あたりから思うように勝ち点を伸ばせなくなった。勢いが止まった夏場に横浜FMからMF富澤、名古屋からFW松田力、川崎FからFW安柄俊を獲得。J1のクラブから即戦力となり得る選手を獲得して夏の移籍市場では勝ち組の1つとなった。MF富澤とFW松田力はレギュラーに定着して期待通りの活躍を見せたが、チーム成績は向上しなかった。