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「グラスリップ」は視線の先にある想い・人間模様を描く物語 

P.A WORKSのオリジナルアニメ「グラスリップ」1話を視聴。

1話を見て感心したのは、
キャラクター達の視線で人間関係を描くのが上手かった点だ。
今回は視線について書きたいと思う。

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雪哉は透子を見つめ、やなぎは雪哉を見る。
この視線のみで、説明せずに三角関係を暗示させることに成功させている。
そして各々の視線を描くとカメラはロングに切り替わる。
感情的に寄ったショットの連続からの引きによってふっと戻される感じ。
この緩急のつけ具合も上手い。


他にも、1話ラスト辺りの主要キャラ全員集合シーンの時でも、

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各キャラクターが様々な方向の視線を投げかけるショットを次々にみせておいて
最後はカメラが引いて、キャラクター全体を映し出して全容を明らかにする。
視線でキャラクター同士の関係性や想いを的確に描いていく。
言葉による説明を省くことで、抽象性が生まれる演出。
こうした演出はさすがにうまいと思った。

それにしても、引いて全体を映すショットを見てもわかるように
様々な視線が複雑に飛び交う点において、
グラスリップの物語は複雑な人間模様を描いていくのだろうと感じた。
この事がわかる視線の演出だった。
今後は視線を使って、何を見せてくれるのだろうか。
 
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[ 2014/07/04 20:15 ] グラスリップ | TB(15) | CM(0)

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