おじさんが何を言ったのかを知りたい。
千反田さんの想いは徐々に
折木を動かしていきます。
千反田さんが求めるものは
古典部の文集「氷菓」でした。
今回は喫茶店の千反田さんと折木の位置から
キャラの性格等を考察してみました。
感想千反田さんと折木の立ち位置に注目な喫茶店のシーン
千反田さんは昔おじさまに何を言われたのか知りたいという事で
折木に相談するために喫茶店に呼んだそうです。
ちょっと隠し事をしていたような感じなのも
何故古典部に入ったのかも、おじさんが古典部ということで
全ておじさんの言葉が知りたい為だそうです。
このシーンで私が思ったのは、
千反田さんは真正面から映すショットが多いという事ですね。これは1話2話含めてです。
千反田さんはまっすぐな心のキャラだから、真正面で映すのでしょうか。
千反田さんが回想シーンに使われた時の描写。
CGチックですが、現実にもある立体的な絵本の表現が良くできているなぁと感心。
カメラレンズの歪みを使って撮影したショット。
二人の距離はより遠く映る描写。
折木君が千反田さんと関わりたくないというシグナルでしょうか。
でも千反田さんは、まっすぐに訴えてくる。
画面的にも、キャラの心情的にも…
つまり千反田さんは真正直な子であることが画面でも表現されています。
左に目をそらす折木。彼は天性的にひねているキャラなのでしょう。
画面真正面で千反田さんを受け止めない。
ちょいと画面右側にひねて、正面を見ないで、話をする。
それが千反田というキャラなのでしょう。
何にしても協力を取り付けられて、喜ぶ千反田さん。
ここでも真正面。さらにいえば、このショットも
折木から見た千反田さん視点でしょうから
つまり折木は千反田さんを真正面から見ているって事でもあります。
推理物としても面白くなってきた氷菓
さて後半は、千反田さんのおじさんが何を言いたかったのかを知る為に
おじさんが作ったであろう過去の文集探しを行います。
しかし今の部室には文集が無い。
そこで過去、古典部の部室があった生物準備室に向かうことになりました。
3人で生物準備室に行きますが、返事はなし。
ここで折木は部屋の近くにセンサーが働いているのに気づきます。
新聞部?の部長さんが登場。
しかし部屋の中で調べさせてほしいという古典部のお願いを断ります。
どうも、おかしい、何か隠している事を察知した折木は
言葉巧みに部長さんと話し、部屋の中に入る事に成功。
折木の上から覗き込むように取られた部室。
不必要に回っている扇風機、部長の不自然な態度を見て、折木は確信し、
カマを掛けます。このカマは大成功!
部長が後で、文集を古典部に持って来てくれたようでした。
氷菓だ!!!やっとタイトルの意味が分かりました。古典部の文集だったのですね。
どうやら部屋の彼は喫煙をしていた模様。
だから部屋の外に赤外線センサーを付けて、外部の気配をキャッチする。
そして扇風機で喚起していたのでしょう。
さらに彼は千反田さんと同じく名家で教育関係に強い家らしく、
もし喫煙がバレたら、色々厄介という事情もあったようです。
どうもタバコと文集が同じ金庫に保管していた為に、部屋の部長は隠していたようです。
ちなみにこの推理空間を表したようなこの画面は面白いですね。
そこへ、福部里志がかろやかに登場。
今回トップクラスのコメディシーンです。
さて、過去の文集は揃ったかに思いきや、どうやら創刊号だけが無い。
という事で、なぜ創刊号が無いのかという謎を残しつつ次回へ続きます。
まとめ
様々な状況を推理する展開が徐々に面白くなってきましたね。
今回は喫煙していた部長をうまく言い当てたわけですが、
推理そのものが大きくクローズアップされているわけではなく、
あくまでも作品の一要素(かなり大きいですが)として成り立っている印象です。
今後も折木がこうして推理を積み重ねて問題を解決していくのでしょう。
今回は千反田さんと折木のキャラが自分の中で把握できたのが良かったです。
千反田さんはどこまでも折木にまっすぐで、
でも折木の方はどこか遠くにいたり、少し横に構えたりする。
この二人の関係がどう描かれるか、
今後は二人の画面の立ち位置にも注目してみると面白いですね。
また前回から一転、ユニークな文字演出は無かったですね。
これは今回の絵コンテが石立太一さんに変わったからかもしれません。
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感想千反田さんと折木の立ち位置に注目な喫茶店のシーン
千反田さんは昔おじさまに何を言われたのか知りたいという事で
折木に相談するために喫茶店に呼んだそうです。
ちょっと隠し事をしていたような感じなのも
何故古典部に入ったのかも、おじさんが古典部ということで
全ておじさんの言葉が知りたい為だそうです。
このシーンで私が思ったのは、
千反田さんは真正面から映すショットが多いという事ですね。これは1話2話含めてです。
千反田さんはまっすぐな心のキャラだから、真正面で映すのでしょうか。
千反田さんが回想シーンに使われた時の描写。
CGチックですが、現実にもある立体的な絵本の表現が良くできているなぁと感心。
カメラレンズの歪みを使って撮影したショット。
二人の距離はより遠く映る描写。
折木君が千反田さんと関わりたくないというシグナルでしょうか。
でも千反田さんは、まっすぐに訴えてくる。
画面的にも、キャラの心情的にも…
つまり千反田さんは真正直な子であることが画面でも表現されています。
左に目をそらす折木。彼は天性的にひねているキャラなのでしょう。
画面真正面で千反田さんを受け止めない。
ちょいと画面右側にひねて、正面を見ないで、話をする。
それが千反田というキャラなのでしょう。
何にしても協力を取り付けられて、喜ぶ千反田さん。
ここでも真正面。さらにいえば、このショットも
折木から見た千反田さん視点でしょうから
つまり折木は千反田さんを真正面から見ているって事でもあります。
推理物としても面白くなってきた氷菓
さて後半は、千反田さんのおじさんが何を言いたかったのかを知る為に
おじさんが作ったであろう過去の文集探しを行います。
しかし今の部室には文集が無い。
そこで過去、古典部の部室があった生物準備室に向かうことになりました。
3人で生物準備室に行きますが、返事はなし。
ここで折木は部屋の近くにセンサーが働いているのに気づきます。
新聞部?の部長さんが登場。
しかし部屋の中で調べさせてほしいという古典部のお願いを断ります。
どうも、おかしい、何か隠している事を察知した折木は
言葉巧みに部長さんと話し、部屋の中に入る事に成功。
折木の上から覗き込むように取られた部室。
不必要に回っている扇風機、部長の不自然な態度を見て、折木は確信し、
カマを掛けます。このカマは大成功!
部長が後で、文集を古典部に持って来てくれたようでした。
氷菓だ!!!やっとタイトルの意味が分かりました。古典部の文集だったのですね。
どうやら部屋の彼は喫煙をしていた模様。
だから部屋の外に赤外線センサーを付けて、外部の気配をキャッチする。
そして扇風機で喚起していたのでしょう。
さらに彼は千反田さんと同じく名家で教育関係に強い家らしく、
もし喫煙がバレたら、色々厄介という事情もあったようです。
どうもタバコと文集が同じ金庫に保管していた為に、部屋の部長は隠していたようです。
ちなみにこの推理空間を表したようなこの画面は面白いですね。
そこへ、福部里志がかろやかに登場。
今回トップクラスのコメディシーンです。
さて、過去の文集は揃ったかに思いきや、どうやら創刊号だけが無い。
という事で、なぜ創刊号が無いのかという謎を残しつつ次回へ続きます。
まとめ
様々な状況を推理する展開が徐々に面白くなってきましたね。
今回は喫煙していた部長をうまく言い当てたわけですが、
推理そのものが大きくクローズアップされているわけではなく、
あくまでも作品の一要素(かなり大きいですが)として成り立っている印象です。
今後も折木がこうして推理を積み重ねて問題を解決していくのでしょう。
今回は千反田さんと折木のキャラが自分の中で把握できたのが良かったです。
千反田さんはどこまでも折木にまっすぐで、
でも折木の方はどこか遠くにいたり、少し横に構えたりする。
この二人の関係がどう描かれるか、
今後は二人の画面の立ち位置にも注目してみると面白いですね。
また前回から一転、ユニークな文字演出は無かったですね。
これは今回の絵コンテが石立太一さんに変わったからかもしれません。
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氷菓はアニメで全話見ました。
京都アニメーションの作品が大好きです。
わたしが氷菓を見て、この場面いいな、すごいな、と感じていた画面が分析してあり、ふむふむ、なるほど、と、感心しました。
自分的には的確で素晴らしいく、新しい解釈もうまれる、とてもいい記事だと思います。もっと氷菓を好きになったし、もう一回見たいと思いました。