千反田えるさんが可愛い!
千反田えるさんが可愛いい!!
千反田えるさんが可愛いいい!!!
今回は京アニの飛び抜けたクオリティについて
演出について簡単に書いていきます。
感想千反田えるさんはなぜ可愛いいのか~デザイン的に
このアニメは千反田えるさんが
可愛すぎる事で成り立っています!黒髪ロングの清楚で好奇心旺盛な純粋無垢の少女。
デザイン的には、けいおんの堀口悠紀子さんデザインの延長線上にありながら
目の形を多少細くして、髪のふさなど、描きこみをより繊細に仕上げた印象。
描写の精度・リアル感を上げに来ています。
西屋太志さんのデザインの見事さが光りますね。
これだけビジュアル的に映えると、
省力化生活をしてきたという主人公の折木奉太郎君も
自身が築いて来た歯車が壊れてしまうのはわかりますね。
自分が築き上げてきたものが、強力な外の力で壊れる瞬間。
そして新たな自分の可能性を向き合うのでしょう。
奉太郎の人生を変える千反田えるさんは、私にも鮮烈に映りました。
京都アニメーションの驚異的な画面情報量と密度による快感
京都アニメーションといえば、高クオリティの制作力で知られる会社です。
この期待はどんな作品でも裏切らない。今回の氷菓もそうでした。
何気ない職員室のカットですが、
教員の机の上にあるノートや、ホワイトボードに何か書かれている点、
地球儀などが置かれていて、情報がとにかく細かい。
そしてこれがただ細かいだけでなく、
「机にはこれがある」「職員室ならこういう物の配置をする」と
感じさせるモノの配置が抜群に上手いです。
だからこんな何気ないカットの一つでも充分に快楽を与えられるのです。
あとはレイアウトが上手いのでしょうね。
京アニといえば、ロケハンを行い写実的な舞台背景を用意します。
今回も学校や街並みを見ると、丁寧に描こうとしているのが伝わりますね。
「アニメーションの美しさは工芸品のように磨いて磨いてできるもの」というような事を押井守監督はイノセンスの事に言いましたが、
京都アニメーション、氷菓の1話にはこうした磨き抜いた工芸品の品格がありました。
演出について~心的描写と文字演出
まずこの演出には惹かれましたね。
えるさんと奉太郎の惹かれあう瞬間が具現化したような演出。
何気ない高校生活からのこの場面の転換。ビックリしました。
基本的には現実空間をメインに描写し、心的描写・内面描写をあまりしない
イメージがある京アニでは珍しいなぁと思いました。
あと気になったのが、文字の演出ですね。
画面に文字をそのままビジュアル化して用いている描写が目立ちました。
これは原作が小説、つまり文字であることの表現を取り入れたいのか、
文字そのものが生み出しているビジュアル感を使いたいのか。
様々な解釈の予知はあるでしょうが、面白いなぁと思いました。
この辺りの張り紙の面白さは、日常で京アニが学んだ事かもしれませんね。
このショットの画面的充実感も見事です。
あと事件を語る時に、回想的に使われたシーンでは
まったく違う描き方をされていますね。
平たくいえば、京都アニメーション的なイヌカレー空間でしょうか。
つまり現実の時間軸ではない、情景的描写といえるでしょう。
あと気になったのは明るさですね。
けいおんや日常は室内に光が発生しているぐらい明るい画面作りがメインでしたが
氷菓は、夕方という時間軸や雨という天候もあって
光は強いけど・明度は高いが、やや薄暗い画面にしてありましたね。
この画面の光の使い具合が氷菓という作品のテーマにも直結しそうです。
まとめ
今まで平凡な生活を送ってきた奉太郎が、えるさんと出会う事で
省力化生活から変わってしまう一幕を描いた展開でした。
人は華やかに生きたい気持ちもあれば、平々凡々に過ごしたい願望もある。
ただ奉太郎は、自分の知らない自分をえるさんによって開花させられたので
困ってしまったようですね。友人の福部里志にも指摘されていますし。
こうした少年、奉太郎の自意識をどう描いていくかが見ものですね。
ハルヒのキョンと、氷菓の奉太郎はどう違うのかにも興味深いです。
クオリティは半端無いです。これを維持するのか、できるのか京都アニメーション!
と言いたくなりますが、見事な1話でした。
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このアニメは千反田えるさんが
可愛すぎる事で成り立っています!黒髪ロングの清楚で好奇心旺盛な純粋無垢の少女。
デザイン的には、けいおんの堀口悠紀子さんデザインの延長線上にありながら
目の形を多少細くして、髪のふさなど、描きこみをより繊細に仕上げた印象。
描写の精度・リアル感を上げに来ています。
西屋太志さんのデザインの見事さが光りますね。
これだけビジュアル的に映えると、
省力化生活をしてきたという主人公の折木奉太郎君も
自身が築いて来た歯車が壊れてしまうのはわかりますね。
自分が築き上げてきたものが、強力な外の力で壊れる瞬間。
そして新たな自分の可能性を向き合うのでしょう。
奉太郎の人生を変える千反田えるさんは、私にも鮮烈に映りました。
京都アニメーションの驚異的な画面情報量と密度による快感
京都アニメーションといえば、高クオリティの制作力で知られる会社です。
この期待はどんな作品でも裏切らない。今回の氷菓もそうでした。
何気ない職員室のカットですが、
教員の机の上にあるノートや、ホワイトボードに何か書かれている点、
地球儀などが置かれていて、情報がとにかく細かい。
そしてこれがただ細かいだけでなく、
「机にはこれがある」「職員室ならこういう物の配置をする」と
感じさせるモノの配置が抜群に上手いです。
だからこんな何気ないカットの一つでも充分に快楽を与えられるのです。
あとはレイアウトが上手いのでしょうね。
京アニといえば、ロケハンを行い写実的な舞台背景を用意します。
今回も学校や街並みを見ると、丁寧に描こうとしているのが伝わりますね。
「アニメーションの美しさは工芸品のように磨いて磨いてできるもの」というような事を押井守監督はイノセンスの事に言いましたが、
京都アニメーション、氷菓の1話にはこうした磨き抜いた工芸品の品格がありました。
演出について~心的描写と文字演出
まずこの演出には惹かれましたね。
えるさんと奉太郎の惹かれあう瞬間が具現化したような演出。
何気ない高校生活からのこの場面の転換。ビックリしました。
基本的には現実空間をメインに描写し、心的描写・内面描写をあまりしない
イメージがある京アニでは珍しいなぁと思いました。
あと気になったのが、文字の演出ですね。
画面に文字をそのままビジュアル化して用いている描写が目立ちました。
これは原作が小説、つまり文字であることの表現を取り入れたいのか、
文字そのものが生み出しているビジュアル感を使いたいのか。
様々な解釈の予知はあるでしょうが、面白いなぁと思いました。
この辺りの張り紙の面白さは、日常で京アニが学んだ事かもしれませんね。
このショットの画面的充実感も見事です。
あと事件を語る時に、回想的に使われたシーンでは
まったく違う描き方をされていますね。
平たくいえば、京都アニメーション的なイヌカレー空間でしょうか。
つまり現実の時間軸ではない、情景的描写といえるでしょう。
あと気になったのは明るさですね。
けいおんや日常は室内に光が発生しているぐらい明るい画面作りがメインでしたが
氷菓は、夕方という時間軸や雨という天候もあって
光は強いけど・明度は高いが、やや薄暗い画面にしてありましたね。
この画面の光の使い具合が氷菓という作品のテーマにも直結しそうです。
まとめ
今まで平凡な生活を送ってきた奉太郎が、えるさんと出会う事で
省力化生活から変わってしまう一幕を描いた展開でした。
人は華やかに生きたい気持ちもあれば、平々凡々に過ごしたい願望もある。
ただ奉太郎は、自分の知らない自分をえるさんによって開花させられたので
困ってしまったようですね。友人の福部里志にも指摘されていますし。
こうした少年、奉太郎の自意識をどう描いていくかが見ものですね。
ハルヒのキョンと、氷菓の奉太郎はどう違うのかにも興味深いです。
クオリティは半端無いです。これを維持するのか、できるのか京都アニメーション!
と言いたくなりますが、見事な1話でした。
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