サンフレッチェ広島→ 広島にとっては2017年シーズンは悪夢のようなシーズンになった。上位候補に挙げられていたが、開幕から低迷して、シーズン半ばで森保監督が退任。ヤン・ヨンソン監督になってからはやや持ち直したが、最後まで残留争いに巻き込まれた。オフにヤン・ヨンソン監督を諦めて城福監督を新たに招聘したが、FC東京では結果を出せなかった監督である。2018年の広島に対する前評判が低かったのは当然の話である。
降格候補に挙げる人も少なくなかったが開幕から快進撃を見せてほぼ独走で終盤戦にやって来た。2位の川崎Fが追ってきているのは気になるところであるが、まだ十分な差はある。4度目のリーグ制覇が見えてきたが、早くも勝ち点「55」を獲得しており、13位以内は確定している。9月21日(金)の時点で「2019年もJ1で戦うことが確定している唯一のチーム」になるが、ACLの出場権獲得も間違いない状況になっている。
2019年はアジアの舞台での活躍も期待されるが、主力にほとんど怪我人が出なかったのは今シーズンの広島の快進撃の大きな理由と言える。開幕戦でCBのDF千葉が怪我をして長期離脱したのが目立つ程度。FWパトリックの相方は固定されなかったが、それ以外の10人はほぼ不動。ここまでスタメンを固定して戦うことが出来るチームはJリーグでは相当に珍しい。メディカルスタッフ等の頑張りも称賛に値する。