サッカーコラム J3 Plus+　

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【J2】今オフの移籍市場の「勝ち組」と「負け組」はどこだろうか？ (2019年-2020年オフ) (下) | | |　

■　FW大久保に注目が集まる東京V

東京Vは元・日本代表のFW大久保に注目が集まる。37歳になっており、年齢的な衰えは否めないが、点の取り方を誰よりも知っている日本人フォワードである。「J2であれば2桁はクリアできるのでは？」と思われる。FW大久保に話題が集中しているがMF藤本寛、MF井上潮、MF森田晃、MF山本理など若手の有望株の流出がなかった点も高評価できる。MF小池純とDFクレビーニョの引き止めに成功したのも大きい。

FW大久保以外ではDF福村、DF高橋祥、GKマテウスという能力の高い選手の獲得に成功した。この3人が加わったことで守備的なポジションの質は上がった。打開力のあるFWジャイルトン・パライバが抜けたのはマイナス材料になるが東京Vも「まずまずの補強が出来た。」と言える。トレーニングマッチでなかなか結果が出ていないのは気になるが年代別代表の監督を経験している吉武コーチが加入したのも大きい。

昇格1年目の北九州も若手の有望株がほぼ流出しなかった点が高評価できる。MF藤原奏やDF河野貴などはJ3で能力の高さを示したので青田買い的な補強で獲得に乗り出すクラブが出てくることは十分に考えられたが引き続いて北九州でプレーすることになった。期限付き移籍だったFW町野、MF高橋大、MF國分伸の3人の引き止めに成功したのも大きい。補強は最小限にとどまったが「十分なオフになった。」と言える。

例年通りで「J2の中で2/3程度のクラブは補強に成功した。」と言えるが苦しいオフになったのは栃木SC・水戸・FC琉球・甲府・松本山雅・愛媛FC・山口あたりになる。このあたりのクラブは主力がたくさん流出 or 退団している。降格候補の筆頭に挙げられる栃木SCはFW韓勇太やMFエスクデロやFW矢野貴を獲得しているので「補強自体は決して悪くない。」と言えるがMF西谷和やMFヘニキやGKユ・ヒョンが抜けている。

■　FC琉球と愛媛FCは苦しいオフ

栃木SCと並んで「降格候補」に挙げられるFC琉球と愛媛FCは非常に苦しいオフになった。FC琉球はエースのMF上門が流出してDF徳元も流出となった。秋以降に加入してフォワードの軸になったFW山田寛も抜けているがインパクトのある補強はできなかった。特に攻撃の中心になれる選手が見当たらないのは痛すぎる。守備の堅いチームではないことを考えると攻撃力ダウンや得点力ダウンは致命傷になり得る。

愛媛FCはMF神谷とMF近藤貴とMF下川陽が抜けた。MF長沼の引き止めに成功したのは良かったが攻撃の部分で違いを生み出すことが出来た選手が3人も抜けてしまった。MF横谷、MF渡邊一、MF森谷などを獲得しているがベテラン中心の補強になった。ブレイクが期待できる若手も少ないので今シーズンも得点力不足に苦しむ可能性は高い。「ベテラン中心の補強」というのは近年の愛媛FCにはなかったパターンである。

2019年に大躍進したので致し方ないところはあるが水戸は主力の大半が抜けてしまった。FW黒川、FW小川航、MF福満、MF浅野雄、MF前寛之、MF白井永、DF志知、DF宮大樹などが抜けた穴を埋めきるのはほぼ無理である。代わってFW山谷、MF深堀、MF山田康、FW中山仁、DF前嶋、GK牲川などを獲得しているので「面白い選手をたくさん獲得できた。」というのは間違いないが大幅な戦力ダウンは否めない。

下位候補に挙げられているが「これだけ主力が抜けたのは逆にチャンス」である。J2で実績のある選手は少ないがポテンシャルを秘めた選手はたくさんいる。また、J3で実績を積み上げきた選手もたくさん加わったので「誰が中心になるのかが見えてこないという状況」は逆に面白い。2月1日(土)に行われたいばらきサッカーフェスティバル(vs 鹿島)では新加入のMF深堀やMF安東やFW山谷などが存在感を発揮した。

■　高齢化が進む甲府と松本山雅

甲府と松本山雅はどちらも高齢化が進んでいる。2019年の平均年齢は甲府が30.37歳でJ2では2番目に高かった。松本山雅は29.20歳でJ1で最年長だった。どちらも高齢化とマンネリ化が進んでいたので抜本的な改革を行わないといけない時期に入っていたが大鉈を振るった。甲府はMF横谷、MF小椋、MF田中佑などとの契約を更新せず。松本山雅もDF飯田、MF宮阪、MF岩上、FW高崎との契約を更新しなかった。

甲府はFWラファエルやFW松田力やMF泉澤などを獲得したがFWピーター・ウタカとDFエデル・リマとMF曽根田とDF小出が流出したので「戦力は大幅にダウンした。」と言える。松本山雅はFW高木彰、DF森下怜、DF吉田将、MF鈴木雄、MFアウグスト、GK圍などを獲得したので「なかなか面白い補強が出来た。」と言えるが「戦力はややダウンした。」というのが松本山雅に対する一般的な見方になるだろう。

山口も慌ただしいオフになった。MF三幸、DF菊池流、DF前貴之、FW山下敬の4人が抜けたのは相当に痛い。彼らの穴を埋めるのはかなり難しいと思うがFWイウリ、MFヘニキ、DF安在和、FW小松蓮、DF菊地将、MF村田和、DFサンドロなどを獲得。能力の高い選手をたくさん獲得できたのも間違いない。山口の2019年の平均年齢はJ2最年少の24.83歳だったが今シーズンの平均年齢は少し高くなると思われる。

　→　2020/02/05 　【J2】今オフの移籍市場の「勝ち組」と「負け組」はどこだろうか？ (2019年-2020年オフ) (上)
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受付期間(J2編)

　2020年1月7日(火)～2020年2月20日(木)まで

　　　→　J1の開幕戦(2月21日)の前日までです。
　　　→　不公平が生じるので、それ以後は受け付けません。
　　　→　順位決定方式やポイントの計算方式等のルールはこれまでと全く同じです。
　　　→　同ポイントで並んだときは投稿時期が早かった人が上の順位になります。

　　　→　早い時期に投稿した方がいい順位(いい成績)になる可能性が高まります。
　　　→　誤字・脱字・抜け・漏れにはくれぐれもご注意ください。
　　　→　たくさんの予想が集まった方が面白いので気軽に参加してください。

【質問内容】

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　(項目2) 年代
　(項目3) 性別
　(項目4) 地域
　(項目5) 好きなJリーグのチームはどこですか？ (複数選択可)
　(項目6) J2の全22クラブの順位を予想をしてください。
　(項目7) その理由を簡潔にお書きください。
　(項目8) 好きなクラブ以外で2020年のJ2で注目するクラブとその理由をお書きください。
　(項目9) 2020年のJ2で注目する選手とその理由をお書きください。
　(項目10) 2020年のJ2でブレイクすると思う若手選手は誰ですか？
　(項目11) 好きなシステムや好きなスタイルは何ですか？(省略可)

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