V・ファーレン長崎→ 2017年のJ2で2位となって自動昇格を果たした長崎はクラブ史上初めてJ1の舞台で戦うチャンスを得たが過去の初昇格チームと同様で開幕前の長崎に対する評価は非常に低かった。多くの人は長崎を「降格候補の筆頭に」挙げた。J1で実績のある選手が少ないので他の17クラブに大きく引き離されて最下位を独走する可能性もあったが、27節を終えた時点で8勝16敗3分け。すでに勝ち点「27」を稼いでいる。
18位と最下位に位置するが残留圏となる15位のチームとの差は「3」のみ。27試合で勝ち点「27」というのは一定以上の評価が出来る。波の激しいシーズンになっているが、ここに来て2連勝。調子を上げてきたので勢いを継続させて何とか「J1残留」を果たしたい。勝負の残り7試合になるが、仮に自動降格となったとしても大きな爪痕を残すシーズンになったと言える。ここまでの奮闘ぶりは称賛に値する。
クラブ規模が18クラブの中で最小となる長崎がJ1残留を果たしたとしたら快挙達成と言えるが、今オフの補強に関する動き方は「2019年のカテゴリーがJ1になるのか?J2になるのか?」で大きく変わるとは思えない。例年通りでどちらかというと受け身の補強にならざる得ない。主力の流出を最小限に抑えることが最初のテーマになる。そして、流出が決まった主力の穴を埋める作業がメインテーマの1つになるだろう。