セレッソ大阪→ 2017年はクラブ史上初タイトルを獲得するなど大飛躍のシーズンになったC大阪は初のリーグ制覇を目指したが怪我人続出に苦しんだ。前半戦は要となるMFソウザとMF清武を欠く試合が多かった。2017年に22ゴールを挙げるなどJ1屈指のストライカーに成長したFW杉本健にはさらなる飛躍が期待されたが、26節を終えた時点で4ゴールと不振。新加入のFWヤン・ドンヒョンもわずか1ゴールと低調だった。
26節を終えた時点で6位。3位のFC東京との差はわずか「2」なので2年連続となるACLの出場権獲得は十分に可能な位置に付けているが、首位の広島との差は「15」。大逆転優勝は絶望的である。すでにルヴァン杯と天皇杯も敗退しているので2年連続のタイトル獲得は難しくなった。年齢的にピークの時期の選手が多いので今シーズンはリーグ制覇の大きなチャンスだったが煮え切らないシーズンになっている。
当然、ACLの出場権を獲得できるか?否か?でオフの動き方は大きく変わってくるが、就任2年目の尹晶煥監督は続投濃厚と言える。昨シーズンと比べると成績は落ちており、選手起用を含めた尹晶煥監督の采配や手腕に疑問の声が出始めているのは間違いないが、近年はクルピ監督を除くとほとんど全ての監督が短期政権になっている。「優秀な監督」をわずか2年で自ら手放すのは得策ではない。