ヴィッセル神戸→ 今夏に元スペイン代表のMFイニエスタを獲得して注目度が劇的にアップした神戸だったが、思うように勝ち点を積み上げることが出来ずにいる。24節から3連敗。10勝10敗6分けで8位まで後退したところで吉田孝行監督が退任。林健太郎氏が暫定監督に就任したが、その後、ファン・マヌエル・リージョ監督の就任が発表された。スペイン出身の指導者を招へいして、バルサ路線を突き進むことになった。
26節を終えた時点ですでに勝ち点「36」を獲得しているので「J1残留は濃厚」と言えるが、残り8試合となった時点で16位の柏との差が「7」。今シーズンのJ1はハイレベルな残留争いになっており、例年と比べると残留ラインが大幅に引き上げられる可能性もある。横浜FMや鳥栖や柏やG大阪や長崎の動向次第で神戸が残留争いに巻き込まれることも十分にあり得る。降格ゾーンが気になるポジションである。
スペインで実績のあるファン・マヌエル・リージョ監督がMFイニエスタのいる神戸をどうのように変えていくのか?は興味深いが、新生・日本代表にも召集されている左SBのDF車屋(川崎F)の獲得に乗り出している。「正式なオファーを出している。」と報じられているが、9月中旬の時点で具体的な移籍話が浮上するのはJリーグでは珍しい。今年のストーブリーグも神戸が引っ掻き回しそうな情勢になっている。