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【Jリーグ】城福監督(サンフレッチェ広島)の試合中の態度が悪すぎる。 | | |　

■　4試合勝ちなし同士の対戦

7月26日(日)に予定されていた広島 vs 名古屋の試合は新型コロナの影響で延期になった。「名古屋の選手やスタッフにコロナの感染者が出たこと」が延期の理由ではなくて「試合開始までに濃厚接触者の特定ができないこと」が延期の理由に挙げられているが試合が延期されるのは再開後は初めてになる。これまでJリーガーは7名が感染しているがそのうちの4名が名古屋の選手である点はかなり不思議な現象である。

プロ野球も8月2日(日)に予定されていたソフトバンクホークスと西武の試合が新型コロナの影響で中止になった。3月や4月の頃と比べて国内の状況が悪化しているのか？単に検査数が増えたからなのか？の判断は難しいが特に大都市での感染者数が増えているのでJリーガーやプロ野球選手が感染しても何ら不思議はない。真夏でこういう状況なので秋以降は中止や延期になる試合が頻発することも十分に考えられる。

延期になった広島 vs 名古屋がいつ行われるのか？も注目点になるが名古屋戦が延期になったことは4試合勝ちなし中だった広島にとってはプラスに作用したようだ。8月1日(土)に同じように4試合勝ちなし中の横浜FCとアウェイで対戦したが前半22分にMF森島司のゴールで先制に成功。前半37分にはFWドウグラス・ヴィエイラが決めて追加点を奪った。2対0で完勝した広島は2節の神戸戦(H)以来の勝利を手にした。

先週はJ1の試合はなかったので横浜FCもある程度の休息期間はあったが、やはり、試合間隔が空いた広島は相当なリフレッシュが出来たようだ。両チームは2月に行われたルヴァン杯の初戦でも同じニッパツ三ツ沢球技場で対戦しているが同じように2対0で広島で勝利している。横浜FCは何もできずに完敗を喫したが2度目の対戦でも横浜FCはあまり良さを出せなかった。横浜FCはこれでJ1は4連敗となった。

■　試合中に声が聞こえてくる環境

横浜FCは3節の柏戦(A)で勝利するなどいい戦いを見せているが1勝5敗2分けとなった。新型コロナの影響でJ2降格が無くなったので結果にこだわりすぎることなくチームを作ることは出来るが、やはり、なかなか結果が出ないと選手やサポーターのフラストレーションは溜まる。攻撃的なサッカーを展開しているが8試合で18失点。得失点差も「-11」なので思うように点が取れておらず、失点の数も増えてきた。

昇格1年目の横浜FCは最初の正念場を迎えているが2,528人の観衆が集まった試合で最も目立ったのは広島の城福監督だった。試合中は、時折、スピーカーから(録音してあった)横浜FCのサポーターのチャントが流れたが、いくつかのスタジアムで見られるような「リモート応援システム」ではなかった。よって選手や監督やスタッフや審判員の声が簡単に聞こえてくる状況だったが城福監督の声が試合中は響いた。

ホームのエディオンスタジアムでの試合は「リモート応援システム」なので選手や監督やスタッフや審判員の声はあまり聞こえてこない。今回のアウェイ戦では城福監督の声が目立ちに目立ったが主審の判定に対して、いちいち、大声で文句を言うのは率直に言うと見苦しかった。「試合中は選手と一緒に戦っている。」というのは城福監督のいいところではあるが、やはり、これほどのレベルだと許容するのは難しい。

一例を挙げると後半に広島の選手がボールを奪ってカウンターを仕掛けたときにファールを受けたシーンがあった。ファールを受けた選手は倒されてプレーを続けることは出来なかったがボールはつながったので主審は流してプレーを続けさせたが、その直後、プレーが途切れたので巻き戻して広島のFKで試合を再開させようとした。的確な判定だったがそのことに対しても城福監督を含めた広島のスタッフは主審に対して強く文句を言っていた。

■　試合中に感染リスクは低いが・・・。

このシーンでは明らかに主審はアドバンテージを適用しており、ファールがあったことはしっかりと認識していた。それ故に巻き戻して横浜FCのファールを取ったが城福監督を含めた広島のスタッフは怒り心頭だった。第4の審判と思われる人の「(ファールを見逃していたり、ファールを取らなかったわけではなくて)アドバンテージです。」という趣旨の声も聞こえてきたが主審を含めた審判員に対する敬意が全く感じられない一連の言動だった。

Jリーグはお客さんを入れるようになってからもサポーターが大きな声を挙げることを禁止しているので、リモート応援システムではないスタジアムの場合、選手などの声が良く聞こえる環境になっている。「試合中に選手や監督や審判などがどんな声を出しているのか？が分かるので面白い。」という意見は多いがこれだけ静かな環境になると選手や監督などの抗議の声も全て観ている人のところに届いてしまう。

試合中なので熱くなる気持ちは分かるが主審の判定に対してこれだけ抗議を続けるのはチームにとってプラスにならないのでは？と個人的には考える。審判も人間なので90分を通して理不尽な形で自らが公衆の面前で罵倒され続けたら、当然のことながら、いい気持ちはしないはず。どういう状況であっても公平にジャッジするのが審判の仕事ではあるが相手側に肩入れしたくなる気持ちが生まれても不思議はない。

城福監督の近くに誰かがいるわけではないの(仮に城福監督が新型コロナの感染者だったとしても)それが原因で選手や審判員やコーチングスタッフやサポーターに感染する可能性はほぼゼロだと思うが「公衆の面前で大きな声で話すこと」に対して否定的に考える人が多くなっていることを考えると不快に感じる人は少なくないだろう。大声を出すことも、審判員に過度なクレームを入れることも慎んだ方がいいのではないか。

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