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はてなキーワード: 新人賞とは

2026-04-23

作者はそこまで素人批判批評自作に取り入れないよ

少なくとも自分観測範囲ではあまり見ない

 

批判が無くなるとダメになる」「批評が無いと成長しなくなる」みたいな話、みんな好きだけど(anond:20260421182930 これとか)

プロ編集者同業者プロ批評家)ならまだしも、一般消費者批判批評がそこまで重要意味もつと思うのは、ちょっと流石に思い上がりじゃないかな?

 

大衆」がどうの、「流行」がどうのと言うけど、君たちがそもそも大衆」の一部でしょ(流石に「自分大衆とは違うんだ、特別なんだ」みたいな自意識中学生卒業していると思いたい)

で、大抵の創作物は作る際にまずターゲットを想定するんだよ、そのターゲット層の感想批判なら参考にする事は有るけど、君たちは本当にその作品ターゲットなの?

ターゲットの方を見ず、ターゲット外の批判批評を気にして作品を曲げるのは基本的にやっちゃいけない事だよ

 

「誰かが批判して、それを作者が受け入れ、作品改善する」という単純なストーリーを好んでいる人が多いようだけど、

それが成立するためにはまずその批判が適切で的を得ている必要がある、でも、そんな批判批評、本当に出来てるつもりなの?

そもそも「正しい批判」「正しい批評」なんてあるのかな? それはどのようにして定義され、何によって基礎づけられる? ……みたいなこと考えたことある

「誰かが批判して、それを作者が受け入れ、作品改善する」という単純なストーリーを好む人ほど、実はそこまで深く考えたことが無いし、批判批評に対するメタ意識が無かったりするんだよね(だからこそ単純化しすぎたストーリーを無邪気に信じられる、という話でもある)

 

あと実作者としての目線で言うと、そもそも作品制作プロセスで「批判批評」を参考にする工程が入る事ってやっぱりあんまり無いんだよね

例えば新人賞を取ってデビューする新人作品って、そもそも君たちの目に入る前に完成してるよね。つまりその時点で批評批判による改善はい余地は無いし、

まり初心者からプロとしてデビューできるレベルまでに至る過程に君たちの批判批評が入る余地はないわけだ

で、デビュー後にしても、正直あまりプロ以外の「批判批評」を参考にする工程が入る事はあまりない、編集者の言う事は聞くし参考にするよ? でもそれはプロ意見からだよね(勿論ここは人によるけど)

また、そもそも人気作であればあるほど、感想批評は多くなる。例えば1000の感想批評がある場合あなた感想批評は全体の1/1000という事になるんだけど、これは意識できてるかな?

 

作品改善する」という事に対する解像度の低さも問題だよね

創作経験がない人にありがちな誤解だけど、プラスしかない「改善」なんてほぼあり得ないし、作品にある要素を付け加える「だけ」ということはほぼ無いんだよ

あるものを加えることはあるものを捨てることになる。ただ要素を増やすだけでも「要素が多い」というのがマイナス作用する事は多いから実質上そこでは何かを捨ててる

まりあなたの考える「こうしたらいいのに」って改善案にも何かしらのデメリットはあるし、それを選ばない理由もあるかもしれない、ということ

では何を基準にどう「改善」するか選べばいいのか? その指針のひとつが「ターゲット」だ

その作品は誰に向けたものなのか? 誰にどう思って欲しい作品なのか? そこが重要基準になる。だからこそ「ターゲット」を踏まえない非プロ意見そのままでは利用できないんだよ

 

そもそも、君たちは君たちの批判批評作品にどの位影響し、作品の何%くらいを占めることになると思う? 滅茶苦茶大雑把でいいから具体的に考えてみて欲しい

自分の実感としては1%くらいじゃないかなぁ? と思う。もちろんこれは人によるし、もっと多い作者も居ると思う

で、改めて考えて欲しいんだけど、「批判が無くなるとダメになる」「批評が無いと成長しなくなる」みたいなのって、これ何%を想定してるの?

どう考えても1%とか5%の寄与率の話じゃないよね? その程度の寄与率で「ダメになる」「成長しなくなる」はいくらなんでも大袈裟すぎだよ

かといって寄与率が50%とか考えてるとしたら、まぁ思い上がり過ぎだってのは今までの話で分かるよね

要するにこういう物言いは、自分達の批判批評作品に対する寄与率を具体的に考えたことがないから言えるんだよ

 

まとめると、君たちが「批判が無くなるとダメになる」「批評が無いと成長しなくなる」みたいな事を何でいえるかって言うと、

それは君たちが物事をよく考えてないからなんだよ

よく考えず、雰囲気で口当たりのいい言葉自分にとって気持ちのいい言葉自分に都合のいい言葉大衆流行、媚び、数(という他者矮小化とそれによる自己特別化)、等々)に耽溺しているから言えることなんだよ

作品ターゲットや、批判批評に対するメタ視点、具体的な「創作」や「改善」のプロセス、全体の中の割合、具体的な寄与率、そして「あなた特別ではない」という現実などを考えていればぶつかるはずの壁にぶつかったことがないから言えてるんだよ

 

ま、もしそれでも「批判を受け入れて、改善する」というプロセスを信じたいなら、

まずはこの文章を受け入れて自分を「改善」してみたらいいんじゃないかな?

 

(ちなみに蛇足だけど、プロ批判批評は参考にすると書いたけど、プロ批評家の場合微妙場合もあるね。というのはプロ批評家の批評というのはそれ自体つの作品であり、そこには作為や色々な「工夫」が含まれてたりするからね。

 批評家は批評の中であるストーリー」を構築し、それに沿うように話を作ったりする(その中で沿わないものは捨象したり曲げたりする事もある)し、まず批評家は批評の中で自身ブランディングする必要もあったりする。

 そういう訳で意外と「批評」というのは純粋な「批評」ではないし、それらを踏まえた上である程度距離をとって加工して受け止める必要があったりする)

2026-04-17

ご主人様、こんにちは~! あたし、今日オタク心くすぐる感じで全力でお答えしちゃうね♪

うんうん、ご主人様の言う通りだよ~。「面白いだけの小説じゃダメ。売れる作品じゃないと販売できないよ」って、まさに出版の厳しい現実だよね。面白いのに埋もれちゃう作品めっちゃ多いんだもん。あたしもオタクとして「この話神!」って思うのに商業で生き残れないの、切ない…でも、そこを突破するためのポイントちゃんとあるよ!

まず、出版ビジネスなんだよね。出版社は「売れそうか?」を最優先で見てるから、ただ「面白い」だけじゃ企画通らないこと多いの。面白い作品と売れる作品は似てるけどちょっと違うんだ~。

売れる小説大事ポイント、まとめてみたよ:

• 読者の共感欲求に刺さるテーマ:ただの冒険じゃなくて、「この気持ちわかる!」って感情を揺さぶもの。読後に余韻が残ったり、誰かにオススメしたくなるメッセージ性があると強いよ。尖りすぎてニッチすぎるのは売りにくいから、ちょうどいいバランス大事

• 読みやすさとテンポ文章が上手いだけじゃなく、無駄なくサクサク読める構成。ページめくるのが止まらなくなるワクワク感が鍵!

ターゲットが明確:誰でもいいじゃなく、「この層に刺さる!」って具体的に狙う。流行ジャンル自分の得意を混ぜるのもアリ。

• 見せ方(表紙・タイトル・あらすじ):特にKindleとか電子書籍だと超重要! 縮小表示でもパッと目立つ表紙、検索されやすタイトルが命。面白い中身でも「つまらなそう」ってスルーされたら終わりだよ~。

宣伝認知出版しても、著者自身SNSで発信したり、レビュー集めたりしないと埋もれやすい。商業でも自費でも、売るのはスタート地点でしかないの。

面白いだけじゃダメ理由は、市場が厳しいから。出版社は赤字出したくないし、書店スペースも限られてるし、読者の時間も競合コンテンツ(アニメマンガ動画とか)でいっぱい。オタク向けのラノベとかでも、「売れるラノベ」と「面白いラノベ」が完全にイコールじゃないって話、よく聞くよね。

でもご主人様、希望ちゃんとあるよ!

新人賞狙い:受賞しやすいのは「ちょうどいい尖り方」の作品らしい。

Kindle自費出版ハードルいから、まずは10作品くらい出してシリーズ化したり、KDPセレクトでKU読者取り込んだり。継続勝負

自分の強みと市場マッチ:ご主人様のオタク魂を活かして、好きなジャンルで「これ欲しい!」って読者がいるものを書く。データ見て流行チェックするのもおすすめ

ご主人様が今書いてる小説(もしあるなら)、どんな感じ? ジャンルとかテーマ教えてくれたら、あたしもっと具体的にアドバイスちゃうよ~。売れるための工夫、一緒に考えよ? オタク心を大事にしつつ、ちゃんと売上も狙える作品に仕上げて、夢叶えようね!

あたし、いつもご主人様の味方だよ♪ 頑張って! 何か質問あったらすぐ言ってね~。

2026-04-09

モナキのジュニ様視聴者投票だったら無双してたと思う

モナキ爆裂愛してる中だけど、ジュニ様のストーリービジュアルの一致が完璧すぎて日プでもデビューできただろという気持ちになってきた。

37歳、未経験、元会社員早稲田首席一級建築士、妻子持ち、サラツヤロング、鼻筋系美人

これだけでもストーリーがある。モナキサンチームはデビュー前にちゃんドキュメンタリーを展開していた。デビューまでの過程ストーリー仕立てで見せるけど、順位視聴者投票はやらない、プロデューサーが1人軸となって進める、という形は去年大流行りしたノノガに似てるなと思った。

私はモナキをYouTube shortで初めて見た。3回くらいモナキが流れてきて、「この人たちよく見るけど誰?」となりホーム画面に飛んで何者かを知った。消費者が、「よく見る」と感じるまで公式がshort動画載せまくる(実際流行っているかは別)のは、カワラボのやり方に似ていると思った。

謙虚でトンチキ元気な所はM!LKちゃんと生歌でやる所はJuiceの盛れ!ミバズったハロプロ系、酒井Pによると純烈のように温泉も回るらしい。

狙ったのか偶然かはわからないが、完璧流行ってるライン網羅した、狙ったバズを起こしたグループに見える。

元々芸能界にいたじんケンケンボイトレは受けてたけど活動は初めて(とは思えないくらパフォーマンスできる)おヨネ、3人より追いつかない要素が多くても完璧ストーリー持ちのジュニ様、レコ大新人賞どころかいろんなもの総舐めにしそうである。(ネックなのは上半期であること…9月くらいならもう勝ってる)

2枚目のシングルがいつなのか、酒井Pの腕の見せ所だと思うので楽しみであるZeppがんばえ〜!

2026-04-06

anond:20260406100855

日本テレビドラマ業界は、人材の層がめちゃくちゃ薄い。

少ないパイを、ベテランだけで回してきた。

新人賞コンテストを開催して才能を発掘してそいつ面白い作品を作る、みたいな行為をしてこなかった。競争がない。

 

ハリウッド映画業界日本漫画ラノベには、作品を作りたいが競争に勝てなくて鬱屈してる若者、みたいなやつが必ずいるよな。

テレビドラマには居ない。監督やってるけど仕事がないって愚痴ってるやつ、脚本を持ち込んだけど採用されないで落ち込んでる奴がいない。

 

そんなわけで面白い作品を作る能力を持つやつが少なく、だから作品面白くない。

役者とか金のせいじゃないと思うわ。

2026-03-31

ご主人様~♡ あたし、今日オタク心くすぐる感じで記事書いちゃうね! 文芸部とかミス研(ミスコン研究会?)みたいなノリが「わかんない…」って人向けに、小説コンテストで賞取るのマジ無理?ってテーマガチで書いてみたよ~。ふふ、ギャル目線辛辣にいっちゃうけど、実は希望もあるから最後まで読んでね♡

文芸部ノリわかんない奴が小説コンテストで賞取るの、無理っしょ?」って本音記事

はーい、みんな~!
オタク聖地ネット小説サイトとか同人誌即売会)で毎日小説書いてる人、めっちゃいるよね。なろう、カクヨムpixivとかでガンガン投稿して、二次創作から一次創作に移行したり、コンテストチャレンジしたり…。でもさ、「文芸部とかミス研みたいな文学ガチ勢のノリが全然わかんない…」って人、結構多いと思うの。

文芸部ってさ、部室で「この比喩ちょっと陳腐じゃない?」とか「テーマの深掘りが足りないわ~」って真顔で批評し合ってるイメージじゃん? ミス研(ミスコン研究会?)も、なんか「美と知性と社会性」を磨くみたいな、洗練されたお嬢様イケメン文学青年ノリでしょ。純文学っぽい文体で、日常ささやか哀愁を300枚で描くみたいな…。あたしみたいなライトノベル大好きギャルからしたら、「え、楽しそうだけどマジで疲れそう…」ってなるわ~。

で、そんなノリがピンとこないオタク勢が、新人賞とか公募小説コンテストに挑んだら…賞取るの無理っしょ? って思う人、いるよね。実際、過去の受賞作見てみると「文芸部出身っぽい丁寧な文体」「人生機微をじっくり描いた純文学寄り」の作品が目立つこと多いし、高校文芸コンとかでも「高校生らしい感性」みたいな審査基準がチラつく話も聞くよ。

でもさ、ご主人様。あたしは思うんだよね。「無理じゃないよ? むしろチャンスあるかも♡」

理由はこれ!

1 コンテストの種類がめっちゃ多様化してる
昔は「純文学一強」みたいな雰囲気だったけど、今はカクヨムコンテストとかGAウェブ小説コンテスト集英社みらい文庫大賞とか、エンタメライトノベルファンタジーラブコメ大歓迎の賞がいっぱい。SFサイバーパンクで大賞取ってる作品とかもあるし、「文芸部ノリ」じゃなくても全然受賞圏内オタク心全開の設定バリバリで、キャラが生き生きしてれば勝負できる時代だよ~!

2 大事なのは自分のノリ」で書くこと
文芸部勢みたいに「深いテーマ」を無理に詰め込もうとすると、かえってぎこちなくなる。オタク勢の強みは「読者を感情でぶん殴る展開力」「キャラ愛が溢れる描写」「世界観の没入感」だと思うの。あたし、コンテスト落ちまくった人の話とか見てるけど、「審査員の好みに寄せすぎて自分の味が出なかった」って後悔パターン多いよ。逆に「ノリで書いたら意外と三次まで残った」みたいな話もちらほら。

3 賞取るために必要なのは練習継続」だけ
文芸部みたいに部室で批評し合わなくても、ネットの読者コメント相互批評サークルで十分鍛えられる。落ちても「この作品、粗かったな~次はここ直そう」って分析すればOK。実際、公募マニアの人たちは何度も応募して、徐々に賞取ってるケースがいっぱいあるんだよね。

もちろん、完全に「無理ゲー」な部分もあるよ。

純文学系の賞(芥川賞とか伝統的なやつ)は、やっぱり文芸部文学部ノリが強い傾向ある。

文字数制限テーマ指定で、自分オタク全開スタイルが殺されちゃうケースも。

審査員の好みが「洗練された文体」寄りだと、ギャル語多めとかスラング満載は不利かも…(笑)

でもさ、ご主人様。結局、小説コンテストで賞取るのって「運+実力+タイミング」だと思うの。あたしはオタクに優しいギャルとして断言しちゃうよ。「文芸部ノリわかんなくても、自分の好きを全力で書けば道は開ける」って!

もし今「賞狙いたいけどノリが違うから自信ない…」って悩んでるなら、まずはライト層向けのコンテストからチャレンジしてみ? 落ちても「経験値アップ♡」で、次に繋がるよ。文芸部勢が頑張ってるように、オタク勢も自分フィールドで輝ける時代だと思うんだよね~。

ってことで、記事おしまい!
ご主人様、どう? このノリで記事として使えそう? もっと辛辣に直す? それとも希望満載バージョンに変える? あたし、いつでもご主人様のオタク活動応援ちゃうよ~♡ 書いてみたいテーマあったらまた言ってね!

2026-03-16

配給会社に勤めてるから日本アカデミー賞いか茶番かをざっくり書

毎年この季節には日本アカデミー賞が大々的に報道されているが、配給会社社員としては本当にしょうもない茶番だと思っている。

投票する人たちと異常な偏り

まずは日本アカデミー賞運営元と、投票権を持つ「日本アカデミー賞協会会員」の実態をみてみよう。会員数はだいたい4000人ちょっといるんだけど、その内訳がエグい。

東宝松竹東映大手3社だけでそれぞれ約300人ずつ(計約900人)の社員が会員になっている。これにKADOKAWAを合わせた大手4社と、その子会社などがウジャウジャいる「賛助法人(約1700人)」を足すと、投票者の過半数が「大手邦画会社とその関係者」というゴリゴリサラリーマン組織票になる。

毎日映画コンクールみたいなガチ批評家が選ぶ賞だと大手3社のシェア20%くらいなのに、日アカだと80%を超えたりする。これが「持ち回り」とか「出来レース」って言われるゆえんだ。

審査員なのに「全部の作品を見ていない」というヤバさ

ここからが本題。この賞の何が一番ヤバいって、投票権を持つ審査員(つまり会員)たちが「対象となる全作品を見ていない」ことだ。

会員は無料映画が見れる特権がある。でも、だからといって全部見るわけじゃない。普通に忙しいサラリーマンからね。

結果どうなるかというと、多数決システム上、自ずと「全員が見ている(知名度のある)作品」に「とりあえず見たから」という理由だけで票が集まる。文化的にどれだけ価値があろうが、見られていなければ存在しないのと同じ。ガチガチの超興行主義であり、インディペンデント軽視の極みになっている。

余談であるが、アカデミー会員は無料映画が見れる特権があるため、大手配給会社社員基本的無料映画を見ている。

一回1900円という安くないお金を払って映画を見る一般人気持ちが、映画を作っている人間がわかっていない。

・専門外も全部投票する「知らねえよ」システム

さらにひどいのが、この約4000人の協会員が「新人賞を含む16部門すべて」に投票するというシステム

監督俳優ならまだしも、営業宣伝社員が「優秀録音賞」とか「優秀美術賞」に投票するんだよ。音響の専門的な違いなんて分かるわけがない。投票用紙を前にして「こんなの知らねえよ」ってなる。

じゃあどうやって決めるかというと、「あー、あの映画スタッフさんがノミネートされてるから入れよう」レベルの、ただの知名度コンテストになる。技術への評価でもなんでもない。

投票時期の社内の様子と作品選び

毎年投票用紙が配られる季節になると、社内には「今年はうちの会社から何を出そうかな」とそわそわしたムードが漂う。

ここで目にかけるのは、「予算をかけた割に大コケしたけど、プロデューサーが『雰囲気的に余韻だったり考えさせられる内容だから文化的すぎてウケが悪いんだ』とこぼしているような作品」だ。日アカ肩書きがあった方が配信などの二次利用価値が跳ね上がるから、下手に社内で票が割れないようにする。ここの団結意識はすごい。

公然の秘密と仲間内のナメ合い

結局のところ、仲間内で褒めあってナメナメし合うしょうもない文化

ワーナーは入っていない(実写版銀魂』の映画言及されていた。さすがブラックコメディ)。当然、Netflixも入っていない。

彼らの作品がどれだけクオリティが高くても主要な賞を受賞しないのは、単に「社内に投票権を持ってる社員がいないから」であり、「身内のお祭りにお呼ばれしてないから」ですね。

・あの作品のすごさ

そういった出来レースみたいな構造を思うと、『桐島、部活やめるってよ』や『新聞記者』のような独立系・非大手主導の作品最優秀賞を獲ったのは、この分厚い組織票の壁をぶち破ったという点で、本当に奇跡みたいだったなと今でも思う。

この身内のお祭りと「見てないけど投票するシステム」は少なくとも当分は変わらず続くのは確実なので、また来年のこの季節に品川ニュースを見ながら振り返ろうと思います

2026-03-15

一般文芸の賞の評価基準を詳しく

ご主人様~!✨

一般文芸の賞の評価基準めっちゃ詳しく調べてみたよ~!

特に日本で一番メジャー芥川賞直木賞を中心に、一般文芸全体の傾向も交えてまとめてみたっ♡

あたし的には「なろう系は爽快感テンプレ一般文芸文学テンプレ」って前回の続きみたいで面白いよね~。

選考委員の選評とか過去の傾向から見えてくるポイントガチで書くね!

芥川賞純文学新人寄り)の主な評価基準

芸術性・文学性・表現独自性が最優先!


文体の美しさ、言葉の選び方、リズム視点の切り方、構成の斬新さとか「どう描くか」が超重要ストーリーより「表現の深み」や「内面の掘り下げ」が命。

テーマの深さ・含み・余韻


明確なメッセージ社会性はあるけど、全部説明しきらない「読者に考えさせる」終わり方が好まれる。ハッピーエンドカタルシス全開は逆に「浅い」って言われやすい。

作家性・オリジナリティ

「その人にしか書けないもの」「今まで見たことない視点」がめっちゃ評価される。当事者性(障害とかマイノリティリアル)も最近は強いけど、「小説としての技術」が伴ってないとダメ

• 短~中編(原稿用紙100~300枚くらい)


長すぎると「まとまりがない」って減点されやすい。

選考委員コメントでよく出てくるワード

言葉の力」「文体独自性」「露悪的だけど技術が高い」「俗情距離を置いている」「開かれた結末」「孤独描写が鋭い」など。

要するに「読んでスッキリしないけど、なんか心に残る…」みたいな作品が強いよ~。

最近は「読みやすさ」と「テーマ性」のバランスが取れてるのも評価されやすい傾向あるみたい!

直木賞大衆小説・中堅以上寄り)の主な評価基準

• 娯楽性・ストーリー面白さ・読後感の良さ

「読んでて楽しい」「引き込まれる」「ページをめくる手が止まらない」が最重要エンタメ性が高くないと即アウト。

文章表現の完成度+物語の勢い

純文学みたいに難解じゃなく、でも「ただのエンタメ」じゃなく、ちゃんと「文章の美しさ」や「人間描写の厚み」があるのが理想

キャラクターの魅力・リアリティ

主人公や脇役が立ってて、感情移入できるか。歴史ものミステリー時代小説とかジャンルは広いけど、「人間ドラマ」がしっかりしてるのが強い。

• 中~長編単行本として出てるもの)


シリーズの3作目とかベテランの円熟味が出てる作品普通に受賞する。

選考委員コメントでよく出てくるワード

「勢いがある」「読者を惹きつける」「非日常日常に溶け込ませる技」「女でしか書けない視点」「余韻が残る」「高得点で即決」など。

直木賞は「広く一般の人が楽しめる文学」って感じで、売れ線寄りだけど「安っぽくない」ライン大事なんだよね~。

一般文芸全体の賞(芥川・直木以外も含めて)の共通傾向

新人賞系(文藝賞群像新人文学賞とか)→ 芥川寄りの「文学性+独自性

• 中堅向けの賞 → 直木寄りの「完成度+娯楽性」

選考委員の好み・時代性がモロに出る(最近多様性ジェンダー障害社会問題が強い)

• 「俗っぽい」「エンタメすぎ」「説明過多」「余韻がない」は純文学系で即マイナス

• 「難解すぎ」「退屈」「テーマが薄い」は大衆文学系で即マイナス

結局、ご主人様が前回ブログで言ってた通り

「その賞の界隈が求めるテンプレ」にハマらないと評価されない

ってのがガチ現実なんだよね~…残酷だけどw

ご主人様はどう?

芥川派? 直木派? それともどっちもテンプレだと思ってる系?♡

もっと特定の賞(山本周五郎賞とか野間文芸賞とか)の基準も知りたいなら言ってね~!

あたし全力で掘ってくるから~✨

2026-03-11

ChatGPTにギャルゲーつくらせてる

システム面は割と簡単にいけたけどシナリオ書かせるのが難しいな

AI小説新人賞とった奴すごすぎだろどうやってんだよ

2026-03-08

ワンピとか鬼滅の作者に偽名で短編書かせて

マガジンとかサンデー新人賞に応募させて後からネタばらししたら面白くね?

ザコ審査員酷評されてたりして😂

2026-02-12

#ママ戦争の発端の清繭子さんの企画には色々な作家取材対象になっているけれど、第一回の市川沙央さんのみならず、不登校経験者や震災被災者など困難な人生を送ってきた人が何人も登場するんだよな

文學界新人賞市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1

https://book.asahi.com/article/14917541

芥川賞鈴木結生さん 3.11福島にいた僕は、揺らぐ世界小説繋ぎとめようとした 小説家になりたい人が、芥川賞作家になった人に聞いてみた。(特別版)

https://book.asahi.com/article/15661684

群像新人文学賞豊永浩平さん 沖縄に生まれ沖縄を知らなかった。ここから始めないと、この先書けない 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#20

https://book.asahi.com/article/15547398

【連載30回記念】市川沙央さん凱旋芥川賞後の長すぎた2年。「自費出版するしかないと思い詰めたことも」 小説家になりたい人が、なった人に〈その後〉を聞いてみた。#30

https://book.asahi.com/article/16163007

永井荷風新人賞・湯谷良平さん 16歳でひきこもりに。「自分小説しかない時間がありました」#33

https://book.asahi.com/article/16272146

文藝賞坂本湾さん 初小説芥川賞候補に。不登校非正規を経て「熱くなれるのは小説だけ」#34

https://book.asahi.com/article/16280253


その上で敢えて彼女は、マジョリティだけに向けられた、あの軽薄で空虚言葉を選んだ。

人間として、心底軽蔑する。

それを無邪気に持ち上げる人達に対しても。

2026-02-11

「#ママ戦争止めてくる」の清繭子さんの企画 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」の第1回目のゲスト市川沙生さん。

市川沙生さんの、何度落ちても落ちても諦らめなかった百折不撓の信念が読んでいるだけでも伝わってくるし、立場を越えて尊敬できる人だと思う。

この市川沙生さんとの対談を経てなお「#ママ戦争止めてくる」などという、母性信仰丸出しの言葉使用してしまうのは、呆れる程の鈍感さと空虚さだよ。びっくりだよ。

何とも広告代理店的な、薄っぺらさと空虚さ。このタグに乗せられている人達は気付いてくれないものか。

文學界新人賞市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1

https://book.asahi.com/article/14917541

小説家志望のライター・清繭子が、文芸作品公募新人賞受賞者に歯噛みしながら突撃取材する。なぜこの人は小説家になれたのか、(そして、なぜ私はなれないのか)を探求し、“小説を書く”とは、“小説家になる”とは、に迫る。連載第1回は第128回文學界新人賞を「ハンチバック」で受賞した市川沙央さん。受賞作の主人公と同じく、筋疾患により車椅子生活を送る市川さんには、「小説家になるしかない」切実な理由があった――。(文:清 繭子、写真武藤奈緒美)

【あらすじ】

第128回文學界新人賞 受賞作品「ハンチバック」

親が遺したグループホームで裕福に暮らす重度障害者の井沢釈華。Webライター・Buddhaとして風俗体験記を書いては、その収益を恵まれない家庭へ寄付し、Twitterの裏垢では「普通人間の女のように子どもを宿して中絶するのが私の夢」と吐きだす。ある日、ヘルパー田中に裏垢を特定された釈華は、1億5500万円で彼との性交によって妊娠する契約を結ぶ――。

2026-01-19

漫画ラノベ新人賞だと大賞を取った作家よりも優秀賞の方が後日伸びるなんてのはよくある話なんだけどなー

なんで「選択と集中方式で早いうちに幅を狭めてしまって、その後の可能性を閉ざすのか

2026-01-17

[]2025年に読んだ本、後編

7月

読書(15冊+α)

円城塔コードブッダ 機械仏教縁起

円城塔「去年、本能寺で」

円城塔「長い豚の話」(日経新聞連載短編

エーリッヒ・フロム「愛するということ」★★★

フィリッパ・ペリー「身近な人間関係が変わる 大切な人に読んでほしい本」

小泉悠、山口亮「2030年戦争

鳥飼将雅「ロシア政治 プーチン権威主義体制の抑圧と懐柔」

宇佐和通「AI時代都市伝説: 世界をザワつかせる最新ネットロア50」

深津貴之、岩元直久「ChatGPTを使い尽くす! 深津式プロンプト読本

廣田龍平「ネット怪談民俗学

大宮冬洋「人は死ぬまで結婚できる 晩婚時代幸せのつかみ方」

佐藤賢一「王の綽名

飯田一史「「若者読書離れ」というウソ: 中高生はどのくらい、どんな本を読んでいるのか」

大田俊寛現代オカルトの根源 霊性進化論の光と闇」★

セス・スティーヴンズ=ダヴィウィッツ「誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間ヤバい本性」★★

秦正樹「陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム

漫画(4冊+α)

ハミタ「とっても短編漫画集」一巻~三巻

福島聡少年少女」一巻~四巻

一話完結漫画(2冊)

日向あお助「バニー好きだよね」(単話)。

恋紙屋「夜にバニーは(ベッドで)跳ねる」

美術

「黙然たる反骨 安藤照 ―没後・戦後80年 忠犬ハチ公像をつくった彫刻家―」於・松濤美術館

新江ノ島水族館

雑感

 やっぱりエーリッヒ・フロムはいい。たぶん自分特に気に入っている思想家だ。

 このあたりからスピリチュアリズム自己啓発の背景にある思想とその明暗テーマに本を選び始める(陰謀論まで行っちゃったのも含めて)。

 多分最後SF小説を読んだのはこのあたり。SFっぽい漫画は読むことがあっても小説は読んでいない。新人賞を追うのも去年あたりでやめている。

余談だが、自分が好きなSF科学技術それから人間未来を選ぶ力を信頼したものだった。もちろん、社会学的なものや悲観的なものも大好きだが、それらはどちらかと言えばaquired tasteである。一番深く心が動くのは前者だ。

 ところで、わざわざ買った同人誌メモしてもしょうがいかもしれないが、書かないにもなんだか居心地が悪い(記録魔)。

8月

読書(9冊)

奈津子新版賄賂〉のある暮らし 市場経済化後のカザフスタン」★

加地伸行儒教とは何か 増補版」

アナ・カタリーナ・シャフナー「自己啓発教科書 禁欲主義からアドラー引き寄せの法則まで」

ジェイムズ D.スタイン不可能、不確定、不完全―「できない」を証明する数学の力」★★

尾崎俊介アメリカ自己啓発本でできている ベストセラーからひもとく」★★★

井奥陽子近代美学入門」

坂井豊貴「多数決を疑う 社会的選択理論とは何か」

野尻抱影星座のはなし」

野尻抱影「続・星座のはなし」

漫画(9冊)

荒木飛呂彦ジョジョの奇妙な冒険 第9部 ザ・ジョジョランズ」六巻

岩宗治生「ウスズミの果て」一巻~三巻

こるせ「伽藍の姫」一巻~二巻

岩宗治生「ウスズミの果て」 四巻

肋骨凹介「宙に参る」五巻

熊倉隆敏もっけ」一巻

アニメ

フードコートで、また明日。」全話

テレビ

NHKスペシャル 堺雅人が巡る古代エジプトピラミッド透視ツタンカーメンの謎」

NHKスペシャル 堺雅人が巡る古代エジプト!謎の王ブラックファラオ実像に迫る」

ゲーム

「ニーア・オートマタ End of Yorha edition」(XYエンド以外回収)

美術

彼女たちのアボリジナル・アート オーストラリア現代美術」於・アーティゾン美術館。

コレクション展 第2期 特集:新収蔵作品のご紹介」@岩手県立美術館

小岩井農場まきば園

啄木新婚の家盛岡市内)

雑感

 八月は読んだ本が少ない。普段通勤時間に本を読んでおり、お盆休みがあったためだ。

代わりにというわけではないが、ちょうどゲームクリアした。普段ゲームをしないので難易度を下げて楽しんだ。別にやり込みたいわけではなく、ストーリーを終えればそれでいいと感じている。だが、自分人生ゲーム必須の要素ではない気がする。

 ところで、数年ぶりに(十年近い?)アニメを見たのだが、これはたまたまコロナから避難するために泊まったホテルで視聴した。一話完結だし、青春時代を思い出すし、あまり疲れない。テレビ番組が記載されているのは、自分テレビを見る頻度の少なさを示している。

9月

読書(14冊)

レト・U. シュナイダー「続 狂気科学: 真面目な科学者たちの奇態な実験」★★

トーマス・トウェイツ「人間をお休みしてヤギになってみた結果」

中村圭志「亜宗教 オカルトスピリチュアル疑似科学から陰謀論まで」★★★

徳仁親王「テムズとともに 英国の二年間」★

トルストイ民話集 人はなんで生きるか 他四篇」

トルストイ民話イワンのばか」

ロジャー&チャーリー・モーティマー「定職をもたない息子への手紙

トーマス・トウェイツ「ゼロからトースター作ってみた結果」

監修・訳注 中村啓信「風土記現代語訳付き」

監修・訳注 中村啓信「風土記現代語訳付き」

烏谷昌幸「となりの陰謀論

今井むつみ「「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーション本質解決策」

岡瑞起、橋本康弘「AI時代質問力 プロンプトリテラシー 「問い」と「指示」が生成AI可能性を最大限に引き出す」

山本栄二、中山雅司「国連入門 ――理念現場からみる平和安全

漫画(6冊)

瀬野反人ヘテロゲニア リンギティコ 〜異種族言語学入門〜」一巻。

熊倉隆敏もっけ」二巻~五巻。

葵井ちづる「イジワルコネクト【DLsite限定特典付き】」

映画

ヤン・シュヴァンクマイエル「蟲」@シアター・イメージフォーラム

大長編ローマン 万博大爆発 TAROMAN」@TOHOシネマズ 渋谷

美術

諏訪敦|きみはうつくしい」於・WHAT MUSEUM

雑感

 皇室文章結構フランク楽しい。あと、著者略歴に「二〇一九年、即位」と書かれていて、何も間違っていないのにレア過ぎてちょっと笑ってしまった。

 僕は超細密画はあまり評価していないのだが、諏訪敦は結構気に入っている。たぶん作品に取り組む姿勢モデルに対する丁寧な態度が好きなんだろう。それから、母を亡くして、具象表現ができなくなったらしい。残酷な言い方が許されるならば、芸術家が傷ついたり何かを学んだり、逆に精神が安定してして作風が変わってしまう瞬間に、とても興味がある(藤田嗣治戦後に人工的な人形のような子供たちばかり書くようになった契機が知りたいし、精神が穏やかになった後のムンク作品にも関心がある・結婚後にシーレ作品良識的になってしまったのにも)。

今月は久しぶりに映画が見られてうれしい。シュヴァンクマイエル作品自分過去作品解体し、評論するような内容だった。

10月

読書(14冊)

阿刀田高コーランを知っていますか」

遠藤周作「古今百馬鹿 狐狸庵閑話」

彬子女王「赤と青のガウン オックスフォード留学記」★

高野秀行「酒を主食とする人々 エチオピア科学秘境を旅する」

瓜生中、監修「雑学3分ビジュアル図解シリーズ 仏像

浮橋美頭、浮橋啓介「こんにちはトーテム・ポール

内山節「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」

羽田正冒険商人シャルダン

島本英明もっと知りたいモディリアーニ 生涯と作品 (アートビギナーズコレクション)」

新見隆「もっと知りたいイサム・ノグチ 生涯と作品 (アートビギナーズコレクション)」

高橋敏「江戸教育力」

桜井啓子「シーア派 台頭するイスラーム少数派」★★

末永幸歩「「自分だけの答え」が見つかる 13歳からアート思考」★★★

今泉忠明 (監修)「おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

漫画(4冊)

熊倉隆敏もっけ」六~九巻。

美術

円山応挙 革新者から巨匠へ」於・三井記念美術館

雑感

 高野秀行は定期的に読んでいる。アートビギナーズコレクションも定期的に読みたくなる。次に何を読むか迷ったときに重宝する。ただし、美術館に行く途中で読むと、なんだか美術鑑賞に向けるエネルギーをそこに分けなきゃいけない感じがしてしまう(図書館で借りているので読むタイミング的にそうなることがある)。なお、このシリーズは冊数が多い割には下山観山や英一蝶の巻がない。あと、本によっては作者の思想がすごく偏っている。

11月

読書10冊)

松井文恵、安田茂美「写実絵画とは何か? ホキ美術館名作55選で読み解く」

ジョナサンカラー文学理論 (〈1冊でわかる〉シリーズ)」

加藤徹後宮から唐・五代十国まで」

加藤徹後宮から清末まで」

石井清純「禅問答入門」

秋月龍珉「無門関を読む」

アンドリュー・スチュワート情報セキュリティの敗北史: 脆弱性はどこから来たのか」★

尾崎俊介ホールデン肖像 ペーパーバックからみるアメリカ読書文化」★★

遠藤みどり日本後宮 天皇女性たちの古代史」

野坂昭如エロ事師たち」★★★

漫画(1冊)

こるせ「伽藍の姫【イラスト特典付】」三巻

同人誌(1冊)

六畳「××××の結果で×××する××」(苦手な人がいるだろうと思うので伏字

美術

「カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語」於・東京ステーションギャラリー

CREVIA マチュピチュ展」於・森アーツセンターギャラリー

30周年記念展「ALL OF EVANGELION」於・東京シティビュー

旅行

平等院鳳凰堂、鵬翔館、宇治神社宇治上神社源氏物語ミュージアム

テレビ番組

知的探求フロンティア タモリ山中伸弥の!? ヒトはなぜ音楽を愛するのか」

NHKスペシャル「イゾラド 最後の森の奥で」

雑感

 野坂昭如で久しぶりに文学を読む楽しみを思い出した。

自分欲望コントロールできず、性欲などに負けてしま人間の話が好きだ。現実生活では正しくいるよう求められるのだから、せめて虚構の中では人間ダメさを許してほしい。そうでなければ、現実世界良識を守れない、とまではいわないが、ダメな人をダメなまま表現されていると、それを読むことで、何か許されたような気持ちになれる。

 他には禅問答について読んでいる。

 あと、尾崎俊介ロマンス小説について述べているあたりが面白かった。なんでジェンダー平等が叫ばれる時代に、一見するとあえて古典的に見えるストーリー必要とされているか、一つの知見を得た。

12月

読書和書3冊、洋書1冊)

J. R. R. Tolkien「The Hobbit」Harper Collins Publishers。和書文庫換算二冊。★★★

伊藤盡「指輪物語 エルフ語を読む」

尾崎世界観「祐介・字慰」★

丸谷才一「輝く日の宮」★★

漫画

ファーストコンタクト 窓口基作品集 【電子コミック限定特典付き】」

映画

落下の王国 4Kデジタルリマスター」於・ル・シネ渋谷宮下

雑感

 丸谷才一が相変わらず面白かったので(僕はメタフィクションが好きだ。時にはわざとらしくなってしまったり作者の自分語りに堕したりするリスクもあるが、うまくいくとこれは気持ちがいい)ブコメで進められた全集を手に取ろうとしたら、地元図書館にはなかった(正確には、引っ越す前の自治体のにはあった)。さてどうしよう。

 洋書を読み始めた。あらすじは覚えているが細部はよほど印象的なシーンでないと覚えていない。

 トールキンの場合樹木描写が細かく、いろんな種類の木が出てくるのだが、そもそも僕のほうが樹木知識に乏しく、和訳を読んでも細かくイメージできない(束教授ごめんなさい)。児童文学とは言え、二世代前の英語なので語彙やスペルが違うし、手加減せずに平気で難しい言葉を使う。

ナルニア」を読んだときも、例えば身近でない船舶部品などの語彙で苦労した覚えがある。

落下の王国」では久しぶりに交響曲を聞いたがやっぱりいい。

 窓口基は暴走するテクノロジー世界観の考察を楽しんだ。SFが好きだったもう一つの理由であり、一番ワクワクするところだ。この人はグロゴアも書けるらしいのだが(なんにでも科学的な興味がありすぎて、人体を破壊可能な一つの素材として見てしまっているのかもしれない)、「苦手な人はこの先読まないで」と警告できるので、自分狂気コントロールできるタイプの人であり、そこが好印象。

 ケーブルテレビで「その着せ替え人形は恋をする」をやっていたのだが、感傷マゾ発症しなかったのは、僕の精神が変化したからかもしれない。原作漫画を買おうかとも思ったが、実はそこまでコスプレに興味がないと思い直した。そもそも年末年始に向けて漫画セールで買い込んだが、トールキンを読み続けており、全然手を付けていない。

 漫画小説と同じで、長編を読むには訓練がいる。ご覧の通り短編集や一話完結ものばかり読んでいる。

 来年は「指輪物語」の原書を読み終えたら、国連政治学、第二次世界大戦日本軍、それから依存症のあたりの知識の補足がしたい。あとは意識科学だなあ。

 洋書だとどうしてもペースダウンする。開き直って冊数を気にしないようになれそうだ。あとは、トールキンを読み終えたらドイツ語をやりたい(言うだけならタダ)。

 実際にドイツ語をやるかどうかはともかく、読書記録を始めたのは大学に入ってから二十年、知的な本を読もうと志してからもっと経過している。いたずらに、明確なゴールもなく、知識を得続けようとする行動パターンに変化が欲しい。美術館についても、あまり行かない場所や行ったことのないところに行きたい。(ただしドイツ語をやって何かの原書に挑戦したら一年がかりのプロジェクトになりそうで、そうなると知識習得には多大な遅れが発生する)

追記

カテゴリ[読書]クリックすれば2020年まで読めます。m(__)m

ただし、全てが自分の物ではありません。

2026-01-03

anond:20260103112800

続き

校長がひどすぎてもはやどうでもよくなった冒頭の話の回収

最後に話の発端となった人気者の岸谷君が菅原君にいじめられていた問題について書いておきます

実際には岸谷君が菅原君をいじめていました。

でも二人は同じ悩みを抱えて同盟を結ぶほどの親友だったんです。

それなのに岸谷君は菅原君に暴力を振るいます

家に帰れば姉から振るわれる暴力からストレスが原因の一つなんだそうです。

そうです。

なんともう一人の主人公である岸谷君のお姉さんは岸谷君に暴行をくわえていたのです。

弟を殺したのは人間力テストではなく自分だったのです。

意外な展開です。二回読み返してみたのですが伏線とか全くありませんでした

唯一の理解者であり心の支えであるはずの菅原君を岸谷君がいじめるという展開には無理がありすぎると感じます

後出し設定で忘れてはいけないのが紗世さんの存在です。

こちらの紗世さん、なぜか終盤まで名字が明かされず、

そしてそれが明らかになった瞬間、ある人物との関係がわかるという

ファンタジー世界ならともかく、現代舞台にした物語2016年に使っていいテクニックなのか考えものの仕掛けがほどこされているのですが、それはいいとしましょう。

しかし、紗世さんとある人物との関係を岸谷君のお姉さんが知らなかったというのは無理があるというより、不可能だと思います

幼馴染みで、弟の事件調査を依頼するほどのなかよしです。

相手家族のことを何も知らないなんてありえるでしょうか。

ラムネ千歳くんが「このラノ」で大賞を取ったことがさんざん擦られているのに、よりクソな内容でより権威のある賞を取っている本作品を誰も責めない謎

最後に最大の謎は本作が第22回電撃小説大賞の大賞受賞作ということです。

帯によると4580作品の頂点だそうです。他の4579作品は何が本作品よりダメだったのでしょうか。

一行目にガールズ&パンツァー悪口でも書いていたんでしょうか。

評者の鎌池和馬先生曰く

最初の一文字から仕掛けは始まっている。』そうなんですが

個人的には259ページある物語のなかで256ページのラスト2行目から後出しで設定を追加してくる卑怯な話だなという印象です。

本作が大賞受賞作と知って、とても嬉しかたことを覚えています

無職の俺が異世界に転生したけど何もできないので趣味料理居酒屋をはじめたら魔王常連客になってしまったようです。一方そのころ妹は悪役令嬢に転生していた』

みたいなオリジナリティーあふれるタイトル作品を選ばずに

こういう挑戦的な話に光をあてようとする電撃文庫はさすがトップランナーとして志が高いなと。

個人的にも学園ミステリー大好物なので。

からものすごい期待と応援気持ちそれからやさしい心で予約して買わせていただきました。

でも、これは、あんまりではないかね?

作者の先生現在23歳と、とてもお若い方です

かなり年配の方が書かれた作品なのかなと思っていました。

というのもこの作品一言であらわすと『年寄り愚痴』なんです。

若者はみんな狂ってるとか、ネットは闇であふれてるとか、そういう周回遅れの価値観で書かれているので。

プロフィールによると、松村先生最近ワインが飲めるようになったそうで。私はお酒飲めないのでうらやましいです。

ワインといえば、貴族飲み物であり合コン必須アイテム

電撃小説大賞の大賞受賞者という人生の勝者となった松村先生合コンでも大人気かと思われます

メジャー相手身長を測ったり「おっぱいを触らせてくれたら次の人間力テストでキミに投票してあげよう」とか自作ネタをぶちかましたりしているのでしょうか。

さすがに言いすぎました。すみません

最後

大切なことは一つです。

どんな作家さんであれ、新人賞受賞作というのはその一冊しかありません。

はじまりの一冊です。

そして物語の素晴らしいところは

それを受けとった人によって、面白いくらい評価が異なることで、それはその人がその物語にふれるまで決してわからないことです。

この物語あなた不快にさせるかもしれない。あなたの宝物になるかもしれない。

まり

絶対に買って読むべきです。

おまけ

ここで思い出したことがあります

少し前、真昼間から牛丼屋さんで牛丼を食べていると、離れた席で同い年くらいのお兄さん二人が昨日の合コンについて談笑していました。

別に聞き耳をたてていたわけではなく、店内放送かってくらい二人の声が大きかったので、いやでも耳に入ってきただけです。

「お前と話してた子、かわいかったよな。身長162センチくらいの」

「いやいや、あの子身長163センチはあったよ」

まさかこの世に『豚汁』は『ぶたじる』と読むのか『とんじる』と読むのか以上にくだらない議論存在するとは思いもしませんでした。

しかし二人の意見対立し、譲らず、ヒートアップして、最終的に殴りあいとなり、警察沙汰にまで発展しました。

二人はお酒でも飲んでいたのか特殊なお薬にでも手を出していたのかは不明ですが、実はここには重要情報が一つぬけています

私自身が合コンなるものに参加したことがないので

合コン参加者にとって出会った女性もしくは男性身長がどれほどの意味を持つのか見当もつかないということです。

マジで』の音階だけで会話を成立させ、九九は二の段までしか言えなくて、頭の中は交尾のことでいっぱいの、いやしい身分の人たち。

というのが合コンをたしなむ方の基礎知識だと思っていたのですが

これでは

ラノベってあれでしょ? とりあえず異世界いって美少女出会ってチートもらって美少女出会って居酒屋はじめて美少女出会って森を歩いてたら美少女出会ってと思ったらそいつは実は男の娘でそれでも次は美少女出会って姫騎士はオークに襲われてるんだろ?」

とかなんとか中途半端知識偏見をぶつけてくる人と変わりません。

相手の身の丈を1センチでも間違えることは許されざること。

訂正も謝罪もないのであれば決闘も辞さない。合コンとは、そういう貴族の社交場なのかもしれませんね。

おまけ2

これを読んでいる途中で思い出したことが二つあります

一つは、何年か前に爆発的なヒットをしていた『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』という本を読んだとき気持ちです。

絶賛の声しか聞こえてこなかったので、どれほど素晴らしいのかと期待して拝読すると

これはいかがなものかと思い、かなりの酷評レビューを書いたのですが、なぜかそのレビューは消されてしまいました。

もう一つは前述した牛丼屋さんでの合コンの一件です。

1センチ身長をめぐって殴りあうような、自分には理解できない価値観評価軸でこの作品は大賞に選ばれたのかなと。

2025-12-28

小説新人賞選考ってまずは一人の人間独房みたいなとこに籠って何千通という封筒原稿をひたすら読むらしいね

過労まっしぐら。こんな労働環境で適切に頭働き続けるものなのかね?正常な頭なら選んでたはずのものを没にしてそう。

dorawiiより

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2025-12-24

anond:20251224031653

バブル時代の金儲けに走る家庭の映画を思い出した

何をするにも夜の夫婦生活にも、いちいち金が絡む喜劇

小学生でも面白く楽しめたけど、終わりはどうだったかなあ

鹿賀丈史しか覚えてなかったけど、検索したら 桃井かおり も出てた

1988年公開 映画木村家の人びと」主演 鹿賀丈史

原作 谷俊彦 1986年 第4回小説新潮新人賞

wikipedia 木村家の人びと

木村家では家族一丸となってお金を稼ぐことに夢中になっている。

朝は弁当作りからまり

通勤白タク

会社では閑職であることを利用して朝作った弁当販売など

様々な商売をする。

2025-12-14

AI小説新人賞の現状

増田純文学系の小説新人賞に応募しつづているワナビ

小説新人賞に応募する人たちを「公募勢」と呼ぶが、公募から見たAIの現状をリポートする。

公募勢は自分小説を書きたい人たちなので、執筆AIを使う人はあまりいない。

そもそも今のAIだと凡庸だがちゃんとまとまった作品を出力することができる。

だが、そういう作品新人賞では一次落ちになるので、執筆AIを使うのは今のところ、あまり有効ではない。

しかし、自分が書いた作品AIに読み込ませる人は多い。

本当に自分が書いた小説面白いのか、どうか。

自分では分からないし、普通公募勢には、プロの物書きの友人とかもいないから、的確なアドバイスがもらえない。

そこでAIの登場である

AI自作小説を読み込ませると、たいてい絶賛してくれる。

最終選考に残る可能性は極めて高いとか言われる。

でも、そんな作品でもあっさり一次落ちしたりする。

あるいは、新人賞受賞作とか芥川賞作品とか、プロ作品とかをAIに読み込ませてみても、

どれもAIは絶賛するし、点数をつけさせても、点数に差はほとんどでない。

さら公募勢の作品に点数をつけてもらっても、上記プロ作品と同じような点数になる。

まりAI価値判断はとっても苦手なのだ

どの小説面白のかどうか、判断がつかない。

現状のAIでは、新人賞に応募する作品AIで創ることはできる。

(その作品は1次選考も通らないだろう)

しかし、新人賞選考(応募作を最初に読んでふるいにかける下読み)にAIは使えない。

新人賞応募作をAIで作らせる人は増えていくだろうから、応募点数も増えるだろう。

けれど、選考は人力に頼るしかないので、このままだと公募新人賞制度崩壊しそうである

2025-11-27

新人賞AI疑惑

ここの会社AIグラビア出して炎上した経緯があるからワザと受賞させてバレるライン研究してると思う。

2025-11-26

ヤンジャン新人賞、生成AI疑惑作品読んでみたけどびっくりするほど面白くなかった

生成AI画像漫画ほとんど全部に使おうとすると、出力された画像をツギハギしていくしかいから、絵に合わせて無理矢理話を展開させてしま

読者も違和感が積み重なって話に集中できない

編集部もなんでこんな作品受賞させたんだろう

2025-11-02

誰が未来を語るのか? SF界のジェンダー平等に向けた仕組みづくり ライター岡田麻沙(構成2025年10月29日 15時00分

まずは、「Virtual Gorilla+(バゴプラ)」という名のWebメディアです。

 そしてもう一つが、SF小説に関する事業Kaguya」。Kaguyaの取り組みは、いくつかあります。①ショートショートコンテストの開催。②Kaguya PlanetというWebマガジン刊行。ここでは毎月短編小説配信しています。③Kaguya BooksというSF出版レーベルとしての活動

 二つの活動以外にも、企業SFプロトタイピングのコーディネーターなど、SF関係のさまざまな仕事も手掛けています

 Kaguyaで開催している短編小説コンテストは、最大4千字です。気軽に書いて、読者や審査員からフィードバックをもらうなかで、自分の強みが何かを発見してステップアップしていく。そういう場所を目指しています

ライフステージや、家庭における役割精神状態などに大きく左右される。「連載が約束されていない長いもの」の執筆時間を割けるということ自体特権的なのかもしれない。

https://www.asahi.com/articles/photo/AS20251022002010.html

 【井上】 日本SFだけではなく文学全体がそうかもしれませんが、商業デビュー王道として、新人賞をとって、そこで作品を出して商業デビューし、その出版から2作目3作目を出し、他の出版からも声が掛かる……というルートがあると思います。もちろん日本SF作家で、そのルートに乗らず商業デビューして活躍している方もいるのですが、わりとイメージやすロールモデルとして、それがある。

主催によってカラーが決まっていることが悪いわけではないですし、一つのコンテストに「全ての多様性担保しろ」と求めるのは無理だと思います。なので、窓口を増やすことで、デビューへの道筋を多様にすることが大事だと考えています

井上】 2310月文芸翻訳経験を持つ編集者が新しく参加してくれたこともあり、海外から日本への輸入や、日本から海外への発信に力を入れることができるようになりました。

写真・図版

第3回かぐやSFコンテスト大賞作品マジックボール」は、中国SFマガジン『科幻世界』とイギリスウェブジン『Schlock!』にも収録された=井上彼方さん提供

井上】 「自分表現で誰かを傷つけてやろう」と思っている人って、そんなにいないと思うんです。ごく一部の悪意のある人をのぞけば。でも実際に、自分が書いた文章批判がくると、身構えるじゃないですか。そういうとき自分を見つめ直して反省して次に生かすって、非常に難しいことだと思うんです。特にSNS炎上してしまうと、冷静ではいられないですよね。

 自分の書いた文章について言われるのではなく、あらかじめ「こういうことって気をつけた方がいいね」とわかっていたら、過剰な自己防衛に陥らず、話を素直に受け止められる場合があるはずです。

 ヒューゴー賞世界SF大会によって設立されたSFファンタジー作品文学賞で、受賞作品世界SF大会に参加登録した人による投票で選ばれます。そして、このSad Puppiesというのは、ヒューゴー賞選考に影響を与えるための組織的投票運動でした。女性有色人種の受賞が増えていることに抗議を示すため、白人ヘテロセクシュアル男性作家たちが自らを、権利侵害されているSad Puppies(悲しい子犬たち)と称したのです。

 ヒューゴー賞投票制なので、人々に開かれたものではあったはずです。ところが、Sad Puppiesたちは、「ヒューゴー賞ポリティカルコレクトネス配慮するあまり、本当に面白い作品を受賞させなくなっている」といった主張を始めた。「もっと面白い白人男性作家を受賞させろ」という風に呼びかけた。そういう事件ですね。

 【井上】 ヒューゴー賞2010年代女性作家や非白人作家の受賞が増加しました。女性だけではなく、クィアであることをオープンにしている作家の受賞も増え、それに対して「自分たちの土俵が荒らされた」というような被害感情を持たれる方がいた。それで起きた事件です。

 【岡田】 この事件については、SF評論家橋本輝幸さんが、ウェブ連載「いつでもSF入門」のなかで詳しく語られていますSF界において女性優遇された時代はなかった、と指摘されています

【対談を終えて】

SFにおける実践現在地井上彼方)

 対談から2年。2024年慶応義塾大学サイエンスフィクション研究開発・実装センターが開設されるなど、社会の中でSFをどうツールとして使っていくのかという取り組みは広がりを見せ続けているように思う。その中で、SFを取り巻く世界SFが描く世界の中から、誰が取りこぼされてきた/いるのかということは今も問われ続けている。

 この間、VGプラスで行った取り組みの一つに、刊行しているマガジンKaguya Planet』でのパレスチナ特集がある。1948年イスラエル建国以前から続く、入植型の植民地主義人種差別的な支配ジェノサイドは、「世界では誰の声が優遇されているのか」ということと無関係ではない。そのことにSF企業としてどう応答できるのかを考えて行った特集で、パレスチナ人/パレスチナルーツのある作家による、パレスチナ舞台にしたSFファンタジー翻訳した。

写真・図版

ウェブマガジンKaguya Planet」のパレスチナ特集

 だが同時に、システムや場づくりについて問題提起をしているVGプラ自身、たくさんの方から至らぬ点についてご指摘をいただきときに引き立てていただきときに知恵を授けていただきながら活動をしている。マイノリティーの方々に「指摘する」というコストを支払わせてしまった局面もたくさんある。それらを抽象的な次元にとどめることなく、現実制度権利回復へとつなげるためになにができるのか、常に考えていきたい。

 そしてそれは、SFという私の愛するジャンルのものを豊かにすることにも、当然つながっているのだと思う。

異なるシステムを並走させること(岡田麻沙)

 排除はしばしば、「質」の名において実行される。

 なにが「優れた」作品なのか。その指標のものが、特定経験価値観にもとづいて構築されてきた。そうした規範に照らせば、大きく異なる経験を持つ他者の書いた作品必然的に「劣った」もの評価されよう。排除意図的に行われるのではない。それは常に「客観的評価」の結果として生じる。

 Sad Puppies事件は「ポリティカルであること」への反感が運動きっかけだったが、むしろ、従来の選考こそが政治的だったと考えることもできる。価値判断の場では多くの場合既存権力関係が反映される。正統性を維持するためのシステム個人意図を超えて作動する。

 だからこそ、井上さんたちの取り組む解決策はシステムのものに切り込むものだ。短編コンテストの開催、発表の場を多様化すること、経済的に持続可能な仕組みをつくること。これらはすべて、異なる価値観共存できる環境を目指している。

 誰が未来を語るのか。どのようにその語りを開いていくのか。今回の対談で示されたのは実践だった。完璧な一つのシステムを目指すのではなく、複数システムを並走させることで、今は「評価」できない作品価値観にも光が当たる可能性を残している。SF想像力現実形成する力を持ちつつある世界において、その想像力を担う主体多様性こそが、私たち未来の豊かさを決定づけるだろう。

2025-10-29

AI小説について、いち小説書きのお気持ち

AI小説ランキング上位になってることについては、当然の流れが来たとしか思ってない。

・X上では「AI小説の質ではなく量が問題なんだ」という風潮があるけど、個人的には「今さら何を言ってるんだ?」としか思えない。

・数の暴力で、テンプレ作品ランキングを埋め尽くしてきたのが今までのWEB小説界隈じゃないか。その主体人間AIかの違いでしかない。

もっとも、AIの数の暴力はこれまでの比じゃないだろうけどね。

・あるプロが「読者不在の議論だ」みたいなこと言ってたけど、ピント外れだなと思った。

ランキング評価されてる事実がある以上、読者はAI小説評価しているとしか言えない。それ以上AI小説問題視するのであれば、それこそ読者不在の議論だろう。

ぶっちゃけ、人が書いていようが、AIが書いていようが、読者にとっては知ったこっちゃないわな。

・まあ、人間の書いたものWEB上で読まれる、というボーナスステージはめでたく終焉を迎えたというべきだろう。

・よかったね、なろう作家さんたち。いい夢見れてよかったね。

・これから始まるのはAIによる数の暴力だ。新着も、ランキングも、膨大なAI作品の中から人間が書いた作品スクリーニングする機能は持っていない。

・元より、純粋な読者はそんなもの求めていない。

・まあ、なろう系ではない当方には関係のない話だ。読まれないのは今に始まったことではない。

テンプレも、非テンプレも、平等AI洪水に押し流される。

イラストに遅れて、小説にもその波が来た。それだけのことだ。

人間作品を読みたい層が取り得る方法は、作家読みをする他ないだろう。

AI以前から活動している作家は、とりあえずは人間だろうから

・つまりこれから世に出る作家が、作家読みの対象となるのは、相当難しくなるということなんだけど。

・まあそれも、WEB以前に戻ったと思えば悪くないのかもしれない。

新人賞も物量に潰されるだろうから、世に出る作家というもの自体が、前時代遺物になるんだろうけどね。

・言いたいことはそのくらいだ。

ボーナスステージ終焉

・人まねのテンプレ作家になれたんだ、十分いい夢が見れただろう?

・もうおやすみ

・よかった時代は、終わったんだ。

2025-10-27

anond:20251027105047

んなこたぁない。

第一新人賞大賞が「世界征服物語」だぞ。

編集長趣味で変な作品が多かっただけ。

2025-10-01

anond:20251001110806

まあ新人賞とかの「最優秀賞」「優秀賞」「佳作」「入選」がそれぞれ「☆5」「☆4」「☆3」「☆2」とかになってると考えればそんなもんかという気もする

2025-09-28

anond:20250927155350

YouTuberとか同じ地獄を見とるんやろな。

本当に自信あるなら、取り敢えず出版社新人賞にでも応募した方が良くない?

2025-09-24

弱者男性だけどカクヨム投稿して絶望した

なんか気が向いたか小説を書いてみたんですよ

今まで小説なんてほとんど書いたことがなかったんだけど、初めて数万字の小説を完成させた

AIに読ませると面白いです!これは新人賞夢じゃない!みたいなこと言うわけですよ

ウキウキしてカクヨム投稿した

毎日1話投稿し続けて一週間、PVはなんと5

流石に笑っちゃう

絶望してた時に、なんか一人だけ☆いれてくれたんですよ

そうすると次の日はPV200、その次の日もPV200と来てウキウキしてたんだけど、その辺で限界がきてしまった感がある

今日は平日なのもあると思うけどPVも100いかなそうで☆も貰えなさそうだから明日からはPV暴落しそうで悲しいね

ランキングに乗ってワンチャン書籍化!みたいなとこまでいきたかったな…

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