■ 高卒ルーキーのFWブワニカ啓太がゴールゲットホームで甲府と対戦した千葉は後半開始から投入された高卒1年目のFWブワニカ啓太がいきなり同点ゴールをゲットした。鮮烈なJリーグデビューを飾ったが同じように上位候補に挙げられる甲府を相手に悪くない戦いを見せた。後半のアディショナルタイムにMF野津田のPKを止めたGK鈴木椋に助けられたところもあるが内容も結果もまずまずの開幕戦になった。就任2年目の尹晶煥監督にとっては勝負の1年になる。
千葉は今オフも積極的な動きを見せたが経験豊富なCBのDF鈴木大を獲得できたのは大きい。J2でプレーするのは自身初となるが五輪代表や日本代表やスぺイン2部も経験した百戦錬磨のCBである。課題だった守備陣は彼の加入で安定するだろう。攻撃陣は尹サッカーの肝となるサイドハーフの選手がカギを握る。期限付き移籍のMF岩崎、山形から加入したMF末吉塁がまずまずのプレーを見せたのは収穫と言える。
京都を離れた後、出番に恵まれないMF岩崎にとっても勝負の1年になる。定期的に五輪代表に召集されており、五輪代表でいくつかのゴールを記録しているがこのままだと東京五輪のメンバーに選ばれるのは無理である。大きなアピールが必要となるがコンディションはかなり良さそうだ。最大の武器であるスピード感を取り戻しているように思える。左サイドハーフで起用されているが分かりやすい結果を残したい。