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全力でふざける「健全ロボ ダイミダラー」が熱く面白い9つの理由 

「健全ロボ ダイミダラー」が面白い。
今回の記事では本作が熱く面白い理由を9つ紹介してみたい。

公式HPが面白い

http://penguin-empire.com/(TVアニメ「健全ロボ ダイミダラー」公式サイト)

インターネット黎明期にありそうな、懐かしさをも感じさせるページ構成。
作品のコンセプトの一つであろう、古きロボットアニメの再現を表現している。

主題歌がカッコイイ

遠藤正明さん率いる遠藤会(遠藤正明、bamboo、やまけん、鷲崎健)が歌う
「健全ロボ ダイミダラー」も本作に彩りを添える名曲。

健全ロボと言いながら、ミダラ、ミダラと繰り返す歌詞は心地よい。

健全的なエロ

ダイミダラーの、おっぱいを揉む、おっぱいを見せるといったエロは
カラッとしているのが、健全的で心地よい。

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健全的なエロ、男のリビドーに忠実的であり続ける態度も
本作のルーツで古きロボットアニメの始祖たる永井豪の作品群に連なるものであり
こうした永井豪を彷彿とさせる態度を示しているのは見ていて清々しい。

主人公の真玉橋孝一に好感が持てる

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エロのことしか考えていない、真玉橋孝一の態度が
この作品のカラッとした健全性を表現しているとお思う。

楚南恭子が可愛い

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恥じらいを持ちつつも、孝一に胸を揉まれることを嫌がっていない点が可愛い。
胸を揉まれるのが、自分が他人に必要とされていると思っているからだろう。

デザイン的にもごとうじゅんじさんの良さが出ている。

デザイン的にはかっこよくないダイミダラー、でもかっこいい

どう見ても、ガンダム的なルックスでもなく
カッコイイ・売れ線のロボットのデザインとは言い難いダイミダラーのデザイン。

決してカッコイイデザインには見えないのだが、
一方でインパクトがあるデザイン、各パーツのギミックには拘っている点
ロボットである事を示しているという意味でしっかりしているデザインだなと思った。

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一方で指ビームを放つ所のシーンはかっこよく描かれる。左手がカッコイイ。
見た目はカッコよくないが、実はカッコよく、人の目を引くデザインである。

戦闘シーンがカッコイイ

ダイミダラーの戦闘は、ダイミダラーやペンギン帝国のロボットの
重量感・質感を重視する描き方をしている。

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上のキャプ絵を見てもわかるが、手前に車、背景にビル群を配置させ
アオリのようなアングルで描くことで敵メカの巨大感をよく表現したものになっている。
こうした画面作りの意図として、本作の河合プロデューサーは以下のように語っている。

河井:最近のロボットは線が多くて、スピードバトルを全面に出したものが多いのですが、『ダイミダラー』では、トレンドに逆らって、その逆の方向性を攻めました。線が少なくて単純なデザインのロボットですが、重さと巨大感を重視したレイアウトで魅せる!
「健全ロボ ダイミダラー」柳沢テツヤ監督、河井プロデューサーインタビュー(その2)(トーキョーアニメニュース)

重さや巨大感の表現は、アニメでは手間のかかるものであり、
一方で高速戦闘が主流のロボットアニメとは逆を走る。

そして物語の内容自体はエロで、おふざけみたいな展開が続くが
戦闘シーン自体の描写には手を抜いたりしない。

戦闘シーンが成立していなければ、ロボットアニメとして成立しなくなってしまう。
その意味でも戦闘シーン、メカの描写は毎回面白い。

全力でふざける魅力

1話アバンの小山力也さんの「人類にひどい迷惑をかけていた」というナレーションで
このアニメは、全力でふざける作品だと直感した。
そして2話のペンギン帝国のしょうもない行為やエロまっしぐらの孝一を見て
このアニメはおふざけを真面目に徹底的に行う作品だとより強く思った。

こうした内容はふざけていても、描写や表現には妥協せず、面白く見せる。
私はこうした「おふざけを全力投球する」な作品が好きであり、
健全ロボダイミダラーは、こうした私の琴線に強く触れた内容になっている。

ロボットアニメに強いスタッフが勢ぞろい

そんな本作を強力に支えるのは、ロボットアニメに強いメインスタッフ達だ。

監督の柳沢テツヤさんは「勇者シリーズ」「エルドランシリーズ」の作画監督。
「魔神英雄伝ワタル」や「機甲戦記ドラグナー」で原画など
若い頃はサンライズのロボットアニメを中心に活躍。
「神無月の巫女」の監督も手がけるなど。ロボットアニメのエキスパート。

メカニックデザインのやまだたかひろさんは「マシンロボクロノスの大逆襲」
「勇者シリーズ」「エルドランシリーズ」「トランスフォーマー」の
メカニックデザインなどを手がけられた、業界のベテラン。

メカニック・アクション監修の田中良さんは、アクションアニメーターとして名を馳せ
近年では柳沢監督の作品に参加していたことからの参加だろう。

メカアクションキーアニメーターの大橋藍人さんは、
「ハイスクールD×D」や「ガンダムビルドファイターズ」で注目されたアニメーター。
勇者シリーズ的なメカ作画を得意とする方のようだ。

美術監督の池田繁美さんは、富野由悠季監督作品でお馴染みの方。
ロボットアニメの美術の第一人者の一人であり、
近年でも「黒のラインバレル」や「機動戦士ガンダムUC」の美術監督を手がける。

シリーズペンギン監修の糸島雅彦さんの参加もアニメアール好きとしては嬉しい。
糸島さんも、ロボットアニメの経験多数であり心強い。

各話スタッフでも、1話の演出の南康宏さん、
2話の絵コンテの大畑晃一さん、演出の玉田博さんなど
ロボットアニメの手練達が勢ぞろいして参加している。

こうした手練のスタッフがきちんと参加しているから
健全ロボダイミダラーは、ロボットアニメとしてよく出来ていて面白いのだろう。

まとめ

本作は原作にあるロボットものの面白さを
アニメのスタッフがきちんとアニメ化した所が面白いのだと思う。
そしてスタッフが熱を入れられる企画・内容な点
(古きロボットアニメ的物語、重量感重視のロボットアクションなど)
スタッフの良い意味での「全力でふざける」暴走を生んでいるのだと思う。

そしてアニメ製作にあたって、公式HPや主題歌など
コンテンツとして盛り上げていきたいという面も伝わってくる作品でもある。

「健全ロボ ダイミダラー」はまだまだ序盤だが、
今後まずます羽目の外したの展開を期待しつつ、次回を待ちたい。
 
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