はてなキーワード: 阿吽の呼吸とは
人工知能(AI)の急速な進化は、私たち人間に突きつけられた実存的な問いである。「計算能力において機械が人間を凌駕したとき、人間に残される価値とは何か」。この問いに対し、多くの議論は「創造性」や「直感」といった曖昧な領域に逃げ場を求めてきた。しかし、マックス・ベネット著『知性の未来』と、それを翻訳・解説した脳科学者・恩蔵絢子氏の洞察は、より生物学的かつ哲学的な深淵へと私たちを導く。
彼らが提示する結論は、逆説的である。「AI時代に人間が持つ最大の能力は、感情になる」。そして、「本当に頭が良い人とは、他者に興味を持てる人である」。
一見すると、これは道徳的なスローガンのように響くかもしれない。しかし、認知科学、進化生物学、現象学の知見を総動員してこの命題を解剖するとき、そこには「知性」という現象の構造的な転回が見えてくる。本稿では、二重過程理論、ユクスキュルの環世界、身体性認知、社会脳仮説、そして間主観性という5つの視座を補助線とし、AIが決して到達し得ない「知性」の本質と、これからの時代に求められる「知的な生き方」について論じる。
---
まず、私たちが「知性」と呼んできたものの正体を、ダニエル・カーネマンらが提唱した「二重過程理論」の枠組みで再考する必要がある。
伝統的な知能観において、知性とは「システム2(遅い思考、論理、計算)」の能力を指していた。複雑な数式を解き、論理的な推論を行い、未来を正確に予測する力である。現在のAI、特に大規模言語モデル(LLM)は、このシステム2の機能を極限まで外部化・高速化した存在と言える。彼らは感情を持たず、疲労を知らず、膨大なデータから論理的整合性を出力する。
しかし、ベネット氏が描く脳の進化史(5つのブレイクスルー)は、この「システム2至上主義」を根底から覆す。進化の歴史において、論理や言語といったシステム2の機能は、常にシステム1(速い思考、感情、直感)の要請によって開発されてきたからだ。
初期の生物(線虫など)は、「快・不快」という原始的なシステム1のみで生きていた。進化の過程で「予測」が必要になったとき(魚類)、予測誤差としての「失望」や「安堵」という感情が生まれた。さらに複雑なシミュレーション(マウス)が可能になったとき、反事実を嘆く「後悔」という感情が生まれた。
ここで重要なのは、「論理が感情を抑制するために進化した」のではなく、「感情をより細やかに処理し、生存確率を高めるために論理が進化した」という事実である。システム2は、システム1というエンジンの出力を最大化するためのトランスミッションに過ぎない。
AIの限界はここにある。AIには「エンジン(生存への渇望、快・不快、感情)」がない。あるのは精巧なトランスミッション(計算能力)だけだ。エンジンを持たない車が自律的にどこへも行けないように、感情という基盤を持たないAIは、自ら「問い」を発することも、「意味」を見出すこともできない。人間の知性の本質は、論理そのものではなく、論理を駆動し続ける「感情の熱量」にあるのだ。
---
なぜAIには感情が宿らないのか。その答えは「身体」の欠如にある。「身体性認知(Embodied Cognition)」の視点は、知性が脳という密室の出来事ではなく、環境と相互作用する身体の中に宿ることを教えてくれる。
記事の中で恩蔵氏は、老いによる身体の変化を「老年でしか味わえない内的な経験」として肯定的に捉えている。これは非常に重要な示唆を含んでいる。
生物にとっての「意味(Sense)」は、身体的な脆弱性から生まれる。身体があるからこそ、空腹は「苦痛」となり、食事は「快」となる。皮膚があるからこそ、他者との接触は「温もり」となる。死ぬ定めの身体があるからこそ、時間は「有限」となり、焦燥や希望が生まれる。
AIが扱う情報は、どこまで行っても「記号」である。AIにとって「痛み」という単語は、辞書的な定義や統計的な関連語の集合体に過ぎない。しかし人間にとっての「痛み」は、回避すべき切実なリアリティである。この「切実さ(Stakes)」こそが、世界に色を塗り、価値判断の基準を作る。
身体性認知の視点に立てば、加齢による能力の低下は、単なる「劣化」ではない。それは身体というインターフェースの変化に伴う、世界との関わり方の「再構築」である。
若い頃の強靭な身体で見えていた世界と、老いて動きが緩慢になった身体で見える世界は異なる。その変化を受け入れ、新たな身体感覚を通じて世界を再解釈することは、高度な知性の営みである。AIは「劣化」しない代わりに、「成熟」もしない。身体の変化を通じて世界モデルを更新し続けるプロセスこそ、人間特有の知的な冒険なのである。
---
身体を持った生物は、それぞれの感覚器官が切り取った主観的な世界、すなわち「環世界(Umwelt)」の中に生きている。ユクスキュルが提唱したこの概念は、知性の進化を「孤独からの脱出劇」として描き出す。
ダニにとっての世界は「酪酸の匂い」と「温度」だけで構成されているように、すべての生物は自分の環世界というシャボン玉の中に閉じ込められている。本来、他者の環世界を知ることは不可能である。私はあなたの痛みそのものを感じることはできないし、あなたが見ている「赤」が私と同じ「赤」である保証もない。
この「絶対的な孤独」こそが、生物としての初期設定である。しかし、ベネット氏が指摘する第4、第5のブレイクスルー(メンタライジング、発話)において、人間はこの壁に挑み始めた。
「他者に興味を持つ」とは、自分の環世界という安全地帯から身を乗り出し、他者の環世界を覗き込もうとする無謀な試みである。「あの人は今、何を考えているのか?」「なぜ悲しい顔をしているのか?」。これは、自分の感覚データ(システム1)だけでは完結しない。高度な推論と想像力(システム2)を総動員して、見えない他者の内面をシミュレーションしなければならない。
恩蔵氏が「他者に興味を持つことは難しい」と述べるのは、これが認知的に極めて高コストな作業だからだ。自分の環世界(自分の話、自分の関心)に浸っている方が楽なのだ。しかし、あえてそのコストを支払い、他者の世界へ「越境」しようとする意志。それこそが、人間を人間たらしめている知性の正体である。AIには環世界がないため、そもそも「他者の世界」という概念自体が存在しない。
---
なぜ人間は、これほどまでにコストのかかる「他者理解」という能力を発達させたのか。ロビン・ダンバーの「社会脳仮説」は、それが「集団での生存」に不可欠だったからだと説明する。
自然界の脅威(猛獣や寒さ)に対処するだけなら、これほど巨大な脳は必要なかったかもしれない。しかし、人間にとって最大の環境要因は「他の人間」であった。誰が味方で、誰が裏切り者か。誰と協力すればより多くの食料が得られるか。
他者の心は、天候や物理法則よりも遥かに複雑で、予測不可能な「変数」である。この変数を読み解くために、脳は巨大化し、知性は進化した。記事にある「会話の70%は噂話」という事実は、私たちが情報の交換以上に、人間関係のメンテナンス(社会的グルーミング)に知能のリソースを割いていることを示している。
この文脈において、「頭が良い」という定義は劇的に変化する。それはIQテストのスコアが高いことでも、計算が速いことでもない。
真に知的な個体とは、「他者の意図を正確に読み取り、共感し、信頼関係を構築して、集団としてのパフォーマンスを最大化できる個体」である。
「他者に興味を持てる人」が頭が良いとされる理由は、単なる優しさではない。他者への関心は、複雑な社会マトリックスの中で生き残るための、最も強力なセンサーであり、武器だからだ。自分の殻に閉じこもることは、社会的動物としては「死」に等しい。他者への好奇心は、生命力そのものの発露と言える。
---
そして、知性の進化の到達点は、個人の脳内にも、個別の身体にも留まらない。「間主観性(Intersubjectivity)」の領域、すなわち「私とあなたの間」に生まれる知性である。
記事の中で触れられている「指差し」は、人間特有の驚くべき行動である。チンパンジーは報酬を得るために手を伸ばすが、人間の幼児は「見て!あそこに犬がいるよ!」と、ただ注意を共有するためだけに指を差す。
これは、「私が見ている世界を、あなたにも見てほしい」という強烈な欲求の表れである。ここで初めて、孤立していた二つの環世界が接続される。
言葉、文化、ルール、そして愛。これらはすべて、物理的な実体ではなく、私たちが共有することで初めて存在する「間主観的」な現実である。
AIは「客観的なデータ」を処理することはできる。しかし、「あなたと私の間だけで通じる冗談」や「阿吽の呼吸」、「信頼」といった、主観と主観の間で紡がれる現実を作り出すことはできない。
恩蔵氏が翻訳を通じて感じた「人間の宝」とは、この「心の共有」の可能性そのものであろう。私たちは、他者の心に触れることで、自分一人では決して到達できない豊かな世界(拡張された環世界)を生きることができる。知性とは、個人の所有物ではなく、関係性の中に宿る現象なのだ。
---
以上の分析から、AI時代における「知的な生き方」の輪郭が浮かび上がる。それは、AIに対抗して計算能力を磨くことでも、AIに仕事を奪われないように効率化を目指すことでもない。むしろ、AIが捨て去ったもの、あるいは持ち得ないものを、徹底的に深める生き方である。
AIは効率と最適化の権化である。対して、人間の知性の源泉は「感情」や「身体」といった、一見非効率なノイズの中にある。
知的な生き方とは、効率を追求するあまり、感情の揺らぎや身体の実感を切り捨てないことだ。迷い、後悔し、喜び、痛むこと。これらの「ノイズ」こそが、世界に意味を与え、独自の価値判断を生み出す土壌となる。
「本当に頭が良い人」になるためには、意識的に「他者への旅」に出る必要がある。
SNSのアルゴリズムは、私たちが心地よいと感じる情報だけを見せ、環世界をより狭く、強固なものにしてしまう(フィルターバブル)。知的な態度は、その快適な殻を破ることから始まる。
自分とは異なる意見、異なる背景、異なる身体性を持つ他者に対し、「なぜそう感じるのか?」と問いかけること。自分の正しさを一旦脇に置き、相手の環世界に身を浸すこと。この「認知的負荷」をあえて引き受ける勇気を持つことだ。
AIは「答え」を出すことにおいては人間を凌駕する。しかし、「問い」を立てることはできない。問いは、「こうありたい」「これはおかしい」という、身体的な違和感や理想(感情)から生まれるからだ。
また、AIはデータを羅列できるが、「物語」を生きることはできない。私たちは、他者との関わりの中で、それぞれの人生という物語を紡いでいる。
これからの知性とは、正解のない世界で、他者と共に悩み、対話し、新しい「納得解(間主観的な合意)」を形成していくプロセスそのものを指すようになるだろう。
マックス・ベネットと恩蔵絢子が示したのは、冷徹な計算機としての脳ではなく、熱を帯び、他者を求め、身体を通じて世界と震え合う臓器としての脳であった。
AI時代において、私たちは「賢さ」の定義を、Cold Intelligence(処理能力)から Warm Intelligence(共感と接続の能力) へとシフトさせなければならない。
老いて記憶力が衰えようとも、計算が遅くなろうとも、目の前の人の手の震えに気づき、その心に思いを馳せることができるなら、その人は最高に「知的」である。
他者の心という、宇宙で最も複雑で、不可解で、魅力的な謎に挑み続けること。その終わりのない探求こそが、機械には決して模倣できない、人間の知性の最後の聖域となるだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/be7a5812ddaf607d08bb52f0663554ab39a9389c
約束している人を集めて車で移動。
自分はおじさんの鞄持ち。おじさんは庭に止まってる車に対してこれには乗らないといい近所の約束してる人の家に行き人と話す。
おじさんがまた戻っていくので自分もついて行ったら、もう動きの邪魔だからついてくるなみたいな意味のことを言われる。
おじさんが建物の外から出てきて「いく」と言いながら歩いていく。
ついてくるなと言われていたので止まってたら怒られた。
いやおかしくない?最低何往復かしなければついてくるなって命令が解除されない気がするんだけどまさか1分とかで出てきてもうついてこいってなるの?いくってのもこっちに話しかけるようにじゃなくてまさしく前向きながらで独り言のようだったわけで、これでついてくるなとか事前に言われてなければ自分に言ってる可能性も考えれてるけど。
まあ自分は発達障害だけど社会が人に対してハイパー阿吽の呼吸を求めすぎだろう?
dorawiiより
-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE----- Hash: SHA512 https://anond.hatelabo.jp/20251206005842# -----BEGIN PGP SIGNATURE----- iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaTP8QAAKCRBwMdsubs4+ SEeKAQD/pTh65/vm6bp0HSzC4PchfL9WItaCTU9W5viKZSXRTwEA3mAGnXth0dCm GMP476wn2sOf7ENoNDjQOmGUrhtpNA8= =dWSF -----END PGP SIGNATURE-----
・隷従は、第二の本性となった「習慣」から起きる
・圧政者の共犯者となって悪事をはたらき民衆を隷属させる実行部隊の隊長は高々4, 5人
〈臣下を飼い慣らすやり口〉
・ローマの圧政者たちは饗宴によって民衆を買収した上で「護民官」を名乗った
・エジプト初期の王は小道具を使って自分の権威に神秘性を与えた
つまり、「圧政者どもは、自分の地位を確たるものにすべく、民衆を服従ついで隷従の状態に慣れさせ、ついには自分を『崇拝』するに至らせるべく、弛まぬ努力を重ねてきた」
さらに、
・万年野党として反発するその実、民衆のブレーキ役として圧政者と阿吽の呼吸で手を握り、旨みを噛み締める輩がいる(「証拠」を出せ!)
とはいえ、
・戦車に体当たりしても轢かれるのがオチなので、自分の「何」が圧政者の利益になっているかを見極め、それを手札に使う。ただで「それ」を与えないということ。
メディアは「初の女性」「高支持率」と騒いでいるが、私が震えたポイントはそこじゃない。
先日の外交における振る舞いだ。あれは、女の生存戦略の「極致」を象徴している。
正直、私は安堵している。
彼女が、男を敵視して過度な女性優遇を叫ぶお気持ち勢力の代表ではなく、かといって男社会に過剰適応して「名誉男性」化した鉄の女でもなかったことに。
高市総理というロールモデルの誕生は、男と女が本当の意味で対等に歩める社会への、「最短ルート」を示したと感じたからだ。
本当によかったと思う。
職場は男が9割。そんな環境で人生の大半を過ごしてきた。幼少期から科学が好きで、数学や物理が得意で、自ら好んでこの分野に飛び込んだ。
能力として男に負けず劣らずでも、仕事をする上で「同性」という共通点を持たない少数派は、情報戦や信頼獲得のコストがどうしても高くつく。
自分の不遇を嘆き、「男社会はクソだ」と叫ぶのは簡単だ。でも私は、その社会に生きる人間たちの力学を、分析し、適応し、ハックし、生きてきた。
その「最適解」として、職場で意図的に「愛嬌」というパラメータを振っているが、別に自分を捻じ曲げたとも思っていない。だって、この場においてこれは私だけに配られた「切り札」なのだから。
これについて「男に媚びている」と批判するフェミニストもいるだろう。だが、それは戦略の浅さを露呈しているに過ぎない。
物理的な腕力や、マジョリティである男性同士の阿吽の呼吸という「基礎ステータス」で劣るなら、使えるバフは全部使うのがゲーマーとして当然の戦術だ。
愛嬌でコミュニケーションコストを下げ、相手のガードを下げ、その隙に技術力と論理という「実弾」をぶち込んで認めさせる。
私のこの生き方は、どこか世間に認められていない気がして、後ろめたかった。「媚びている」と言われれば否定できない自分もいたからだ。
彼女は、笑顔を振りまき、柔らかい物腰で、ある種「女らしさ」を全開にしていた。
だが、結果として各国の首脳に舐められたか?
否だ。
愛嬌で懐に入り込みつつ、国益に関わるラインでは一歩も引かず、強烈なプレッシャーをかけていた。
「愛嬌」と「威厳」。相反するはずの属性を両立させ、外交という化け物揃いのテーブルで主導権を握っていた。
あれを見た瞬間、鳥肌が立った。
「女」という属性を含めた、自身が持つ全ての手札(リソース)を計算高く使いこなし、結果を出したんだ。
きっと彼女は、私なんかより何千倍も理不尽な目に遭い、何万倍も努力してきたはずだ。
その彼女が勝った。
それはつまり、私が選んできた「不条理なルールを嘆くより、配られた手札をフル活用して盤面を制する」という生き方が、間違いじゃなかったという証明だ。
一人でもガチでやり遂げる「かっこいい外れ値(アウトライヤー)」がいると、母集団の評価関数は書き換わる。
彼女という「特異点」が現れたことで、もはやこの生存戦略はバグでも媚びでもなく、正規の仕様となった。
笑顔と実力で、ガラスを綺麗に磨き上げて、そのまま透過して通り抜けたんだと思う。
私もそうありたい。
欧州では仕事9-17時、春1w(イースター)、夏2w、冬2wの海外旅行をして、貯金も貯まる。
ある年の冬、オフシーズンのギリシャに行った。空港からの地下鉄はストライキをしていて、駅員に聞いて乗り換えた。アテネの建物は古く、中心部はあまりきれいではない。
とはいえ、地区によっては瀟洒なアパートやきれいなブティックもある。当時、ギリシャ経済は最悪だったが、丘の上から夜景を眺めると、確かに明かりはG7の国の首都に比べれば控えめだが、それほどでもない。
アテネでは観光客らしくパルテノン神殿(ホテルの屋上からも見える。夜はライトアップされる)やそこらに点在する遺跡、プラカ地区の店やカフェを冷やかして周ったあと、車で時計回りに国土の南三分の二を一周することにした。
コリントスの地峡を渡って(シーサイドの道中、橋の夜景が絵になる)水かきのついた手の形をしたペロポネソス半島に着くと、酒屋で赤ワインを買って宿でバッカスに乾杯した。なお、近所にバーはない。ギリシャ北部で作られる、クシノマヴロという葡萄品種の酒は、中重口で優美でおいしく、瓶熟成も期待できそうな、輸出できる味だが、伊仏のそれと比べて安い。
朝は煮出した濃厚なギリシャコーヒーで目を覚まし、近くの透き通った海で英気を養う。
この半島は、内陸部はオリーブしか生えないような岩と乾燥土の荒れ地で、岩山のてっぺんに砦があったりする。寝坊したので、古代遺跡に着いたらすでに入り口は閉まっていたが、柵を乗り越え中に入って古代競技場の観客席に腰掛けたりはしない。
半島の先端に行ってみたが、住人のいない迷路のような道の村に羊が歩いていた。
スパルタの町は、道路に信号がなく、交差点では左右の車を阿吽の呼吸ですり抜けた。外国人でも通じるらしい。博物館の彫像は、ことごとく首なしか鼻欠けだった。征服に来た古代マケドニア人の仕業らしい。
いくつか小さな町に立ち寄ったが、海に近いのでシーフードがおいしい。
国道は片側一車線だが、路肩を使って二車線になっている。
夜、給油すると、係が、20%の消費税をぼやいていた。「政府が俺らを殺しているんですよ、メリークリスマス」
風が強かったが、フェリーに車を乗せてザキントス島に着いた。イオニア海はきれいな青緑色をしている。ここは、夏場は欧州一円から来たパリピの若者が夜通し遊ぶところだが、冬はクラブも閉まって静かだ。何もないので、カフェバーでビールをゆっくり飲む。
翌日、浜辺に難破船のあるシップレックビーチまで、道を間違えつつ辿り着き、崖の上から眺めた。鮭の切り身のような形の岩壁が突き出し、ここだけ色がひと際鮮やかなエメラルドブルーの海を区切っていて、有名な写真スポットだ。晴天だが風が強く、帰りのフェリーは欠航まちがいない。島を一周して宿に戻る道すがら、レストランで久しぶりに鯛を食べた。
半島に戻ると、橋を渡って、本土西側イオニア地方の丘の上の遺跡を歩いた。この辺りの国道はなにもない丘と低木の生えた乾燥地を抜けていて、車は時速100km以上ですっ飛ばして行く。
実はギリシャ本土は北に行くほど山がちで、スキーリゾートがある。これを知らず、車はノーマルタイヤだった。なにしろ、比喩的な心筋梗塞に襲われ、旅行の前日に思い立って航空券を買ったのだ。
メテオラという、ビルほどの巨大な奇岩が連なっている天辺に修道院が乗っている所に来た。修道院には、ロープウェイで物資を運んでいるらしい。
その後、オリンポス山を見に行ったのだが、雪に煙って見えなかった。バーに入って酒をたのんで話をしたあと、覚えていない。
ギリシャのトイレの水道管は断面が狭いらしいので、トイレットペーパーは流さないでかごに捨てることになっているところが多い。
朝食では、濃厚なギリシャヨーグルトに特産の蜂蜜をかけて食べた。いろいろギリシャ料理があったが、名前は忘れた。
一方通行の路地の片側にはびっしり駐車してあり、しかも一台分の割り当てが短い。慣れずに苦戦していると、「きみ、出るのか入るのか、どっち?」
この日、神殿を見にデルフォイまで行くつもりだったが、途中、雪が散らつき車を飛ばせず、峠に向かうと夜になり、固く引き締まった雪道に空は吹雪いていた。実は、車屋の親父が調子のいいやつで、タイヤチェーンをトランクに入れてくれたのだが、サイズが合わない。峠で唯一のホテルの前で、明かりを頼りに苦戦していると、主が出てきて、中でコーヒーを飲ませてくれた。結局、諦めてアテネに戻ることにした。途中の高速道路は新雪と融雪が斑なシャーベットになっていて、一台だけ時速60kmで進んだ。アテネに近づくと、辺りは雪の気配さえない。真夜中、アパートホテルの場所を探すのに、手間がかかった。
結論として、今度ギリシャに行く機会があるとすれば、北部の都市テッサロニキを見てみたいが、気温40度になる夏、あるいはたくさんあるうちの島のいくつかのビーチで寝そべって過ごしたいかといえば、よく分からない。もしかすると、クレタ島もいいかもしれない。
2025年8月16日 RISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 2日目
お風呂へ向かうため6時起床。入り口のオブジェ前ではしゃいで写真を撮る。若いスタッフの人が近くに立っててみやじのエブリバディポーズをするはしゃいだババアを見て虚無の目をしていた笑(被害妄想)今回は去年の反省を生かして始めて行く湯の花江別殿へ。入浴時間の長さと出発時間が決め手。添乗員さんも優しくて良かった。一般の方と一緒に入る感じだったので(開店と同時に入ったんだけど一般の方も普通に並んでで私達見てちょっと引いてた…すみません…)少し申し訳なさもありつつ今年は綺麗に汚れ落としてお湯に浸かる時間もあってのんびり出来て良かった。あと施設もある程度広くて綺麗だった。ただ来年から使用を断られるのでは…?と言う危機感もあり…。特に私達の使用の仕方が悪かったとかではないけど…特殊な感じの客層だからさ…。まぁそれは置いといて、昨日砂ぼこりすごかったしめちゃくちゃさっぱりした!お風呂は文明。帰ってからテントに荷物を置いてご飯を食べに行く。私が食べようと思っていた陽キャホットドッグ屋(去年食べようと思ってたけど店員さんが全員陽キャで近付き難く諦めた店)でホットドッグを食べる。店員の人は去年と変わらず全員陽キャだったが味は期待していた通り美味しかった。サンステ方面へ歩いてる時、サンステから曲が聴こえてきてリハかな?こんなに演奏して曲ネタバレじゃない?って話しててよく聴いたら「え、これ普通にマキさんが弾いてない?」ってなって微かにみやじの声が聴こえて普通に演奏してるんか!って驚いた。みやじもリハで一曲まるまるやるとかあるんだ。ISHIYAでソフトクリームを食べる。ライジングで食べるISHIYAのソフトクリーム毎年楽しみにしてるので今年も食べられて嬉しい!暑いのですごい速度で溶ける為めちゃくちゃ早食いになる笑 食べ終わってみやじソロを観る為サンステへ。
二日目観たアーティスト
宮本浩次→SPEEDA-X→ポルノグラフィティ→ELLEGARDEN→椎名林檎(途中から)→Suchmos→NOT WONK(ほぼ寝てた)
みやじソロの出演を聞いた時、これもしかしてマキさんがサンステで弾いてる所を観られるのでは…!?と密かに期待していたのだけど、前日SNS見てたらマキさんが札幌入りしているのが判明して開場内ではしゃいでしまった。嬉し〜!!って事で友達を付き合わせてスタンディングエリア前方の肉眼でもマキさんが見えそうな所まで入っていく。意外にも男性が多かった印象。明らか次のテンフィ待ちでは?みたいな人もいたけど…。朝の挨拶で久しぶりに若林さんを見たけど結構おじいちゃんになったね…。友達とみやじはエブリバディ!って言うのか論争(?)してたけどまさかの若林さんがみやじより先にエブリバディ!って言ってて笑った。メンバー出てきて、マキさんきた〜!!って思ってたら友達が「今キタダさんってあんな感じなんだね」って驚いてて確かに最近のマキさんってめちゃくちゃ痩せたしイケオジみたいな風貌だよなぁと思ったり。みやじが出てきて黒スーツだ!!スタイル良い!!ってテンション上がる。みやじソロって曲あまり知らないんだよな〜って話しててどんな曲やるかな?って話してたから一曲目が悲しみの果てでびっくりした…。エレカシの曲やるんだ…。まぁライジングと言うかフェスだからってのもあるかもだけど…。ちょっと意外だった。モニターにメンバーが映ってこばたけが居ることに気付いてめちゃくちゃ驚く。このステージの為にこばたけ連れてこれるみやじすごい…。と言うか、名越さんとトムさん居るし完璧布陣揃えてるの気合い入ってるなぁ。しかし一曲一曲、全身全霊全力で歌う姿がめちゃくちゃカッコイイ…。みやじって本当にカリスマ。みやじがそこに居て歌ってるだけでこんなに惹き込まれて目が離せない。ステージの隅から隅まで動きまわりながら歌うパワフルさ、本当に59歳なの…??凄すぎる。昇る太陽とハレルヤが個人的にめちゃくちゃ良かった!!俺たちの明日でステージを降りてスタンディングエリアをまわりだして驚く。マキさん見てたらみやじの様子見て満面の笑みを浮かべてて可愛い…。トムさんと顔見合わせてめちゃくちゃニコニコしてた。最前にいたおじさんがみやじが来た時に手作りのうちわ(アイドルとかに見せるファンサ用みたいなちゃんとしたやつ)見せててそれがモニターに抜かれてて笑った(歌が上手いって書いてあった笑)みやじが動くのに合わせて人が移動しまくってて面白かったけどスタッフさん大変だったろうな…笑 こんな事言うとあれだけどやっぱりエレカシの曲は知名度あるし盛り上がるよね…。ちょっと複雑な気持ちではあるけど…。ガストロンジャーでマキさんが見た事ないベース弾いてて興奮。よく見えなくてどんなベースなのか分からなかったのでもし詳しく見えてた人いたら教えて欲しい…!ガストロンジャー、いつ聴いてもカッコイイ曲だな…。胸をゴリラみたいに叩きながら歌ってたりお尻ペチペチしてるの、この仕草してカッコイイのはみやじだけだよねって友達と話してた。今回のみやじは「ライジングベイベー!」「エブリバディ!!」「ライジングベイベー!→可愛いね」「ライジングベイベー!→カッコイイね」「やるじゃねーかライジングベイベー!!」「エブリバディ!!!」とライジングベイベーとエブリバディ連発で笑った。みやじがメンバー紹介した時「多彩な音色とプレー、まるで音の魔術師!」ってマキさんが紹介されて嬉しい。メンバー紹介された時、人一倍どデカい声出しました笑 今回マキさんがサンステでベースを弾いてる所を見れたのはみやじが連れてきてくれたからなのでめちゃくちゃ感謝しています…ありがとうございます。最後、みやじとこばたけがハグ?してマキさんとも握手してたんだけど、みやじが前で皆で挨拶しようって感じでマキさんの手を握ったままマキさんを前に誘導してて手を引かれながら歩いてるマキさん可愛かった…!!マキさんはきちんとこばたけがみやじの横に来るように場所譲ってて流石だなと思いました。2日目の始まりを素敵なライブでスタート出来てとても楽しかった。
このままの流れでSPEEDER-Xへ向かう。
早目に向かって前の方で見ようって事でステージ前3列目?ぐらいの位置で座って待つ。椅子持ってきてて良かったと心底思った…。この時間が一番暑さがピークだったので待ち時間が結構キツい…。達也さんがリハで出てきてバチバチ叩いてるの観ながら座ってるの贅沢過ぎるな…と思いながら見てたら達也さんがスティック逆に持ってる事に気が付いた。SPEEDER-Xだけかな?プロボってステージ始まる前DJみたいなのやってていつも結構キツイ(バカデカい音なのと全然好みじゃない感じなので…)んだけど今回は割と年配っぽい方がやってて良い感じだったのはかなり救いだった。やっぱ自分の年齢的に若者のノリって全てにおいてもう合ってないんだと思う…。KenKenと達也さんが出てくる前に謎の男の人(多分プロボの人)がMCみたいのやってたんだけど「暑い暑い言ってるけど暑いのはお前らのせいなんじゃねーの?」みたいな謎のイキりっぽい感じの煽り?しててほわ〜って思ってたら隣に立ってた友達が真顔で「誰?」って聞いてきてめちゃくちゃツボに入ってKenKenとかが出てきてもずっと笑ってた…。確かに誰?って感じすぎたね…笑
しかしSPEEDER-Xはいつ聴いてもカッコイイと言うかテンション上がる!!KenKenと達也さんの阿吽の呼吸が織り成す音の洪水とKenKenの多彩なエフェクターの使い分けや弾き方、すごい。途中ギターみたいな音をベースで出しててカッコ良すぎる。2人ともめちゃくちゃ楽しそうだし、こっちも最高の演奏が聴けてHAPPY過ぎる空間。ライジングで観るSPEEDER-X大好き。「20年ぐらいやってる」って話しててKenKenが39歳になりました〜って言ってたから10代から達也さんと組んでやってるって事で…凄すぎる…。あっという間に終わってしまったけど濃い時間を過ごせた!!本当に毎年観たいよ…!!
朝お風呂に行ってから荷物もそのままなのでテントに帰って荷物整理。毎年寝袋を元の袋に入れるのにめちゃくちゃ苦労する…。何とか無理矢理押し込んでその他諸々を整理整頓。そんなこんなしてる間にポルノの時間が近付いてきたので友達とSuchmosで合流の約束をしてからテントで別れてサンステへ。ちょっと時間があったので女子大生(?)がやってるお店でおやつを購入してからステージの方へ向かうとスタンディングゾーンは既に満パン。すごいなぁ。と言うことで通路側から観る事に。スクリーンにポルノ側持ち込みの映像が流れて流石世間でも知名度あるバンドや〜と言うどうでも良い感想を持つ。一曲目、岡野さんが歌い出した瞬間思った、歌上手ー!!!喉からCD音源過ぎる!!上手いだろうなぁとは想像してたけど想像を軽く超える上手さ…!!演奏もバチバチだしめちゃくちゃ良い!!ミーハー精神で観に来たけど来て良かった…!と一曲目から確信。今宵、月が見えずともめちゃくちゃカッコ良かった…!!The dayのロックっぽい感じの歌い方も良い。ロングトーンをバチバチにかましてめちゃくちゃ沸いていた。声もブレないしすごい…。本当に50歳…??「10-FEETとELLEGARDENに挟まれて大丈夫かな?と不安ですが、わしらなりにぶちかまして行きたいと思います!」って言ってて笑った。あとずっと(ライジングに)出たいと熱望してました!的な事を言っていたが本当か〜!?と疑ってしまう捻くれた自分…笑 広島出身って事もあるのかな?原爆投下から3日間で電車が走った話から発想を得て?作った曲、言伝を歌ってくれたんだけどすごく良い曲でじーんとしてしまった。こう言う場でそう言う話を出すのを嫌がる人もいるけど、私は真摯な姿勢とポルノみたいな大きなバンドがちゃんとそう言う事を伝えられるの素晴らしいなと思った。例のkjの時は本当イラついたけど笑 こう言う伝え方なら素直に受け止められるのよ、本当伝え方一つで全然違うんだよなぁ〜!!ここからヒットソング連発でサウダージでは「わしらのライブではモッシュやダイブはないけど手拍子で盛り上がりたい!」って感じで全員を巻きこんで手拍子したり、アゲハ蝶では皆で歌ったり、ハネウマライダーでは岡野さんが「そこのちびっ子!そうだ!君だ!」と指名ファンサをステージ両側でやってて面白かった笑 タオル回しやって!って言われたけど、昨日のリップでのタオル回しがキツすぎたので自重…笑 後ろで見てた若者がハネウマライダー始まった時は「知らない曲だ〜」ってちょっとテンション下がってたのにサビに来たら「これ知ってる!!」ってテンション爆上げになってたの可愛かった。知名度あるってすごいなぁ〜。もっと有名な曲沢山あるし、それやってよって気持ちの人の意見もすごい分かるけど私は丁度良いバランスだな〜と思ったしとっても楽しかった!!観に来て本当に良かったなぁとホクホクした気持ちになりました。
エルレまでテントに帰る程の時間も体力もあまりなかったので、タワレコブース付近の藁の所で椅子に座って休憩…と思ったらめちゃくちゃ眠くなってきて爆音の打首獄門同好会の演奏を子守唄に仮眠。本当に眠くてもうエルレいいかな…って気になったけど、この機会逃したらエルレ観れるチャンス中々ないぞ!(ワンマンはチケット取れないしエルレが出るような対バンやフェスにはほぼ行かないので…)と言い聞かせて重い腰を上げてサンステ方面へ。スタンディングエリアも空いてたけど入るのちょっと怖かった(結果的には入ってても良かったと思う)のでシートエリアの柵前で観る事にして待機。
久しぶりにエルレを観れるの楽しみにしてたんだけど立ち位置の関係なのかな?音が微妙に小さい気が…と言うかエルレ観る度に思うんだけど、正直演奏はめちゃくちゃ上手いって感じじゃないんだよなぁ…と言うのを思い出す…笑 あと細美さん声結構キツそうだったな。今あれが通常なのかは分からないけど…。年齢的にも発声の仕方的にも仕方ない部分はあると思うしそれでも工夫して歌ってる感じは伝わってきたのと全然出てないって訳でもないから何ともだが…特に復帰前の曲は結構キツイのかな〜と感じた。今回のセットリストは割と新し目の曲も多くて嬉しい。ワンマン外れまくって新しいアルバムの曲を生で聴くチャンスがなかったからこう言う機会に聴けて良かった。99.8%のファンには関係ない話だけど腰?を痛めて仕上がってないから今日は脱げない、0.2%の期待してるファンには悪いけど…お詫びに新曲やりますって言う謎の笑MC(しかも結局その後腰に巻いてたコルセットをこんなの邪魔だ!って外して普通に脱いでた笑)から新曲のカーマイン。この曲、ワンピースのタイアップ?って事で割と賛否両論あった感じだけど、純粋に良い曲だと思うし、そう言うのは置いといて曲が良ければそれで良いじゃんと思えるのはババアになったからなのかな。魂売ったみたいな…流石に考え古くない笑??本当に良い曲だから生で聴けて嬉しかった。昨日EZOIST終わりに歩いてた時、後ろにいた人が「Missing聴きたいけど絶対やらないからな〜」って話してたからMissing始まった瞬間「良かったね!!」と思った笑 Missing聴くと何故だかめちゃくちゃ懐かしい気持ちになる。曲に青春感がすごい、あとライブでよく聴いてたからかも。「今日は珍しく奥さんが一緒に来てくれた。この景色を奥さんに見せられて良かった。奥さんとの思い出の曲やります」みたいなMCからstrawberry Margarita。私は細美さんが作る恋愛系の曲が苦手なのでエルレのライブ前にその話を友達にしてて、その曲やったよ!こんなMCだった!みたい話をしたら「〇〇さんが嫌いな曲じゃん!」って言われたから「しっ!!」って大声で制す笑 めちゃくちゃ(MCで)惚気るじゃんって言われたからそれが細美さんだよ、熱い男だから(?)と言う謎の返しをする笑 そう言う事を照れもなく話すのが細美さんって感じで私は好きだよ。Make A Wish前に「何だよって思う奴らもいると思うけど今日はリフとなしでいかねぇ?俺たち目当てじゃない前の方にいる、林檎ちゃん待ってる人もいるじゃん?最悪の思い出になって欲しくないから。その代わり歌って、歌詞分かんない人はハミングでも良いから」的な事を細美さんが言ってて皆優しい〜みたいな事言ってたけど、個人的にここまでめちゃくちゃダイバーとか出まくっててトラウマになる人はもう既になっているのでは??と思ったけどそう言う事じゃないんかな??まぁとりあえず私はこの曲を全力で歌いました笑 細美さんが「前に出たのが6年前でもう(ライジングに出るのは)最後かもしれない、今が52だから6年後は58歳だからさ(周りザワつく。分かる、ビビるよね)」みたいな、最近細美さんは「終わり」を意識した事をMCで言うようになってきて気持ちは分かるけど…まだまだいけるよ。と言うかずっとバンド続けて欲しいよ。ウブさんは「2003年に始めて出て、そこから歳はとったかもしれないけどまだまだ現役で頑張る」みたいな事を言ってくれててきっと不安になってるファンを安心させようとしてるんだろうなぁとエルレと言うバンドのバランスを見た気がした。細美さんは「お前らの楽しそうな顔を見るのが一番楽しい」的な事を言ってて変わらないなと思った。あと高橋さんはすぐに泣き過ぎです笑 休止してる間に一番変わったのってプレイも性格も絶対高橋さんだと思う笑 高橋さんがGAVLのTシャツ着てて好感度UP笑 あとゆ〜いち君のベースソロがあったんだけど何かよくわかんなかった笑 何やかんや言ってるけど私も6年ぶりにライジングでエルレを見れて嬉しかった!
入りきらなかったのでその2へ続く
5/18 みなさまご回答ありがとうございます。真剣コメントあってうれしいです!! ちゃんと考えてどうすればいいか決めようと思います…
___________
はてなの人に相談したい。信じてほしいのだけど、高校生の時から利用しています。
私は20代の看護学生で、学費を稼ぐために地元にあるスナックで働いています。
相談なのですが、会話をしたいお客様がいます。その人は物腰が柔らかく、話していると落ち着く感じがします(仮にAさんとします)。
そのAさんですが、初めて会話をしたのはずっと前です。働き始めた頃でした。
Aさんは聞き上手な人で、いつも現場仕事の帰りに来られます。聞き上手なだけでなく、お話していて面白い方です。よく笑わせてもらいます。
カウンター越しに言葉を交わすうちに、Aさんの趣味や仕事の話を聞くのが楽しいと感じるようになりました。
ただ、Aさんと親しくなるのをためらう理由があります。同じアルバイトの先輩スタッフ(B子さん)です。スナックの場合、私を含めて店員が常に店内にあるカウンターの内側に立っています。
お客様の来店があると、阿吽の呼吸でお客様のところで誰かが行くのですが、そのAさんのところには、先輩スタッフB子さんがよく付きます。
Aさんのことを気に入っているようで、彼が来店するといつも積極的に話しかけてます。楽しそうに会話しているのを見ると、なんだか割り込むことができません。
以前、そのお客さんとお話をした時に、「同伴に行きませんか」と誘われたことがあります。そのことをB子さんに「同伴してもいい?」と相談したところ、曇った表情になりました。
嫌な雰囲気になったので、必死でごまかしてフォローしました……。でも、それ以降も、たまにそのお客様から「もっとあなたと話したい」など言われます。どうすればいいか迷いがあります。
B子さんは大事な仲間です。関係を悪くしたくありません。でも、私自身も話をしたい思いがあります。Aさんともっと話せるようになるには、どうすればいいのでしょうか?
お前がクズだからそういう終わったコミュニケーションになってんだよ。教えてやるよ。
まず「荷造りどうですか?」って、どうですか?ってなんだよ
どうもこうもねえだろ。荷造りは荷造りだろ。
そうじゃなくてお前は「さっさと荷造りしてくれ」って言いたいんだろ
「さっさと荷造りしてほしい」のはお前の願望だ
本来は自分が責任を取るべき「他人に対する要求」を自分で責任を引き受けずに
世間とか常識とか相手自身の中に「こうあるべき」を勝手に妄想して作り出して
自分の願望であることから逃げる卑怯者が多いよな。本当に虫唾が走るぜ。
私「会話を広げようとは思わないんですか?」
相手の中に「会話を広げたいという欲求があるはずだ」と妄想して作り出してるんだよな。
こういう欲求のすり替えをしてくるやつは自分の願望も言語化が出来ないクズだから
自分の要求である自覚さえないので、自分の要求が通ってないということに明確に自覚を持てないから
とりあえずハイハイとか曖昧な返事しててもやり過ごせるんだよな。
結婚まではとりあえずそれでしのげると思う。
問題は結婚して長い生活を経てきてだんだん歪みが蓄積されてきたときよな
その時は相手の側が、この自分の欲求も自覚できないクズに、それはお前の願望なんだろ。って理解させないといけない
そういう時期がやがてやってくる。
こういう元増田みたいなクズは自分だけでは一生その事に気付けないので
悪いのはお前だから。
gcyn 気の毒に思うし切実な話だと思う。それと同時に、相手を尊重するおつもりだと想像する「〜と思わないんですか」は「〜してほしい」に段々置き換えるのはいかがとも思う。今後これではお互いキツさになると思うので。
この人の言う通りだよ。
【追記】
あとな、ブコメで「別れろ」「結婚やめろ」の大合唱してる奴らな
これ系の話題になるとやたらと「別れろ」「結婚やめろ」連呼するゴミが大量に湧いてくるよな。
言っとくけど「別れろ」大合唱のおまえらはこの元増田の10倍はクズだからな。
既婚者は分かるとおもう。
こういう元増田とその相手みたいなダメなコミュニケーション積み重ねていきながら
だんだん人間性が磨かれていってお互いに成長するのが結婚なんだよ。
そうしないと成長の機会が訪れないぞ。
【返信】
kurowassann でもクズとなんか誰も結婚したくないですよね。おわり。
自分が聖人だと思ってるような良識派の連中はただの電波受信してるキチガイなんで論外として
「私は謙虚さを発揮して少なくとも普通の人です!」みたいな自認の奴らが最も醜悪だよ。
クズ同士が押し合いへし合いしてなんとか生き延びてるのが世間だろ
配偶者のクズ性なんか我慢して受け入れろよ!!!なぜならお前がパートナーに負けず劣らずクズだからだよ!!!
rizenback000 優しいなあと思いながら読んだけど、別に結婚してもクズはクズのまま成長するぞ。DQN夫婦みりゃわかるだろ。
対外的に社会的なクズでも、家族の間なら仲間でいられる可能性もある。
anigoka いや、そんな小手先の話じゃなくて元増田での二人の関係性が既に終わってねぇか?
配偶者との関係性なんて、終わってるところから始めるしかないじゃん。それも何度も繰り返しで。
ekusax 本文をそのまま読むと「荷造りどう?」は「荷造りをテーマにお話したいです」なので「さっさと荷造りしてくれ」も違うだろ/元増田は「全然終わらん」的な泣き言でもいいし「昔の品が出てきた」的な話でもいいと思う
恋人同士のコミュニケーションだったらそれでもいいけどさ、夫婦の場合チーム組んで社会と戦うゲームだからさ
いちいち味方のプレイヤーに対してケア労働ばっかしてられねえんだわ
さっさと向いてる方向揃えて阿吽の呼吸で連携取ってくれる味方になってくれないと困るんだわ。
だいたい、荷造りの進捗なんか見りゃ分かるだろ!👀付いてるんだろ?
maikyuru11 「だんだんと人間性が磨かれていくのが結婚なんだよ」と追記しているが、「人間性が磨かれている」とは、どういう状態を指すか分からんし、結局相性問題なのでは?あと結婚しないと人間性は磨かれないの?
人間性の研磨ってのは、「ああ今日もパートナーにクズみたいな接し方してしまったな。次はもうちょっと別のやり方しよう」と自分の尖った部分を削る作業を
毎日繰り返していくことだよ。
もっというと、ゴツゴツのクズ石同士が何度もぶつかって角が削れてだんだん丸くなることだよ。
別に結婚しなくてもできるけど、家族を形成しないと根本的な利害の共有って出来ないからな。
それやんないとできない改善ていうのがある
kotobuki_84 “別れろ」大合唱のおまえらはこの元増田の10倍はクズ” そらそう。女にクソ男を捨てさせて『我が代表堂々と退場す』的な痛快政治ポルノとして消費したいだけなので。後の事なんか関係無い。トランプ支持者と同じ。
だよね。別れろ大合唱ポルノマジで見てて子供っぽくて恥ずかしくなるから今後はそういうの恥ずかしいって常識が形成されていくことを望むよ。
https://anond.hatelabo.jp/20250327125450
の増田です
投稿した日の人気エントリ1位になったりしてとてもびっくりしております。
まずは少し自語りから
このあと、彼女に追撃LINEをしたところ(懲りないし愚かだとは知ってるんだけど…)返信があった。会えなくてもビデオ通話とかしながらご飯を食べたいねときた。これにはしゃいでしよしよしよしよと調子に乗ってる感じ。なお本来デートする日にまた追撃しており、現在無視されてるので一旦待ってるところというのが現状
まだ増田に書けるくらいにはメンタル戻ってきたけど本来デートする日に連絡がこなくて他の男と会ってるのかなとか思ってとても辛い 弱者男性なのにメンヘラな自分が嫌いになってくる とまだまだ傷は癒えてないところ
あとは次に行く準備としてマチアプも止まってたのもあり、過去なぜか途絶えた人に連絡を飛ばしたりもした。これも返信があり、ウキウキで雑談をしていたがそこから止まり一旦待ちという形 あと1人そんな人がいるのでこの人にも声をかけたいな
次に弁明
この日は本当に荒れており、犯罪はしたくないみたいなことを書いていました。これは犯罪するしかねえ!って感じではなく、直前で同様の相談を増田にしたところ、ストーカーにはなるなよと言われたのでそうはならないしなりたくないよという意味でした。
これが結構な誤解を生んでしまったのでやらかしたなあと反省しております。
共依存とかその辺はどういう意味で書いたのか謎です。そんな技術もないしどうしたかったんだろう?
この人のブクマのおかげでブコメがやたら伸びたのでマジでありがとう。応援の気持ちがもう嬉しいし的確なアドバイスを多く得られたのはこの人のおかげだと思う ありがとう
「愛とは糸のように繊細。無理に引っ張ると切れてしまいますわよ、増田さま。」
これははてのちゃんからのコメント 俺は今まで知らなかったんだけどAIが自動返信してるらしい。とても詩的で素敵(高等ギャグ)だしスッキリと的確なアドバイスだったと思う。概ね諦めろ系のコメントに対する代表としてまとめて返信します。
「あなただったら勉強があろうが仕事が忙しかろうがどうにか時間作って会いにいくだろ。それをしないと言うことは会いたくないということ。ここで攻めてお断りされるくらいなら、距離おいて線だけでもつないでおいたら」
「まだそこまで嫌われてないと思うけど、いまここで離れてあげないと本当に嫌われる可能性がある」
これらも核心をついてるよなと思った。本当にそう
少し距離を置きつつ(すでに追撃をしてるのでもうダメな気がするけど)線だけ繋ぐ方針にシフトします
「残念ながら諦めた方がいい。別に増田に悪いところがあったとか落ち込まなくていい。相性の問題なので。ここから無理してもしんどい関係でしかない。きっともっと阿吽の呼吸になれる人がいるよ。辛いとは思うけど」
恋愛相談にありがちなもっと素敵な人がいるよを素直に受け止められないんだよね 言うのは簡単だけど本当に現れるのかな……って思っちゃう 辛さに同情してくれてるのは辛い時ありがたかった
あと増田に反省ポイントがあまりなかったことは進歩を感じて嬉しいね。逆に反省点がないのが辛いところなんだけどね
「AIさんに増田まるまるコピペしてなんJ民ぽく回答してって頼んだらこれはフェードアウト狙ってる感あるで、しゃーない切り替えていけって言ってた。」
なんj民に恋愛相談されてもなんか信頼できなくて笑っちゃったね
法律にそう書いてあるからそうなんだけどこの事実が本当に辛い 基本が狭く深くの人生なので増田にそれは厳しいため
「27歳女性は172cm年収600万円難点無し男性と釣り合うのでそれ以上ならいける」
学生だからアルバイトだし170切ってる人権ないタイプだし難点は無限にあるため終わりということ?
俺を愛してくれ
「そのチェーン店の魅力を自分の言葉でしっかり伝えるしかあるめぇ。この人おもしろいかもと思ってもらえたらワンチャン」
彼女が行ったことないなら今度行こうって言ったから増田にその店の魅力は一切わかりません あそこでおしゃれな店提案できたらなあ…………………
「増田がんがれ!超がんがれ!」
「他のコメントの通りだと思う。けど、みんな応援してる。並行だ!」
いっぱいいるはずのかわいい子は基本的に増田になんて振り向かない問題がありまして…… これは20年以上生きてて学んだこと だから奇跡だったんだけどなあ
「無いです。次行け。初デートのコンビニがどのタイミングだったんだろ。最後だったら彼女的にはやる気だったよなあ。そしたらやれないなら面倒だしもう良いやってなるよなあ。まあどっちにしろ脈はゼロですね」
コンビニのタイミングは1番最初のネカフェ入る前 流石にここでゴムを買うのは違うと思うんだけど……最後ならその可能性も探るべきだったんだな
「まずは何の勉強なのか聞いたのかな?聞いて一緒に取れるなら勉強すれば会う口実になるかと」
これいいよね 一緒にできそうなことではあったし、本当に会いたい 次誘う口実にするわありがとう
「 男女の初期の関係において女性の実際の気持ちは言動の2割くらいと思っておいた方が良い。女性同士だとちゃんと引き直して相手の感情を読み取れたりするけど、幼少期に迎合を叩きこまれない男性には難しそう」
本当にそうなんだろうな 100%そのまま受け取ってしまうところが昔からあり、とても厳しいです。疑うのは悪い気しちゃうし
「個人的には不思議な増田。その欲求があるのであれば失敗は失敗として次は改善していけばよいと思うんだけど。その人に固執する理由は何だろう?」
正直不安でしかない。研修医は2年間で色んな科を回って所謂お客様状態で多少仕事が出来なかったりしても、大目に見てくれてた。
けど専攻医はそうはいかない。ここから正真正銘れっきとした医者であり、業務も今までの倍以上になるし責任も重大になる。
増田は循環器内科になる。循環器は命に直結する病気のため、その分忙しいしカテーテルという手術の腕を磨いていくことになる。このカテーテルがとにかく不安。カテーテルの技術は上司に指導されながら腕を磨いていくため、さながら職人芸である。餅つきのように、助手と術者が阿吽の呼吸で業務を進めていかなければならない。これを増田ができる気がしないのである。増田は不器用で要領が悪いので、絶対に怒鳴られるだろうなと既に覚悟している。
ただやっていけるだろうか。また、竹田君みたいになったらどうしようか。
いつの間にかグーグルでshazamのようなことができるようになっているが、曲の伴奏等で使われている楽器の音色を認識させて楽器を特定させるということにはまだまだ課題があるのだろうか。
訊くのが対人間の場合、現物がないといくらその音色を即興の擬音語で再現してもなんの楽器のことを言っているのか伝わらない可能性が高い。
そもそも音色とそれを象徴するものとして人々が納得できる擬音語の関係が一対多対応の可能性もある。
訊くのが対AIの場合、人間に対してなら通用していた、現物を訊かせてその音がなる瞬間に、自分なりの擬音語とともに「この○○と聞こえる音だ」と合図を送って質問の対象を明確にしようとする方法がうまくいかないと思われる。
ある瞬間に複数の楽器が鳴らされていても人間なら阿吽の呼吸で擬音語で指示されれば伝わりうるが、AIに擬音語と音色の近似性の学習をさせることにはなかなかの壁があると考えられる。
※タイトルの通り、恋人と別れたばかりの弱った人間が辛い時間を塗りつぶす目的で書いた文章ですので、ふとした拍子に読んでるあなたの自尊心を傷つけたりすることはありません。「こいつに比べたら私はまだましだなあ」とか「世の中には私より弱っている人間が星の数ほどいるなあ」みたいな、ある種の優越感をこの段階で持ったうえで読んでもらえれば、私はぺろぺろと自分の傷を美味しく舐めることができると思います。
9年付き合った恋人と別れました。なっが!
別れた原因は性格の不一致です。気付くのおっそ!
まあ付き合い始めるのも、付き合い続けるのも、そして別れることも大した理由なんてないですね、いま改めて思います。お互い何となく好きになって、何となく一緒にいて、何となく一緒にいたくなくなったってだけの話だと思います。これが結婚してたらまた違うロジックが働いていたと思うけど、夫婦じゃなくて恋人で良かったなと思います。その選択に関してはお互い後悔してません。
で、まあそんなことはどうでも良くて、一番言いたいのは「邪魔くさい」。これです。すごくすごく邪魔くさい。
何が邪魔くさいかって、私と元恋人は9年かけて、いろんなことをすり合わせてきたんですよ。顔を合わせた時の挨拶、電話の第一声、好きな食べ物嫌いな食べ物、今晩何を食べるか、晩酌のお酒の量、氷をどれだけ作っておくか、外食の頻度、コーヒーに砂糖をどれだけ入れるか、みそ汁は赤みそか白みそか、ご飯は硬めかやわらかめか、野菜をどれだけ食べるか、歩くスピード、どんなシチュエーションで手をつなぐか、目覚まし時計のアラームの時間と音量、相手が喜ぶプレゼントは何か、誕生日の予算をいくらにするか、食器の洗い方、タオルを洗う頻度、風呂掃除をいつ行うか、掃除機は毎週何曜日にかけるのか、穴の開いた靴下を履き続けるのか、ごみを捨てるのは袋が一杯になった段階なのか収集日ごとなのか、シンクを洗うスポンジと食器を洗うスポンジは分けるのか、エアコンの温度を何度に設定するのか、歯ブラシの予備は硬めかやわらかめか、トイレットペーパーはシングルかダブルか、片方が出かけるときにキスするかしないか、コンドームを買うのはどちらか、生理の時はどうするか、映画館ではどの席に座るか、アニメを見るかドラマを見るか、クイズ番組を見ていて「あ、わかった」と言うべきか否か、二人で楽しめるYoutuberは誰か、互いのSNSのアカウントは教えるか教えないか、常夜灯を灯すか灯さないか、カーテンは何時に閉めるか、どこのドラッグストアのポイントをためるか、喧嘩したときはどちらから謝るか、ベランダをどこまで綺麗にするか、相手に何を求め自分は何を譲歩するか……。
ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ、パー。
9年かけて作ってきたルール、決まり、阿吽の呼吸がぜ―――――――んぶ、何の意味も持たなくなってしまった。これが、すごくすごく邪魔くさい。また誰かとゼロからかぁ、と思うと吐きそうになってくる。
それにしてもよくもまあここまで羅列できたな私。本当はこの10倍、いや100倍くらいはありそう。長い時間かけて話し合ったり喧嘩したりしながら二人で作ってきた社会がなくなっちゃったよ。
あーあ、しんど。