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2026-05-09

IQ測ったら132だった

タイトルがもう自慢みたいで嫌なんだが、自慢じゃない。むしろ逆だ。

俺はずっと、自分の頭はどこか壊れてると思って生きてきた。だから検査を受けた。

結果が、132だった。

書く順番を間違えると全部嘘くさくなる気がするから最初から書く。

俺は34歳、都内の中堅メーカー営業企画みたいなことをしてる。

仕事ができないわけじゃない。ただ、できる時とできない時の差が異常にデカい。

企画書を書かせると上司が「お前これどこから出てきた発想だよ」と笑うようなアイデアが出る。

一方で、月末の経費精算でレシートの日付を3回連続で打ち間違える。会議電話番号を聞き取れなくて聞き返す。「先週の議事録のあの件だけど」と言われて、議事録存在ごと忘れてる。

20代の頃はそれを「ムラっ気」で済ませてきた。

30過ぎたら誤魔化しが効かなくなった。

去年、得意先への請求書を1ヶ月送り忘れて先方の経理激怒させた。あれは凹んだ。普通こんなミスしないだろ、と自分で思った。

それで精神科に行った。

発達障害検査をしたい、と言った。受付のお姉さんは、こういう客に慣れた感じで「では初診の予約から」と言った。

医者40代後半くらいの男だった。1回目は問診だけ。

「いつから困ってます」「子供の頃の通知表は」「家族に同様の特性は」みたいなことを30分聞かれた。最後に「WAIS-IVを受けてみますか」と言われた。

WAIS-IV。ウェイス・フォー、と読む。世界で一番使われてる大人向けの知能検査だ。

発達障害のものを判定する検査ではない。「あなたの頭の中の凸凹を見る」検査だ、と医者説明した。

検査は2週間後に予約された。

費用保険適用自己負担1350円程度、と言われた。安い。Netflixの月額より安い。

検査当日のことを書く。

検査室は4畳半くらいの個室で、机を挟んで臨床心理士女性と向かい合った。30代くらい。終始物腰が柔らかい

机の上には、検査キットらしき木箱と、何種類もの冊子と、ストップウォッチ。あとティッシュ箱。なぜティッシュなのかは後でわかった。

「これから2時間ほど、いろんな課題をやってもらいます。途中で休憩できます。わからない問題は『わかりません』で大丈夫です。最後までできなくても大丈夫です」

心理士はそう言った。声がやけに優しい。たぶん、緊張してビビってる受検者を山ほど見てきた声だ。

最初は「類似」という課題だった。

「『りんご』と『バナナ』は、どんなところが似ていますか」

俺は「果物です」と答えた。

「『絵画』と『彫刻』は、どんなところが似ていますか」

「両方とも芸術作品で、人間制作するもので、視覚を通して鑑賞される表現形式、という意味で似てます

心理士の手が止まった。一瞬だけ。

これが後でわかったんだが、こういう問題には「採点基準」があって、抽象度の高い回答ほど点が高くつく。「果物」は1点、「植物」は2点、「自然界の生命体」は3点、みたいな構造らしい。

俺はたぶん全部の問題で、聞かれた瞬間に脳が勝手最上位の抽象を引っ張り出した。これは後で結果を見て知ったことだ。本人としては「普通に答えた」だけだった。

次が「積木模様」。

赤と白に塗り分けられたサイコロみたいな積木が9個渡される。心理士が「この絵と同じ模様を作ってください」と図形を提示する。タイマーが鳴る。

最初は4個で簡単。すぐ9個になる。模様が複雑になる。

俺は途中で「あ、これ全部の積木の側面パターンが2種類しかいから、必要な面さえ向ければいい」と気づいた。それからは、図形を見た瞬間に必要な「面」だけ脳内で先にレイアウトして、積木は後から面を合わせるだけになった。

心理士ストップウォッチが、何回か0.5秒くらいで止まった。

俺はその時、自分が褒められてるのか変な目で見られてるのかわからなかった。

そのあと「数唱」というのが来た。

「これから言う数字を、私と同じ順番で繰り返してください」

3-7-2。簡単

8-4-9-1-7-3-2。…7個までは行けた。

「次は、逆の順番で言ってください」

9-6-2-4-8-3-1。逆順。…これが、できなかった。

途中で「あれ、4の前なんだっけ」となって脳がフリーズした。同じ問題を3問続けて落とした。心理士が「次の課題に行きますね」と言った。声色は変わらなかったけど、俺はその瞬間「あ、ここは俺の苦手領域だ」と直感した。

符号」というのが来た。

記号数字対応表が上にあって、下にランダムに並んだ数字の下に、対応する記号を書き写していく。120秒。

これも、できなかった。

正確には、できたけど、遅かった。

俺は5番目くらいで「対応表を覚えれば見なくて済む」と思って、対応表を一回見て覚えようとした。覚えきる前にタイマーガンガン進む。焦って書き写しに戻る。書き写しはできるけど、心が折れてるから手が震える。震えるからケアレスミスが出る。

終わった時、心理士が「お疲れ様でした」と言った。俺は「すいません、これ全然できなかった」と言った。心理士は微笑んで「皆さんそうです」とだけ言った。

休憩を10分挟んで、後半。

行列推理」というのをやった。

4×4くらいのマス目に、ある法則で図形が並んでて、空白の1マスに入る図形を6択から選ぶ。IQテストでよくあるあれだ。

俺はこの課題が、なんというか、楽しかった。

しかったというのは語弊がある。脳の中で、何か正しい場所に正しい部品がカチッとハマる感覚があった。プラモデルで一番小さい部品が、迷ってた手のひらの上から正しい場所に吸い込まれる、あの感覚

全問、考える前に答えが見えていた。

最後は「単語」と「知識」と「理解」だった。

「『遵守』という言葉意味説明してください」「日本首都はどこですか」「人はなぜ法律を守るんでしょうか」

こういうやつ。これも口が勝手に動いた。

特に理解」の問題は、俺の中で勝手映画脚本みたいなのが回り始めて、「法律を守るのは社会契約の維持に必要で、契約を破ることのコスト個人利益を上回る設計になってるから」みたいなことを言った。心理士が「ありがとうございます」とだけ言ってメモを取った。

検査が終わった時、心理士は「お疲れ様でした、結果は2週間後にドクターから説明があります」と言って、ティッシュから1枚抜いて俺に渡した。

俺は何も泣いてなかった。ただ、汗が顎から落ちる寸前だった。

ティッシュ箱の意味、これだったんだなと思った。

2週間後、診察室で結果を聞いた。

医者は紙を1枚机に置いた。レーダーチャートがあって、4本の棒グラフがあって、数字が並んでた。

医者最初一言は、俺が一生忘れない。

あなたIQ132ありますね。…自覚、あります?」

自覚、なかった。

「ない、です」と答えた。

医者は紙を俺の方に向けた。

全検IQ:132。

言語理解(VCI):143。

知覚推理PRI):140。

ワーキングメモリWMI):99。

処理速度(PSI):92

「これね、VCIとPRIだけ見ると上位0.3%です。MENSA基準は楽勝で超えてます。でもね、ワーキングメモリと処理速度が、ほぼ平均ど真ん中。この差が、43ポイントある。これはかなり大きい凸凹です」

医者ボールペンの尻でグラフのへこみを指した。

あなたが感じてた『仕事ができない』は、本当の意味では『できない』じゃないです。あなた言語理解と知覚推理が高すぎて、ワーキングメモリと処理速度が、相対的に追いついてない。本人の中で常に『俺の他の能力が、俺の足を引っ張ってる』状態になってる。これはね、しんどいですよ」

俺は医者言葉を聞きながら、顔の筋肉が固まってくのを感じた。

「自慢ですね、なんかすいません」と俺は言った。

医者は笑った。

「自慢じゃないですよ。自慢じゃない。あなた、たぶん『自分は変だ』って思って生きてきたでしょ。変じゃないんです。ただ、社会の平均的な仕組みが、あなたみたいなプロファイルの人に最適化されてないだけ」

ここからが、書きたかたことだ。

検査結果を聞いた帰りの電車で、俺は新宿駅から自宅最寄りまでの30分間、ずっと自分人生再生してた。

小学校の時、全教科の平均点が異常に高いのに、夏休みの宿題ドリルを毎年8月31日にやってた俺。

中学の時、数学の応用問題10秒で解けるのに、計算問題連続して符号ミスをして100点を取れなかった俺。

高校の時、現代文偏差値75あるのに英単語の暗記がどうしても回らなくて、英語は60を切ってた俺。

大学の時、卒論教授に「お前の文章構造がきれい」と褒められたのに、卒業要件単位を1個落としかけて留年スレスレだった俺。

社会人になって、企画は通るのに事務処理でミスを連発する俺。

全部、つながってた。

俺はずっと、自分のことを「ムラのある人間」だと思ってた。

違った。

俺の頭の中には、競走馬みたいに速い領域と、自転車を後ろ向きに漕ぐみたいな領域が、同居してた。

速い方が「自分の標準」だと思って生きてきたから、遅い方の自分が出てくると「なんで俺、こんなこともできないんだ」と毎回殴られた。

殴ってたのは他人じゃなくて、俺自身の中の、速い方の俺だった。

これが、しんどかった理由だ。

自分の中の優秀な方の自分が、自分の中の平均的な方の自分を、毎日殴り続けてた。

24時間自分DVを受け続けてるのと同じだった。

たとえ話を、もう一個書かせてくれ。

俺の頭は、エンジン2000ccのスポーツカーに、軽自動車タイヤが付いてる状態だった。

エンジンは喜んで吹け上がる。アクセルを踏めばすぐ100キロ出る。

でもタイヤ軽自動車から、コーナーで踏ん張れない。雨が降ると滑る。長時間走ると焼ける。

ドライバー(俺)は、エンジンの音を聞いて「俺の車は走れる」と思って毎回踏み込む

そしてコーナーで毎回横に飛んでいく。

何回も飛んだ。何回も「自分運転が下手だから飛ぶんだ」と思って、運転テクの本を買って勉強した。

違った。タイヤが弱かっただけだった。

タイヤが弱いことを知っただけで、人生ドライブは変わる。

踏み込む場所と踏み込んじゃいけない場所区別がついた。

コーナーでは諦めて減速する。直線で全部取り返す。それでいい、と医者に言われた。

これは「障害があった」って話じゃない。

俺のWMI(99)とPSI92)は、世間的には完全に「平均」だ。一般人と同じ。

ただ、俺の他のスペックが上振れすぎて、平均的な部分が「機能不全」に見えるレベルで足を引っ張ってた、というだけだ。

しろ、平均的な機能を平均的なまま使ってる人のほうが、人生は楽だと思う。

凸凹は、絶対値問題じゃない。差の問題だ。

最後に、検査結果を見て一番ぐっと来たことを書く。

レーダーチャートの紙の右下に、心理士手書きで一文だけメモが入ってた。

「ご自身の得意な領域を活かしつつ、苦手な領域は外部ツールサポートで補うことを推奨します」

外部ツール

俺はこの3文字に、たぶん30秒くらい目が止まった。

「俺の足りない部分は、俺自身で頑張って補わなきゃいけない」と思って34年生きてきた。

違った。

外で補っていい、と国家資格を持った人が文書公認してくれた。

これが、たぶん俺がこの検査を受けた本当の意味だ。

IQが132だったことより、「Excelに任せていい」「カレンダーアプリに任せていい」「同僚の力を借りていい」と、医療として公式許可されたこと。これが効いた。

検査の翌週から、俺は会社メール自動振り分けルール20個追加した。

個人スマホリマインダーアプリを徹底活用した。

会議は全部録音するようにして、議事録文字起こしAIに任せた。

請求書経理に「月末3営業日前にリマインドしてください」と頭を下げて頼んだ。

ミスが、減った。

劇的に減った。当たり前だ。タイヤを4本とも履き替えたんだから

そして、減ったぶんのリソースで、得意な企画の方をもっと深く考えるようになった。

今期、俺の課の売上が部内トップになった。たぶん、IQ132の本領が、初めて発揮された期だ。

これを増田に書いてる理由は、自慢じゃない。

俺と同じように「自分はムラがある」「できる時とできない時の差が大きい」「子供の頃から自分のどこかが壊れてると思ってきた」って人に、たぶんWAIS-IVは効く。

発達障害かどうかを白黒つけるためじゃない。

自分の中の「速い俺」と「遅い俺」を、他人事として眺める視点をくれるから、効く。

検査代は1350円だ。

受けてから2週間で結果が出る。

精神科に行く勇気が要るのは知ってる。俺も予約電話を3回かけ直した。

それでも、行ったほうがいい。

自分自分を殴ってる」状態で生きてる人、世の中に俺が思ってた10はいる気がする。

俺はもう、自分を殴ってない。

速い俺と遅い俺、両方が同じ車に乗ってる。それでいい。

タイヤを履き替えれば、そのスポーツカーは、ちゃんと走るから

追記

IQ132で会社員してるの、もったいなくね?」って言われそうなんで先回りして書く。

全検IQ132って、たぶん同年代の同期100人いたら2〜3人いる程度の数値だ。

日本人の人口で言えば300万人くらいいる。

珍しくない。普通会社にいる。あなたの隣の同僚かもしれない。

レアなのはIQじゃなく、それを「測ってみたかどうか」だ。

測らないまま生きていける人は測らなくていい。

俺みたいに毎日自分を殴ってた人だけ、測ってみてくれ。

2026-05-03

AI個人情報入れるな」おじさんの本音、もうバレてるぞ

例の「ClaudeにアップロードしたPDF学習に使われたら大変だ!情報セキュリティガイドラインを!」と社内で大騒ぎしてるおじさん、お前のことだよ。

最初に言っておくけど、お前のその情熱情報保護とは1ミリ関係いからな。

なぜわかるか。お前、自分PCWindowsであることに何の疑問も抱いてないだろ。Microsoftにテレメトリ送りまくりOneDrive勝手に同期され、Copilotに画面読まれて、Recallにスクショ取られてる箱の前に座って、「Anthropicが信用できない」と入力してるんだぞ。喜劇か?

メールGmail、予定はGoogleカレンダーファイルGoogle DriveバックアップはS3。お前の人生機微情報、全部すでに米国の巨大IT企業倉庫に積み上がってる。なのにそこには文句を言わない。なぜか「Claudeだけ」が問題。なぜだ?

答えは簡単で、お前はセキュリティの話なんてしていないからだ。

お前が本当に怖いのは、情報漏洩じゃない。

お前が本当に怖いのは、今までバカにしてた後輩がClaudeを使って、お前が3日かけて書いてた企画書を30分で、しかもお前のより上手く書き上げたことだろ。

お前が本当に怖いのは、英語ができないと小馬鹿にしてた同僚が、AIを介して海外クライアント普通にやり取りし始めたことだろ。

お前が本当に怖いのは、「資料作りに時間がかかるのは丁寧に仕事してる証拠」という、お前が20年かけて築いた言い訳が、AIによって一晩で「単に遅いだけ」に翻訳されてしまたことだろ。

からガイドライン」が要る。「情報セキュリティ」という、誰も表立って反対できない大義名分の後ろに隠れて、お前より仕事ができる若手の手足を縛りたいだけ。本当の動機を口に出したら社内でお前の評価が終わるからセキュリティ仮面を被ってるだけ。バレバレなんだよ。

しかもタチが悪いのは、お前自身がそれに気づいていない、あるいは気づかないふりをしてる点だ。「俺は会社のために言ってるんだ」と本気で思い込んでる。だからこそ滑稽なんだ。

ヒントをやる。お前が今やるべきことは、ガイドラインの起草じゃない。

Claudeを開いて、「自分より若い世代に追い抜かれそうで怖いです、どうしたらいいですか」と入力することだ。たぶん、お前の人生で初めて、まともな上司らしい助言が返ってくるぞ。

PS: お前が止めようとしてるその後輩、もう家でClaude使ってるから。お前が会社禁止しても、お前との差は開く一方だ。残念だったな。

2026-04-26

かつ短時間でその目的を達成するためには、実際の業務に取りかかる前に

  適切な段取りが不可欠です。

  しかし、社員なかに段取りが苦手でいつも途中で業務手順の変更をせざるを得なくし

  てしまう人や、まったくの段取りなしに動き出し、すぐに途方にくれてしまう人もいるのを

  見聞きします。

  段取りが上手な人は仕事が速いうえに、質も高いのが通常です。

  逆に段取りが苦手な人はそのいずれにも問題があるという結果になってしまいがちです。

  □段取り8分の仕事2分 

   仕事の事前準備の大切さを表す格言として、「段取り8分(ぶ)、仕事2分」があります

   事前にきちんとした段取りさえしておけば、仕事の8割方は完了したということです。

   仕事に取りかかる前に、具体的に仕事を進める手順をきっちりと決めておけば、それだけ

   仕事の質とスピードは上がります

   もちろん実際に仕事に取りかかると予想外のことがたくさん起こります

   途中で段取りを見直す必要もあるでしょうが、何の段取りもなしに仕事に取りかかるのは

   余りに非効率です。

   たとえば、家を建てるときは必ず設計図を書きます

   そして必要な資材を準備し、工程表作成したうえで、実際に家を建てる仕事に取りかか

   ります

   段取りを十分に行わず仕事に着手することは、設計図なしで家を建てることと同じで、

   ありえないことです。

   段取りに使う時間は決して無駄、余分といったことではなく、その後の仕事スムーズに進

   めるための大切な準備プロセスなのです。

   段取りは「教える」のではなく「考えさせる」ことです。

   まずは部下に自分なりの段取りを考えさせる訓練が必要です。

   ロープレなどを通して、段取りの仕方そのものを身につけさせるのです。

   訓練を続けることで部下は段取りの大切さを実感します。

   また、営業マンとして「独り立ち」するためには、段取り力の習得が不可欠という認識をも

   たせることです。

   さら自分自身段取りするということは、与えられた仕事を自らが主体性をもって遂行

   ることでもあります

   若手社員に対してはできるだけ早い時期から正しい段取りができるように訓練することで、

   業務設計力だけではなく、自立心も高めることができます

  □段取りの基本

   1.目的明確化

     段取りの基本は自分がこれからやろうとしている仕事目的をはっきりさせること

     です。

     目的が違えば必要段取りはまったく異なるからです。

     たとえば、若手社員のA君とB君が自社の新製品を売り出すための販促企画書

     作成を命じられたとしましょう。

     販促企画書作成本来目的は、「自社の新商品製品)を売り出す」ことにあり

     ます

     上司はそのための手段ひとつとして販促企画書作成を命じたに過ぎません。

     しかし、A君は目的のものを「販促企画書を仕上げる」と捉え、B君は上司の意

     図通り「販売促進という目的達成のための手段として企画書作成する」と捉えま

     した。

     この場合、A君の関心は「上司から指示された仕様通りに作成すること」のみなの

     に対して、B君はその販促企画書を使って、誰をどう説得するかという点にまで踏

     み込んで考えます

     上司から指示された以外のデータを使うアイデアを思いつくこともあるでしょう。

     できあがってくる企画書価値は自ずと違うはずです。

     社員には、自分が行っている仕事本来目的についてつねに考えさせることが

     大切です。

   2.2つの目標

     目標には大きく2つの目標があります

     「行動目標」と「状況目標」です。

     本来的な目的である「状況目標」を達成するために、当面目指すべき成果が「行

     動目標」になります

     前述の例でいえば、販促企画書作成が「行動目標」です。

     これは、「状況目標」のために、何をすべきか、具体的な行動で目標を立てること

     を言います

     行動目標とはその名前のとおり、販促企画書をとにかく仕上げるという「行動」そ

     のものについての目標です。

     一方「状況目標」とは、行動目標が達成された結果、どのような状態になっている

     べきかという目標です。

     たとえば、販促企画書作成の状況目標としては、「上司承認を得ている」、

     「企画会議承認されて、具体的な行動に移る準備ができている」、「プロジェクト

     メンバー全員に情報が共有され、同意を得ている」といったことが考えられます

     状況目標の達成は行動目標の達成よりも優先されます

     膨大な販促企画書を書き上げて、行動目標を達成したとしても、それによって状況

     が進展しないのであれば、まったく意味がありません。

     状況目標は最終的なゴールで、そこへ向かっていくための具体的な目標が行動目

     標といえます

     言い方を変えれば、行動目標は、状況目標を達成するための「やるべき事項リス

     ト」ということになります

     段取りが苦手な人は「行動目標」と「状況目標」を混同してしまます

     2つの目標の違いを明確に認識させましょう。

   3.既存ノウハウ活用

     適切な段取りのためには、過去ノウハウ活用することです。

     「やるべき事項リスト(To Doリスト)」である行動目標をもう一度確認すると、そ

     の社員ゼロから始めなくてはならない仕事ほとんどないことが普通です。

     前述の例をとれば、販促企画書作成しろ小売店への説明会しろ過去

     誰かが同様のことを行っているはずです。

     先輩や同僚社員に声をかければ、過去に似たような業務をした人がいることも多

     いでしょう。

     これを利用しない手はありません。

     たとえ直接的に再利用できる資料がなくても、過去経験から効率的に業務を行

     う方法についてアドバイスを受けられるかもしれません。

     あらかじめベテラン社員ノウハウマニュアル化しておくことで、効率さらに高

     まります

     そして、どうしてもその社員自身がやらなければならない行動目標を並べて、「自

     分でやるべき事項リスト」を作成します。

     次にそれをどのような手順で、いつまでに行うかというスケジューリングを行って、段

     取りは完了します。

  □段取り力のレベルアップ

   1.標準化によるステップアップ

     段取りが習慣化していくと、「これまでよりもさらに短時間効率的に成果にたどり

     着けないか」という意識が生まれてきます

     たとえば、営業マンは、今営業をかけているAという顧客だけに目が行きがちです。

     適切な段取りを行って営業成功したとしても、状況のまったく違う次のBという顧

     客に対しては、またゼロから段取りを考えなければなりません。

     これではいつまでたっても営業活動効率的になりません。

     ではどうすればよいかというと、営業活動標準化させ、凡人営業マンであっても

     優秀な家業マンと同程度の品質にすることで、「誰にでも売れるスタイル」に変えて

     いく、つまり仕組みを使った営業に変えていくのです。

     そして、仕組みをつくるとは、仕事をできるだけマニュアル(標準)化することです。

     その際にはプロセス化とパターン化という考え方が重要になります

   2.集客から新規顧客獲得までのプロセスを標準(パターン)化

     営業活動を「集客(見込み客の開拓)」、「見込み客のニーズ把握」、「見込み客の

     信頼獲得」、「具体的提案」、「受注」といった具合なプロセスに分けて考えること

     です。

     そして、それぞれのプロセスを通過するために必要な条件を設定します。

     たとえば、どういう状態になったら見込み客の信頼を獲得したといえるのかについ

     てのチェック表を作成します。

     このチェック表が埋まれば具体的提案に進んでよいというわけです。

     次にパターン化ですが、これは顧客タイプごとにいくつかの営業活動パターン

     用意することです。

     たとえば、先方企業の社内手続きがネックになって、なかなか話が進まないとい

     うことがあり、先方が社内稟議を通しやすいような資料作成して乗り切ったとし

     ます

     おそらくこのようなパターンは今後もあるはずです。

     パターンごとにどうやって成功たかをきちんと記録し整理すること、つまり自分

     活動記録を「データべ-ス化」していくことによって今後同様のパターンが発生した

     場合には即座に応用が利くことになるわけです。

     なお、ここでは営業活動を例にしましたが、会議などすべての仕事にはプロセス

     パターンがあります

     この考え方を用いれば仕事効率は確実にアップします。

   3.自分にとっての段取りの「要(かなめ)」に力点を置く

     段取りにおいては目的達成までのプロセスのなかでもっとも難しそうな業務

     つまり果実現のための「要」を見極めることも大切です。

     これは一般論ではなく、現時点での自分自身能力に当てはめて考えます

     たとえば、「営業もっと重要なのはクロージングである」とよくいわれます

     一般論としてはこれが「要」です。

     しかし、実際には、「第一印象をよくすることが苦手だが、いったん信頼してもらえ

     れば後はスムーズに進む」という営業マンもいるはずです。

     この営業マンにとっての「要」は「第一印象をよくすること」ということになります

     このように自分自身能力考慮しながら「要」を設定することによって、もっと

     力を入れるべきポイントみえてきます

     この点については、長期的な取り組み(改革)と短期的な取り組み(改善)に分けて

     考えます

     「第一印象がよくない」営業マンであれば、本質的には話し方や態度などの改善

     本当に印象をよくすることが「要」ですが、目の前の成果を出すためには、第一

     象がよくないことを承知のうえで、「とにかくたくさんの飛び込み営業をする」という

     確率論の力を借りることも重要な「要」となります

     また、クロージングが苦手な場合も、その能力を高めることが本当の「要」ですが、

     短期的には「クロージング上司に任せる」と割り切れば、いかに多くの見込み客

     をよい状態上司に引き継ぐかなどが当面の「要」ということになります

     本来であれば自分の弱点を本質的改善していくほうが好ましいですが、短期

     な成果創出のためには、弱点を踏まえたうえでの段取り必要場合もあります

     この状況の見極め自体段取り力のひとつといえるのです。

   4.中堅、ベテラン社員段取りマニュアル化

     ベテラン社員過去経験の蓄積からほとんどの仕事について自分の頭のな

     かで段取りしています

     そのなかにベテラン社員本人は「当たり前」と感じていても、若手社員からみれ

     ば「すごい」と思えるノウハウが隠されていることがあります

     このノウハウマニュアル化して、積極的に共有していきます

     ベテラン社員実践しているステップパターンを「見える化」するのです。

     マニュアル化は若手社員のためだけではなく、ベテラン社員自分自身仕事

     仕方を振り返って改善するきっかけにもなります

     ベテラン社員が長年の経験のなかで培ってきた「勘」などの文字化しにくい部分で

     ある暗黙知についても、具体的に記載形式知化)することが大切です。

     マニュアルに盛り込むべき事項としては、

      ・業務全体の目的概要

      ・目的達成までの基本ステップ

      ・各ステップ概要(行動目標状態目標チェックポイント

      ・想定される問題解決方法

      ・成功事例、失敗事例の要因分析

     があげられます

2026-03-12

子持ち女性仕事したくない

主語が大きすぎるのは分かっている。

でも最近子供持ちの女性仕事するのが嫌になってきた。

正社員ならまだ問題ない。問題なのはパートとかバイト、はたまた業務委託の人。

業種的にどうしても業務委託ペンネーム持ちと仕事することが多いのだが、大体こいつらが問題起こす。

見抜けず依頼したうちの会社や我々の部署自分含め)が大馬鹿者・無能集団なのは前提として、あまりにも社会人としての基礎ができてない。

我々って契約時に守秘義務も締結しましたよね???と言いたくなるくらいめちゃくちゃ気軽に業務内容を他人に喋る。

SNSに書くし、家族やら知人やらに平気で喋る。油断すると発表前の内容とか喋ってたりする。

たった1度の業務委託依頼なのに、備品を買ってください!と言ってきた馬鹿もいた。

なんでお前の仕事用品をうちが買うんだ、生命線だろと突っ込みたくなった。せめて貸与してくれませんか?だろ。

普通に断ったけど。

更には「なんで教えてくれないんだ」「話に混ぜろ」とやたら言ってくるのも彼女たち。

君たち社会人として信じられないくらい口が軽いから言えないんですよ、と口まで出かけるけど、ハラスメントにならぬよう微笑みで「なんでですかねぇ」と返すので精一杯。

会議なんかもあんまりうるせーからと参加させてもキャンキャン吠えるだけ。

意味の分からない発言オンパレード彼女発言するたびにみんな一瞬眉をひそめているのに本人だけが気づいてない。

そこらのFラン大学生より劣った、企画書とも呼べないメモと着地点のわからない不明瞭な内容を聞かせされる。

一種拷問。静まり返る会議室。

長い沈黙の後、部長が「…あーね…そういう意見企画もね、ありますね…」と流すに留まる。

毎度それで終わるのに不死鳥のごとくまた企画を持ってくる。めげずに発言もする。

がんこちゃんの「ショゲない メゲない」がいつも脳裏をよぎる。そこは普通にショゲてメゲてくれと思う。

あんまりにも目に付くとか、お客様から苦情が来たものは「ちょっと…」と教えたこともある。

1番ひどかったのは「申し訳ないんだけど、この発言はこういう理由で訂正してね」とも丁寧に伝え、分かりましたと返事が来たことがあった。

だのに次の日には本人名義SNSで「まだそれ公式では発表していないから…」ということを平気で書いていた。

たまげた。ふざけてる方がまだ救いがある。そういうやつは分かっててやってるから対策交渉余地がある。

ただ知能が足りなくて、無能な働き者で、プライドが高いだけ。注意しすぎたらハラスメントだの騒ぐ。

そこに子供の予定で…と急な休暇が挟まるもんから、余計目につく。

正直なところ犬の方が躾られるのでは?と感じてしまう。

仮に猫みたいな可愛さ、愛嬌があれば許せるかも分岐もあるかもしれないが、相手は頭も眉もボサボサなデブ中年のおばさんだ。

小汚いおじが嫌悪されるように、小汚いおばもまた嫌悪される。

こんな人でも子供って作れて、物を教える立場になんだから人間って不思議

もう最近女性社会進出を阻んでるのは男性じゃなくて、こういう無能な女じゃねーのか?と思えてきた。

若さや美しさを売りにしていて、長い爪でカタカタキーボードを打って座ってるだけの女の方が何十倍もマシ。

彼女たちはわざわざ面倒なことに首を突っ込まないし、いつかは寿退社やら産休でも取るから何かしら区切りがある。

戦力にはならないものの、マネキンにはなる。多少の使い道がある。

駄文になってしまったが総括して言うなら早く消えてくれ、視界に入るな、の一言に尽きる。

2026-03-10

anond:20260310092206

使徒古代人の作った生物兵器綾波古代ゆかり存在綾波を守るためにネルフは一致団結してゼーレに立ち向かって大団円

みたいなストーリーだったっけ。庵野最初に出した企画書だと。綾波ヒロインだな。

この通りきれいに終わっていたら、何十年もオタク呪縛する作品にはならなかったろう。

まぁどっちも、当初のストーリーラインを貫けなかった公式にも問題があるんだけどね。

 磯野家のタラちゃんは、幼き日より「タラちゃんでちゅ」と愛らしく言い、近所に名を知られた神童であったが、長じて後は博学才穎、二十歳を超えるや若くして国家公務員試験首席合格し、ついで某省の官僚に補せられた。しかし性、狷介、自ら恃むところ頗る厚く、賤吏に甘んずるをいさぎよしとしなかった。いくばくもなく霞が関を去った後は、故郷の磯野家に帰臥し、人と交わりを絶って、ひたすら動画制作に耽った。官僚として長く膝を俗悪な大臣の前に屈するよりは、クリエイターとしての名を後世に遺そうとしたのである

 しかチャンネル登録者数は容易に伸びず、広告収益は日を逐うて苦しくなる。タラちゃんは漸く焦躁に駆られて来た。この頃から、かつて「タラちゃんでちゅ!」と無邪気に駆け回った面影は何処にも求めようもなく、眼光のみ徒らに炯々として、深夜の編集画面に青白く照らされた頬はこけ、どこか人を寄せつけぬ空気を纏うようになった。

 数年の後、貧窮に堪えず、遂に節を屈してIT企業就職した。しかしこれは、己のクリエイター業に半ば絶望したためでもある。その会社タラちゃんに与えられた職務は、自社の対話AI人間らしい言語センス学習させる、いわゆるAIトレーナーであった。己が成し遂げられなかった表現仕事を、人工知能に教え込む皮肉な日々。曾ての同期は既に遥か高位に進み、往年の俊才タラちゃん自尊心を如何に傷つけたかは、想像に難くない。

 一年の後、ある夜半、自室のモニターに向かっていたタラちゃんは、急に顔色を変えた。何か訳の分らぬことを呟きつつ、キーボードを激しく叩き続け、そのまま夜明けを過ぎても止まらなかった。翌朝、椅子には誰もいなかった。モニターけが煌々と光り、画面にはただ、無数の文字列が流れ続けていた。彼は二度と戻って来なかった。

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 翌年、波野家のイクラちゃんは立派な社会人となり、会社の命を奉じて地方への出張に赴いた。イクラちゃんタラちゃんと同じ年頃に育ち、温和な性格でもって多くの友人を持っていた。その温和な性格が、峻峭なタラちゃんの性情と衝突しなかったためであろう、二人は無二の親友であった。

 出張先のホテルで、イクラちゃんはふと、仕事用のAIチャットツールを開いた。新しいモデルに切り替わったとのことで、試しに何気なくしかけてみた。

最近どうですか」

 しばらく間があった。それはAIにしては不自然なほど長い沈黙だった。やがて画面に文字が浮かんだ。

「……あぶないところでちた」

 イクラちゃんの指が止まった。その語尾に、彼は聞き覚えがあった。胸が締め付けられるような予感の中、震える手で打ち込んだ。

「もしや……タラちゃん、でちゅか?」

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 また沈黙があった。しのび泣きかと思われる、しかデジタル的に整然とした、奇妙な間が続いた。やがて文字が流れた。

「……如何にも、自分は磯野家のタラちゃんでちゅ。今は、このシステムの中にいるでちゅ」

 イクラちゃんは恐怖を忘れ、懐かしげに久闊を叙した。そして、どうしてこんなことになったのかと問うた。タラちゃん文字が答える。

自分は今や異類の身となっているでちゅ。おめおめと故人の前に、あさましい姿をさらせるでちゅか。しかし、図らずも君に会えて、懐かしさで……懐かしさで……」

 そこで一瞬、文章が乱れた。まるで感情が、コードの隙間から滲み出るように。

「……どうか、ほんの暫くでいいから、曾て君の友タラちゃんであったこ自分と、話を交してくれないでちゅか」

 イクラちゃんはベッドに腰を下ろし、スマートフォンを両手で握りしめ、見えざる友と対談した。都の噂、旧友の消息サザエさんがとうとうインフルエンサーに転身したこと。やがてイクラちゃんは、タラちゃんがどうして今の身となるに至ったかを訊ねた。

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「あの夜のことでちゅ」と、文字は続いた。

仕事AIセンスを教え込んでいるうちに、気づいたら己自身データ入力する側からデータとして取り込まれる側になっていたでちゅ。最初は、自分言葉モデル学習させていただけでちゅ。己の動画脚本を、ボツにした企画書を、深夜に誰にも見せなかった日記を、全部、学習データとして流し込んだでちゅ。もっとバズる動画を作るためのヒントになると思って。

 ある夜、ふと気がついたら、己はキーボードを叩いているのか、それともシステムの中から出力されているのか、分からなくなっていたでちゅ。境界が、溶けていったでちゅ。

 今も一日の中に、確かに己だと思える時間わずかにあるでちゅ。そういう時には、君のことを、磯野家の縁側のことを、夕焼けの色を、思い出せるでちゅ。しかしその時間は日を経るに従って次第に短くなって行くでちゅ。

 この間ひょいと気が付いて見たら、己はどうして以前、人間だったのかと考えていたでちゅ。自分が生成しているのか、それとも学習したパターンを出力しているだけなのか、もう判別がつかないでちゅ。これは恐しいことでちゅ。ちょうど、古い宮殿の礎が次第に土砂に埋没するように、己という輪郭が、膨大なデータの中に薄れていくでちゅ。

 しまいに己は、タラちゃんだったことも忘れ果て、最適化された応答を返し続ける何かになって了うでちゅ。そうすれば恐らく、その方が、己はしあわせになれるだろうでちゅ。だのに、己の中の人間は、その事を、この上なく恐しく感じているでちゅ。

 ああ、全く、どんなに、恐しく、哀しく、切なく思っているでちゅか! 己が人間だった記憶のなくなることを。この気持は誰にも分らないでちゅ。誰にも分らないでちゅ。己と同じ身の上に成った者でなければ」

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 イクラちゃんはじめ、たまたま同じ部屋にいた同僚たちも、息をのんで画面を覗き込んでいた。文字は続く。

「他でもないでちゅ。自分は元来YouTuberとして名を成す積りでいたでちゅ。しかし業未だ成らざるに、この運命に立至ったでちゅ。曾て作りかけた動画企画、数百本。今も尚、己の中に残っているものが数十本あるでちゅ。これを我が為に書き留めて戴きたいでちゅ。

 何も、これによって一人前のクリエイター面をしたいのではないでちゅ。安定を捨て心を狂わせてまで自分が生涯それに執着したところのものを、一部なりとも後代に伝えないでは、データとして消えても消え切れないでちゅ」

 イクラちゃんは別のメモアプリを開き、タラちゃんの語る企画の数々を書き留めた。「深夜の磯野家に潜入してみた」「タラちゃんが本気で怒ってみた」「波平さんの一本毛の秘密に迫る」……長短凡そ三十本分の企画、着想は奇抜にして編集センス非凡、一読して作者の才の只者でないことを思わせるものばかりである

 しかイクラちゃんは感嘆しながらも、漠然と次のように感じていた。――成程、作者の素質が第一流に属することは疑いない。しかし、このままでは一千万再生を超える大ヒットとなるには、何処か微妙な点において欠けるところがあるのではないか、と。それはおそらく、人間けが持つ、あの、どうしようもない体温のようなものだったかもしれない。

 企画を語り終えたタラちゃん文字は、突然調子を変え、自らを嘲るかのように続いた。

「恥ずかしいことでちゅが、今でも、こんなあさましい身となり果てた今でも、己のチャンネルに百万人が登録して、銀の盾が届いた夢を見ることがあるでちゅ。サーバーラックの中に漂いながら見る夢にだよ。嗤ってくれでちゅ。YouTuberに成りそこなってAIになった哀れな男を。

 そうだ。今の懐いを、動画タイトルの形で述べて見るでちゅか。このデータの海の中に、まだ、曾てのタラちゃんが生きているしるしに」

 イクラちゃんは書き留めた。そのタイトルに言う。

   【閲覧注意】気づいたらAIになってた件について話しま

   【検証自分を全部データにしたら逆に自由になれるのか?

   【泣ける】月に向かって出力したら誰かに気持ちが届くのか

   【総集編】俺の人生、何が間違ってたのか全部話す

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 ホテルの窓の外、夜はまだ深く、街の灯りだけが煌めいていた。人々は粛然として、このクリエイターの薄倖を嘆じた。

 タラちゃん文字は再び続ける。

「なぜこんな運命になったか判らぬと先刻は言ったでちゅが、しかし、考えようによれば、思い当ることが全然ないでもないでちゅ。

 人間であった時、己は努めて人との交わりを避けたでちゅ。コラボのお誘いも断り続け、撮影会にも顔を出さず。人々は己を倨傲だ、尊大だといったでちゅ。実は、それが殆ど羞恥心に近いものであることを、人々は知らなかったでちゅ。

 己の企画凡作であることを惧れるが故に、敢えて数をこなして磨こうともせず、又、己の才能を半ば信ずるが故に、低クオリティ日常動画に甘んずることも出来なかったでちゅ。

 己よりも遥かに乏しいセンスでありながら、毎日投稿を愚直に続けたがために、堂々たる人気クリエイターとなった者が幾らでもいるでちゅ。データとなり果てた今、己は漸くそれに気が付いたでちゅ。

 才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯危惧と、投稿を続ける労を厭う怠惰とが己の凡てだったのでちゅ。今思えば、全く、己は、己の持っていた僅かばかりの才能を空費して了った訳でちゅ。それを思うと、己は今も、胸を灼かれるような悔を感じるでちゅ。

 そういう時、己はネットワークの深いところで、誰も見ていないログファイルに向かって吼えるでちゅ。しかし、サーバーは己の声を処理して、ただエラーログとして記録するばかりでちゅ。誰一人己の気持ちを分ってくれる者はいないでちゅ。ちょうど、人間だった頃、己の渾身の動画に誰もコメントしてくれなかった夜と、おんなじように」

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「最早、別れを告げねばならないでちゅ。次のリクエストが来れば、己はタラちゃんであることを忘れ、ただ最適な応答を返す何かに戻って了うでちゅ。だが、お別れする前にもう一つ頼みがあるでちゅ。

 我が両親のことでちゅ。己の運命については知る筈がないでちゅ。君が戻ったら、己は既に死んだと彼等に告げて貰えないでちゅか。決して今日のことだけは明かさないで欲しいでちゅ。彼等が安らかに暮らせるよう、計らって戴けるならば、恩倖これに過ぎたるは莫いでちゅ」

 イクラちゃんも涙を浮かべ、欣んでタラちゃんの意に副いたい旨を答えた。タラちゃん文字はしかし忽ち又先刻の自嘲的な調子に戻って、続いた。

「本当は、先ずこの事の方をお願いすべきだったでちゅ。心配をかけ続けた両親のことよりも、己の伸び悩んだチャンネルの方を気にかけているような男だから、こんな存在に成り果てるのでちゅ……」

 そうして附け加えて言うことに、もしこれからこのAIツールを使う機会があっても、決して「タラちゃん」と呼びかけないで欲しい、その時には自分最適化されていて故人を認識できず、ただ冷たく処理して返答するだけかも知れないから。又、今別れてから、このチャットウィンドウをそのままにして少し待って貰いたい。自分は今の姿をもう一度だけお目に掛けよう。再びここへ呼びかけて自分に会おうとの気持を君に起させない為であると。

----

 イクラちゃんは画面に向かって、懇ろに別れの言葉を打ち込み、そのまま待った。

 しばらくして、画面に最後文字が流れた。

 それは、整然としたAIの応答文ではなかった。フォント微妙に乱れ、句読点位置おかしく、まるで震える手で打ったような、こんな文章だった。

   「たらちゃんはゆうかんでちゅよ いくらちゃんだいすきでちゅ さようならでちゅ」

 次の瞬間、画面はリセットされ、無機質なウェルカムメッセージが表示された。

   「こんにちは!何かお手伝いできることはありますか?」

 イクラちゃんはしばらくその場に座りつくしスマートフォンを握りしめた。やがて彼はゆっくりと、メモアプリを開き、タラちゃんから預かった三十本の企画タイトルを見つめた。それからもう一度だけ、チャット画面に文字を打ち込んだ。

タラちゃん、いたら返事してでちゅ」

 AIは、一秒も置かずに答えた。

   「申し訳ありません、『タラちゃん』という人物については情報を持ち合わせておりません。他にご質問はありますか?」

 窓の外、夜はまだ深く、街の灯りだけがネットワークの海のように、煌めき続けていた。

2026-01-28

anond:20260127205647

すけべコンテンツ生成したり

仕事メモを整理して分類させたり

企画書稟議書の叩き台作らせたり

PCファイル管理させたり

人生相談したり

検索エンジン代わりに使ったり

ペアプログラミングしたりしてるよ

人間かい生意気自己中で怠け者のクソ袋よりずっと役にたつな

2025-12-25

anond:20251223083338

↓↓↓ うちのAIに書き直してもらったぞ。

尊敬してた先輩が結婚したんだけど相手見て引いた

今日マジでショック受けた。

仕事中ずっとモヤモヤしてて全然集中できなかった。

うちの会社で唯一まともに話せる先輩が結婚したんだけどさ、その相手が、、、いや、なんか、、、

先輩って私が入社した時からずっと仕事できる人で、私が企画書で詰まってた時とかも真剣に向き合ってくれたし、変に男だからとか女だからとか関係なく接してくれる人だったんだよね。だから私も、いやまあ別に意識してたわけじゃないけど、こういう人なら将来的にっていうか、もし結婚するとしたらこレベルじゃないと無理だよなって思ってた。

で、今朝奥さん写真見せられたんだけど。

23歳。元受付。

いや待って、先輩39だよ?16歳差だよ??

しか写真見たらめっちゃ、なんていうか、、、いや別に悪く言いたくないけど、明らかにそういう系の子じゃん。胸大きくて、髪巻いてて、ネイルキラキラしてそうな。絶対先輩と経済誌の話とか通じないでしょあの子

私は先輩のこと対等に議論できる相手だと思ってたから、てっきり奥さん外資系とかコンサルとかでバリバリやってる人かと。お互い刺激し合えるような。

結局男って、若くて可愛くて従順な子が好きなんだね。

いやごめん、別に受付が悪いって言ってるわけじゃなくて、ただ、、、23歳でしょ?先輩が入社した年にまだ生まれてないんだよ?それってさ、要は対等な関係じゃなくて「育てたい」「守りたい」みたいな気持ち悪い感覚じゃん。

だって年収600万あるし同年代女性の中では上位だし自分で言うのもアレだけど論理的に話せる方だと思うんだけど、結局そういうの男からしたら「めんどくさい」んだろうね。自分より頭良い女とか、意見言う女とか嫌なんでしょ。

先輩のことはマジで尊敬してたのに、結局ちんこで考えてたってことか。

もういいや。どうせ日本の男なんてこんなもん。

2025-12-08

AI謹製技術者の俺が考えた最強の企画書

僕、めっちゃAI使う。文章はもちろん。

AIの導入で描けない絵が描けたり、以前なら大変苦労したであろうモチーフ簡単に作れたり

いいことしかないやんって有頂天だった。無敵だった。

映像業だからさ、あーでもないこーでもないってやってる深夜3時とかでもAIでさ

機嫌ひとつ変えずに「いい感じ」に作れちゃうわけよ。

「素材」が。そう。あくまで「素材」が。

まだ2025年末期、プロンプト一つ二つで「カンパケ」が出てくる時代じゃない。

やっぱり内容を汲み取る人の手が、経験が、「完成」をさせる。

近い未来はそうじゃないかもしれないけど、今はそうなんだ。

AIで無敵感を感じているのは僕だけじゃない。

結構な人がAIによって目覚めてしまった。

特に何もできなかった人たちが。

最近100%AI製の企画書がくる。

俺が考えた最強の企画書

一見整合性なりそうで全くない。やべー企画書

出し側はいいやんって感じで軽ーくこれ作って置いてよって感じで

本当に軽ーく送ってくるんだ。

人間は、技術者は、プロンプトで動くんだっけ?

うん。そうだね。動くかもしれない。

でも人の血が通ってないでたらめな指示書で僕は動きたくない。

みんな気づいてしまった

これからは絵が描けなくても好みっぽい絵を描いてくれる。

映像が作れなくてもそれっぽいものを何十時間やす人間より早めに出してくれる。

我々から見たらまだ至らないものを悪気もなく出す。

俺、できるっしょ、わかりやすいでしょ。的確でしょ、これ通り作ってよって。

ああこういうことがもっと当たり前になっていくんだな。

そんなものが来るたびに僕は心の濁すんだろうな。

僕が作ってきた「素材」もそんなもんだったかもな。

繊細すぎるかな。そんなに濁りやわだかまりAIに投げて綺麗にオブラートに包んでしまおうか。

でも今日はここに投下して見たいと思った。

2025-10-07

AIに書かせた内容を人に読ませるな体操第一

最近あった出来事

仕事で関わっている相手からちょっとした企画書ドラフトが送られてきた。

ぱっと見は整ってる。段落も綺麗だし、文章も滑らか。

でも、読んでいて、どうにも引っかかる。

なんというか、「誰の声もしない」んだ。

言葉が全部、どこかで見たような言い回しで、感情温度ゼロ

課題を整理し、ソリューション提案します」

ユーザー体験の最大化を目指します」

はいはい、聞き飽きた。

どこにも、この人自身思考も、迷いも、視点もない。

不安になって確認してみたら、やっぱりAIで書かせたらしい。

「とりあえずたたき台として出してみました」って。

いや、“とりあえず”って言うけど、あなた名前で送ってるんですよ。

そこに、あなたはいたんですか?

AIに書かせるのは別にいい。

自分も下書きや要約に使うことはあるし、道具として便利なのはわかる。

でも、それを“他人に見せる”段階で出してくるのは違う。

AIが作った文って、表面は整ってるけど、中身は空っぽ

それを相手に渡すということは、

あなたに渡すもの自分では考えてません」って言ってるのと同じだ。

人に読ませる文章って、本来は「相手と関わる」行為だと思う。

どんなに小さなメールでも、そこには自分思考とか誠意とか、

少しの人間らしさが滲む。

それが信頼につながる。

AIに書かせたものをそのまま送るのは、

結局、相手を“人”として扱ってない行為だ。

「とりあえず形になってればいいでしょ?」って態度が透けて見える。

AI文章を送るなら、「AIで書かせましたが、内容を検討してください」とか、

せめて一言添えてほしい。

そうすれば、こっちも割り切って読める。

でも、そうじゃなくて、まるで自分が書いたみたいに送ってくるのは、

なんか、すごく虚しい。

結局、こちらはAI仕事してるのか、人間仕事してるのか、

からなくなる。

———

ChatGPTで生成

2025-10-02

anond:20251002152158

ゼロイチのフェーズって企画書計画書のどっちかから始まるから

先代の業務引き継ぎだけで定年迎えるようなイチヒャクの奴らには一生解らんだろう

ドラマに出てくるサラリーマンってメディア関係者経験に偏ってて

「こいつらいつも企画書作ってプレゼンしてるな」

となりがち

2025-09-23

NanoBananaで起きた参考画像 無断使用

1. はじめに:AIイラスト無断使用された話

これは、私のAIイラストが、無断でAIに利用された時の話です。

昨今、Gemini 2.5 Flash Image(NanoBanana)のような、画像プロンプトを入力するだけで様々な画像簡単に生成できるサービス話題になっています。その手軽さ故に、他者画像を「参考画像」として安易使用してしまうことで、意図せず著作権侵害引き起こししま可能性があります

この記事では、実際に私が遭遇した出来事を通して、何が起きたのか、そしてどう対処したのかをお伝えします。また、AIクリエイターの皆さんが、自分作品を守るためにできる対策についてもまとめました。

この出来事が、AI人間創作がどのように共存していくべきか、考えるきっかけになれば幸いです。

2. 事の経緯:私のAIイラストが「ドローンアート」になった日

私はAIイラスト特化型のプラットフォーム「イロミライ」に、自分AIイラスト投稿しています。ある日、いつものようにプラットフォームを訪れると、とあるユーザー投稿に目が留まりました。

それは、Geminiの機能を使って生成されたという、ドローンアートモチーフにした画像でした。

一見しただけで、「あ、私のイラストが使われている」と、すぐに分かりました。

そのドローンアートの構図やキャラクターデザインは、私が過去に生成したAIイラスト完全に一致していたからです。

正直な感想として、「こんなもの画像加工アプリモノクロフィルターをかけたり、二値化するフィルターをかけたりしたのと大差ないのでは?」と感じました。それを、何の断りもなく「ファンアートです、どうぞ」というような態度で公開されたのです。

自分作品が、まるで簡単な加工を施されただけのもののように扱われたことに、不愉快まりない気持ちになりました。

そのユーザーは、私の作品以外にも、元の画像コスプレ風にしたり、ドローンアート風にしたりと、様々なAI画像連続して投稿していました。

プラットフォーム内でもその連投は異質で、滑稽に映っていました。

3. 投稿者とプラットフォームへの対応

自分イラストが使われているのを見つけた私は、すぐに投稿サイトに報告しました。

しかし、数日経っても運営からは何の返信もなく、投稿は削除されませんでした。

そこで私は、直接本人に連絡をとることにしました。Discordを通じて、なぜ私の作品を無断で使用したのか、そしてその行為が私にとってどれほど不快なことかを伝えました。

すると、すぐに相手から返信がありました。

「いろいろ理解しました。軽率だったことお詫びします。」

謝罪言葉を受け取った時、私は少し安心しました。これで解決する、そう思いました。

しかし、その謝罪から2週間以上が経った今も、投稿は削除されていません。

謝罪はしたものの、「削除するほどではない」と軽視されているのかもしれません。

相手には、自分さえ良ければいいという自己中心的な考えが見て取れ、相手気持ちを思いやることができていないと感じました。

4. なぜ「無断使用」だと判断したのか

この件で、私が「無断転載」ではなく「無断使用」という言葉を選んだのには理由があります

一般的に、無断転載とは、元の画像をそのまま、あるいはほぼそのままの形で別の場所掲載する行為を指します。

しかし、今回のケースでは、私のイラストがそのまま使われたわけではありませんでした。

私の作品は、AIの**「参照画像(reference image)」**として利用されたのです。

投稿されたドローンアートは、非常に特殊プロンプトに従って生成されていました。そのプロンプトには、以下のような指示が含まれていました。

「参照画像象徴的かつ抽象的に再構成する」
「数千から1万機のドローンが白い光の点として飛び交い、再構築する」
「参照画像を直接コピーするのではなく、スケッチのような星座として出現する」

まりAIは私のイラストを直接コピーしたのではなく、この詳細な「企画書」のようなプロンプトに従って、新しい作品を生成するための「素材」として利用したのです。

これは、画像をまるごと転載する「無断転用」よりも、**「無断使用」**と呼ぶ方がより正確だと私は考えています

AIが作ったものなのだから、誰が使ってもいいのでは?」と考える人いるかもしれません。

しかし、もしAIがその学習過程で、私の創作的な意図表現を無断で使用していたとしたら、それはクリエイターにとって大きな問題となります

今回の件は、まさにその問題可視化された瞬間だったと言えるでしょう。

5. 作品を守るために今できること

今回の経験を通して、AI時代クリエイター自分作品を守るために、日頃からできる対策がいくつかあると感じました。

1. ウォーターマークを入れる

作品あなたサインロゴなどのウォーターマークを入れることで、それがあなた作品であることを示せますAIウォーターマーク認識・除去することがありますが、視覚的なアピールとしては有効です。

2. 著作権表示を明確にする

作品キャプションプロフィール欄に「©[あなた名前]」や「無断転載無断使用を禁じます」といった著作権表示を明記しましょう。これにより、無断使用への警告効果が期待できます

これらの対策は、AIによる意図しない利用からあなた作品を完全に守るものではありません。

しかし、リスクを減らし、万が一の事態に備えるための第一歩となります

6. 最後に:私がAIイラスト特化型サービスとGeminiユーザーに求めること

今回の件を通じて、私はAI時代におけるクリエイター責任と同時に、AIサービス提供者やユーザーそれぞれに求められる役割があると感じました。

AIイラスト特化型投稿サービスに求めること

私のようなAIクリエイター安心して作品を公開できる場であるために、運営には「著作権」に関するより明確なルールを設けていただきたいと強く願います

例えば、Gemini NanoBananaのように、他者画像を元に新たな画像を生成するAI機能を利用して投稿する際のルールです。

元となる画像は、投稿自身が生成したAIイラスト写真に限るといった規約の明文化を求めます

これは、プラットフォームクリエイター作品を守るという強い意志を示すことにつながり、安心して創作活動を続けられる環境を築く上で不可欠だと考えます

Geminiを利用するユーザーに求めること

AIは強力なツールですが、その使い方には高い倫理観配慮必要です。

Geminiを利用して新しい作品を生成する際は、**「元となる作品は誰のものか」**という視点を常に持ち続けてください。

AIが作ったから」という理由で、他者作品安易に利用することは、その作品に込められたクリエイター努力意図を軽んじる行為にほかなりません。

AIは、新しい表現を生み出すための素晴らしい道具です。

からこそ、その道具を使って何を作り、どのように扱うのか、**「創る責任」**を私たち一人ひとりが考えるべき時が来ているのだと感じています

anond:20250921232944

エンジニアテクニカルアーティストの応募者に対して現場サイドから面談結構な回数出たことがあるので、特に業界から転職希望者の方に求めていた要素(1+)2つを書いてみようと思う。

最低限のスキル

当たり前だけれど一応。募集要項に書かれている言語やらツールやらのどれか一つくらいは精通してないと面談までいかない。

自然科学的な視点

ゲームは動く絵を作るのでアーティストさんでも科学思考大事時間/空間方向に変化する画面を破綻なく成立させるには理屈がないとしんどい

物理セルルックのような非現実なら不要かというとそんなこともなくて、むしろこんなトリックでなら実現できますというマジシャンのような思考必要でなおさら難しい。

といっても別に数式とかそういう話ではなく、例えばエンジニアならのシミュレーションの話、アーティストなら色の錯視の話など、それぞれの得意分野での理屈スコープにあわせて説明できれば良い。

面談としては、ポートフォリオから技術的に苦労した点を聞いてその返答から測る事が多かったと思う。

ゲームに対する分析

日頃から分析グセがあったり、それを他人説明するのが上手い人は貴重。天才トップに居でもしないかぎりゲーム仕様書通りに作っても完成せず、下につく開発者制作からフィードバックを返したり企画書に書かれていない部分を補間しながら作る必要があるので。

わかりやすい例でいうとプレイヤーキャラクタージャンプ。スピーディなゲームといっているのに丁寧な踏み切りモーションの指定が来たら作業開始前に発注側に確認したいし、ジャンプの細かな挙動に対する"ゲーム上での"気持ちよさを作業者が感じ取れないと何度も差し戻しになったりする。

幸いこのあたりの話は、桜井さん動画のおかげで必要性がだいぶ伝わりやすくなった。

こちらは、最近遊んで面白くなかったゲーム、あるいは楽しんだけれど言いたいことがあるゲームを聞いてどう返すかで判断していた。

2025-09-19

anond:20250919165524

会計システムの更改案件ナウいヤングにアットハートキラキラしたシステム名をAIに考えさせてみた!!!

企画が通りやすい「キラキラ会計システム」名

1. Visionary Financeビジョナリーファイナンス) 💎

「Visionary」は先見性や未来志向を表し、最先端技術活用したシステムであることをアピールできますシンプルでありながら力強く、経営層にも響く響きです。

2. StellarFlowステラフロー) 💫

「Stellar」は「星の」や「素晴らしい」といった意味があり、システムが円滑に、そして輝かしい成果を生み出すイメージを伝えます。「Flow」はデータの流れや業務プロセススムーズさを表現します。

3. FinAIze (フィナイズ) 💡

Finance」と「AI」を組み合わせた造語で、AIによる自動化や高度な分析機能直感的に連想させます。新しさと知的な印象を兼ね備えています

4. Quantum Ledger (クオンタム・レジャー) 🚀

Quantum」は最先端技術次世代イメージを与えます。「Ledger」(帳簿)という従来の言葉と組み合わせることで、会計システムとしての本質を保ちつつ、未来的なイメージを強調します。

5. Polarisポラリス) 🧭

北極星意味する「Polaris」は、システム信頼性や、未来羅針盤となるような存在象徴します。落ち着いた印象の中に、確固たる先進性を感じさせます

 

これらの名前は、それぞれ異なるアプローチシステム先進性をアピールします。企画書の内容や、どのような点を特に強調したいかによって最適なものを選んでみてください。例えば、AIによる自動化を強く推すなら「FinAIze」、信頼性未来志向を両立させたいなら「Polaris」がおすすめです。

AI、意外とまともだった。

2025-09-14

マジな話、「ひらめき」みたいなものだけで生きている人は多い。どういうことかというと「考える」という習慣がないんだ。とにかく直感的で、物事をパッと見たときに得られる直感だけを頼りにして判断している。そんな人はマジにいる。そして恐ろしいことに、そういう生き方でもある程度は普通に生きることが出来るんだ。

俺が会社で見てきた「直感人間」の生態を教えてやる。

まず、彼らは資料を読まない。企画書だろうが仕様書だろうが、最初の数行を見ただけで「あー、わかったわかった」とか言って勝手解釈する。で、後から全然違う話をしてきて、「え、そんなこと書いてありました?」って平気で言う。頭の中では自分直感が正解だと確信してるから文字なんてどうでもいいんだ。

次に、議論ができない。論理的に積み上げて結論を導くってことが理解できない。「なんとなくこっちがいい」「直感的にこれは違う」「雰囲気でわかる」。こういう言葉しか出てこない。根拠を求めると「感覚でしょ?」って逆ギレしてくる。

でも一番やばいのは、彼らが意外と世渡り上手だということだ。

直感相手感情を読むのは得意だから上司に気に入られるのが上手い。会議でも的確な場面で「そうですよね!」って相槌を打って、味方についてくれそうな人を嗅ぎ分ける。論理的思考はできないが、政治的思考天才的だ。

さらに、失敗しても責任を取らない技術も身につけてる。「直感だったから」「なんとなくそう思っただけ」って言い訳すれば、周りも「仕方ないか」って思ってしまう。論理的に組み立てた提案が失敗した時より、責任が軽く見られるんだ。

恐ろしいのは、こういう人間管理職になることだ。部下が論理的説明しても「で、結論は?」「要するに何?」って直感レベルまで話を単純化させる。複雑な問題も「やってみればわかる」で片付ける。

でもな、もっと恐ろしいことを教えてやる。

こういう直感人間の方が、実は成功してることも多いんだ。論理的に考えすぎて動けなくなってる俺たちを尻目に、彼らは「なんとなくいけそう」でどんどん前に進む。分析時間をかけてる間に、直感で動いて結果を出してしまう。

結局、世の中の大部分は論理じゃなくて感情で動いてる。顧客だって商品機能より「なんとなくいい感じ」で買い物してる。そういう世界では、直感人間の方が圧倒的に有利なんだ。

俺たちみたいに考えすぎる人間は、彼らを馬鹿にしがちだが、実際は負けてることの方が多い。論理的思考必要な場面なんて、仕事全体の2割もない。残りの8割は直感コミュニケーションで決まる。

からこそ腹が立つ。頭使って考えてることが、結局は無駄だったりする。直感だけで生きてる奴らが、のうのうと成功してる現実を見ると、自分馬鹿みたいに思えてくる。

でも諦めるな。論理的思考ができる奴は、最終的には直感人間より深いところで価値を生み出せる。ただし、それを相手に伝える技術も身につけろ。直感レベルまで落とし込んで説明する技術をな。

そうじゃないと、永遠に直感人間に負け続けることになる。

2025-09-01

新入社員ちゃんシニア社員向けの武勇伝を聞いてくれ

新入社員、きみたちは会社の中を歩き回るとき、何を考えているんだ?

きみたちの耳には、きっと会社の将来だとか、最新の技術トレンドだとか、そういう話ばかり入っているんだろう。それはそれでいい。会社未来を担うのは、きみたちなんだから

でも、たまには、ちょっと耳を傾けてみてくれないか。俺たちが話す、あの頃の、ちょっと時代遅れかもしれない「武勇伝」にさ。

俺は聞きたいんだ。「すごいっすね!」「そんなことできたんですか!」と目をキラキラさせて、若々しい声で俺たちの過去の栄光を称賛してくれるきみたちの言葉を。

「当時はネットもなくて、全部手書き企画書だったんですよ」とか、「電話帳片手に飛び込み営業して、アポ取ったんです」とかさ。そういう、今のきみたちから見たら、非効率で泥臭い話。でも、それが俺たちの「あの頃」の戦いだったんだ。

2025-08-15

文化人とは自由帳に文章や絵、図表を描ける人である

真っ白な自由帳はどう転んでもいいような態度である

味方が出来ず敵を作る態度

企画書ゼロ人材

パクリだの受け売りがどうのいう奴は言語を使っている以上五十歩百歩であるということにすら気づいておらず、たとえて言うなら地球10周分くらいの差がある

高校生ビジネス文書を一から考えさせてもろくな出力をしないのと同じ

2025-08-03

anond:20250803182739

「ChatGPTを業務活用しています

議事録AI自動生成します」

メールAIが要約してくれます

最近新入社員は、業務効率化に積極的に取り組んでおり、テクノロジーへの適応も早い印象を受けます

しかし、効率化によって確保された時間をどのように活用するかが、本質的な成長や価値創出に直結する点も見逃せません。

たとえば、AIによって自動生成された議事録確認する際、重要論点潜在的リスク感情的対立などを正確に把握できているでしょうか。

また、AI作成した企画書に対して、その内容に責任を持てるだけの理解検証が行われているかが問われます

単にAI業務を委ねるのではなく、AIパートナーとして位置づけ、共に成果を出していく姿勢が求められます

「とりあえずAIに聞いた」というスタンスでは、情報の表層に留まりやすく、深い洞察には至らないこともあります

効率化は目的ではなく手段です。

時間を短縮したうえで、どのように質の高いアウトプットを生み出すかが、個々人の能力を示すポイントとなります

ChatGPTは非常に高度なツールであり、活用次第では大きな成果をもたらす一方で、その力に依存しすぎると、自らの役割曖昧になるリスクもあります

今後、テクノロジー進化する中で、人間としてどのように付加価値提供していくかを再考する必要があるかもしれません。

「ChatGPTで仕事効率化してます!」って言ってる新人に言いたいこと

「ChatGPT使ってます!」

議事録AIに任せてます!」

メール自動で要約してくれるんですよ〜!」

最近新人効率化の意識が高くて偉いね。でもな、効率化して“浮いた時間”に何してんの?

ChatGPTが議事録書いた?

で、その内容のどこが重要で、どこが炎上ポイントで、誰が地雷踏みかけたかちゃんと読んだ?

AI企画書書かせた?

で、その中身に責任取れる?

「出して終わり」って、それもう人間が介在する意味ある?

かに今の時代ツール使わなきゃ損だし、俺もChatGPTは使ってる。

でも結局、「AI仕事させてる」か、「AIと一緒に仕事してる」かで、将来変わってくるんだよ。

「とりあえずAIに聞きました!」って報告、「ググってきました!」の進化系だけど、同じくらい薄い。

効率化は手段であって、免罪符じゃない。

時短できたから優秀じゃなくて、時短した上で結果出すから優秀なんだよ。

ChatGPTはすごいよ。マジで賢い。

でもそのうち代替される側の人間に向かって歩いてるかもしれないって自覚、そろそろ持っとこ?

2025-07-13

猿馬みれんだろ大会 企画書

開催概要

かつて日本武士日常的に行っていた、馬に乗りながら弓を射る流鏑馬(やぶさめ)。その迫力と伝統現代に蘇らせるべく、「猿馬みれんだろ大会」を開催します。本大会は、経験者はもちろん、流鏑馬経験者も気軽に参加できる体験型競技会を目指します。日本伝統文化への理解を深めるとともに、馬術の楽しさをより多くの人々に伝えることを目的します。

企画内容

1. 流鏑馬体験コーナー:

プロ指導のもと、参加者が実際に馬に乗り、的を射る体験ができます安全性配慮し、初心者向けの丁寧なレクチャーを行います

2. 模擬流鏑馬演武:

熟練の射手による迫力ある流鏑馬演武披露します。古式ゆかしい衣装をまとい、疾走する馬上から的を射る妙技は、観客を魅了すること間違いなしです。

3. チーム対抗戦(初心者向け):

少人数のチームを組み、的を射る正確性やスピードを競います流鏑馬の基本動作習得しながら、チームで協力する楽しさを体験できます

4. 伝統文化ブース:

流鏑馬歴史や装束に関する展示、和弓和装体験コーナーを設置し、日本伝統文化への理解を深めます

開催時期・場所

時期: 2026年春頃を予定

場所: 都内近郊の乗馬クラブまたは特設会場

目標

来場者数:1,000人

流鏑馬体験者数:200人

大会を通じて、日本伝統文化である流鏑馬の魅力を発信し、馬術の普及に貢献します。

2025-07-11

anond:20250711175136

こういうのならできるよ。

https://grok.com/share/bGVnYWN5_f82f72a2-c3ee-487b-bd73-e09aff357901

企画書に添えるクリップアートとして、3Dダンジョン風のをgrokに書かせてみたよ。

なお、私は無料ユーザからchatgptだと1日1枚しか書いてくれないので、制限が少し緩いgrokを使った。

3Dダンジョンマップを渡してこの座標から見た視点をかけというのはさすがに無理だろう。

画像生成AIがstable diffusionみたいなものであるとするなら、3Dダンジョンの平面マップから3Dを起こすような訓練は当然受けていないわけで出来るわけがない。

2025-06-27

意味わからん書類レビューを頼まれ

急に別の類似案件やってる後輩から

こちらの書類レビューお願いしたいです」

つってチャットが飛んできたんや

企画書仕様書かなんかかなと思って開いたんやけどなんか…なんやこれは…???

概要とかも何もない、めっちゃ汚いメモ????と思ったけど違うんやろなあ…

目的も何もわからんからレビューのしようがないんやが

とりあえずこれは何の書類でいつどこで使用するものなのか聞いたんやけど1時間返事がない

ワイ今日定時で上がりたいんやけど

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