■ FWペドロ・ジュニオールの獲得は失敗23節を終えた時点で降格圏となる21位と低迷する福岡はJ1で3度も2桁ゴールを記録した実績があるFWペドロ・ジュニオール(ブリーラムU)の獲得に成功。彼が補強の目玉だったが諸事情から契約は解除となった。公式サイトでは「手続きの過程で同選手の登録上の問題が発生したため、仮契約を解除する」と記載されているので福岡でプレーする可能性はなくなった。得点力不足に苦しむ福岡にとっては悲報である。
サイドアタッカーのMF村田和(柏)を獲得できたのは良かったが鈴木健仁チーム強化部長は「厳しい状況が続いておりますが、引き続き戦力補強は行って参ります。」、「現状を打開できる体制を整えるよう、最善を尽くしてまいりたいと思っております。」とコメント。FWペドロ・ジュニオールの代わりになる選手の獲得に動いていくことを示唆しているが時間ならびに労力を無駄にロスしてしまったことは否定できない。
現状の福岡は課題が山積みである。「補強は必要ない。」と言えるのはGKセランテスがいるキーパーくらいである。MF石津が怪我をしたのは7月6日(土)で、FWペドロ・ジュニオールの加入が決まったのは7月16日(火)になるので、MF石津の長期離脱とFWペドロ・ジュニオールの獲得に関連性があるのか?否か?は微妙なところではあるが「1人で仕掛けられるアタッカー」というのは是が非でも獲得しないといけない。