「断薬」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 断薬とは

2025-04-18

おかしいなと思ったら鬱だった(記録)

社会人になって数年。

上司にはずっと「物覚えが悪い」と言われ、趣味や楽しみもなくなって毎日無機質なルーティン生活を送っていた。

大学入学ころから頭にぼんやりと霧がかかり、まるで他人生活を見守っているような人生を歩んできていたが、就職もでき、生きていけていたので「こんなものか」と感じていた。

 

しか最近は30秒前に指示されたことを忘れたり、食べたいものが分からなくなったり、何時間寝ても疲れが取れずと、仕事にもはっきりと影響が出始めたので心療内科受診することに決めた。

特に決め手になったのは、これまで「自殺は悪」だと思い込んでいたが、ふと「場合による」ことを知ってしまったせいで、希死念慮に囚われてしまたこである

ぼんやりと「海で生涯を終えたい」という気持ちがあり、近場の海辺へフラッと散歩に行くことが増えた。

 

そんななか心療内科を予約したが、最近患者が多いらしく、一週間後の診療予約となった。

もちろん、気持ちにも波があるのでキャンセルすることを何度も考えたが、「頭の中をはっきりとさせる薬をもらって帰ろう」という軽い気持ちで挑むことを決意し、ついに当日となった。

結果から言うと、「うつ病」と診断された。

本当に驚いた。

今は一人暮らしをしているが、実家では「うつ病=甘え」という偏見が強く、まさか自分がという気持ちだった。

かに一般的趣味楽しいこと、旅行等をしてもあまり覚えていないため、ぼんやり毎日を過ごしていたが、「勉強とかせず頭を働かせていないせいで知力が下がってるんだろうな」くらいの認識だった。

 

休職を勧められ、ぼんやりとした頭で休職することを決めた。

 

 

そして今、休職して約1か月になるが休職してよかったと思っている。

  

休職したての頃は仕事に穴をあけたこと、仕事をせず家にいるという罪悪感や将来への不安感でつぶされそうになっていたが、幸い少しの貯金があったのと周りの人の勧めで毎日好きなことをして、これまで欲しいと思ったものをたくさん買って自由に散財した。

すると、なんだか毎日が楽しくなってきた。

明日は何をしようか、今日はどこへ行こうか、ふと近所を散歩してもいいな、というポジティブ感情が湧いてくるようになった。

また、以前はゲーム趣味だったので、埃を被っているスイッチを取り出して遊ぶことも増えた。

早起きも出来るようになった。

 

 

ただ、実家のことや仕事のことを考えると頭が働かなくなり、無性に泣き叫びたい感情になるようになった。

鬱状態を抑える薬ももらっているので問題ないが、以前ではなかった感情なので自分理解できていることなのかな、とポジティブに考えている。

 

いつかは乗り越えないといけない。

いつまでもこのままではいられない。

 

 

毎日やる気を出す薬を服薬している。

こうやってパソコン越しに感情吐露出来ているのもこの薬のおかげ『だけ』かもしれない。

 

断薬が怖い。

家族が怖い。

職場が怖い。

将来が怖い。

 

 

たとえ診断を受けようが、薬を飲もうが、周りが優しくても負の感情は消えない。

本当に、毎日働いて生活している人を尊敬しています

そしてごめんなさい。

 

 

 

今まで不安も感じていなかったので、これも進歩なのかもしれない。

 

 

記録のためにここに残します。

同じような状況で悩んでいる人がいたら、参考になればいいんかな。

2025-04-07

anond:20250407120408

薬処方されてるってことは気分障害不安症のどっちかだと思うけど

それは何かあった部類だろう

いきなり断薬って反動くるからやめろとよく言われてるヤツ

俺はイケメン

俺は自他共に認めるイケメンだ。

クラスで一番イケメンと言われたこともある。顔目当てで寄ってくる女の子もいた。

もちろん顔だけで食えるほどのレベルじゃない。というかルックスで食おうとするとスタイルのほうが大事よね。

 

ただ30歳を過ぎても肌荒れがひどく昔からこれが大きなコンプレックス

思春期から10年ぐらい水洗顔とか間違ったケアをして今でも跡が残ってる。

ちゃんケアしてなかったのを本当に後悔してる。

まあ昔はいい成分のプチプラ全然なくて貧乏だったか結構詰んでたけど。

いずれにしても肌はマジで取り返しがつかないか子どもがいる人は特に気をつけてあげてほしい。

 

俺は最終的に保険外のイソトレチノインって薬でニキビが完全に治まった。

7ヶ月飲んで今月から断薬

副作用もあって唇がいつも乾燥しててED気味にもなったけど、一人プレイは平気だったし致すときED薬飲んでた。

断薬後はどうなるかわからないけどイソトレチノイン飲み忘れた日に致すときED薬なくても平気だったか大丈夫そう。

イソトレチノインはオンライン診療で月1万2千円くらい。副作用が色々あるから事前によく調べよう。

 

ニキビは治るけど跡は本当に治療が難しい。

からみんな肌だけは本当に大事にしような。一生物だ。

子どもがいる人は気を付けてあげてほしい。

2025-03-22

anond:20250321230110

社交不安障害やね

SSRIが効いてるならその間にどんどん対人コミュニケーション経験を積むとええやで

いろんなシチュエーション経験すれば未知に対する不安が和らぐし

少々失敗しようが大したことは起きないとわかってくるやで

ワイは薬も断薬出来たし症状も寛解してるやで

頑張ってな

2025-03-21

対人恐怖が治ってきて嬉しい

わっちは街を歩くのがこわい。

すれ違う人々が自分の顔をのぞきこんでいるきがする。また、目を合わせたら喧嘩がはじまるんじゃないかというきもする。

からいつも身体が緊張してる。わっちにとって街を歩くことはギャング跋扈している治安最悪な地を歩くことと同義

このような対人恐怖のきざしがあらわれはじめたのは小学生高学年のとき。このころからだんだん自意識過剰になり友達と会話ができなる。中学生になると吃音もあらわれた。

学校友達はおらず登校してから下校するまでのあいだひとこともしゃべらないことはざら。店員と話すのが恐くてコンビニに行けない。そんなSadDaysをSpendしてた。

大学生とき、ふと思う。対人恐怖を治さないかぎり、わっち幸せになれないと。そこでさまざまな試みをおこす。以下、その試みのリスト

筋トレ(やったりやめたりを繰り返した。スクワットだけは今も続いてる)

プロテインサプリ飲む(鬱の原因は栄養不足という言説を見つけたため)

ランニングなどの運動

ヨガストレッチ(ちなみにヨガストレッチの違いについてだけど、ヨガは(仏教における)悟りにいたるための運動。なので関節の可動域を無視したキモい体位をすることもある。いっぽうストレッチシンプルに体をほぐすという意味

心理学精神医学哲学を学ぶ(ユングカールロジャース加藤諦三とか)

自己啓発本を読む(カーネギーとか)

認知行動療法をする(iPhoneの口角カメラ自分が見られていないことを確かめるなど。これは効果あったかもしれない)

etc

だがこれらのほとんどは効果なかった。まってくなかったわけじゃあないだろうが。

いっぽう、まったく予想外の出来事が、対人恐怖のやわらぐきっかけとなることが多々あった。その出来事を列挙していく。

1つ目は、手術をしたこと。この手術がめちゃくちゃつらかった。いままでの人生で感じたすべての苦痛の総和くらいつらかった。あまりにも辛いのでナースコールを押しまくった。ふだんなら絶対に押せないがこのとき精神崩壊してたから押せた。でかすぎる苦痛の前に恥やプライドは消し飛ぶ。退院後、なぜか対人恐怖がやわらいでおり、コンビニくらいになら入れるようになってた。

2つ目は、信頼できる大人出会たこと。ニートだったとき就労支援施設でであったスタッフがめちゃいい人だった。その人にわっちの生い立ちを話した。まったく否定されずに、そしてびっくりするくらい熱心に聞いてくれた。その後、なぜか対人不安がやわらいだ。ブーバーの言う出会いによる癒しというやつかな。心の成長には他者との関わりが必要不可欠なんだなーとおもった。

3つ目は、メンタルクリニックで処方してもらったSSRIという薬を飲み始めたこと。SSRIうつ病不安障害の改善につかわれる。飲むと不安感がやわらぐ。この薬を飲みはじめてからめちゃくちゃ対人恐怖がやわらいだ。電車で目の前の列に座る人々をちょっと見られるようになったし、すれ違う人々の顔をちょっと見られるようになった。こんな日が来るなんて……本当に感動。しかSSRI断薬後に効果がなくなり元の状態に戻ると医師に言われた。そこはちょい不安

まあとにかく対人恐怖が治ってきて嬉しい&同じ境遇の人の参考になれば嬉しいという話でした。

2025-03-18

雑に聞いてもこれだけ答えてくれればだいぶ短縮になるだろ。常識的に考えて

まぁ設計とかでそのまま活用できるレベルにはまだないがそれでも使い方よな

技術のものよりも、それをどう活用するかが本質的なのはAI時代も変わらない現実だぞ

HHV-6ウイルス研究の中で、「健常人うつ病患者におけるSITH-1発現を調べた。 その結果、うつ病患者は健常人に比べてSITH-1発現量が非常に多いことが判った。簡単言葉で表すと、SITH-1 はヒトを12.2倍うつ病になりやすくさせ、79.8%のうつ病患 者がSITH-1の影響を受けているということになり、これまでに発見されている疾患の原因遺伝子の中でも最大級 の影響を持つ遺伝子であると言える。」とあるのですが、下記を調べてください
 
・この論文タイトル
・この論文の背景と研究概要フォローアップ研究評価議論特許と応用可能性など

 

HHV-6B潜伏感染におけるSITH-1タンパク質によるうつ病リスク増大に関する研究

 

1. 導入

ヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)は、ベータヘルペスウイルス科に属する一般的ウイルスであり、主にA型B型の2つのサブタイプが存在します。これらのウイルスは、幼少期に多くの人に感染し、その後、宿主の体内で生涯にわたる潜伏感染確立することが知られています 。HHV-6B型は、移植後の患者における再活性化の主な原因となることが報告されています 。近年、HHV-6、特にその潜伏感染が、中枢神経系機能障害精神疾患との関連性を持つ可能性が注目されています

本報告では、HHV-6B型ウイルスの潜伏感染によって産生されるSITH-1(Small protein encoded by the Intermediate stage Transcript of HHV-6-1)と呼ばれるタンパク質に焦点を当てます。SITH-1は、特に脳内のアストロサイト、中でも嗅球に特異的に発現する潜伏タンパク質として同定されていますユーザーから提供された情報によると、健常者と比較してうつ病患者においてSITH-1の発現が非常に高く、SITH-1はヒトを12.2倍もうつ病になりやすくさせ、79.8%のうつ病患者がその影響を受けているとされています。これは、これまで発見されている疾患の原因遺伝子の中でも最大級の影響力を持つ可能性を示唆しています

本報告は、この重要研究結果に関する詳細な調査を行い、関連する主要な研究論文、その背景と概要フォローアップ研究評価議論さらには特許と応用可能性について解説します。

 

2. 主要な研究論文:「ヒトヘルペスウイルス6B型は潜伏感染中に視床下部-下垂体-副腎軸を活性化することによりうつ病リスクを大幅に増加させる」

2.1 タイトルと著者

ユーザー提供した情報に関連する主要な研究論文タイトルは、「Human Herpesvirus 6B Greatly Increases Risk of Depression by Activating Hypothalamic-Pituitary -Adrenal Axis during Latent Phase of Infection」です 。この論文の著者は、小林信行氏、岡菜生美氏、高橋真弓氏、島田和哉氏、石井梓氏、立林良敬氏、重田雅大氏、柳沢裕之氏、そして近藤一博氏であり、そのほとんどが慈恵医科大学東京)のウイルス学講座および精神医学講座に所属しています近藤一博氏は、SITH-1の研究において中心的な役割果たしている研究者として知られています

 

2.2 背景と理論根拠

この研究の背景には、高頻度にヒトに感染するHHV-6B型の潜伏感染が、宿主にどのような影響を与えるのかについての理解が限られているという現状がありました 。HHV-6B型は、多くの人が幼少期に感染し、その後生涯にわたって潜伏しますが、その潜伏期における非腫瘍性疾患への影響は、これまで十分に解明されていませんでした。過去研究では、脳におけるHHV-6A型およびB型の再活性化気分障害との関連性が示唆されていましたが、潜伏感染時に発現する特定タンパク質役割については、さらなる調査必要とされていました 。特に嗅球のアストロサイトはHHV-6B型の潜伏の主要な部位の一つであることが知られており 、この部位での潜伏感染気分障害にどのように関与するのかを明らかにすることが、本研究重要動機となりました。

 

2.3 研究方法

研究者らは、まず、アストロサイトで特異的に発現する新規のHHV-6B型潜伏タンパク質であるSITH-1を同定しました 。この同定は、HHV-6B型と近縁のヒトサイトメガロウイルス(HCMV)の潜伏タンパク質との類似性に基づいて行われました。次に、SITH-1の機能を解析するために、マウスモデルが用いられました。具体的には、マウス嗅球のアストロサイトにおいてSITH-1の産生を誘導し、その影響を詳細に観察しました 。さらに、ヒトにおけるSITH-1の関連性を調査するために、うつ病患者と健常者から採取した血清を用いて、活性化されたSITH-1-CAML複合体に対する抗体価をELISA法により測定しました 。CAML(calcium-modulating ligand)は、SITH-1と結合して活性化複合体を形成する宿主タンパク質です 。

 

2.4 主な発見

マウスモデルを用いた実験の結果、SITH-1の産生が誘導されたマウスは、嗅球におけるアポトーシス細胞死)、視床下部-下垂体-副腎(HPA)軸の過活動、そしてうつ病様の行動を示すことが明らかになりました 。HPA軸は、ストレス反応や気分調節に重要役割を果たす内分泌系であり、その過活動うつ病との関連が深く知られています

ヒトの血清を用いた解析では、SITH-1とCAMLが結合した活性化複合体に対する抗体の血清抗体価が、健常者(24.4%)と比較してうつ病患者(79.8%)で有意に高いことが判明しました 。この抗体陽性とうつ病との間のオッズ比は12.2であり、SITH-1がうつ病リスクを大幅に増加させる可能性が示唆されました。研究者らは、SITH-1がCAMLに結合することで活性化複合体を形成し、細胞からカルシウムイオン流入を促進し、それが嗅球アポトーシス引き起こし、最終的にHPA軸を活性化することでうつ病様の症状を引き起こすというメカニズム提唱しています

 

3. フォローアップ研究裏付けとなる証拠

3.1 複製および拡張研究

主要な研究論文の結果を受けて、他の研究者や同じ研究グループによるフォローアップ研究が行われています2008年近藤氏が発表した抄録では、うつ病患者の半数以上が抗SITH-1抗体陽性であったと報告されており 、これは初期の発見を支持するものです。一方、炎症性腸疾患(IBD患者におけるSITH-1の関連性を調査した研究では、ベックうつ病質問票を用いた評価が行われていますが 、主要な研究論文と同様の方法論や結果(特にうつ病患者における高い有病率)を直接的に再現したものではありません。これらのフォローアップ研究は、SITH-1とうつ病との関連性をさらに深く理解するために重要役割果たしてます

 

3.2 メカニズム研究

主要な研究論文提唱されたHPA軸の関与するメカニズムについては、その後の研究によってさらに詳細な解析が進められています。SITH-1の産生が、ストレスホルモンであるコルチコトロピン放出ホルモン、ウロコルチン、REDD1(regulated in development DNA responses-1)などのうつ病関連因子を上方制御することが示されています 。また、SITH-1の産生は細胞カルシウムレベルの上昇やmTORC1シグナリングの低下を引き起こすことも報告されており、これらの変化はうつ病精神疾患において一般的に見られる現象です 。マウスモデルを用いた研究では、SITH-1を発現させたマウスストレス反応の亢進を示すことも確認されており 、これらの結果は、SITH-1がHPA軸の機能不全を通じてうつ病を引き起こす可能性を強く示唆しています

嗅球アポトーシス潜在的役割についても、研究が進められています。SITH-1モデルマウスにおいて嗅球アポトーシスが観察されていること 、そしてHHV-6が嗅覚経路を介して脳内を移動し、嗅球が潜伏性HHV-6の貯蔵庫となることが知られている ことから嗅球におけるSITH-1の作用が、HHV-6による脳機能への影響、特に気分調節に関連する領域への影響の重要な経路である可能性が示唆されています

 

3.3 遺伝子多型とHHV-6

近年では、HHV-6自身遺伝子変異が、SITH-1の発現やうつ病リスクにどのように影響を与えるのかについての研究も行われています小林ら(2024年)による研究「ヒトウイルス叢における主要うつ病の強力な遺伝リスク因子の同定」では、SITH-1遺伝子の上流にあるR1リピート領域の多型が同定され、このリピートの数が少ないほどSITH-1の発現が高く、MDD患者ではリピート数が有意に少ないことが明らかになりました 。この遺伝子多型は、うつ病リスクを5.28倍に増加させる可能性があり、さらにMDDの家族歴とも関連していることが示唆されています。この研究は、HHV-6Bの遺伝多様性が、SITH-1を介したうつ病発症リスクに影響を与える可能性を示唆しており、うつ病遺伝的要因の解明に新たな視点提供しています

さらに、タイで行われた複数研究では、HHV-6の陽性率やウイルス量と、TNF-α変異やSLC6A3、BDNF、JARID2などの遺伝子SNP一塩基多型)との関連性が調査されています 。これらの研究の一部では、特定SNPがMDD患者におけるHHV-6の陽性率やウイルス量と有意に関連していることが報告されており、宿主遺伝的背景とHHV-6感染が複雑に相互作用してうつ病発症に関与する可能性が示唆されています

 

4. 評価議論

4.1 研究結果の意義

主要な研究論文における発見は、うつ病の病因の理解において画期的進歩となる可能性があります特定ウイルスタンパク質であるSITH-1が、明確な分子メカニズムを通じてうつ病リスクを大幅に増加させる可能性を示したことは、これまで主として神経学的または心理的な疾患と考えられてきたうつ病の一部に、ウイルス感染という新たな側面が存在することを示唆しています12.2倍という高いオッズ比と79.8%という有病率は、SITH-1が相当数のうつ病患者において重要役割果たしている可能性を示しています

 

4.2 強みと限界

この研究の強みとして、in vitro細胞実験、in vivoマウスモデル、そしてヒトの血清を用いた解析という複数モデルを組み合わせることで、SITH-1の役割多角的検証している点が挙げられます。また、SITH-1とCAML相互作用、それに続くカルシウム流入嗅球アポトーシス、そしてHPA軸の活性化という具体的な分子メカニズム提唱していることも、この研究重要な貢献です。

一方、限界としては、抗体解析に用いられた患者集団特定特性を持つ可能性があり、その結果が全てのうつ病患者一般化できるとは限らない点が挙げられます。また、SITH-1-CAML複合体の形成がどのようにHPA軸の活性化うつ病につながるのかという詳細なメカニズムについては、さらなる解明が必要です。さらに、遺伝的要因や環境要因など、SITH-1以外の要因との相互作用についても、今後の研究検討されるべき課題です 。主要な研究論文では、SITH-1に関する発見がHHV-6Bに特有のものである可能性も指摘されています

 

4.3 科学コミュニティの反応

主要な研究論文Human Herpesvirus 6B Greatly Increases Risk of Depression...」(小林ら、2020年)は、発表以来、科学コミュニティから注目を集めており、その後の研究で頻繁に引用されています 。これらの引用は、ウイルス(HHV-6を含む)と口腔灼熱症候群や大うつ病などの精神疾患との関連性を探る研究において、しばしば遺伝的要因やHPA軸との関連性という観点から言及されています。また、同じ研究グループによるフォローアップ論文「Identification of a strong genetic risk factor...」(小林ら、2024年)も発表されており 、この研究ラインへの継続的な関心を示しています。これらの反応は、SITH-1と精神疾患との関連性に関する研究が、今後の精神医学研究において重要方向性の一つとなる可能性を示唆しています

 

5. 特許と応用可能

5.1 SITH-1と気分障害に関連する特許

近藤一博氏らの研究グループは、SITH-1と気分障害に関連する複数特許を出願・取得しています 。これらの特許は、主に以下の点に関するものです。

これらの特許は、SITH-1研究の成果を臨床応用へとつなげるための積極的な取り組みを示しており、特に断薬治療法の開発に大きな期待が寄せられています

 

5.2 潜在的な診断応用

研究成果に基づき、抗SITH-1抗体を検出する診断アッセイや、HHV-6BのR1リピート領域遺伝子多型を検出する遺伝子検査の開発が期待されます 。これらの診断ツールは、特定うつ病患者をより客観的特定し、個別化された治療アプローチの開発に貢献する可能性があります

 

5.3 潜在的治療応用

HHV-6Bを標的とする抗ウイルス療法やワクチンの開発も、潜在的治療応用として考えられます特に、鼻腔スプレーによる薬剤送達は、嗅球への直接的なアプローチ可能となるため、注目されています。ガンシクロビルなどの既存の抗ウイルス薬が、その抗ウイルス作用免疫調節作用を通じて、うつ病治療に役立つ可能性も示唆されています

5.4 その他の潜在的な応用

SITH-1またはその関連マーカーは、うつ病の病因に関するさらなる研究のためのバイオマーカーとして、あるいは高リスク個人特定するためのツールとして活用される可能性があります

 

6. 結論

(続く)

anond:20250318152455

2025-03-17

anond:20250317160353

上手く体調にあって断薬出来ることを願ってる

パキシル断薬する時の離脱症状きついよって散々っぱら脅かされて、恐れ慄いてたけど断薬して2週間くらい締め付けるような頭痛があっただけで平気だった

もう2ヶ月飲んでないから、このままデパス断薬出来れば10年以上付き合ったこ病気ともおさらばだ

2025-03-15

Gemini

HHV-6B潜伏感染におけるSITH-1タンパク質によるうつ病リスク増大に関する研究

 

1. 導入

ヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)は、ベータヘルペスウイルス科に属する一般的ウイルスであり、主にA型B型の2つのサブタイプが存在します。これらのウイルスは、幼少期に多くの人に感染し、その後、宿主の体内で生涯にわたる潜伏感染確立することが知られています 。HHV-6B型は、移植後の患者における再活性化の主な原因となることが報告されています 。近年、HHV-6、特にその潜伏感染が、中枢神経系機能障害精神疾患との関連性を持つ可能性が注目されています

本報告では、HHV-6B型ウイルスの潜伏感染によって産生されるSITH-1(Small protein encoded by the Intermediate stage Transcript of HHV-6-1)と呼ばれるタンパク質に焦点を当てます。SITH-1は、特に脳内のアストロサイト、中でも嗅球に特異的に発現する潜伏タンパク質として同定されていますユーザーから提供された情報によると、健常者と比較してうつ病患者においてSITH-1の発現が非常に高く、SITH-1はヒトを12.2倍もうつ病になりやすくさせ、79.8%のうつ病患者がその影響を受けているとされています。これは、これまで発見されている疾患の原因遺伝子の中でも最大級の影響力を持つ可能性を示唆しています

本報告は、この重要研究結果に関する詳細な調査を行い、関連する主要な研究論文、その背景と概要フォローアップ研究評価議論さらには特許と応用可能性について解説します。

 

2. 主要な研究論文:「ヒトヘルペスウイルス6B型は潜伏感染中に視床下部-下垂体-副腎軸を活性化することによりうつ病リスクを大幅に増加させる」

2.1 タイトルと著者

ユーザー提供した情報に関連する主要な研究論文タイトルは、「Human Herpesvirus 6B Greatly Increases Risk of Depression by Activating Hypothalamic-Pituitary -Adrenal Axis during Latent Phase of Infection」です 。この論文の著者は、小林信行氏、岡菜生美氏、高橋真弓氏、島田和哉氏、石井梓氏、立林良敬氏、重田雅大氏、柳沢裕之氏、そして近藤一博氏であり、そのほとんどが慈恵医科大学東京)のウイルス学講座および精神医学講座に所属しています近藤一博氏は、SITH-1の研究において中心的な役割果たしている研究者として知られています

 

2.2 背景と理論根拠

この研究の背景には、高頻度にヒトに感染するHHV-6B型の潜伏感染が、宿主にどのような影響を与えるのかについての理解が限られているという現状がありました 。HHV-6B型は、多くの人が幼少期に感染し、その後生涯にわたって潜伏しますが、その潜伏期における非腫瘍性疾患への影響は、これまで十分に解明されていませんでした。過去研究では、脳におけるHHV-6A型およびB型の再活性化気分障害との関連性が示唆されていましたが、潜伏感染時に発現する特定タンパク質役割については、さらなる調査必要とされていました 。特に嗅球のアストロサイトはHHV-6B型の潜伏の主要な部位の一つであることが知られており 、この部位での潜伏感染気分障害にどのように関与するのかを明らかにすることが、本研究重要動機となりました。

 

2.3 研究方法

研究者らは、まず、アストロサイトで特異的に発現する新規のHHV-6B型潜伏タンパク質であるSITH-1を同定しました 。この同定は、HHV-6B型と近縁のヒトサイトメガロウイルス(HCMV)の潜伏タンパク質との類似性に基づいて行われました。次に、SITH-1の機能を解析するために、マウスモデルが用いられました。具体的には、マウス嗅球のアストロサイトにおいてSITH-1の産生を誘導し、その影響を詳細に観察しました 。さらに、ヒトにおけるSITH-1の関連性を調査するために、うつ病患者と健常者から採取した血清を用いて、活性化されたSITH-1-CAML複合体に対する抗体価をELISA法により測定しました 。CAML(calcium-modulating ligand)は、SITH-1と結合して活性化複合体を形成する宿主タンパク質です 。

 

2.4 主な発見

マウスモデルを用いた実験の結果、SITH-1の産生が誘導されたマウスは、嗅球におけるアポトーシス細胞死)、視床下部-下垂体-副腎(HPA)軸の過活動、そしてうつ病様の行動を示すことが明らかになりました 。HPA軸は、ストレス反応や気分調節に重要役割を果たす内分泌系であり、その過活動うつ病との関連が深く知られています

ヒトの血清を用いた解析では、SITH-1とCAMLが結合した活性化複合体に対する抗体の血清抗体価が、健常者(24.4%)と比較してうつ病患者(79.8%)で有意に高いことが判明しました 。この抗体陽性とうつ病との間のオッズ比は12.2であり、SITH-1がうつ病リスクを大幅に増加させる可能性が示唆されました。研究者らは、SITH-1がCAMLに結合することで活性化複合体を形成し、細胞からカルシウムイオン流入を促進し、それが嗅球アポトーシス引き起こし、最終的にHPA軸を活性化することでうつ病様の症状を引き起こすというメカニズム提唱しています

 

3. フォローアップ研究裏付けとなる証拠

3.1 複製および拡張研究

主要な研究論文の結果を受けて、他の研究者や同じ研究グループによるフォローアップ研究が行われています2008年近藤氏が発表した抄録では、うつ病患者の半数以上が抗SITH-1抗体陽性であったと報告されており 、これは初期の発見を支持するものです。一方、炎症性腸疾患(IBD患者におけるSITH-1の関連性を調査した研究では、ベックうつ病質問票を用いた評価が行われていますが 、主要な研究論文と同様の方法論や結果(特にうつ病患者における高い有病率)を直接的に再現したものではありません。これらのフォローアップ研究は、SITH-1とうつ病との関連性をさらに深く理解するために重要役割果たしてます

 

3.2 メカニズム研究

主要な研究論文提唱されたHPA軸の関与するメカニズムについては、その後の研究によってさらに詳細な解析が進められています。SITH-1の産生が、ストレスホルモンであるコルチコトロピン放出ホルモン、ウロコルチン、REDD1(regulated in development DNA responses-1)などのうつ病関連因子を上方制御することが示されています 。また、SITH-1の産生は細胞カルシウムレベルの上昇やmTORC1シグナリングの低下を引き起こすことも報告されており、これらの変化はうつ病精神疾患において一般的に見られる現象です 。マウスモデルを用いた研究では、SITH-1を発現させたマウスストレス反応の亢進を示すことも確認されており 、これらの結果は、SITH-1がHPA軸の機能不全を通じてうつ病を引き起こす可能性を強く示唆しています

嗅球アポトーシス潜在的役割についても、研究が進められています。SITH-1モデルマウスにおいて嗅球アポトーシスが観察されていること 、そしてHHV-6が嗅覚経路を介して脳内を移動し、嗅球が潜伏性HHV-6の貯蔵庫となることが知られている ことから嗅球におけるSITH-1の作用が、HHV-6による脳機能への影響、特に気分調節に関連する領域への影響の重要な経路である可能性が示唆されています

 

3.3 遺伝子多型とHHV-6

近年では、HHV-6自身遺伝子変異が、SITH-1の発現やうつ病リスクにどのように影響を与えるのかについての研究も行われています小林ら(2024年)による研究「ヒトウイルス叢における主要うつ病の強力な遺伝リスク因子の同定」では、SITH-1遺伝子の上流にあるR1リピート領域の多型が同定され、このリピートの数が少ないほどSITH-1の発現が高く、MDD患者ではリピート数が有意に少ないことが明らかになりました 。この遺伝子多型は、うつ病リスクを5.28倍に増加させる可能性があり、さらにMDDの家族歴とも関連していることが示唆されています。この研究は、HHV-6Bの遺伝多様性が、SITH-1を介したうつ病発症リスクに影響を与える可能性を示唆しており、うつ病遺伝的要因の解明に新たな視点提供しています

さらに、タイで行われた複数研究では、HHV-6の陽性率やウイルス量と、TNF-α変異やSLC6A3、BDNF、JARID2などの遺伝子SNP一塩基多型)との関連性が調査されています 。これらの研究の一部では、特定SNPがMDD患者におけるHHV-6の陽性率やウイルス量と有意に関連していることが報告されており、宿主遺伝的背景とHHV-6感染が複雑に相互作用してうつ病発症に関与する可能性が示唆されています

 

4. 評価議論

4.1 研究結果の意義

主要な研究論文における発見は、うつ病の病因の理解において画期的進歩となる可能性があります特定ウイルスタンパク質であるSITH-1が、明確な分子メカニズムを通じてうつ病リスクを大幅に増加させる可能性を示したことは、これまで主として神経学的または心理的な疾患と考えられてきたうつ病の一部に、ウイルス感染という新たな側面が存在することを示唆しています12.2倍という高いオッズ比と79.8%という有病率は、SITH-1が相当数のうつ病患者において重要役割果たしている可能性を示しています

 

4.2 強みと限界

この研究の強みとして、in vitro細胞実験、in vivoマウスモデル、そしてヒトの血清を用いた解析という複数モデルを組み合わせることで、SITH-1の役割多角的検証している点が挙げられます。また、SITH-1とCAML相互作用、それに続くカルシウム流入嗅球アポトーシス、そしてHPA軸の活性化という具体的な分子メカニズム提唱していることも、この研究重要な貢献です。

一方、限界としては、抗体解析に用いられた患者集団特定特性を持つ可能性があり、その結果が全てのうつ病患者一般化できるとは限らない点が挙げられます。また、SITH-1-CAML複合体の形成がどのようにHPA軸の活性化うつ病につながるのかという詳細なメカニズムについては、さらなる解明が必要です。さらに、遺伝的要因や環境要因など、SITH-1以外の要因との相互作用についても、今後の研究検討されるべき課題です 。主要な研究論文では、SITH-1に関する発見がHHV-6Bに特有のものである可能性も指摘されています

 

4.3 科学コミュニティの反応

主要な研究論文Human Herpesvirus 6B Greatly Increases Risk of Depression...」(小林ら、2020年)は、発表以来、科学コミュニティから注目を集めており、その後の研究で頻繁に引用されています 。これらの引用は、ウイルス(HHV-6を含む)と口腔灼熱症候群や大うつ病などの精神疾患との関連性を探る研究において、しばしば遺伝的要因やHPA軸との関連性という観点から言及されています。また、同じ研究グループによるフォローアップ論文「Identification of a strong genetic risk factor...」(小林ら、2024年)も発表されており 、この研究ラインへの継続的な関心を示しています。これらの反応は、SITH-1と精神疾患との関連性に関する研究が、今後の精神医学研究において重要方向性の一つとなる可能性を示唆しています

 

5. 特許と応用可能

5.1 SITH-1と気分障害に関連する特許

近藤一博氏らの研究グループは、SITH-1と気分障害に関連する複数特許を出願・取得しています 。これらの特許は、主に以下の点に関するものです。

これらの特許は、SITH-1研究の成果を臨床応用へとつなげるための積極的な取り組みを示しており、特に断薬治療法の開発に大きな期待が寄せられています

 

5.2 潜在的な診断応用

研究成果に基づき、抗SITH-1抗体を検出する診断アッセイや、HHV-6BのR1リピート領域遺伝子多型を検出する遺伝子検査の開発が期待されます 。これらの診断ツールは、特定うつ病患者をより客観的特定し、個別化された治療アプローチの開発に貢献する可能性があります

 

5.3 潜在的治療応用

HHV-6Bを標的とする抗ウイルス療法やワクチンの開発も、潜在的治療応用として考えられます特に、鼻腔スプレーによる薬剤送達は、嗅球への直接的なアプローチ可能となるため、注目されています。ガンシクロビルなどの既存の抗ウイルス薬が、その抗ウイルス作用免疫調節作用を通じて、うつ病治療に役立つ可能性も示唆されています

5.4 その他の潜在的な応用

SITH-1またはその関連マーカーは、うつ病の病因に関するさらなる研究のためのバイオマーカーとして、あるいは高リスク個人特定するためのツールとして活用される可能性があります

 

6. 結論

本報告は、HHV-6Bの潜伏感染によって産生されるSITH-1タンパク質が、うつ病リスクを大幅に増加させるという重要研究結果について詳細に解説しました。主要な研究論文は、SITH-1-CAML複合体の形成嗅球アポトーシス、そしてHPA軸の活性化というメカニズムを通じて、SITH-1がうつ病様の症状を引き起こす可能性を示唆していますフォローアップ研究では、HHV-6Bの遺伝子多型がSITH-1の発現に影響を与え、うつ病リスク家族歴と関連していることが明らかになりました。

これらの発見は、うつ病の複雑な病因の理解を深める上で非常に重要であり、抗SITH-1抗体やHHV-6Bの遺伝子多型に基づく新たな診断ツールの開発、そして抗ウイルス療法やワクチンといった新たな治療戦略可能性を示唆しています。今後の研究により、SITH-1と精神疾患との関連性がさらに解明され、うつ病の予防、診断、治療革新的な進展がもたらされることが期待されます

2025-02-16

anond:20250216111957

アドバイスありがとう

発達障害か。あなたはずっと通院しているのかな?

実は精神科には何度も行ってるんだ。自分でもそうじゃないかと疑う事があって、行ってみたけどグレーだと言われたよ。

グレーってなんだろう。普通ってなんだろう。という疑問だけが大きくなるばかりだった。

自分場合発達障害から困っているというより、単に努力不足なのだと思うよ。

あとは、発達よりも別の原因、鬱とか別の精神的な問題が大きいんじゃないか、とも言われた。

そんな事を言われても自分自身では分からない。

明確な原因があって憂鬱を感じることはあるが、病としての鬱ではないと思う…

言われるまま薬を飲んでみたりしたが、気が散る感じが減って、仕事作業能力は向上したものの、副作用なのか不眠や胃痛がひどくなって結局断薬してしまったよ。

仕事転職して給料が減ったりして、病院自体にも今は行きづらくなった。

もっとお金をかけて自分特性と向き合えば直るのかもしれないが、あと何年、いくらかければ直るのか、先が見えない。

せめて、カウンセリング保険適用だったらな…

諦めているつもりでも、ふとした瞬間悲しくなったり寂しくなったりしないか

今は趣味やら忙しさでその寂しさを忘れていられても、いつか誤魔化しきれなくなってその寂しさに取り憑かれそうだと思う事はないか

2025-01-31

anond:20250131180550

こういうまとめを書くにあたり記憶の再構成不手際があった。断薬は親の独断といってよい。

2024-11-24

anond:20241124160251

断薬も頑張れ。飲んだ休んでを繰り返して、気休めみたいな漢方とかビタミン療法とか試して、何年もかけて断薬したことあるよ。今は気温が低い時期とかは飲むけど夏場はほぼ飲まないとかそういう生活したりってことも出来るよ。薬少なくする時はハサミで割って飲んだりとかも試したりするといい感じ。

2024-11-10

毒親になりたくない

毒親になりたくない

毒親というカジュアル表現をしたものの、増田の母はシンプル精神虐待加害者である

すごく小さい時から10代後半で家を出るまでずっと、ほとんど毎日のようにヒステリーを起こしてはあんはいらないとか家から出ていけとか帰ってくるなとか妹はこうなのにどうして、みたいなことを言われてはその場にあった荷物ごと外に出されて鍵を閉められるみたいなことが続いていた

明日はお母さんの機嫌がいい日にしてくださいと毎日神様みたいなものに願って寝た

小学生の時はじめて自殺を試みてから今までずっと死にたかった

ちなみに父は何をしていたかというと仕事と女に明け暮れ家の問題直視することはなかった

今思うとあまり良い方法ではなかったが、結局高校に入った段階で男の人を頼って家を出た

お金だけには困らない家だったので生活費学費は父からもらった

ときどき気まぐれみたいに精神科にかかって抗不安薬などをもらった

まともに生きて生活を続ける気なんてなかったか継続して通院はしなかった

20歳になったころ1回目の結婚して少しだけ生きていける気持ちになった

また学校に通い始めて今度はちゃん精神科にも継続して通院した

2年も経たないうちに離婚してまた全部がどうでもよくなったけど、学校にだけは通い続けて医療系の国家資格を取った

就職したけど全然仕事はできないし、病院は悲しいことばかりでしんどくて2年でやめた

学校卒業した段階でもう父から援助を受けるつもりはなかったけど、もう医療職に戻りたいとも思えなくて結局風俗で働いた

そういう生活半年くらいしたあと2回目の結婚をした

この人となら生きていくしかいかもしれないというような人だった

また生活がはじまって、精神科医からもう断薬しても大丈夫と言われるほどまでに回復した

半年後くらいに妊娠がわかった

その本当に少し前に夫が借金を作ってしまって精神を病んでいたところで、それでも生きていこうね、頑張ろうねと言っていた矢先のことだった

しかった

夫との子供を育てていけることが本当に純粋に嬉しかった

それに、新しい家族と生きていけるんだと思った

子供を、ということではなく自分意思家族を持って新しい家族幸せにすることで自分母親とは違う人間だと証明できる気がしていた。もちろん家族を作らないことでそれを証明することだってできたはずなのだが、さみしい増田には1人で生きていくという選択はどうしてもできなかった。

でも妊娠が進むにつれてどんどん寝られない日が増えた

母の夢をみて起きてそのあともう寝られないみたいなことが多くて、自分母親のような人間になったらどうしようと毎日思う

もうすぐ妊娠後期に差し掛かろうという時期で、産まれたらいろんな人の助けをかりて母親をやればいい、自分母親とは違って夫もそばにいるし、優しくて協力的だしリモートだし、義両親も頼れるし、とか色々良いことも思いつくのだが、お前の母親だって同じ気持ちだったんじゃないのか、サンプルはあの人しかいないのにやっていけるのか?という疑問に潰されそうな日もある

毒親になりたくない。あん母親になりたくない。負けたくない

どうしたら母の呪いがとけるのだろう

毒親の毒ってこういうことなのだろうか。いつになったら毒や呪いから解放されるのだろうか

私はやっぱり1人で生きていた方がよかったんだろうかとも思うが、お腹の中で一生懸命動く赤ちゃん胎動を感じるたびに、そうではないと思い直す

からだれか毒親にならない方法を教えてほしい

2024-11-05

精神疾患家系でも子供は産んで良いのか

私の親族は高確率精神疾患を患ってます

兄弟高学歴エリートなのに30になってからASDうつ引きこもり叔父さんはADHDうつ?で生活保護、父は統合失調症とさまざまな精神疾患を患ってます

他にもアルコール依存症や未診断発達障害疑いなど、きりがありません。

 

私は元不登校引きこもり自殺未遂経験ありの高卒だけど、なんやかんやでデスクワークで平均年収程度のお賃金をもらえてるから普通寄りだと思う。

親族の中でも普通に生きてる方だと思います

 

PMSあるけどピルコントロールできてるし、眠れないとき睡眠薬があるから社会生活に難はない。

そんな普通っぽい私は顔だけはよかったので、理解のある彼くんを捕まえて、来年結婚予定なのですが…子供どうする問題で悩んでます

 

私としては子供は好きだし、彼も子供は欲しそう(いなくても良いとは言ってくれている)ですが、薬でコントロールして社会生活を送れてる身としては、断薬が怖いのが一つ。

もう一つは精神疾患などの遺伝…この疾患が高確率遺伝することを身をもって体感しています

 

私の父はばかだから遺伝とか考えてなかったけど、統合失調症結構確率遺伝する疾患です。私と姉は発症はしていないからセーフっぽいが、子供が隔世遺伝しないとは限りません。

彼氏は「自分家系普通から確率下がるのでは」とは言ってくれてるが、もしも不登校引きこもりの子供だったならと思うと結構しんどい

まあ私も、姉も不登校引きこもりだったのですが…。

 

確率子育てには苦労するだろうし、私みたいな子供だったなら相当生きづらく苦しい思いをさせてしまう。

私が母に「産まれてきたくなかった。どうして私を産んだのか」と喚き散らしたように、私も子供に同じことを言わせてしまうかもしれない。

そんな苦労やかわいそうな思いを子供にさせてしまうなら、子なしでいいと思ってはいます

 

思ってはいるんですが、ショッピングモール可愛い赤ちゃん見た時や、彼氏子供に微笑みかけてる時、将来のことを考えた時、母が「期待はしてないよ」とは言うものの大の子供好きだからきっと産まれたら喜ぶんだろうなあと考えた時、無責任子供が欲しくなってしまうんです。

欲しくなっちゃいけないのはわかってるんだけど、わかってはいるんだけど…

2024-10-29

四十路弱者男性だけど生まれて初めて彼女ができた

知人が紹介してくれた女性がわりと向こうからグイグイ来てくれてとんとん拍子に事が進んだ

社交不安障害SSRI断薬したり再開したり繰り返してるメンヘラだけど、ここ2年くらいはメンタルも安定して

縁あっていろんなコミュニティに出入りするようになって知人友人も増えた

対人経験を積んだことで余裕が出てきて「普通の人」として振舞えてる実感があったからそれが身を結んだようで嬉しい

紹介してくれた人と本人、二人から付き合っても大丈夫人間だと承認されたわけだから

歳いって「しょーがねーだろおっさんなんだから」っていう諦観でいい意味で鈍感になってきたのがメンタル的にいい方向に向いてるのかな

2024-10-14

anond:20241013201215

自分断薬と服薬を繰り返すうちに「今は飲んでおいた方がいいな」とか「当分飲まなくても平気そう」とかコントロール出来るようになってる。自分職場医療系なので医療に頼る奴が多く抗不安薬などを飲んでる職員はかなり多いが特に変わったこともない。正直しっかり生活出来ていれば軽度の精神疾患心配なんて寝坊や暴飲暴食ぐらいだし気落ちることないぞ。

2024-09-14

anond:20240914153611

メンヘラ女さんは昨日の夜のお薬ちゃんと飲んだかい

自己判断断薬するのはよくないから、お薬減らすにしても主治医相談しような

2024-09-05

anond:20240905130604

反ワク陰謀論系統って色々あってちょっとずつ重なってる

育児系=出産母乳離乳食育児サークル

自然食系=無農薬有機農法発酵マクロビ・天然塩

健康法系=整体免疫力・減薬断薬ヨモギ松葉ビワ健康法

社会運動系=政府不信・役所不信・医療不信

もっと過激なのある(フラットアースゴム人間・5Gに接続から話してるとどこがルーツかわかって底が知れるから良い

2024-06-29

anond:20240629232410

薬飲む前に普通に休息したら?

薬のめば治るわけじゃなくて、薬漬けで苦しんでる人も世の中たくさんいるのよ。

断薬もめちゃくちゃ大変。

薬に頼らず会社休んだり転職したりして、メンタルが戻るなら絶対その方が良いよ。

2024-05-17

高度な科学の力は魔法区別がつかない

幼少期よりある身体症状に悩まされていた私は、保険のきかない薬という高度な医療科学の力を借りて元気になった。まるで魔法のように困りごとは消え、人生を楽しむための障壁はすべて消え去った。

ところが最近、その魔法を使いすぎて血が固まってきたらしい。血液検査の結果を見た医師に薬を控えるよう言われ、処方箋は当然ながら貰えなかった。断薬期間を設け、それから血液検査をしてみようとのこと。納得して帰った。

断薬期間は大変だった。すっかり忘れていた苦しみを思い出し、しか対処法を忘れていたので昔より苦痛だった。魔法のない生活に慣れた頃、再度病院に行った。そこで聞いたのは思いがけない言葉だった。再投薬は難しいという。医師検討した結果、薬の影響力が強かったので、専門家として処方するわけにはいかないとのことだった。

てっきり薬をもらえる気でいたのでびっくり、そしてガッカリだった。どうにか処方してもらえないかと食い下がってみたものの、医師意思は固かった。代わりになる薬を提案され、それを処方してもらうことで決着した。

どうやらもう魔法は使えないらしい。あり得た未来なのに、悲しい。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん