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2024-12-14

週休3日制を導入して1年経ったので書いてみる

すいません、タイトルちょっと盛りました。

週休3日制なんていうと、暦とした制度みたいに聞こえますが、一人法人フリーランスです。

スペック

アラフォーIT系フリーランスエンジニア

フリーランス生計を立てられるようになって12年くらい、法人化して7年が経過した。

いわゆる、つよつよエンジニアではない。

強みは技術力ではない。ディレクター意図を汲み取って、空気読んでいい感じに仕上げるのが得意なだけ。

都内在住。配偶者と二人暮らし。自宅でフルリモートで昼寝し放題。

宣言

ちょうど一年前くらいに、金曜日休み宣言をした。

昨年11月取引先各位に以下のように連絡した。

「来月12から金曜日原則稼働しないことにします。

リリース時などは柔軟に対応しますので都度ご相談ください。よろしくお願いします。」

取引から特に反発も驚きもなかった。

いや、驚いてたのかもしれないけど、ほとんどSlackメールで連絡したので、反応はよくわからん

理由

理由はあまり聞かれなかった。

理由を聞いてきた人も迷惑がっている感じはなく、素朴な質問だった。

ちょっと働きすぎだと思っているんですよね」と言っておいた。

実際そう。

これまで依頼がきた仕事可能な限り受けていて、時期によっては昼夜兼行で仕事してきた。(平日の昼間から昼寝したりするわけだけど)

フリーランスの働き方は自分に合っているので、長時間仕事し続けるのはそれほど苦ではない。

仕事自体は好きだし、それなりに楽しくもあるのだけど、

クライアントから依頼されて作っているものは、自分のものではない、自分がやらなければいけないことではないという思いが強くなってきた。

さらに言えば、大元クライアント大資本だったりするわけだが、正直この社会になくても構わないものばかり作っているなと思ってきた。(依頼を受けた以上はしっかりやるけどね)

お金はそれなりに稼いだのだけど、実はそんなに使いどころがない、というのもある。

家は買わない主義。車は10年前に中古で買ったのを大事に乗っている。愛着が湧いて手放せない。

接待されて嬉しいタイプではない(むしろ居心地が悪い)ので、どかんとお金を使うところがない。

外食行った時に値段を気にしないで注文したり、旅行の際に気軽にグリーン車タクシーに乗ったりできるのは嬉しい。

で、昨年イギリスで週休3日制の社会実験が行われたというニュースを耳にして、

これはいい、私もやろうと思った。

結果

良い。

単純に自由に使える時間が増えた。

フリーランスなんだから、ほんとうは全ての時間自由に決められるんだが、この日は仕事しないと宣言することには意味があった。

収入は前年の8割くらい。でも、私の収入は毎年2-3割のブレがあるので、通常のブレの範囲内。

始めた頃はさすがに金曜に稼働しなければならない状況は結構あった。

これは私が仕事を終わらせることができなかったのではなく、先方の都合で仕様の確定や素材提供が遅れてしまうのが原因であることが多かった。

あと、私が金曜に働かないというのを忘れてたり、知らなかったりする人が金曜にタスクを投げてきたりしていた。

でも、ここ数ヶ月は私が金曜日働かないマンであることがかなり浸透してきて、ほぼ休めている。一応Slackの通知は見ているけど。


お付き合いいただいている取引先の皆さまに深く感謝

どなたも二つ返事でご理解いただけてありがたい限り。

余裕ができた時間は、主に趣味創作活動に充てている。

もっと本読みたい。アニメ映画もみたい。ゲームもしたい。たまに旅行もしたい。

時間は、いくらあっても足りない。

2024-12-10

ITにいるんだけど

ギリ厳しく教育された世代

そのおかげでクライアントからも信頼されて仕事ができてるんだけど

 

今の20代はそういう教育受けてないか

あいうのって将来どうなるんだろう

ITに向いてないなら今ならもっと自分に合う仕事を探せるのに

 

「今のままでも十分仕事できてるよ」みたいな方針教育して、失敗も全部上司が尻拭いしてる

本人はそれを知らない

 

ちょっと指摘されると「今まで完璧きやってきたのに、間違いを指摘されるなんてあり得ない」みたいな態度する

 

こうやって積み上がった致命的な欠陥が露呈するのって30代半ば越えたぐらいになりそう

マジで本人のためにもならないと思うんだけど

嘘乙としか言われないと思うけど愚痴

コンサル勤め年収2,000万Overなんだけど、ここしばらく暇してる。

下手したら日勤帯から夜まではてブとXでほとんど時間が潰れている。

まぁとはいえ、Up or OutOut組なので、後数ヶ月もすれば出る身分なんだけど。なんかズルズルと数年続けてしまった。

しばらく稼がせてもらって貯金投資はできたので金銭的にだいぶ余裕ができたのはよかった。

億は無いけど近い金額資産はできた。

次がとても不安。実力無いのに年収だけ高いから正直誰も雇ってくれないんじゃ無いだろうか。

エージェントとは話してるけど年収下げるなと言われるので結局次もコンサルやるしか無いのか?と思ってる

でもコンサルまらんのよね・・・

基本ミーティングしてるかパワポ作るかエクセル分析だし・・・もっと新しいテクノロジーかに触れていたい。

論点とか経営者目線とか正直どうでも良い・・・クライアントに振り回されない仕事がしたい・・・

2024-12-08

手描き偽装って何www

https://x.com/gianmattya/status/1865303144223379515?s=46&t=X4rioIzt0ECPUcF-Z1qizQ

これすごいよな、技術進歩を感じる。

これに対して「手描きしてる証拠捏造だ!」って吠えてる反AIほとほと滑稽。クライアントイラストレーターが手描きしてるから金払ってるんじゃなくていい作品から金払ってるんだぞ。プロセス神聖化しすぎ。

何の役に立つの?って言ってるやつもバカすぎる。アニメ業界みたいに分業制のとこはどう考えても必要になるし、作業効率とか考えたことないんだろうか。AIに反対するあまり知能が落ちてるのは滑稽だ。

2024-12-06

「抱いてくれたら治るのに」みたいなことを女性クライアントからいわれるの、カウンセラーあるあるひとつ

んでもって、全部が全部そうじゃないだろうけど、おそらく「本当に、たぶん抱いたら治るな〜」ってケースもある。

職業倫理として固く戒められているので、どれだけ好みの相手だろうとやらんけど。

逆に言えば、別にプロカウンセラーじゃなければ、相談に乗っていたつらそうな相手から「抱いてくれたら楽になる」といわれて、抱くのは別に問題ではないんだよな。

ただ、抱いたからには責任が伴うというか、別に結婚するわけじゃないにしても、相手と納得する形の関係を築く必要はある。

で、ここからある意味で本題なんだけど。

昨今、相手結婚したり、多少こじれたにせよ、双方納得する形で、特に大きな問題にならない形で関係を解消していたとしても、第三者がそのことを知ったときに、「権力勾配があったので関係を持ったのは間違いだった」とか成人同士の関係でも年齢差があったら「グルーミングだ」みたいな話になったり(「グルーミング」の定義って、年齢の問題性的自己決定能力がないことが重要なんじゃないの?)、なんやかやと批判SNSで起こって、社会的制裁を受けたりするじゃない?

なんなの、これ?

まとめると、「カウンセリング職業とする人間仕事において出会った相手と肉体関係を結ぶことは職業倫理問題があるが、そうした職業倫理に縛られていない無資格者がカウンセリング的なやりとりを通じて肉体関係を結ぶことは、どこからNG扱いされるのか。その線引きが昨今曖昧な気がして、理不尽に思える」です。

どうにも面倒を見きれないときは、結局見捨ててしまうのに、積極的な追い出しはしたくないっていう心理

炎上案件とかでは、さすがに手取り足取りやってられないし、基本的なことが分かってない人は、フツーに見捨ててしまうことが多かったよね

でも、上司・部下・先輩・後輩・パートナーのいずれであっても、積極的に追い出すのは避けたいんだよね

最終的には何がボトルネックなんだ?で断罪することになるけど

 

ただ、心を無にして、自己防衛しつつ時間解決するのを待つっていうのもやらないし、必死でおだてて「こうやってやるんですよ~」って誘導するようなこともしない

やらないのはできないからなんですけどね

 

 

基本的なことを根本的に理解していない人って、致命的な行動を繰り返すから、いずれ時間解決してくれるんだけど、

それを待つために、開き直って定時で帰って、仕事が終わったら会社のことを秒で忘れるスキルがない

切り替えが死ぬほど下手で、ランニングやっても、水泳やっても切り替わらない

死ぬほど追い込んだり、びっくりすれば切り替わるが、そこまで追い込んだら次の日仕事できないよね

まり時間自然解決するまで待てないってことだ

 

じゃあ、切り替え出来ないなら、望ましい方向に誘導するか?って言われたら、部下・後輩なら問題ないが、上司・先輩・クライアント相手は無理よね

そもそも人間に興味ないので、「顔覚えられない」「なんで怒ってるの?」ってなることが多いワイが、頑張ればなんとかなるやつなのか?

それって指がないのにピアノを弾こうとしてるみたいな見込みの無いチャレンジなんじゃないか??

指(可能性)はあって試行錯誤すれば、ほんまに誘導力や政治力はマシになるのか???

 

うん? そもそも、どうにもならない人が入り込む余地のないハイパフォーマンスなチームに入れば(正論) って?

おっ、そうだな(威圧

2024-12-05

「疑われているようで嫌」←絶対疑え

DNA鑑定しない理由がないって迫るのもわかるし、疑われているようで嫌って気持ちもわかる。

2024/12/04

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/dot.asahi.com/articles/-/242274

これが一位になるのが信じられん。

「疑われているようで嫌って気持ち」←全く分からない。

 

なんで疑われるかというと証明してないからで

現実的証明手段があることを証明しなかったら疑われるのは当然。

 

俺は金に係る仕事をしてるけど

月々の報告とエビデンスちゃんと出してて

バカでもチョンでも確認できるようにしてるわけさ。

  

これを出さないことはありえないし、むしろさないでと言われても出すわけ。

だって俺の身を明かす手段、俺が不正をしてない証明からよ。

俺は自分を守るためにもこれを出すわけ。ちゃんと報告読んでないクライアントダメだなって思ってる。

 

まり

ちゃんとやってる人間にとっては自分証明を出すのはポジティブなこと。

これ何の仕事でもそうだと思うけど。 

  

現実では、   

証明が困難なことだとか、

・あまりに頻繁に証明求められて煩雑だとか、

証明のために他の情報まで開示させられてるとか、

そういうケースで「証明の頻度や範囲を減らしてほしい」って要求ならあり得る。

  

そういうの以外で証明拒否してくる奴、

特に「疑われているようで嫌」とかい理由になってないことを理由にする奴、

これは経験上95%以上の確率で何らかの不正をやっています

「疑われているようで嫌」と言ってくる奴は絶対に疑わなきゃダメな奴です。 

 

肉体関係はありましたが、交際はしていませんでした。←まあ責任は伴うよなあ。

意味からないんだけど

その状況で子供に対する責任があるのは生物学父親でしょ

その証明がされてないっちゅーねん

なんなんこの意味わからんブコメ

2024-12-04

生成AI系で仕事ラフデザインやってるひといる?

こう書くとイラストと思われると絡まれそうでアレだけど…

現物雑貨や、プロダクトデザインまたはDTPまたはウェブ、被服もろもろの

開幕の案だしあたりで、ザクザクイメージ詰めた生成AIでなんかできないかと悩んでるんだけど

無料でできる系の画像生成だと、プロンプトに手直し入れてってもまだ全然出来なくて

自分手書きラフした方がまだマシだな…って状況

なんかい方法あるのかなぁ

自分でもやるんだがクライアントが数を求めてくるのと時間が足りなすぎて

なんとかしたいんだが…うーん

2024-12-01

仕事についての愚痴です(20代後半雑誌編集者

身バレしたらちょっと困るので全てがノンフィクションだと思わないでください(年齢職業真実です)。

もしかして、と気づいた方はそっと胸の中に閉まってください。

新卒で小さな出版社に入り雑誌編集者キャリアスタートしたものの、そこがいろんな面でクリーン会社ではないことに気がついたので2年半ほどで退職

その次に入った別の小さな出版社入社してから丸3年経ったんだけど、もう限界がきているのかもしれない。

限界なのかもわからないので増田に書きます

まず、希望した編集部ではない部署なんでも屋のような部署で、会社出版しているいろんな雑誌を横断した仕事をしたりする。単純に制作のみの仕事などもあったりする)に配属され、約1ヶ月くらい経って「このままだと雑用係として利用されて終わる」と思ってたところ、希望してた編集部仕事をやってくれないかとお願いされやることに。この調子編集部仕事を増やそうと思い、人手不足で中断していた連載企画担当させてくれと申し出て、それも任せてもらえることに。部署は違うもの仕事内容はほとんど希望していた編集部仕事だったので、結果的にまあ編集部配属ではないがいいかと思っていた。

それから1年半くらいは割と余裕をもって仕事できていたものの、自分で何かをつくりたいという気持ちが芽生えて、新しい雑誌企画書を社長に提出。ほぼ二つ返事でOKをもらい、自分雑誌を作ることになった。

うちの会社はやりたいことは割とやらせてもらえるけど、その代わりそっちに人手はやらないよという方針?なので、編集自分一人。予算もそんなにないためライターを起用することもできず(自分で全部やりたいというのもあったけど)、取材から原稿まで全部一人でやった。

その雑誌がありがたいことにそこそこ好評で、続刊を制作するなかでついに広告主が現れた。

タイアップということで雑誌以外にも色々な制作を行わなければならず、さすがに営業担当が一人ついてくれることになった。がしかし、営業なので編集業務は変わらず一人、さすがに予算があるのでライターを起用したが、クライアントがいる仕事ということで普段とは違う神経を使う。そして単純に作業量も多い。

夏頃から明らかに忙しくなり、夜中の2時3時まで作業することもしばしば。そんな中いよいよ精神的にボロボロになり、9月あたりに初めてメンタルクリニック受診した。

薬のおかげである程度回復し、撮影取材もなんとかこなせるようになった。が、どうしてもマンパワー限界で、連載企画をその雑誌編集部の人にお願いしたところ、後日実質編集長的なボスから怒りの電話が。

相談してくれればよかったのに、部署超えて仕事頼むなんて本当にありえない。あなたはこの編集部員ではなくて、××部署社員なんだよ? それをわきまえて」という内容のことを言われ、仕事で初めて泣いてしまった。

しかに私がやったことはありえないのでまず100%自分に非がある。けど、編集部仕事一生懸命やってきたし、少なからず貢献もしている。実際に目にみえ数字として利益を出すこともしている。なんならその雑誌タイアップ企画だって何度かやったことがある、直属の上司からの指示ではなくボスからの指示で。連載以外にも編集部仕事だけでフル稼働していたところに自分雑誌制作期間が訪れて壊れかけていたところにこの言葉を言われ、それ以来なんとなくまた心が落ち着かなくなってしまった。冷静に考えると、そもそもこの話をボスが直接私にしていることも筋が通ってないのだけれど、私の直属の上司ボスより役職は上)もボスに尻に敷かれているというねじれた構造なので、受け入れるしかなかった。ちなみにこの件、ボスは私の上司に話してたそうだが、私は上司から直接怒られたり話を出されたりもしていない。

編集部の中でも私は撮影取材の稼働がかなり多い方なのに。私が仕事を振った編集部の人は「いつでも手伝うよ! 私暇だし」と言っていたのに。自分雑誌タイアップも結局誰も手伝ってくれなかったのに。クライアント4人でこの企画をやっているところ、私は一人で全てに対応してきたのに。会社利益をもたらしているのに。必死に頑張ってやってきたけど「あなた編集部人間じゃない」と言われて、月40時間近く残業している私は、契約社員。なんというか、どこに帰属意識を向ければいいのかわからなくなってしまった。そしてこの薄給でこの仕事量。どうすればいいんだろう、全てが辛いと思っていたタイミングで山場を越えた今週、ついに体調を崩した。

心だけ追いついていなかったのが、とうとう体も追いつかなくなってしまった。

体調をくずして、久しぶりに4日くらい休めた。その時間で色々考えた。私はこのまま今の会社にいていいのだろうかとか。

正直、新しく自分で立ち上げた雑誌がなければ辞めてる。けど、自分で立ち上げた雑誌自分以外に作る人がいない(作れる人もいない)から、私が辞めたら雑誌も終わる。それほど多くはないけれど、楽しみにしてくれている読者がいるのに作るのをやめるのはありえない。でも編集部仕事を減らしてもらわなきゃ本当に体がもたない。

さすがにそれは言うとして、すでに新しい別の制作案件も頼まれている。振った仕事は基本やりなさいというムードなので断れないし、断ったらクビを切られる可能だってある。これだけ頑張っていても私は編集部人間ではないし、たか契約社員なんだと、ことあるごとに思うようになった。

今後のことを考えると編集部配属にはなりたくない(今よりさら仕事量増えると、自分雑誌仕事ができなくなるのが目に見えている)、でも契約社員という立場不安定から嫌だ、自分雑誌は続けたい、と、これって相当なわがままだな。

文字通り身を粉にして働いたかわがままも聞いて欲しいと思ってしまうが、もうどうしようもないのかな。

悩み相談するつもりで書き始めたけど、結局ただ愚痴を書きたいだけだったのかも。

あーあ、フリーとして同じ量の仕事してたら月100万円は稼げるのにな。

しわがままを言ってこのままこの会社仕事を続けるか、自分雑誌を捨てて別の会社に行くか、迷うようになった。迷うようになってからみんなはどうしていますか?

2024-11-29

環境を変えたら生きやすくなった

こういう時は思いのままに書いた方がいいかなと思うので、起承転結とかそういう下手なことは考えないで思うがままに書きなぐってみる。

だいたい起承転結とか考えて文章を考えたことは無い。

プロフィール

41歳男。

高卒

結婚経験無しで独身

正社員経験無し。

免許なし。

非正規だが会社をクビになったことが今まで四回。

ちなみに好きな人はいるが、諸所の事情から彼女結婚出来る可能性は極めて低い。

これを読む人たちは、みな俺を見て「世の中にはこんな底辺がいるのだ」と見下してくれるとありがたい。

結論

デスクワークにこだわりすぎた。肉体労働くらいのある種雑な仕事自分にはとても合っていたとこの年齢で気づくことが出来た。

これまでのキャリア

公務員試験に落ちて20歳そこそこで社会に出てから40歳の今の今まで、ひたすらコールセンター界隈を渡り歩いてきた。特に強い動機があってコールセンターで働いていたわけでは無い。

今でも覚えているが、アルバイト雑誌を「せいのっ!」で開いたらコールセンター求人が飛び込んできたからだ。理由はそれだけだった。そこから長い長いコールセンターでのキャリアスタートした。

当時(今もだが)コールセンターは時給も良かった。私が就くことが出来た様々な非正規求人の中でも、最も時給がおそらくは高かったのだろうと思う。

30代に入ってから宅配会社の集配センターで働くことになる。当初は副業程度に考えていたのだが、どうやら自分にはこの仕事、もとい体を動かす仕事が合っているらしいぞという話し。

20代

まだ20代前半の若造だった自分は、コールセンターでほかの主婦達と一緒に働くことを「社会人になった」と勘違いして、真面目に働いていたっけな。

業務終了後に上司についていって、クライアント(この場合クライアントとは、コールセンター業務委託元を指す)が自社社員のために開いている飲み会に参加して、必死になって顔を覚えてもらったりとかもやっていた(今考えたら、お前はバカか以外に言葉が思いつかないが)

ただ「肉体労働底辺奴隷労働」という図式が頭の中にあったため、体を動かす仕事はやめようという思いがあったことは覚えている。

ガラス張りのキラキラしたオフィスバリバリ働きたいなと、なんとなくだが思ってはいた。というより肉体労働絶対やらないぞと思っていたな。この頃は。

20代の頃。覚えているだけでもいくつかのやばい兆候はあったように思う(もちろん、その反面良い部分もあったのだとは思うが)

研修の内容が覚えられずに研修担当のおばさんからいつも怒鳴られる。

・教えてもらったことが電話対応時にすべて頭から飛んで真っ白になる。

職場から個人情報を持ち出して、大きな問題になる(その後部署異動)

・異動した部署で、年下の上司対立(そりゃな)

仕事が終わらず毎日時間残業残業をすればするほどお金が増えると思っていたが、当時の時給は1000円。 ブラックと言えばそれまでだが、仕事を切り上げる能力が無かったんだろうなとも思っている。

などなど。

ちなみに忘れもしない、コールセンターという仕事についた初日初日

いわゆる1社目の実戦デビュー初日

まりにも出来なさ過ぎたらしく、業務終了後SV(責任者)に呼ばれて「キミはこの仕事に向いていないので、辞めた方が良い」と直接言われたくらいである。

※ちなみに、どのような理由で向いていないと言われたか、今となっては覚えていない。覚えてはいないが、客に「あなたの話し方は、丁寧だが回りくどすぎる」と言われたことは覚えている。

様々な理由ストレスが溜まり手取り15万円も無いのに毎月のように風俗に通っていた。

当時はなぜ風俗に通うのか自分でも言語化が出来なかったが、今ならはっきりとわかる。あれはただのストレス解消行為だった。

30代

20代と対して変わらなかったと思う。

毎日仕事に行ってはストレスを貯めて、自宅に帰ってずっとウジウジする毎日。なんかよくわからんが同僚はどんどん上へ上がって行くが自分には声がかからない(今なら理由がわかるが)

そのくせ、真面目に転職もせず出勤はして働いていた。会社からするとマジで都合のいいカモだったと思う。

上司自分のことを見てくれないという理由で、業務中に口喧嘩になった。メンヘラかよ。

電話口でむかつく顧客喧嘩(をしたことは恐らく10回じゃくだらない)。要するに日々のイライラ日常的に顧客にぶつけていた。 それが理由で、職場ひとつはクビになっている。

転職先では仕事がハマり、トレーナーという新人研修担当する業務を任されるまでにはなったが、その部署解散。異動先では「俺は正しい。お前らは間違っている!」と正論を振りかざす新人マンになってしまい、総スカンを喰らい退職

・次の職場では、後輩をきつめに指導したところそれが理由人間関係トラブルへ発展し、上司は後輩の肩を持つ形でクビ。

なお、どの職場でも総じて仕事は出来ていなかったと思う。

途中、5年間勤務をしてトレーナーにまでなった職場だけは、いい感じで仕事が出来ていた気がする。

こう考えると人間関係もそうだが、それと同様に「業務ちゃんとこなせるかどうか」が、居心地の良さを決める重要ファクターであることは間違いないのだろう。

オフィスで働いていた時、常に他人の目は気になり続けていたし、コールセンターということで声を出す仕事ではあるけれど、自分が喋る声が他人に聞こえるのもものすごく嫌だった(他人目線が気になる症候群感覚としては近い)し、理不尽なことで客に謝らされるのもとても苦痛だった。

俺は何であの仕事を約20年もやっていたんだ。バカか。

コールセンターで働いていた時は常に自分に自信が無かったと思う。自宅に帰ってからも常に職場のことで頭がいっぱいな日々が続いていた。

下に見ていた肉体労働

33歳の頃より、ダブルワークで某大手宅配会社の集配センターで怒号にまみれながら荷物を扱う仕事を始めた。

宅配業界大手と言えば、業界シェア的にあそこかあそこしかないのだが、そのどちらかと思ってもらえれば良い。

この仕事は今考えると最初から肌に合っていた。

高速で動くベルトコンベアの上を荷物が(それも次からから荷物が来るので、ギチギチに詰まった状態で)通り過ぎる中、自分担当荷物が来たら担当ローラーに引き込む仕事

ベルコンを目で追うという作業は慣れるまで苦労したが、体を動かすこと自体はそういえば最初から苦は無かったように思う。

しろ楽しくて、言われたこと以外のこともどんどん自分から積極的にやっていった。

ただ、この仕事借金を返すために始めたということと、「肉体労働底辺本業にしてはいけない」という思い込みからあくま副業としての扱いにとどめ、なんとかしてデスクワークホワイトカラー仕事転職給与を上げようと頑張っていた。

ちなみにこの時、自分の頭の中で何となく描いていた脱出ルートは「コールセンター仕事業務知識であるパソコンの専門知識に詳しくなる→その知識を活かしてエンジニア業界転職である

実際そうやってコールセンターから抜け出しているやつは一定数いたよ。でも自分場合は気がついたらもう39だったし、最近は新しい職場でも年下の上司に偉そうにされるのが嫌だったな。

また、年齢を重ねるたび、職場を変えるたびにオフィス内での人間関係トラブルが多くなりがちになっていくことに気づいていった。

前述の「総スカン」や「指摘した結果人間関係トラブル・・・」がそれにあたる。

人間関係トラブルには続きがあって、まともに対処してくれなかった上司八つ当たりまがいのことを行ったりもするようになった。

逆に集配センター仕事は楽しくて楽しくて仕方がない。世間的にはブラックと言われ、10人が来れば9人はもう来ない(仕事が辛すぎて)と言われる仕事なのだが、それでも自分は残りの1人に間違いなく入っている感覚がある、というくらいに肌に合っている楽しい

しかも体も動かせる、筋肉もつく。仕事がある程度出来るから必要とされる。

お金は少ないかもしれないが、ストレスは一切たまらない。

ブルーカラー底辺なんて思い込みなんてもっと早く捨てておくべきだったなぁと今となっては思う。

8年(4~5年)

なんだかんだで集配センター仕事はもう4~5年目になる(途中やっていなかった時期があるため8年では無い)。ただ少しブランクがあっても身体は覚えているので、途中3年のブランクがあった時もすぐ復帰出来た。身体面白いもんだ。

ただ、集配センターベテランの猛者ばかりで10戦士もわんさかいる。俺なんかはまだペーペーだ。これからもっと技術を上げて倉庫仕事もっと覚えていきたい。

そしてひいては物流、陸運に詳しくなっていきたい。

体を動かす仕事の何が良い?

全てに当てはまらないことは承知をしているが、自分が携わっている仕事場合は以下である

・細かい作業要求されない(今までの仕事は、入力した文字が1文字違うだけで減点対象だった)

ミスをいちいち指摘されない(荷物という対象そもそも大きいものからな。ちなみに自分デスクワーク時代、1日平気で5~6回は目立つミスをしていた。それも毎日。診断は受けていないがADHDの要素は持っていると思う)

雑談大事であるドライバー倉庫作業員同士のくだらない雑談が多い(これはコミュニケーションを取るために必要。今までの職場、とくに前職は雑談不要と考える職場だった。本当に肌に合わなかった)

技術が積み重なっていく(この視点もっと早く気づいておくべきだった) → つまり職場が変わっても自分スキルは生きる。

→この年齢だが、今はフォークリフト免許重機免許取得を考えている。

・気を使わなくてよい。いわゆる社内政治的なことをしなくてよい(特に今の職場元ヤンや気性の荒い人が多い。自分にはこういう職場の方があっている)

・前述したとおり、エッセンシャルワークであるが、極めて参入障壁の高い仕事でもある。

他の人がそう簡単に出来る仕事ではない。 その仕事底辺とみること自体もったいない

普通に働けば月30くらいは稼ぐことが可能なので、収入特に困らない。

仕事他人説明することが出来る(コールセンター業務内容を外に漏らすなと言われることが普通。なので知人に「なんの仕事をしているか 」と聞かれても「○○系のコールセンター」としか答えることが出来ず、詳細を話すことが出来ないのが辛かった。今では一発で説明出来る)

社会の役に立っている感覚がある(言わずがもなである)

仕事が終わった後や休日

・以前と違いストレスが全くなく、明日のことも考えなくて良いので、今では図書館新書を読んだり勉強をしている。

来年に入ったら免許の取得を考えたい。

11/29追記

この投稿がいろんな人に見てもらえたようでうれしいです。コメントでもいろんな人に褒めてもらえて本当に嬉しい。これからも体に気を付けて頑張っていきたい。

コメントで「書くのが上手いって」言ってくれた人がいたが、とっても嬉しい。

なお創作では無いよ。固有名詞こそ避けてはいるが、間違いなく嘘偽りのない自分人生です。

他にも社内でストーカーちっくな恋愛をして上司から注意をされるってこともあったな。その人がいる職場転職をしたかったのだけど(恋愛目的ではなく、単純に年収を上げるため)また揉め事になりそうだったのでその職場への転職は避けた。

いくつか補足します。

童貞ではないですが、彼女はいません。彼女ほしいね

借金をした理由はもちろん風俗もある。ほかパチンコパチスロ化粧品

全てはストレス解消の為だったな。最後自己破産をした。

ところで、自分はなぜ肉体労働(というか集配センター仕事)が肌に合っていることに気付いたか説明する必要があると思う。

これは、単純に他者との対話によりもたらされたものだった。

まず前職を人間関係トラブルによりクビになったことを、集配センター現場責任者(数年来の付き合い)に冗談めかして話してみたところ「増田は頭を使うタイプじゃないだろ」と一蹴されてしまった。「むしろ体を使った仕事をしている時の方が、イキイキしている」とまで言われてしまった。

同じ話を、小学生時代から同級生に話したところ、やはり同じような話をされる。

自分直感的に動く仕事の方が合っているのではないかと。

極めつけは、ネット上の友達に「そうは言っても肉体労働底辺職のイメージが強い」と相談したところ「デスクワーク生活することは、あくまひとつの道の歩み方に過ぎず、肉体労働ルート生活している人なんてゴマンといるぞ」と言われた。

この最後相談が決定的だったように思う。

自分肉体労働に対する思い込み呪いのようなものをきれいさっぱり取り除いてくれた。

思えば自分父親母親も、兄弟もみな体を使う仕事だ。

ドライバーだって看護師だってみな体を使う。とび職がいなければビルは建たない。

そう考えると、空調の効いたオフィスで頭を使うだけの仕事の方がむしろ少ないのでは?とさえ思うようになっていった。

こうして、何も未練を残す事なくデスクワークから離れることが出来た・・という流れになった。

2024-11-25

anond:20241125162800

開発要員の折衝スキルって

別にクライアントの前で格好良くプレゼンしろってわけじゃなくて

細々とした定義や条件を文章でやりとりして詰めてく工程なんで

仕事環境でいうと昔の方がよかった

昔はこんなにクライアント上司の一挙手一投足におびえることはなかったと思う

売り上げや利益についてこまかく口出しされることもなかったし連絡来たらどんな状況でも即返信なんてこともなかった

ミス品質もめちゃくちゃ細かくて一つの失敗で全部終わらせられることもそんなになかったと思う

今の若い人はそんな世界でよくちゃんと生きてるなってそういうのもびびる

折田楓が悪いわけではないぞ

クライアントからの依頼内容をペラペラ喋るのはビジネスマンとして失格。守秘義務を知らんのか?」

というのは民間の話で、公職選挙に関する仕事は公開するのが当たり前。

公開したら問題があるような仕事があるとしたら、依頼するほうが悪い。

まり悪いのは折田ではなく斉藤

※ただし

斉藤知事は実際には依頼していないのに、折田楓がデタラメを言って斉藤知事を陥れた」

というパターン場合折田が悪い。

斉藤擁護するならこの筋しかない。

anond:20241125015845

言い方ひとつだよ

製品の魅力をより分かりやすく、適切な客層に伝えましたって言えば角が立たない

「あまり知られていなかった地方特産品若者向けにモダンパッケージングにすることで新しいニーズを掘り起こせました」とか

自分ストーリーを売るならきれいに整えてから外に出すのが普通

クライアント消費者一切合切馬鹿に見える瞬間はあるけど、それを表に出すやつが一番馬鹿から

2024-11-23

折田楓は相当ヤバい

斉藤元彦もだけど、それ以上にmerchuの折田社長社会的に死んでしまいましたね。

コンサルPR系の仕事はもう取れない。なぜなら、クライアントの話を無料noteで大々的に公開してしまうことが分かってしまったので、もう誰も仕事を頼まなくなる。

この件がたとえ公職選挙法違反にならなかったとしても、斎藤知事を続けられる一方で、折田楓はキャリアが丸ごと潰される。

高級なバッグと自分の姿を映してインスタに上げてしまう程意識高い系の人なのに、これからどんどん詰んでいってしまうだろう。可哀想に。

水商売にだけは落ちないで居られるといいね

落ちてしまいそうだけど…

例のコンサル

クライアントターゲットを耳障りのいい情報で踊らせてたけど

つのまにか自分もその世界観に溺れちゃってたのかもな

2024-11-22

VRCイベントでなぜトラブルが起きやすいのか?

答えは簡単、VRC適合者は社会不適合者だからである

前提として「自分面白いと思うこと>>>>>>きちんとした進行」の人間ばかりなので、

・思いつきで面白そうなことをどんどん入れようとしスケジュール破綻する(もしくはスケジュールを組めない)

必要な報・連・相ができないので、クライアント参加者が内容を把握できず置いてきぼりにされる(クライアント参加者なのに)

・なんなら突然連絡がつかなくなる

・その割に繊細で、SNSで余計なお気持ちを表明しトラブルを起こしまくる

・収支管理はお察し

VRCビジネスがなぜ普及しないかというと、デバイスが普及しないからではなく、関わっている人間ヤバいからだと思う

以前VRCの人たちと関わって、俺は自分が培ってきた制作進行の概念破壊された

「VRCがアツいらしいぞ!」と参入しようとしている企業には一旦落ち着けと言いたい

地獄を見るぞ

AIの言うところのAI絵師ってほとんどはクリエイターよりはユーザー/クライアント

なんで金儲けや承認欲求よりは知的好奇心とかそういうのが先んじてると思うんだけど

2024-11-21

定時後に突然、仕事を頼まれ

昨日の話だ。

いつも通り定時になって、今日ちょっと早く帰ろうかなと思っていた。月末の締め作業も無事に終わり、あとは軽く片付けて帰るだけだなと。そんな気持ちパソコンの前に座っていたら、上司から突然の連絡が来た。

「急で悪いけど、これだけ手伝ってくれないか?」

正直、今日は帰りたい。もう頭も疲れてきているし、他の人にもお願いできるんじゃないかと思ったけど、まあ、たまにはと思って「分かりました」と返事をした。

内容は、少し大きなクライアント向けのプレゼン資料修正作業。それを私が手伝うことになった。上司からも「時間かかりそうなら、無理しなくていいから」と言われたけど、それでも結局終わったのは21時を過ぎていた。

帰り支度をしていたら、同じ部署の同期が「今日残業だったんだね」と言ってきた。「うん、急に頼まれてさ」と答えたら、同期がふと「でもさ、毎回思うけど、こういうことってたまにあるよね。結局、誰かがやらなきゃいけない仕事だし」と言った。

かに、急なお願いをされたとき、誰かがやらなければ回らないのも分かる。でも、こんなことが続くと、ちょっとしたプレッシャーになってきてる自分にも気づいていた。

結局、今日ちょっとした達成感も感じつつ帰路についたけど、少し不安もあった。次にまた、同じように頼まれとき果たして自分はどう返事をするのだろうか。

anond:20241121193209

これぐらいはどの候補でもやるもんじゃねえの

https://megalodon.jp/2024-1121-1909-21/https://b.hatena.ne.jp:443/entry/4762262212871291680/comment/s17er

内容としては至極真っ当な選挙活動だし、実際に斉藤知事自身選挙活動はその通りだった様だし、本人が立花との連携を匂わす様なことも無かった。これにまで批判するのは「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」なのでは

https://megalodon.jp/2024-1121-1911-08/https://b.hatena.ne.jp:443/entry/4762262212871291680/comment/mujisoshina

どんなPRブランディングプロも、クライアントが素直じゃないと力は発揮できない。プロに力を発揮させたという一点において斎藤氏も優秀だった。意外と皆できない事。勝因としては立花よりこっちが大きいのかもね

https://megalodon.jp/2024-1121-1912-16/https://b.hatena.ne.jp:443/entry/4762262212871291680/comment/Shin-Fedor

2024-11-18

年収400万下げて幸せを手にした

前提として、このエントリが刺さる人はそう多くはないと思うけれど、

それでも同じ悩みを抱えている人を救えたらと思って書いている。

増田、34歳。

新卒時にコンサル入社し、かれこれ10年間必死に働いてきた。

初任給は600万ほど。

そこから給与はどんどん上がって、30手前で1000万円を超えた。

だが、一方でとてつもないハードワークでもあった。

特に2~3年して昇格してから顕著だったが、複数プロジェクトを掛け持ち、一つの案件クローズしたらまた別の案件に放り込まれるような状況だった。

ほぼ全ての案件が当たり前のように大炎上していたので、2週間に1回くらいは徹夜して乗り切る日があったし、休日出勤も数えきれないくらいにしてきた。

クライアントから鬼のように詰められる日々で、メンタルも磨耗していた。

それでも、何も持たない自分がこの年齢で1000万稼ぐにはこれしかないんだと思ってしがみついていた。

特に結婚して子供が産まれからは、家庭を守るためにも働かないといけないと思いハードワークに身を投じてきた。

思えば、忙しすぎて思考をするだけの余裕がなかっただけだったかもしれない。

転機は1年ほど前、プロジェクトプロジェクトの間で少しだけリソースに余裕ができた時期があった。

特にやることもなく、1週間くらい20時ごろに帰っていた(言っても20時だが、当時の自分は定時上がりどころか、早退くらいの気持ちで帰っていたと思う)。

久しぶりに娘としっかり向き合い、妻と一緒に夕食を食べた時、この上ない幸せを感じた。こんなにも近くに幸せがあるのに、何を犠牲にしてここまで働いているんだろうと涙が出てきた。

そこからもっとしっかり時間を取れるような職場転職しようと決めた。

実は一度転職経験があったのだが、その際は提示された給与があまりに低く感じてしまい、結果として同業他社転職し、労働環境もほぼ変わらずだった。

しかしながら、改めて自らの収入と月々の出費、あとは今後の出費などを計算していると、明らかに自分収入が過剰であることに気がついた。

もちろん教育費だの家賃だの、青天井ではあるのだが、普通に暮らしていくだけであれば、今の自分収入から400万くらいは下げても大丈夫だということに気がついた(税金保険料が下がるので、実際の手取りは400万円も下がらないが)。

と、いうわけで、かなり年収を下げたものの、残業基本的にはほとんどなく、あってもせいぜい20時くらいには帰れるような職場転職した。いわゆるJTCで福利厚生もかなり充実しており、額面ほど生活が苦しくなった感覚はない。

何より家族と過ごす時間がかなり増えたし、自分の使える時間に余裕があることで、休日にふらっと散歩したり、家族で出かけたりする余裕も確保できるようになった。

もちろん貯蓄のペースはかなり落ちたし、きっと今までほど何不自由なく生きて行くことはできないのだろうけれど、それでも幸福の総量は明らかに今の生活のほうが多いと思う。

同じく激務で疲弊している人に、ゆったり働く良さを伝えられたらと思う。

年収が大きく下がることに抵抗を覚えるかもしれないが、絶対QOLは上がるので、勇気を出して一歩を踏み出してもらえたら。

2024-11-17

AIイラストって絵の綺麗さばかりに注目されて恐れられてるけどさ、一番気にするべきなのは指示忠実度だと思うんだよな

綺麗な絵が出力できた所で指示に反してるなら実務では役に立たん。Xのタイムラインに流すくらいでしか使えん

一般人簡単な指示をするだけで適切なイラストが出力されるときゲームエンド。品質一定以上ならどうでもいい、素人には判断できん

じゃあ今のAIはどうなのというと「プロンプトという謎言語を使っても指示に従わない」←このレベル、はっきり言って終わってる

自然言語で出力できるAIもあるが指示への忠実さは大差ない、全く恐れる必要などないのである

だがここ数年で指示に従うようになりつつあるのも事実。でも指示に従うだけじゃダメなんだよね

なぜ指示に従うだけではダメなのかというと「クライアント自分の望みを言語化できない」から

顧客が本当に必要だったもの”が分かりやすい例だが、顧客の指示に忠実に従ってもそれが「顧客が本当に望むもの」とは限らない

からこそ対話必要でありリテイクが発生する。でもそれは今のAIには出来ない

もし「クライアントの指示を汲み取りつつ、指示に無い事までイイ感じに描いてくれるイラストAI」が開発されたら、その時はイラストレーターは廃業するだろう

でも心配する必要はない、”指示に無い事までイイ感じに汲み取れる能力”はイラスト以外にも使えるのでそのときは全員仲良く廃業する

マイナンバー保険証によせて

マイナンバー保険証の期日も迫ってきたところで、医療事務ちょっとだけわかる増田保険請求についてつらつら書いてみる。

登録制

病院にかかると患者は一部の負担金だけを払い、残りは保険から病院に直接支払われる。

というのが皆さんご存じの保険医療で、どこの病院でもそんなものと思っているけど、実は保険医療登録された医療機関登録された医師歯科医師薬剤師によってしか行うことができない。

登録なので、登録自体比較簡単に行うことができるが、逆に言うと登録抹消も医師免許取り消しなんかに比べ簡単に行われる。

国民皆保険体制下で医師登録抹消されれば、もうまともな病院で働くことは出来ないし、医療機関登録抹消されれば、もう廃業しかない。

やばい医師があちこち病院不正を行うことと、やばい医療機関医師使い捨てにして不正を行うことの両方に網がかけられているわけだ。

レセコン

保険医療機関診療した費用のうち、患者自費負担分を除いて保険者(保険会社の公的なやつ)に請求する。この請求レセプトという。

このレセプトを処理するコンピューターを略してレセコンである

医療事務入力する端末に対してサーバー保険者のサーバーに対してクライアント。日々入力されたものを月一のバッチ処理保険者へ送る。

保険医療制度は膨大で複雑である。使える薬だけでも1万5千種以上、それぞれに使える病気・処方できる量・価格が決まっている。当然検査や手術などもそうだ。費用負担割合一定ではなく、老人・結核難病など負担割合が変わり、乳幼児一人親家庭など自治体によって補助が変わるものもある。これらは定期的に更新される。

また、病院会計待ちでイライラした人もいるかもしれないが、これらは可能な限り速く正確に入力されなければならない。病院ごとに採用医薬品は異なり(大規模病院で1000種ぐらい)ショートカット記号割り当て、約束処方、Do処方などカスタマイズの限りを尽くすことになる。ベテラン新人医療事務で100倍くらい(は言い過ぎか)処理速度が変わる。ITにつよいはてなー諸氏はもうワクワクしてきたのではないか

レセコンの歴史は古い。古くは1970年代初頭から導入が始まったと言われ、増田が入職した2000年初頭には、Cobolを使うサーバーで巨大な磁気保存装置ぶんぶん回り懐かしい穴あき用紙を使う高速プリンターが毎月段ボール何箱ものレセプト(保管用)を吐き出していた。大規模な医療機関ほど人件費から導入の圧力は強く、保険請求周りの電子化の進展はかなり速かった(一方、零細診療所は設備投資が重く今だ紙である)。

返戻

保険請求はだいたい3ヶ月くらいで支払われるが、支払われないこともある。これこれの理由で支払えません、と戻ってくるそのことを返戻(へんれい)という。

不正請求600万件!!とか盛り上がってるその600万件は返戻のことである。なお、この不正は、違法意味するのではなく、コンピューター用語で使われる不整合くらいの意味である

内訳は圧倒的に保険番号の間違いが多い。なぜかというと世の中には種々の都合で保険が変わる人がいるが、病気手続きを待ってくれないので、前の保険証病院にかかることになるからだ。結果として、そんな加入者いないよという返戻が来るので、患者さんに新しい保険証確認して請求しなおすことになる。マイナ保険証でこの手間がなくなるのだが、正直なところ、毎月の定型事務作業なので大した手間ではないのに対し、マイナ保険証周りの患者対応相手人間なのでそれなりの手間である。読み取り機など設備投資も、前述のレセコンとは全く別建ての話となる。患者対応から残業や種々のコスト病院経営悪化し、それを救済するためにあちこち数字をいじって、まわりまわって医療費増ということになりかねない。

閑話休題医師権限は強いので、医療必要となれば何でもできる。電カルがエラー吐こうが無視すれば何でもできる。結果として返戻をもらう。

病院が原因の返戻というのはとても痛い。本屋万引き一件の損害を取り戻すためには大量に売らないといけないのと同じで、利益率が極薄の病院返戻を食らうと経営に大きなダメージがある。

病院長は毎月青筋を立てながら返戻率とにらめっこして、やらかし医師シバキ上げることになる。

湿布の出し過ぎなどなら実際には金額的に大したことはないのだが、最近怖いのは抗体医薬品など超高価な抗がん剤だ。超高価だから保険でも使用できるがんの種類は厳格に制限されている。しかし、ほかに手立てがなくて小さな子供が「ママ死なないで」って縋り付いてたりして… それで一線を越えてしまい、その上効いてしまい「先生は命の恩人です」みたいになってしまったら… 病院の存続にかかわることになる。

指導

保険医療機関保険から指導を受けることになる。

指導には集団指導個別指導がある。

集団指導は、毎年行われるもので、制度の新設や変更の説明や、返戻となりやすものの注意など、運転免許更新講習をイメージしていただくとそんな感じである

個別指導は、監査である

個別指導が当たるのは、新設された病院、大規模病院、しばらく当たってない病院、それと怪しいことをした病院である

個別指導に当たると、ある一定期間のカルテなど全資料を持って出頭するように命じられる。そのうえで、保険者があらかじめリストアップしてきた怪しい処方について片っ端から問い詰められることになる。

この時の基準は明確なものだけではなく、医療の進展により諸説出てきたものや、場合によっては指導員(偉い医師)の個人的判断にもよる。

指摘を受けたものに対し、カルテなどを示し、医療的に必要ものであったことをその場で即答しなければいけない。奇跡が起きれば、問題なしということで支払いされる。だいたいは、医療的に間違いとまでは言えないけれど、保険診療の枠内ではないと言われて返戻となる(大ダメージ)。舐めた対応をとると、最悪保険医療機関登録取り消しで廃業である即死)。

個別指導に当たると、事務長が禿げあがるとか入院するとか言われる極めてストレスフルな行事である

そのため、普通病院患者によるものも含め不正に対して見た目よりかなり敏感である(片言の外国人日本人保険証を出したりしたら即通報)。

いかがでしたか

2024-11-16

目標シンプルでいい

目標設定ってもっとざっくりしていて、「今年は売り上げアップ!」とか「新規プロジェクト頑張る!」くらいのノリでいいんじゃないかと思う。

でも、うちではそんな甘い考えは通用しない。

何が「売り上げアップ」だ、具体的にいくらやすんだ? どのプロジェクトで、どのクライアントをどう攻めるんだ?

「頑張る」ってのは何時間かけてどんなアクションをすることなんだ? そう詰められて、気づけば目標設定のために一週間くらいかける羽目になる。

最初草案を出すと、たいてい上司から「具体性が足りない」と返ってくる。

次に具体的な数字を入れてみると、「それだと達成可能性が低いか現実的に見直せ」と言われる。

ようやく数字を直して提出すると、今度は「この目標だと君の成長が見えにくいから、もっとチャレンジングな内容にしてほしい」と返される。

このやりとりを何度も繰り返していると、だんだん何のために目標を立てているのか分からなくなってくる。

しかも、目標設定のフォーマットがまた厄介だ。詳細なプロセスを書き込む欄があれば、達成可能理由を書く欄もあるし、

途中で起こりうるリスクとその対策まで求められる。まるで戦略会議かのような書類を一個人がひとりで作るわけだ。

「このフォーマット、本当に必要なんですか?」と聞いてみたことがあるけど、

社員一人ひとりが戦略を考えられるようになることが重要だ」とかいう、なんとも納得しがたい答えが返ってきた。

いや、それを考える時間普通に仕事したほうが会社のためになると思うんですけど。。

しかもこれ、全社員がやらされるのだから会社全体でどれだけの工数目標設定に割かれているのかと考えると、

恐ろしくなる。会議室で「この目標のここの部分が曖昧からもう少し具体的にしてくれ」と言い合っている間に、

もっと生産的なことができるだろうに。目標設定が業務の最優先事項と化している今の状態、明らかに本末転倒だと思う。

結局、目標設定が終わるころには燃え尽きたような感覚になって、実際の仕事に取り掛かるころには

「あれ、これ何のためにやってたんだっけ?」となる。これで年末には「目標にどれだけ近づけましたか?」と尋ねられるわけだから笑えない。

今年もこの目標設定という名の茶番に振り回されるのかと思うと、正直うんざりする。

目標シンプルでいい、仕事を進めるうちに多少ブレてもいい。そういう柔軟さを求めるのは贅沢なんだろうか。

2024-11-15

Xでの絵描きの反AIという狂乱に全共闘を感じる

私は反AI標榜する絵描きたちに、単純な陰謀論やラッダイト運動というよりは、全共闘との類似を感じている。

当初は、画像生成AIを用いた直接的な損害を被った人もおり、このツールの危うさに警鐘を鳴らすことは確かに理があった。

しかし、要求エスカレートし最早宗教的になった。

彼らは荒唐無稽の反AIお題目に、ウォーターマークという呪符を携え、自らの信仰に反した情報発信者には異教徒レッテルを貼り付けた。

彼らはバリケードという殻にこもり「敵」に備えている。

全共闘高度経済成長という大波の中、大衆に呼びかけた。そして、大衆生活を優先した。革命理解されなかった。

生成AIという大波は、既に大衆にとって欠かせないものとなっている。絵描きという一部の人間が、実際に大きな損害を被ったわけでもなく、実のところ生成AI恩恵を受けながら反AIを唱える姿に、いったいどれだけの人間賛同するのであろうか。

いや、そもそもこんなもの大衆にとって問題としてすら認識されていない。

私は危惧している。

ノンポリ体制側に寄与する悪であると断じた闘士たちのように、彼らも成るのではないかと。

大衆を目覚めさせるためであれば、暴力も辞さなかった彼らのように成るのではないかと。

バリケードの中の内圧が高まり大衆を「敵」として、飛び出してくるのではないかと。

私は全共闘のすべてを否定しない。確かに理はあったはずなのだ。無根拠学費の値上げ、医学生への不当な処分使途不明金が溢れるロッカー・・・

だったはずなのに、現代においては多くの人にとって全共闘とは、インテリ学生モラトリアムが起こした過激火遊び程度の扱いになってしまった。

私は危惧している。

絵描きとは、気に食わないことがあると集団ヒステリーを起こす幼稚な者たちなのだと思われる未来歴史を。

絵描きとは、文盲規約も読み解けず、都合いい甘言をよしとするような愚か者であろうと悪意のクライアント認識されるのを。

恐らく、反AI絵描きたちは生成AIよりも自らの行いによって絵描き立場を危うくしている。

そして私が悲しく思うのは、反AI扇動する有名絵描きたちは、AIもっと当たり前になっても問題ないような需要を既に持っており、扇動された無名絵描きたちは自らの可能性を狭めていっていることだ。闘士をしていた者でも、卒業してその学歴で持って大手企業にのうのうと就職したものは良かった。問題は、その後も戦い続けた無名の闘士たちである

その道はただ虚しいものだったと、私は感じてしまうのである

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