川崎フロンターレ→ 2連覇に挑む川崎Fは27節を終えた時点で16勝6敗4分けで勝ち点「52」。今シーズンも安定した成績を残しており、首位を走る広島を猛烈に追い上げている。残りは8試合。「湘南(A)→長崎(A)→鹿島(A)→神戸(H)→柏(H)→C大阪(A)→FC東京(A)→磐田(H)」との対戦になるので最初のアウェイ3連戦が最初のヤマで、相性が良くない苦手のC大阪と対戦する32節ならびに多摩川クラシコの33節が最大のヤマ場になる。
ACLは残念な結果になったが、風間監督の後を受け継いで2年連続で好成績を残している鬼木監督の評価は高まる一方である。「続投は確実」と言える。主力となる選手は生え抜きの選手が多いが、今オフも選手の大きな入れ替えは考えにくい。クラブ愛の強い選手がほとんどなので、来シーズンもMF中村憲やFW小林悠やMF大島僚やDF谷口彰など代表クラスの実力を持つ選手がチームを支えることになるだろう。
例年通りで「現状維持+α」の補強になる可能性は高いが、+αとして連れてくる選手の質が極めて高いのが近年の川崎Fの補強の傾向になる。昨オフはMF齋藤学を獲得したが、さらに元エースのFW大久保の再獲得にも成功した。残念ながら、補強の目玉だった2人は大きな貢献ができずにいる(or できなかった)が、「ピンポイントで超・ビッグネームを獲得する。」というのが最近の川崎Fのパターンになっている。