はてなキーワード: 阿弥とは
めっちゃわかる
40代のオッサンだけどほぼ増田と同じ状態になって10年以上過ぎてる
妻とは8歳差 子ども3人
俺は最低でも週に1回はしたい。妻は月に1回で充分、もう少し少なくてもいいって感じ
やると良い感じだけど回数は不要らしい
俺も家にいるときくらいベタベタしたいんだが、妻はあまりしたがらない
誘うことに疲れる 誘って断られると傷つく
誘ってOKが出ても、こっちが誘ったから付き合いでやってるのでは?って気持ちが拭えない
次はそっちから誘いってくれ、それまではナシ!って決めたら 3週間ほどして誘ってくれたけど
当然「誘えって言ったから仕方なく誘った」感が満載だった
こっちが拗ねて誘わなければ当然のように何も起きない
長い時間を過ごしてきたから、そういう状態が辛くて何度も話し合った
辛さを述べるだけでなく「理想の夫婦像は何か」について話し合ったりした
話し合うと少しマシになるが、忙しい時期やそれこそ出産なんかを挟むと元の木阿弥になる
でも諦めずに何度も話しあった
正直、少し浮気してみたりもした
けど、妻のことは好きだし「セックスの頻度」以外のあれこれはとても相性が良く
やっぱり妻とのセックスを大事にしたいという気持ちは変わらなかった
結婚して20年以上が過ぎた今、結論を言うと頻度の違いは埋まっていない
飢えた人間と満腹な人間が一緒にいたら、食事に行こうって提案するのは飢えた人間になるのは道理…みたいな感じ
いまもずっと不満。ずっと欲求不満を抱えてる
きっとこのまま「頻度」について不満を抱えながら、一生を終えるんだろうなと思う
結婚する前なのに俺と同じような状況になってるのはマズいのではないか
まあ、相手を変えるとしても「頻度」なんてパラメーターは簡単にわからないから、大変だよな……
なるべく早く話し合って経過を観察してみた方がいいとは思うな
せっかく入った新人高校3年生がダブルワークの成人男性(33歳)に潰されて飛んだ挙句、良かれと思って若者を潰した当の成人男性(33歳)は仕事だか家庭だかの事情で4月まで出勤できないということで、とうぶんは穴埋めのために店長が夕方シフトに入るっぽい。
そうなるとベテランのコンビニ労働者で派遣から引き抜かれてパートになったNさんのフラストレーションがより一層溜まりそうだなぁと思う。Nさんは夕方の5時から7時の間、フライヤー什器の中に揚げたての商品を充実させたいという欲求がめちゃめちゃ高いのだ。
この間も店長が5時前にフライヤーは〆でって言ったのでNさんが悶々としていた。私はNさんから長大な愚痴を聞かされた。この店は去年オーナーが交代するまでの長きにわたって「揚げ物が固い」という悪評が立ちまくっていて、それがやっと改善の兆しが見えて来たのに近頃店長がケチな事を言うせいで元の木阿弥になってしまいそうだと。
一応、店長には店長の考えがあるらしい。揚げ物については、店長も当店は立地がそこそこいいので什器の中に商品があれば売れるという事は分かっている。なのでセール期間中はフライヤーを遅くまで稼働するよう言ってくるし、パート・アルバイトが自発的に沢山調理するのを止めないんだけど。しかし何もない日には渋りがちになる。
理由は主に二つあって、一つは昼の部の損失との釣り合い問題で、もう一つは夜勤の人手不足の影響だ。
前者については、早朝から昼にかけての責任者であるオーナーが強権を発動し大量の揚げ物を揚げさせるものの売れ残って大量の廃棄が出るということ。当店は立地がいいので揚げ物が売れるとしつつ、昼は客の入り数自体がそんなに多くないし前オーナー時代と比べてもあまり増えていない。それで賞味期限の短い揚げ物で大きな損失を出してしまうので、夕方から商品の数を絞ってバランスをとっているらしい。
後者については、夕方から夜にかけてでフライヤーとフライヤー什器を掃除するので人手不足極まっている今、遅くまでフライヤーを稼働させると夕勤夜勤の仕事に差し支えがありまくるので仕方ないのだ。
ということを店長はNさんにも説明すればいいのにしないので、Nさんは一人でもんもんとしてしまうのだ。若輩者の私から説明されても気分悪いみたいだし。だが私は、Nさんが話せば分かる人だと知っているので、そうはいっても気は悪くされてるだろうなと思いつつNさんにあえて話している。
十年くらい前だったらそんな事を言えばただただ偉そうな奴だと嫌われるだけだったけれど、最近は昔ほどは嫌がられない。Nさん個人がいい人であるというだけでもなく、他の人と話しても怒らず聴いてもらえる事が増えた。そういう時歳を取るのも悪くないもんだなぁと思う。
……それにしても、Nさんが謎に私に一目置いてるっぽいのは何故なんだろうかと思ったら、私の居ない午前中にオーナーが私の事を夕勤に必要不可欠の人だとかおだてているのだと、ある時Nさんが言っていた。ゆってオーナー、私と同じ時間にシフトに入った事がないから粗も何も見えないだけじゃないか。
私は、勤続年数が長いだけの、バイトの癖に曜日時間固定の面倒臭い奴で、店への貢献度だったら明後日で退職する高専7年生や去年辞めた元バイト仲間のAさんに遠く及ばない。夕勤で歴が長いのが私だけになってしまったというのは地味に危機的状況の様な気がするが。お客様達にしたって、何でよりによってコイツが残るのか? と思うか、私が6年以上も勤めていることにすら気づかず知らない人だけになってしまったなぁーと思っていそうだよ。
ともあれ、もはや自分の勤務時間に1時間だけシフトのかぶるNさん以外に先輩も頼れる人も一人もいなくなり、新人が入れば私が教えなきゃいけない立場になってしまったことはどうにもならない。勤続年数ばかり嵩んで能力がないとか嘆いていても仕方ないのだ。
5:00〜7:30 お子たちと嫁さんの朝ごはんと弁当を作る(この時間は削れない。たまに娘が手伝ってくれる)
7:30〜8:00 みんなでコーヒーとか牛乳飲んだあと朝ごはん食べる(当然削れない)
8:00〜9:30 台所掃除とウンチングタイム(頑張って最低3回は出す。ブリリっ💩)
9:30〜9:40
通勤。自転車で通勤してるので事故らないように全神経集中。たまに自転車乗りながら動画とか見てる奴いるよな。
9:40〜10:00
開店準備。閉店前にピカピカにした店をもっかいピカピカにする。動画とか見てる暇ない。
10:00〜13:00
仕事が美容師なのでひっきりなしに手と口を動かしてて動画とか見てる暇ない。
13:00〜13:30
運が良ければここで休憩。弁当食べながら30分で見れるアニメを優先的に消化する。あと俺以外の社員はちゃんと1時間以上休憩取ってます。
13:30〜16:00
仕事が美容師なんだけど齢40で人の話をちゃんと聞き取るのにめちゃくちゃ集中しないと駄目になってきた。この調子で50になったらマジでボケてるんじゃ…😱
16:00〜16:20
休憩。でもこの頃には疲れ果ててるので動画とか見る余裕もなくドリッパーでコーヒー入れて一杯飲んだら仕事再開。
仕事が美容師なので当然一日立ちっぱなしなのだが、スペンコのソールとアシックスのスニーカーの組み合わせがジャストフィットしてからは足痛と足汗がかなり和らぎ、家でも足臭親父とか言われることがあんまりなくなった。合わない靴履いてたときは足臭すぎて、家帰ると一斉にお子たちがキターとか言って2階に避難したりして地味に傷ついてたんだけど、お子たちが楽しそうだったんでそれやめてって言えなかったんだよね〜😭
20:00〜21:30
21:30〜22:00
帰宅して入浴。ちなみに頭皮の皮脂がちゃんと分泌されてる人限定だけど、牛乳石鹸で髪洗うと翌朝ビックリするくらいチュルっチュルの髪質になるよ。
22:00〜22:40
嫁さんのぶんも晩飯作って食べて歯磨き。買い物は大体長女がしてくれる。お子たちは大抵自分らで飯用意して食べてるので、儂ゃボッチ飯じゃよ。たまに俺のぶんも作ってくれてる事があるので、そのときは22:30には食べ終えてそこから動画消化に入る。
22:40〜
念願の動画消化。この途中でだいたい嫁さんが仕事から帰ってくるので出迎えで5分ほどロスタイム。
0:00
大抵動画つけっぱで船漕いでて、嫁さんに叩き起こされてもう12時やで!寝なっ!て言われて床に就く。大抵は見てた動画の内容とかあんまり覚えてない。
週6は大体こんな感じで、2時間ぶんの動画しか観れない。でも観たい動画は一週間で10時間くらいある。
ちなみに最近見てるのは
悪役令嬢が何とか
全修
真夜中ぱんチ
これまでも数度話し合ってます。20代のころは自分は結構したかったので。
ただ、したくない、と答えられたらそれで終わるんですよね。
「(あなたには性欲感じないので)したくない。」のか「(自分にはほぼ性欲がないから)したくない。」のか、多分本人にもわかってません。
そして、自分が話し合いを提案するほど性欲がない今、議題にも挙げられない状態ですね(とはいえ自分はまだそこそこしたいとは思ってますが、、)。
「夫婦生活」というほど不可欠なものだ!みたいなスローガンめいた結論にするのは容易ですし、実際に過去できるだけやりましょうとはなりましたが、結局妻には内面的なモチベーションがないので、いつのまにかやらなくなって元の木阿弥に..
先延ばしグセが本当に直らない。
逃げたあとの後味の悪さ、惨めさ、後ろめたさ。
どうしようもならなくなって人に助けてもらうこともあれば泣きながら土下座して許してもらうこともあった。
運良く、研究室の教授の推薦で正社員として社会人になってからもずーっとダメ。
あらゆる先延ばしを防ぐ方法を読み尽くし、実践し、グッズやアプリを導入しても元の木阿弥。
ADHDだなんだと薬を飲んだ時期もあったがあまり効果もなく、飽きて辞めてしまった。
一応生活は崩壊していないわけで別に社会的生活は普通に送れているわけで、障がいでも病気でもないのだろう。
いや、本当は周りの皆もこうやってサボっているだけなんじゃないか。
ただただ、普通の人と同じように、"きちんと"したいのだ。先延ばしをしたくないのだ。
もう社会人になってだいぶ経過して、先延ばしをしたツケの尻拭いをしてくれる親も、先生も、教授も、友人も、上司もいなくなってしまったというのに。
こうやってダメな人間、障がいでも病気でもないのに出来ないふりをして何かの報酬があるというのか。
結局やればできるのに。
だとしたら一体それは何なのだ。
失敗することを避けられることが報酬か?その後苦労するのは自分なのに?怒られるのは自分なのに?
別に連絡一本するのに失敗も何も無いだろうが。何を恐れる。
別に、勉強を矯正されたり進路に干渉してくる毒親でもなかったのに。
この惨めさたるや。
Windowsの画面右下になんかアイコンのできたcopilot君、話が同じところでぐるぐる回ることにかけては有名生成AIの中でも特に一流と私の中でもっぱらの話題なんだが、つい先日は本当にマジで典型をやってくれて笑ってしまった。
markdownでメールアドレス書く時のお作法とかある?みたいに聞いたのよ。素で書いてみたらVSCodeがなんか波線ひいて警告だしてきたからさ。
そしたらcopilot君のウインドウ内でわーっと文字単位で出力が始まってな、markdownの書式を書き出してくれて、書式が閉じた瞬間URL記法なので危険と判断したのか表示に解釈が入って書式ごと撤去された。ブロックが分けられてコピーボタンまで表示されたが、それをクリックしてもクリップボードに入るのは例になる仮のメールアドレスだけ。
だからcopilotに文句言ってやったのよ。「お前それちゃんと表示されてねえんだけど」ってな。
「わかりました!コードブロックで表示しますね!」とか嬉々として再出力始めたんだけどな。
そしたら伝わらなかったようですね!とか言いながら元気にもう一度失敗してくれたよ。もうなんか可愛いわ。
だいぶ前なんかバッチファイルの中身の書き方を聞こうとして、copilot君、cmd.exeでこれこれこういうことしたいんだけどさあ、って書き込んだらなんかどっかに突き刺さってしまったらしくずっとなんか表示がぐるぐる待機中のまま帰ってこなくなった。
アーマードコアシリーズが大好きなのでAC6プレイしてるVtuberを1年かけて色々見てみた
葉山舞鈴
大空スバル
博衣こより
兎ぺこら
はづまこ
流レ星ミラ
あと覚えてないけどもう10人くらい見た。名前忘れたが飲酒プレイしてるクアッドガトリングの人は途中で離脱したけど
みんなプレイが上手いので普通に見てられるけど、なんか実況トークが無害というか無味無臭というか、無難故に旨味が無いっていうか…社会通念に従って女だからヨシヨシされてるって感じ
大空スバルは察しがよく頭いいんだなってのが凄いわかるし、葉山舞鈴も天然すぎてツッコミどころ多数だし、流レ星ミラのBL妄想配信もほんとにAC6好きなんだなあって思ったし、はづまこは今も対人で腕磨いて頑張ってるしところどころおもろいかなとは思ったんだけど…ほとんどAC動画は見なきゃっていう義務感で視聴してたし、二度と見る気が起きない
なんかパンチが無くてつまんないんだよな
こと氷河期世代に関しては年金貰う前に年金支給年齢が引き上げられるだろうし、正社員少なくて健康診断すら受けてない人が多いからそこまで長生きできない人も多いと思うんだよな。
子育て世帯を手厚くする為に高齢者向けの福祉を減らすとしたら、それが実行されるのって氷河期世代が70代に差し掛かるくらいから本格化するだろうし。
安楽死制度なんて金や手間もかかる制度を作ったら、せっかく減らした高齢者向けの支出が元の木阿弥になっちゃうからそんな事もやらないだろう。
子育て世帯に協力しようがしまいが、氷河期世代の独身者は病気で早く死ぬか、世間から罵られながら生きるか、自殺するかの三択しか残されてないんじゃなかろうか。
これとかさ
https://smart-flash.jp/sociopolitics/244253/1/1/
>《物価が上昇し、ようやく給与も上がり始め税収も伸び、年末にかけて日本が先進国の中で最も経済を伸ばすことができるというのに、このタイミングで増税をすると元の木阿弥》
今までのニュースでも「市井の声」みたいなものは取り上げられていてさ、たとえば街角インタビューで通りすがりのおじさんおばちゃんに声かけてインタビューもどきをしてたわけじゃん
もちろんそういうのだって仕込み放題、やらせ放題なのかも知れんけど、少なくとも
・そのインタビューに答える人間が可視化されていて、実在が確認されており、なんなら顔まで確認出来る
→「このニュースとこのニュースで答えてるの同じヤツじゃん」的な検証もやろうと思えば可能
・録画・録音機材をもってスタッフが街に出かける、という程度の手間をとっている
ということは保証されていたわけじゃん。
けれど今のこれ、「SNSの声」なんてもん、PCでちょっと検索するだけでコストなんてまるでかからないし、何ならスタッフの思う通りに適当なツイートをでっちあげても検証のしようがないわけじゃん
我が子が知ったかぶりするしいらんことに首突っ込むタイプなんだがどうやったら治る??
問題が起きる度、親である私と夫は平身低頭してきたし家ではめちゃくちゃ叱ってきたが、向こう側が「子供のしたことですから」「その気持ちが助かりましたから」と言ってくれる優しい方ばかりで大事にならずに済んでいるからかいまいち子供に伝わっていないように感じる。
①友達の自転車のライトが壊れた(たぶん接触不良)と聞いて「たぶん直せる!」と言い出し解体する
話聞いて慌ててライト代と菓子折り持って謝りに行くも「壊れてたし買い換えようと思ってたんで本当に気にしないで」「直そうとしてくれた気持ちが嬉しかったんで」と代金受け取りを拒否される。
→マンションは知ってるが部屋番号は知らない。適当に同じ苗字のポストに入れる(田中とか佐藤とかのよくある苗字)
話を聞いて慌てて学校に電話。部屋番号を確認したいとお願いするも個人情報保護云々で教えられない。先生が家まで来てどこのポストに入れたか確認。
→案の定違う家の人のポストでそこの家の方にも迷惑を掛ける。正しい部屋番号に先生が投函。
一緒に頭下げさせたが「お手伝いしてくれる気持ちが嬉しかったから」「先生が困ってたからだよね」と言われ満更でも無い様子。
他にも、豆腐屋にレシピ提供代わりに湯葉豆腐もらい続けていた件や銭湯のアイスを売るためにジムや体育館に売りこみに行った件など様々あるが書き出すと長くなるのでやめておく。
毎回、いらんことに首突っ込むな、知らない(出来ない)のに立候補するな、と言い聞かせその時は反省するが時間が経てば元の木阿弥。
一度痛い目見ないとこの性格は治らないのだろうか。
親としては本当に危ない目や痛い目見る前に、直して欲しいのだがどう言ったら変わってくれるのか増田たちに聞きたい。
なので、どうにかしてやろうと思っても徒労に終わるよ
伴侶になって死ぬまで一生守ってやるほどの気概があるなら止めないけど
幼少期にあるべき安全基地がバグってたか崩壊してたか潰れたかして他人への基本的信頼感が育まれてなかったり、あったけどぶち壊されて死ぬまで癒えない傷を負ってるかなので、もはや他人にはどうしようもない
4月から入社した新社会人の後輩がずっとビクビクと怯え続けている
それに加えて自らを痛めつけるような行動をしている(休み時間になっても飯を食わずに仕事をし続けていたりタイムカードを切ってから残業しようとしたり。無理な量の業務を与えているわけではないと思うしもちろん昼抜きや残業の指示なんてしていない)
たぶん
・増田及び弊社が信頼されていない(無茶な働き方をして誠意を見せないと評価してもらえないと考えている)
・自己肯定感の低さから来る自罰行為(自分のことを無茶な働き方をしてようやく人並みの働きができる人間だと考えている)
・褒める
・叱らない
・笑顔で会話
・迷惑をかけても構わないと伝える
・ガンガン頼ってくれと伝える
・とにかく休むよう促す、深刻に考えすぎないよう伝える
などなどの対応を心がけて徐々に、毎日微量ながら怯えを取り除けているような気はするのだが気のせいかもしれないし何かちょっとしたきっかけで一瞬で元の木阿弥になりそうな危うさがある
はてブのホッテントリ見てて気になった事があったので適当に書く。
フルリモートワークで生活が変わったと感じる人は確かに沢山居るだろう。
ブコメで沢山星が付いているコメントのように豊かになったと感じている人も、逆に記事内に書かれているとおり空虚になったと感じている人も居るだろう。
ただ、空虚になったと感じる原因をフルリモートワークに見出すのは違うんじゃないかと感じる。
フルリモートワークが業務のコミュニケーションに問題を生じさせているのはMSやGoogleでも認められている事実なので、フルリモートワークが無関係というのは無理があるが、それはあくまで業務に関する事であって、生活全体の質に関する話とは関係ない。
ただ赤の他人にまみれて通勤しているだけで、仕事上必要なコミュニケーションをしているだけで、空虚なプライベートを覆い隠せていただけなんじゃないか。
実際、俺自身の感覚としてもフルリモートワークをしていて人との関わり合いが極端に減ったと感じるが、それは元々の俺自身の性格から来るモノであって、フルリモートワークが俺を変えたわけではない。
自身のプライベートを軽視していたことに無自覚だった人が、フルリモートワークによって突きつけられた現実に打ちのめされているのだと思う。
なので「やっぱり通勤の方が良い!」と元の木阿弥に向かう前に、通勤でごまかさずに自分の生活の質を上げる努力をするのも一つの方法じゃないかなと思う。
人の流れがビフォー・コロナっぽくなってきた。どこへ行ってもめちゃ混みだが、そうなると逆にコンビニは暇になる。だから今日は暇かなーと思ったらそんなことはなかった。20時になる少し前に近所のスポーツ実業団が来店したのだ。
そのちょっと前から若干混んでいたのだが、実業団のスポーツマンがわらわらとしていると、一般のお客様達は恐れをなして逃げるように店を出ていった。残った一般のお客様は唖然としているか、店の外へ出てガラス越しに店内を見物していた。
実業団の人たちは三人グループに別れて籠をひとつずつ取ると、それぞれ10分くらいかけて店内をまわり商品を籠に入れていった。そして、あらかじめ制限時間を決めてあったようで一斉に二台のレジのうちの奥の方(私の担当レジ)に一列に並んだ。
「袋は二枚 、お箸は五つ、おしぼりも五つ。次もまだあります」
と言う。私が商品のバーコードをスキャンしている間に二人はレジ袋を開いてスキャンし終わった商品を「これは誰々の、こっちは誰某の」と選別しながら袋詰めしていく。スキャンが終わると二人組はさっと袋を持って「あざましたー」と退店。
すると次に並んでいた三人組が前に進み出て来て一人が離脱。残った二人のうちの一人が
「袋は二枚 、お箸は五つ、おしぼりも五つ。次もまだあります」
と言う。私が商品のバーコードをスキャンしている間に二人はレジ袋を開いてスキャンし終わった商品を「これは誰々の、こっちは誰某の」と選別しながら袋詰めしていく。スキャンが終わると二人組はさっと袋を持って「あざましたー」と退店。
それが数回繰り返されたが、最後の一つ前のグループだけは慌てて去って行ったのでお箸とおしぼりを忘れていった。
「袋は二枚、お箸は三つ、おしぼりも三つ。あとスプーンもください。お会計はクレカで」
と言って、私が商品のバーコードをスキャンしたそばから商品を袋詰めしていき、クレカで総額3万円もの代金を支払った。すご~く長いレシートが出た。
スポーツ実業団を乗せたバスが去ると、ずっともう一つのレジで手持無沙汰にしていたAさんが、
「かなりのお客さん達が、実業団の連中にビビってなにも買わずに帰りましたよ」
と言った。
実業団のお客様達にレジを一台塞がれてしまったためにもう一台のレジの担当を外れられなくなってしまったAさん、やっと休憩に。私はその間一人で店番。20時を過ぎてから一人の時は、大抵私がコンビニの仕事の中で最も嫌いな作業をしなければならない。その作業とは、朝刊の返品作業だ。
なぜ嫌いなのかというと、全部の朝刊の1面を一度に見ると、今にも世界が終了するんじゃないかという気がしてくるから。特に去年の11月くらいから深刻に酷いんだよ……世界が……。ちょっと疲れてきた時にこれをやるとズドンとテンションが落ちる。
はぁ……。
と一人でため息を吐いていた所へ、常連の酔っぱらいのお爺さんなお客様が娘さんを連れて本日二度目のご来店。完全に出来上がっていらっしゃって、最近の当店の従業員は愛想がないとか、当店のオーナーはそれに輪をかけて愛想がなく接客業大失格だと私にやいやい言って来た。しかも娘さんが、
と合いの手を入れるものだから、酔っぱらいのお爺さんなお客様は益々調子が上がってくる。
ところが私がすいませんすいませんと謝り倒していたら、酔っぱらいのお爺さんなお客様は急に、
「んなことでおめえさんが謝るこたぁねえんだよ。さて、辛気くさくなってきたから帰ぇるか。じゃあの!」
と言って帰っていった。
Aさんが、最近は大勢のお客様から「最近店の雰囲気が悪くなった」「店員の愛想が悪くなった」と苦言を呈されると言った。私もよく言われる。気さくで若くて可愛いDさんと女子フリーターアルバイトさんが相次いで辞めたりくびになったりしてしまったからだ。
でも、二年前にDさんと女子フリーターアルバイトさんが夕勤に入りだすまでは、当店は愛想の良い店員が私しかいないという状態が常だったので、元の木阿弥に戻ったというか、現状が当店の夕方の真の姿だといえると思う。お客様は簡単に異常にクオリティの高い夕方に馴染んでしまったみたいだけど。
最近の当店の夕勤は人手不足極まれりって感じで、毎日、コンビニ専門派遣アルバイトの人達が必ず一人はシフトに入っているのだが、それがどいつもこいつも死ぬほど愛想が悪い。大抵の派遣アルバイトの人達は仕事はちゃんと出来るのだけど、揃いも揃って物凄く態度にやる気の欠片もないのだ。ちょっと話してみると、やるきなくダルそうなのは見た目だけだってわかるのだが、お客様からは見た目しか見えない訳で。
最近の夕勤は愛想がないと言われてもどうしようもない。オーナーがいうにはバイトの求人を出しても誰も電話すらかけてこないのだというし。すっかり人手不足極まっている。だから、愛想が悪かろうがなんだろうが派遣バイトに来てもらうしかないのだ。
僅かな暇な時間に、Aさんとアニメ『SPY×FAMILY』の話をした。当店でも売られている何かのアイスがこれとコラボっているからである。Aさんは『SPY×FAMILY』はひたすら優しい幸せな世界だから好きなのだそうが、私はまだ1期の3話目くらいまでしか観ていない。うちの子供達もこのアニメをかなり気に入っていて、もう既に2期の最新話まで観ている。
「ねえ、Aさん。子供達が、『犬! 犬が出たよ!』って言うんですけど何なんですか、その犬って」
「あー、それは超能力を持った犬の事ですね。その犬は未来を見ることの出来る能力者でして、アーニャはその犬の心を読む事で未来余地が出来るも同然になるのです」
「ふーん。」
人体実験により生まれた超能力者と、やはり実験の結果超能力を持つに至った動物の組み合わせとは。
「Aさん、なんかそれ急に『アルジャーノンに花束を』みが出てきました。Aさんは『アルジャーノンに花束を』を知っていますか?」
Aさんは知らないというので、私は『アルジャーノンに花束を』のあらすじをざっくりと話した。
「なんか、『SPY×FAMILY』って極度に映画狂いっぽい人の描いた漫画ですよね。そういう人が『アルジャーノンに花束を』を知らない訳がないと思うんですけど、もしかしてその犬ってフラグなのでは? 仮に原作では犬はフラグではなかったとしてですよ。アニメのほうは『HUNTER×HUNTER』で無理矢理独自色を出そうとし、『るろうに剣心』と『どろろ』で原作にはない地獄を表現した人が監督してるんですよね。そんな人が監督して、ずっと優しい幸せな世界で終わると思いますか?」
と私が言ったら、Aさんはこの世の終わりみたいな顔をした。
なんかふらふらと足どりの覚束無いお客様が来店。レジにリキュールのショート缶を持ってきて、会計をしに来たのかと思ったら私の目の前に突き出した缶を放そうとせずに、
「これこれ、もう一つ」
というので、棚に一個しかなかったがもう一つ欲しいということかと思い、
と私は言ってウォークイン冷蔵庫の中に入って同じものを探して戻ると、Aさんがそのお客様の前で、
「えっと、どういうことですか?」
と困惑していた。私が、
「大変お待たせして申し訳ございません。もうひと缶持って参りました」
頭を深々と下げたところ、お客様は、
「は? 一個でいいんだけど?」
と、一つだけ買ってさっさと帰っていった。Aさんは、
「いや……困惑の極みなんですけど。客が、会計中に女の店員が急に逃げてったから代わりにレジ打てって言ってきて。俺も増田さんがウォークインに走ってくのは見たんですけど、逃げたって何すか」
と眉をひそめる。
私の釈明は完全に聞き間違えたことを誤魔化す言い訳だと受け取られてしまった。
なんかごっそり勤労意欲を削がれた。だからって暗い顔なんぞしているところを客に見られたら、また「この店の店員は愛想がない」って詰られるんだろうなあ。