横浜FC - 愛媛FC → J2は3月2日(日)に開幕。11位だった横浜FCと17位だった愛媛FCがニッパツ三ツ沢球技場で開幕戦を行ったが、0対0の引き分けに終わった。序盤はアウェーの愛媛FCがペースを握った。ボランチのMF渡邊一、MF吉村のところから効果的な縦パスが入って、2列目のMF堀米、MF原川がいい形でボールを持つシーンを作って試合を優勢に進める。しかしながら、前半30分あたりを過ぎると横浜FCがバイタルエリアをきっちりとケアするようになってホームの横浜FCが試合の主導権を奪うようになる。
0対0で迎えた後半5分に愛媛FCの3バックの中央に入っているDF林堂が2枚目のイエローカードを受けて退場。愛媛FCは10人になると「3-4-2-1」から「4-4-1」のような形に変更。その後は圧倒的に横浜FCがボールをキープして攻め込んだが、なかなか決定機を作れない。結局、愛媛FCのシュートは2本だけ。前半30分以降はホームの横浜FCが圧倒したが、ゴールを奪うことは出来ず。試合は0対0で終了してともに勝ち点「1」を獲得した。次節は横浜FCはアウェーで栃木SC、愛媛FCはホームで水戸と対戦する。
序盤の愛媛FCの戦いぶりは悪くなかった。テンポよくパスが回ってMF堀米とMF原川の技術やアイディアが生きるシーンが何度もあったが、シュートチャンスはなかなか作れなかった。1トップに入っているのがFW西田で、シャドーの位置にMF堀米とMF原川が起用されているが、サイドからクロスを上げてもFW西田のところにピンポイントで合わないと得点になりそうな感じはしない。流れがいい時間帯もサイドからのクロスで攻撃が終わるシーンは多かったので、最後の部分に関してはもっと工夫する必要である。
後半早々にDF林堂が退場になって10人になったが、そこからの40分以上を10人で守り切ることができたのは収穫と言える。ほとんど攻撃ができなくなって、後半のチャンスは2度ほど。攻め込まれる時間帯が続いたが、新加入のGK児玉を中心に守り切った。愛媛FCも今シーズンは正キーパーのGK秋元がいなくなって、さあどうするのか?というチーム構成になっているが、Jリーグ初出場となるGK児玉のプレーはまずまずだった。雨が降っていて難しいコンディションだったが、安定感があった。
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◆ まとめ #723 横浜FC vs 愛媛FC、千葉 vs 栃木SC (2014/3/4)
→ 3月2日(日)に行われたJ2の11試合の中から、横浜FCと愛媛FCの試合と、千葉と栃木SCの試合をピックアップしました。石丸監督になって2年目となる愛媛FCは序盤はテンポよくボールが回って主導権を握りましたが、後半開始早々に3バックの中央のDF林堂が退場になると、その後は防戦一方になりました。ただ、GK児玉を中心に何とかゼロで抑えることができたので、不安要素だた守備陣は頑張りました。
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