■ 開幕2連勝スタートは横浜FCのみ。 J2は2節が終了した。1節の大分 vs 水戸はコロナの影響で延期になったので大分と水戸はまだ1試合のみとなるが開幕2連勝スタートは横浜FCのみ。開幕2連敗スタートも秋田のみ。未勝利のチームがちょうど半分の11チームもある。新潟・徳島・金沢は2試合ともドロー。1勝1分けのチームも岡山・東京V・山口・仙台・群馬・町田と6チームもある。開幕前からある程度は予想されていたが大混戦になっている。
横浜FCが首位発進となったが開幕戦は大宮、2節は長崎だった。ともにホーム戦なのでアドバンテージはあったが難敵を下しての2連勝。自信になるだろう。四方田監督を招聘したがGKブローダーセン、FWフェリペ・ヴィゼウ、MF小川航、MF齋藤功、DF中塩、MFイサカ・ゼインといった1997年生まれの選手を主力に据えており、若手主体のチームになっている。スーパーサブのMF山下諒も1997年生まれになる。
開幕戦の平均年齢は23.25歳。これはJ2の22クラブの中で一番若かった。もともと四方田監督は札幌U-18の指導者として頭角を現した人なので若手の育成は得意分野である。札幌の監督だった頃もたくさんの教え子を抜擢して主力に成長させたが「大幅にチームが若返った上で結果も出ている。」というのはチーム作りとしてはこの上なく素晴らしい話である。まだ未出場のFWサウロ・ミネイロも1997年生まれになる。
■ ファジアーノ岡山が好スタートを切った。 次の3節は大分(A)、4節は水戸(H)、5節は岡山(A)、6節は甲府(A)、7節は山形(H)なので3月中は前評判の高いチームとの対戦がずっと続いていく。「どこが横浜FCを止めるのか?」が目下の注目点になる。開幕の大宮戦(H)は2対0とリードを奪いながら2失点して追いつかれてしまったが後半のアディショナルタイムにFWクレーベがPKを決めて勝ち越した。土壇場でゴールを奪って勝ち点「3」を得たのは大きかった。
首位の岡山よりも注目が集まっているのは1勝1分けで2位の岡山になる。こちらもホーム2連戦スタートだったのでその点は考慮する必要があるが開幕戦は甲府を相手に4対1で大勝。最高のスタートを切った。2節はホームで徳島と対戦してドロー。逃げ切りに失敗したがFWチアゴ・アウベスがここまで3ゴール1アシスト。神がかり的な活躍を見せている。1節の甲府戦(H)で見せた超・ロングシュートはゴラッソだった。
岡山に限らず、J1に昇格するためには高い得点力が必要となる。J2を代表するCBのDFヨルディ・バイスとDF柳育崇を獲得して後ろは安定したがエースのMF上門が抜けた攻撃陣は未知数だった。「FWチアゴ・アウベスがハマるのか?ハマらないのか?」は今シーズンの岡山の注目ポイントだったがこれ以上ないほどの最高のスタートを切ったことで今後はさらなる活躍が期待できる。ハマる可能性は高まった。
FWチアゴ・アウベスはムラッ気のある選手なので本当にハマるのか?ハマらないのか?は始まってみないと分からなかった。最初で躓くとそのまま低空飛行を続ける可能性は高まったが好スタートを切ったことですべてがうまく回る可能性が高まった。FWチアゴ・アウベスというと「シュートセレクションの悪さ」が課題だったが開幕戦でゴラッソを決めたことで今後はちょっとばかり無理をしても許される環境になった。
■ 「優勝候補の筆頭」と言われた長崎は・・・。 一方、「優勝候補の筆頭」と言われた長崎はここまで0勝1敗1分け。やや出遅れてしまった。開幕戦はホームで東京Vと対戦して1対1のドロー。先制した後にCKから同点に追いつかれた。2節はアウェイで横浜FCと対戦して0対1で敗れたが自慢の攻撃陣がここまで1ゴールのみ。まだ本領発揮とはいかない。新戦力のMFクリスティアーノはチャンスメイクの部分で貢献しているがまだゴールもアシストもゼロとなる。
長崎は特に外国人の顔ぶれが強烈なので嚙み合い始めたら長崎を止めるのは難しくなる。昇格を狙うチームは長崎のエンジンがかかるまでに出来る限り勝ち点を広げておきたい。同じように上位候補に挙げられた大分は先のとおりで開幕戦は延期になった。2節の甲府戦(A)が今シーズンの初戦だったがほぼラストプレーで同点に追いついた。難しいシチュエーションの中、負けなかったことはポジティブに考えられる。
上位候補に挙げられながら未勝利のチームは長崎と大分以外にもいくつかあるが0勝1敗1分けの甲府は読めないチームである。吉田達磨監督を招聘したが開幕戦はアウェイで岡山と対戦して1対4で大敗した。2節の大分戦(H)はすでに触れたとおりで先制ゴールを奪いながら後半のアディショナルタイムに失点。勝ち点「2」を失う形になった。まだ未合流の2人の外国人が加わったら一変する可能性はあるが・・・。
降格組の徳島は2引き分けとなる。2試合で1得点/1失点。同じく、この先、いい方向に向かうのか?難しい局面に突入するのか?の判断は現時点ではできない。期待のストライカーのFW藤尾が2節の岡山戦(H)でゴールを決めたがFWムシャガ・バケンガやDFカカなど外国人選手は力を出せておらず。新戦力のGKホセ・アウレリオ・スアレスも合流できていない。今年の徳島は外国人選手がキーになる可能性が高い。
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