はてなキーワード: アルコールとは
https://www.newsweekjapan.jp/asteion/2024/07/post-182.php
アメリカで「絶望死」、つまり自殺、薬物過剰摂取、アルコール性肝臓疾患による死亡数が1990年代末から顕著に増加している。それは、低学歴白人層の雇用や家庭生活の崩壊に起因する。
結婚のアピールを俺がしすぎたのもあって、彼女から「今後について自分の気持ちをしっかり考えたい。定まらないまでは連絡取らずにいたい」と言われてしまった。
もちろん、会うのもストップ。
一応、会ってるときはバカップルだし、彼女も結婚を前提とした付き合いを探してアプリをやっていたらしいのだけどね。
というか、「今後のお互いのために別れよ?」的な展開の可能性も微レ存では??????????????
辛い。そう思っただけで泣きそう。
というか若干泣いてる。
常に彼女のことを意識外に置こうと思って思い出して^q^アーってなってる。
そんな1週間。
おさけのりょうがふえるよー^q^ア"ー
ちょうど転職前の待機期間なのもあって時間だけはあるしな!!!
AIちゃん「アルコールを飲み過ぎると、腸の粘膜が荒らされて腸の水分吸収機能が低下するため、下痢を引き起こすことがあります」
そんなこんなで、放屁か?→よし!通れ!→うんち(下痢)でした^^を始めて体験した…。
もはやおならかうんちかわからない…。おならをしたくなったらトイレに行くしかない。あなるが痛い…。
ネットを見つつ「漏らしてるやつ多すぎでは???」と思っていたが気持ちがわかった。
今週末でも連絡くるかわからないのに漏らすリスクをしばらく抱えながら過ごさないといけないの辛い。
あとさ、気づいたんだけど、おしっこだけをするときは残尿がないように丁寧に振ったりペーパーあてたりするけど、大をするときは軽くペーパーあてるぐらいだわ。
振れないし丁寧に処理しないとすぐJr.がおしっこ臭くなるのでは??皆は丁寧に処理してたのか…??
はぁーーーーーーーー!!!!!
もう深く考えずカジュアルに付き合ってくれるだけでいいから早く連絡ほし~~~~~
一般的にはあれだよね、半年で今後の気持ち固めるとか無理なんだよね、きっと。いいよ、別に、それで!
色々考えちゃうタイプって言ってたしね!!とりあえず会お!!!
俺は彼女と付き合う前に結婚相談所で活動してたからね。相談所は一人の女性と付き合えるのは半年までだからね。俺の感覚ばぐってるのかもね。
^q^ア"ー
酒に弱くて、チューハイの500缶飲んだだけで気持ち悪さが次の日まで後を引くから、自発的にアルコールを摂取することはほとんどない。
いい気分だ、
この後にはすぐに頭痛と胃痛に悩まされることになるのが分かっているが、それでも今だけは、とてもいい気分だ。
ふわふわして、何もかもが許せそうな気がする。永遠に酒を飲み続けていたい。
きっと、世の中のアル中と呼ばれる人たちの多くは、本当は優しいんじゃないかな。
いい気分になって優しい自分でありたいからこそ、酒を浴びるように飲んで、わざと神経をふにゃふにゃにしてるんじゃないかな。
そうだったらいいな。
俺も優しくなりたいな。
じゃあ、おやすみなさい。
経済の停滞や落ち込みが人の死亡リスクを高めることは、多くの学術研究で指摘されています。以下、いくつかの代表的な研究を紹介しながら説明します。
経済の停滞は失業率の上昇を招き、それが自殺率の増加につながることが多くの研究で示されています。
Brenner (1976) は「Economic Changes and Heart Disease Mortality in the U.S.」の研究で、景気後退期には自殺率や心疾患による死亡率が上昇することを指摘しました。
Stuckler et al. (2009) の「The public health effect of economic crises and alternative policy responses in Europe」によると、2008年のリーマンショック後、失業率が1%上昇すると自殺率が約1%上昇することが示されました。
日本でも、バブル崩壊後の1990年代後半やリーマンショック後に自殺者数が増加したことが統計で確認されています(厚生労働省「人口動態統計」)。
Marmot (2005) の「Status Syndrome: How Your Social Standing Directly Affects Your Health and Life Expectancy」によると、社会経済的地位が低いほど平均余命が短くなることが示されています。
Case & Deaton (2015) の「Rising morbidity and mortality in midlife among white non-Hispanic Americans in the 21st century」では、経済格差が拡大することで、薬物中毒やアルコール依存、心疾患などが増加し、中年層の死亡率が上昇したことを報告しています。
日本でも、相対的貧困率の上昇に伴い、栄養不足や医療費負担の増加による健康悪化が問題となっています。
経済停滞が続くと、政府の財政が悪化し、医療や福祉への支出が削減される可能性があります。
Stuckler et al. (2011) の「Effects of the 2008 recession on health: a first look at European data」によると、経済危機による政府支出削減が医療サービスの低下を招き、疾病の早期発見が遅れるなどの影響があったとされています。
Ruhm (2000) の「Are Recessions Good for Your Health?」では、経済が停滞すると医療サービスの利用が減少し、特定の疾病の死亡率が上昇することが示されました。
日本でも、医療費の自己負担増加や介護サービスの削減が進められており、高齢者や低所得者の健康リスクが高まっています。
経済の不安定化は、人々の精神的ストレスを増加させ、それが健康悪化や死亡リスクの上昇につながります。
Wilkinson & Pickett (2009) の「The Spirit Level: Why More Equal Societies Almost Always Do Better」では、経済格差が拡大すると社会的ストレスが増加し、うつ病や自殺が増えることが指摘されています。
Kawachi & Berkman (2001) の「Social Ties and Mental Health」では、経済的不安が社会的孤立を引き起こし、精神疾患のリスクを高めることが報告されています。
日本では、リーマンショック後に「派遣切り」などの影響で多くの人が職と住居を失い、自殺や健康問題が増えました。
経済停滞は、失業の増加、貧困の拡大、医療・福祉の低下、心理的ストレスの増加などを通じて、人々の死亡リスクを高めることが学術的に示されています。特に日本のように高齢化が進んでいる国では、経済の低迷が社会保障制度の持続性にも影響を及ぼし、さらに深刻な問題を引き起こす可能性があります。
6年前。
留置所で連絡先を渡された男と飲みに行く事にした。
「おう、ここだここだ」
格安のチェーン居酒屋。50代後半、留置の無精で伸びていると思っていた口角の髭は、伸ばしていたもののようだ。
痩せた身体のサイズに合わない着古した服装。明るい照明に映る土色の顔は、冷たい暗がりの中よりも黒さが際立つ。
「部屋の外のポリ、話すな話すなってうるさかったよなあ。増田で良かったよな名前?じゃ、乾杯」
「で、増田は何やったのよ?」
「俺ですか」
「言いたくなさそうな顔してるなあ。俺はな、不動産詐欺って事になってるんだよ。でもよ、不動産なんてだいたいが詐欺みたいなもんだよ。
今係争中のやつで、もうちょいしたらまた入るんだけどよ…このヤマが当たれば、この辺りの一等地の半分は俺のもんになるよ」
「そうなんですね」
いやにゼラチン質の多いたこわさを噛む。留置期間がちょうど週末だった為、仕事は穴を開けずに済んだ。
前科は付くのだろうが、どこまでが知る所となるのだろう。
「俺ぁ、知ってるんだ。世の中はよ、一部の人間が動かす出来レースなんだ。株の値動きが予測できる?中長期を見据えた経営?
バカ言うなよ何も知らねえクセに。なあ、近い内、見た事もない災害が起こるぜ。そしてな、戦争になる…俺ぁ、知ってんだ」
ハイボールに焼酎のストレートをチェイサーに置く変わった飲み方だった。留置所にぶち込まれる人間が正常である訳がない。もう、この男と飲む事もないだろう。
「ここは俺が出すよ。ああ、いいんだ。」
店を出る。敷き詰められた薄い雲に月が隠れる宵の口。くたびれたジャケットを羽織ったなで肩が風を切る。
「あそこには、愚かな奴らの無念が、悲しみや悔しさが詰まってるよな。」
「留置所、ですか?」
「俺も、一等地を手に入れる寸前だったんだ」
口角に伸びた髭の位置が少し上がる。
「50年、かかったよ。あそこで、念を引き受ける役割を代われる奴がぶち込まれてくるのに。
お前も、知る事になるよ。朝、マスクを忘れて慌てて家に帰るような日常が、見えるようになる…」
気が付いた時には、誰もいない留置所に横たわっていた。その瞬間、全てを悟った。
出られない、永久に。消える事はない、たとえそれがどんな功罪でも。
あの男なりのはなむけだったのだろう。
代わりにコーヒーに凝ろうと思い地元の喫茶店に通いながら色々教えてもらったが、その考え方や方法が簡単で分かりやすく理に適っていると思ったので、自分の中でまとめる意味も込めて書いてみる
基本的な考え方は次の通り
ここが一番差が付く
スーパーで買った挽き豆を適当に扱った場合と、最近焙煎された豆を香味がある間に使う場合で30-40点ぐらいの差が出る
コーヒー豆は、生豆>焙煎豆>挽き粉 の順で劣化しやすく、"生豆→焙煎豆" は腕の差が出やすく、"焙煎豆→挽き粉" の工程はそこそこの道具以上なら誰がやっても同じなので、豆で買って自分で挽くのが一番コスパが良い
2週間以内に使い切れるなら冷蔵でもいいが、悩むぐらいなら冷凍で良く、扱い方も冷蔵だった場合と変わらないので気楽
挽いた豆は劣化が早いのであまり置かない(と言っても1時間ぐらいは全然大丈夫)
また、コーヒーの雑味は抽出しすぎたときにも出るのだが、挽いたときに指定サイズより小さい粉が多く出てしまうとこの雑味が増えやすいので、指定したサイズできちんと挽ききれる機材が望ましい
ここで有名なのが、TIMEMORE C3(手動コーヒーミル 約1万円)
前はこの機材ぐらい粉末が出ない機材は2万以上するのが普通だったらしい(電動だと今でも4万クラス)が、それが1万円で手に入るので手挽きで良ければこれ一択になった
もちろん電動ミルでも構わないが、その場合あまり安物は買わない方がいいと思う
ここは意外と、ある程度慣れれば差が付いても素人レベルだと5点がいいところ
適切な濃さで淹れるのが一番大事
基本は豆(g)の15-16倍(ml)、つまり豆10gなら150-160ml、20gなら300-320ml
ペーパードリップの入れ方は入れ方の動画見てある程度慣れれば後は誤差レベルでそこまで差が出ない
なお素人が半年毎日2回淹れたぐらいの腕では、ブラインドテストした感じだとコーヒーメーカーの方が微妙に美味しい
あとは、先に書いた「自分で作った料理は美味しい」効果を狙ってどこまでやるか
ゆったり余裕を持って、でもすぐに飲もう
この効果は心理学的なマインドフルネスの研究である程度研究・実証されている
自分の今作っている物の、音や香りや温度やその行為に集中した末に味わうのは、五感で料理を感じることになり感受性が上がる
これまでの工程で自分でやれる点は、焙煎・手挽き・ハンドドリップ
自分は、最初はハンドドリップしていたが、最近は(先のブラインドテストもあって)別にいいかなと思い、今はC3で手挽きするときに目を閉じて音と香りを感じることにしてる
手引きミルは失敗がないので、このような集中の仕方が出来るのが気に入っている
明らかに今淹れているコーヒーに集中できるし、多少失敗しても次はこうしようという意欲に繋がる
少し手軽にするためにドリップアシストを使うのも悪くないと思うが、私はその行き着く先がコーヒーメーカーだったw
機械が豆を挽いている音を聞いて香りをしっかり感じれば五感で味わう感じになれる
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これぐらいやって客観指標で70-80点+自分でやった感10点ぐらい
店は客観指標で90点の世界で個性を出しつつ頑張ってるんだと思う、凄い
糖尿病は血管がやられる病気なので、悪化すると毛細血管が破壊される。目がやられれば失明するし、末端がやられれば手足を切断しなきゃいけなくなるし、腎臓がやられれば透析コースになる
https://kurihama.hosp.go.jp/hospital/screening/
『依存症は否認の病』なんてフレーズがあるくらい、依存症患者は自身が病気であること、問題を抱えていることを認めようとしないと言われているのよ。
で、いよいよ手に負えなくなって行き詰ってようやく認める、それが定説。
でも、勿論早い段階で認めて治療に取り組む方がより望ましいし、ましてやアルコールなら尚更。
身体を悪くして不可逆的なダメージを負う前に、治療・回復につながって欲しい。
せっかく増田が断酒を前向きに考えているのなら、どうか継続して欲しい。本当に。
アルコールの量や頻度をコントロールできなくなってきている、アルコールを減らすことに困難を感じている、アルコールがない生活を想像すると恐怖を感じる、もしもそういう状態であるようなら、まず自治体の保健所に電話して、話してみるというのも方法かもしれない。聞いてくれるし、アドバイスしてもらえることがほとんどだと思う。
依存症患者を診てくれる病院はあるし、どうか、もう一度受診して、可能な限り自助グループに繋がって、そして同じような体験をした人たちの話を聴いてみて。
増田の苦しさが和らぐことを祈ってる。
駅や店のトイレにもアルコールディスペンサー設置されてるじゃん?あれ「トイレの後に手洗いをせずにアルコール消毒だけで済ませる」人って結構いるのかな?
増田はどう?
・表題の通り。
・アルコール依存(いそん?)と言うのが最近の流れだろうが、自覚はあっても医者の診断はない。
週2回は自宅に呼びつけられ、釈明と謝罪を繰り返した。
時間調整に寄ったスーパーのイートインスペースで栄養ドリンクを流し込んでいた。
後から入って来た老人男性が買ったばかりの缶ハイボールを煽る。
・瞬間、猛烈に酒が飲みたくなった。
酒を飲めば気楽になれるんじゃないかと思った。
思いながらもクレーム主宅へ向かう時間になり、その場を後にした。
・ベンチで酒を煽る老人の姿が頭から離れなくなった。
しばらくの日数を葛藤した後、同じスーパーで缶チューハイを買い、隠しながら飲んだ。
クレーム主宅へ向かった。
いつもなら心が折られる言葉を避けられているような気がした。
バレなかった。
・缶チューハイを飲んでから当のクレーム主宅に向かうようになった。
酒といえば外食だったが、仕事帰りに缶チューハイを買い、家で飲むようになった。
買うものは缶チューハイから大容量ペットボトル入り甲類焼酎になった。
上記のクレーム主以外にもクレーム対応に向かう時に駅や店舗のトイレで流し込んだ。
父は帰宅して5分後には酒瓶を手にしている人だった。
だから、知らずのうちにストレス発散の選択肢に酒が入っていたのかもしれない。
・特に夢も希望もなかったので結局3年くらいそういう生活を続けたが、父に介護の必要が生まれ、転職して実家に戻った。
・飲酒習慣のマズさの自覚はあり、これを機会に改めようと思った。
しかし、実家生活+自宅介護は思った以上のストレスで、また缶チューハイを家で飲むようになった。
母に咎められたので、仕事帰りや夜中に家を抜け出してコンビニで飲むようになった。
・そして、またありがちルート。
ただ母にバレないようには気を使った。
仕事はそれほどストレスはなかったので、仕事前と仕事中のアルコールは必要なかった。
・2年後、父が逝き、再び一人暮らしを始めた。
ここでも飲酒習慣を改善しようと思い、アルコール依存治療を標榜する病院へ行った。
「どうせコイツも裏では飲んでるんだろ。」
何度か参加しただけで行かなくなった。
何をしてくれるわけでもない病院も行かなくなった。
・そのまま、改善することができないままに今に至る。
・断酒継続に成功している人のエピソードは、たいてい「家族が〜」と「子どもが〜」ばかり。
守るべきもの、言い換えれば、一度壊したものがなければ断酒はできないのだと思う。
・家族もいない。友達もいない。仕事も、自分がいなくてもどうにかなる。
行く末は良くない結末だとわかっている。
でもどうすべきか分からない。
書いてみましょう。
先週の土曜日にニックと名乗る自称イギリス人で自称Google勤務の人間と立ち飲み屋で出会い仲良くなり、真夜中まで一緒に居たら「コカインが欲しいんだけど」と言い出した。
「ヤクザか売人にコネがないか?連れて行って欲しい」と懇願された。
俺は犯罪に関わりたくないし違法なことは絶対駄目だという考えだが、どうしても薬物を必要としてしまう心の弱さを抱えた人々に対して理解の気持ちがあった。だから、希望を叶えてやろうと思ってしまって、「俺は犯罪に関わりたくないと思っているし、捕まりたくないから出来ることは限られるけど出来るだけやってみるよ、所持や使用は違法だと思うけど、薬物を持っている人間に君を引き合わす(仲介)のは法に触れないだろうと思う、でも、そこまでだよ」と言い、まずはヤクザを探すことにした。
とはいえどこに行けば接触出来るのかわからん。繁華街に居たのでこの辺の何処かにはいるだろうと路上を歩き出した。すると、ガールズバーの店員の女の子たちが声をかけてきて、私たちに今ついてきてくれればこれだけ値引きします!と営業をしかけてきた。まあまあ、と少しの間会話して、「ところで、君たちは知らないと思うから、ダメ元で聞くんだけど、ヤクザの居る場所を知らない?彼がヤクザと会いたいと言っているんだ」と話した。
場の空気が凍りついたのを感じた。
しかし一人の女の子が「※※※ってBARがヤクザ経営です」って教えてくれた。他の女の子達は「ちょっと、やめなよ」という感じになっていたがとにかく情報ゲット。礼を告げヤクザBARにニックと向かった。 ヤクザBARは怪しい雰囲気で、料金もちょっと高かった。店主も怪しかったが、店員の若い男の袖口から入れ墨が見え、ニックが「ヤクザだ」と耳打ちしてきた。
ニックがスマホで日本語訳をしてその店員に交渉を始める。君はヤクザだろう?と。だが、ヤクザはヤクザと自分からは言えないらしい。
「違いますよ」と否定を続けた。ニックは、「コカインが欲しい」とストレートに伝えた。そんなものは持っていないと若い店員。これは信用がないから断られていると感じた。日本では薬物犯罪の罪がかなり重い。何年もの実刑を(悪質度によって変わる。薬物をばらまいた順に罪が重く、生産者、売人、仲介者(金銭の発生を伴う)、そして所持使用者の順に量刑が決まる)売人は懲役何年、というところらしく、そりゃ捕まるリスクを考えれば初対面の相手との取り引きを躊躇するだろう。
そうこうしていたら若い店員の携帯がなり、ちょっとすみませんと言いドアを開けてBARの外へ出ていった。 「ニック、同じ日本人なら心を開いてくれるかもしれない。いくらで買いたいか教えてくれ。聞いてみてくる。」と伝えると、難しそうだから相場よりかなり高い金額を提示してみるよ。と、かなりの高額の予算を託してきた。 BARの外へ若い店員を追いかけ、電話が終わるのを待った。その間、スマホに「コカイン ハーフ何円 1何円で欲しい」と打ち込んだ。電話の終わった彼にその画面を黙って見せると、少し逡巡した後「ちょっと待っててくださいね」と。物陰へ行って誰かに電話をかけに行った。お?手に入るのか?と期待したが、結局「取り扱いは出来るんですが持っている者と連絡がつかないので今日は無理です」と。
そういうことで、空振りに終わった。 BARに戻ってニックにそう伝えると「じゃあ売人とコンタクトをとってくれないか?秘密通信アプリテレグラムを知っているか?それを使えばバレないからそれを使ってみて欲しい」と言う。再度書くが俺はその時(仲介)は犯罪にならないと思っていたから、じゃあトライしてみるよ、とXを開いた。売人のことを隠語で「手押し」というのは知っていたから検索して、いくつものアカウントを見つけた。片っ端からテレグラムでメッセージを送る。
「※※に居るんですがコカイン手に入りますか?」 大体、取り扱ってないとの返答。あるいは、今日は夜も遅いし営業終了している、とか。しかし、一人だけ「有りますが、街中は監視カメラがあって無理です。歩いて10分ほどのひとけの無い公園で取引をしましょう」と当たりが居た。値段の交渉をニックの出せる金額で伝え、外国人との取引になる、日本語は喋れないと伝えると、リスクが大きい。値段を上げさせてくれという。ニックにそう伝えると、オーケーだ、と。売人に「その額の現金を持って外国人に今から行かせるから頼みます」と伝え、ニックには「俺が協力出来るのはここまで。犯罪にこれ以上関われない。売人と接触するのは無理だ」と伝え、Googleマップで場所を教えて歩いて一人で行ってくるように伝えた。ニックは早速BARを出て向かった。
少しの間BARでニックの帰りを待っていた。わりとすぐに帰ってきた。どうだった?と聞いたら「ゲットした」と言い、俺の役目は終わった。
が、ここが重要なポイントで、俺はコカインを視認していない。つまり事実かどうか分からない。例え見せられたとしてもそれが錠剤なのか粉なのかどう摂取するのか摂取したらどうなるのか何も知らないし分からない。コカインというが片栗粉を見せて俺を騙したかもしれない。ここが後に重要なポイントになる。俺はコカインの仲介をして、ニックはコカインを入手してきたというが、俺はコカインを見ていない。つまり、本当に自分が本物のコカインの仲介をしたかどうかはわからないし、ニックが本当にコカインを取引をしてきたもわからないというのが客観だ。俺は今ひょっとして怪しい外国人にハメられているのでは?と少し思った。 いやしかし、テレグラムで売人と接触し、有ると言われたし、ニックはトイレへ行ってくると言って5分ぐらい帰ってこなかったから、「キメたのか?」と聞いたら「そうだ」と答えた。これだけの事実を並べるとまあクロだろう。
が、これは俺の感想に過ぎない。実際のところ、「俺には本当かどうか判断できない」というのが客観的な視点だろう。ニックが嘘をつき、使用しているフリをしたのかもしれない。
ニックとは朝まで一緒に居てメンタルヘルスや哲学の話、そして自傷や自殺未遂の経験がお互いあることまで話し合って、通じ合った。LINEも交換し、今もコミュニケーションを続けている。その日は徹夜だったので眠たいから帰ると伝え、ニックと別れて帰って寝た。
起きて冷静に考えた。俺はニックにコカインを入手させるため売人と接して引き合わせた。仲介ぐらいなら罪はないはずだ。利益を得たわけでも無いし所持・使用したわけでもない。が、気になってググると仲介者も罪に問われると書いてあった。幇助に当たるからと。また、ChatGTPに聞いてみても同様。犯罪に巻き込まれたなら弁護士に相談を。そうアドバイスされた。 やってしまったな。犯罪行為をやってしまった。しかも実刑の犯罪だ(執行猶予がつくかは知らんが)。
俺はすでに前科(恋人にころすぞと言って、脅迫の罪で罰金10万円払った)があるし最悪刑務所に行ってもいいが、老いた母を悲しませるようになることと、俺が不在になるとこの賃貸の保証人になってくれた兄貴に50万円ほどの請求が行くこと。俺が刑務所から戻るまで家賃を払うならもっと金を払わせられることだろう。家族に迷惑はかけたくない。
そして今週の話だが、40年間生きてきて特殊詐欺の電話がかかってきたことは一度も無かった。が、ニックと接触しLINEを交換し、そしてテレグラムで売人たちとコンタクトをとったあの日から、今週だけで3回も特殊詐欺の電話がかかってきた。海外からの着信だ。これは関係があるな、なんらかの手段で電話番号を抜き取られ、リストに入れられ、反社に売られたのだろう。まあ特殊詐欺の電話がかかってくるぐらいは別にいいよと思っていたが今朝。
戯れに、電話に出てみた。「警視庁捜査二課の者ですが増田さんですね?」ときた。
何故本名がバレている?これはさすがにやばいな。黙っていたら電話はすぐ切れた。
警視庁捜査二課というのは薬物犯罪の捜査をするところじゃないし、東京の警察だから地方都市の俺に電話をかけてくるのもおかしいし、何より本物の警察なら向こうから必ず所属と名前を名乗る。まあ特殊詐欺だな、また。と思った。 この出来事を親しいXのフォロワーさんに相談してみたら、電話番号と名前が割れていたら住所も割れている可能性もある、と。
つまり、特殊詐欺に釣られないなら直接家までさらいに来て闇金で金を借りさせてボコされるぐらいのことは可能性として無くはない。海外拠点のグループのようだから心配はいらない?いや、最近流行りの闇バイトの指示役は海外から指示してたというし。危ないな。 俺は恐れた。
そしてよく考えてみる。天秤にかける。俺はどうしたらいいか。
1つはこのまま何もしないで反社が乗り込んでくる可能性に怯えながら暮らす。
もう1つは、逮捕されるリスクを覚悟で経緯を話し、警察の意見を聞く。
俺はしばらく考えた末警察に話してみることにした。
警察まで行くのは面倒だから、110番して大体の経緯を伝え、襲撃に怯えて家から出られないから来てくれませんか、と。で、一人の若い警察官がやってきた。コカインの仲介をしたこと、特殊詐欺に電話番号と名前を知られていてビビっていること、あったことすべて話した。特に強調したのは、俺はそれが本当にコカインだったかどうか分からないし、全部ハメるための演技で騙された可能性もあるし、とにかく自分は本当に薬物の仲介をしたのかもどうか分からない、と。警察官は薬物犯罪は専門じゃないらしく、仲介が罪に当たるかどうか分からないから本部に聞いてみる。と言う。そしてしばらくして刑事が3人もやってきた。逮捕されるのか?
刑事が3人も来たことで俺はビビった。「逮捕されますか?」とすぐ聞いた。「いや、そうはならないから落ち着いて、安心して」と。 ことのあらましを警察官が刑事たちに説明する。これから刑事に話す内容に誤認や誤解があれば訂正してくださいと。 まあ話した通りのことを伝えてくれた。
「確かに、それは本当に君が薬物犯罪に関わったのか、分からないし、証拠もないから君が捕まることはない。だけど君が言うように仲介は犯罪だ。だけどそれが本当にコカインだったかどうか君も分からないし私たちも分からない。ニックが反社グループの一員で君を巧妙に信じ込ませ詐欺を働いた可能性もあるね。今確認した経緯から判断するに、薬物犯罪に問う要件を満たさないし、何よりその犯罪が実際に起きたという証拠もないね。薬物の使用も本当か分からないし、君がコカインらしきものを売人と接触して仲介したという証拠はテレグラムを解析すれば警察は分かるけど、その仲介自体本当に成立したのかどうか、つまりニックが実際に売人からコカインを入手していて、その仲介を確かに君が成立させたのかどうか調査・証明のしようがない。ニックが嘘をついている可能性もあるし、何より君自身コカインを見ていないし分からないわけだから、君の疑う通り本当にコカインの仲介をしてしまったのか?それを確実に調査することは不可能だ。 これからは怪しい外国人と関わるのは控えるように。善意からコカインらしきものの仲介をしてあげたのだろうが、それは悪だ。間違っている。もうそういうことはしないように」と、一番年配のおじさんが諭してくれた。
まず1つ、捕まるリスクというのは解消された。 そして、その件から特殊詐欺の電話がかかってくるようになって、電話番号も名前も反社にバレていて、住所もバレている可能性もあり恐れているのだという話をした。襲撃にあうのじゃないかと。 その前にちょっとした聞き取りがあり、学歴や職務経験、ドラッグの使用経験の有無、収入についてニックに話したのか?と聞かれた。 いや、俺は無職だと伝えてある。と答えた。じゃあ、お金持ってなさそうな人にわざわざタタキに来ないよ。間違いなく来ない。だけど君が着てるのはエイプだね。高いだろう?それで金持ちだと思われた可能性はないか? はい、ニックはエイプを知っていて高価なアパレルブランドということも知っていました。俺が金を持っていると認識した可能性は無くはないですよね。 無くはないね。だけど、こういう特殊詐欺グループがわざわざ個人宅に襲撃に行くというケースは聞いたことがない。 あくまでも、特殊詐欺は特殊詐欺をやるだけ。たかが特殊詐欺を生業とするグループが個人宅を襲撃するケースが普通にあるようなら、ニュースになっているだろうし我々警察としても注意喚起を出す。が、今のところそういう事件は無い。特殊詐欺グループが何故海外から電話をかけるのかということだよ。とにかく特殊詐欺はリスクを最小にしたい。だから海外の身元の分からない番号から電話をかける。個人宅を襲撃させるなんて大きなリスクを背負うような性質の犯罪組織じゃない。
ふむ、なるほど。
と思ったが闇バイトに使われ強盗に入って捕まった人々のように、タタキの闇バイトも指示するグループだったら?それがまだリスクとして残り完全に安心は出来ないよな。と 思ったが言わなかった。
あとは人生相談みたいな感じになった。薬を見られ、説明を求められた。躁鬱で今働けなくて生活保護だ。と。でも働きたいと思っている。と答えた。 宅建の参考書、問題集、過去問を置いてあるのを視認していたようで、資格をとるために頑張ってるところなんだよね。40はまだ若い。社会復帰は出来る。大丈夫。そう言われた。 また、生活保護の暮らしについて色々聞かれた。公務員の我々でも生活を苦しく感じるから、大変だろう。生活保護を抜け出したいという人は少ない。その中でやりたいことを見つけ社会貢献、社会参加をしようとしている精神は誇ってください。あなたはまだ終わってない。これから未来がある。だから、今回みたいな犯罪に関わってしまうようなことをするのはもったいない。いいことはいい、わるいことはわるい。たとえ友達でも、わるいことをしていたら善意や親切で協力しようとしてあげたりしたら駄目です。ハッキリとキッパリと一線を引いて生きてください。
というのが、この1週間で起きたことのすべてだ。触法行為ギリギリまでいったが罪に問われず逮捕はされないということが確定した。
あとは本当に、住所を知られている可能性があっても安全なのか。 そこだけ不安はぬぐえない。
だが、「人にはそれぞれ事情がある」というのが座右の銘で、生きづらさからアルコールや薬物に逃げてしまう人々の気持ちも尊重し理解すべきだという考えは変わらない。だけど犯罪行為に協力したりなんて、俺には遵法意識が足りてなかったというのもそうだろう。いくら善意、親切にしたいという気持ちを持っていても、犯罪行為を助長するのは論外だ。 今回のことは人付き合いのやり方が間違っていた。いくら友達のためだから、と言っても法律に抵触しちゃいけない。
みんなも法律はきちんと守って、たとえば俺のようにギリギリのラインに立って、友達のために善意を持って、とかでも犯罪に関わっちゃだめだよ。こういうリスクがあるから。
なんせ電話番号・名前・ひょっとしたら住所まで抜かれてるからね。
怖いよ。
闇バイトには気をつけてね。今普通の求人にも紛れ込んでるらしいから。
一度反社に身分証確認されてごく軽い犯罪に加担させられたら、次はもっと重大な犯罪にまで、脅されて、あるいは高額な報酬を餌にやらされる。
こないだそれで強盗に入らされた青年はかなりの懲役をくらうハメになったらしいし。
うまい話はないし、俺のように怪しい外国人に触法行為の手伝いを頼まれても手伝っちゃだめだよ。
・後日談。
昨日の土曜日。
エイプのショップに寄って、「先週連れてきたニックっていう外国人覚えてる?」と話し、さすがにテレグラムで売人と接触して仲介したという話はできないのでぼかして「ヤクザBARに連れて行ってニックがコカインを入手することにつきあわされた」という話をしたら、どこのBARです?と言われ※※※※と答えると「あー」という反応。ヤクザBARとして有名だったらしい。
そして、イギリス人がLINEを持っているのはおかしい。有り得ない、と。何か嘘だと思う、と。LINEは大体アジア圏のツールで、イギリス人が使ってるのは不自然だし、SNSを一切やってないというのも自称イギリス人、しかも自称Google勤務としては不自然、と言われた。 店員さんみんな若いんだけど俺より知見があったな。
ニック…。君は本当は何者なんだい?
LINEでまだ話しているし、彼が旅先で出会った青年を紹介され、彼もまたメンタルヘルスの問題を抱え、ニックと共鳴したらしい。その青年とも今度会う予定を立てている。その青年は住所もフルネームもはっきり身元が分かったから大丈夫だろう。
さて、ニックが本当に反社とグルで俺を売ったならLINEの繋がりは消去して消えるだろう。
そして、京都でもコカインを使った(青年も、ニックがコカインを使っていたと証言した)らしいが、親切な日本人をハメて、反社に情報を売るという手口で全国を回っているのなら、その青年にも俺と同じようにテレグラムで売人に仲介させるという手口を使っただろうが、その青年にはそんなことはしなかったという。