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少年マガジンでGTOが7年ぶりに連載 

たまたま今週のマガジンを手にとったら表紙にGTOの鬼塚が描かれていたのでびっくり。
どうやらGTOの連載みたいで、パラパラと流し読みをした。

感想として内容はともかく(藤沢とおるはクオリティ高い)
GTOの連載が再び始まってしまう事に、マガジンの現状の逼迫感が伝わってしまう。
かつて10年以上前にジャンプを部数で追い抜いた時の主力作品だった
金田一とGTOがどっちも再開されているこの意味を考えたい。

確かにGTOなら話題になるが、部数維持の為の安易でありきたりの企画にみえる。
そんなマガジンの編集部の方針はまったくもって面白い試みとはいえない。
最近のマガジンは編集主導で面白い作品を作る力があるならいいが、
あひるの空ぐらいしか新しい才能を発掘できていない気がする。

ジャンプではデスノートの大場つぐみと小畑健による連載中のバクマンは、
野心的な作品で面白く、まだまだジャンプが捨てたものではないと思わせる。
正直、今のマガジンは例えばデスノート2をやらせてしまうぐらい安易な印象すらある。
マガジンには保守的な企画だけでなく、もっと野心的な企画が必要ではないか。

まぁ藤沢とおるもGTO以降、色々他雑誌で連載を立ち上げては
短期で休載したりあっという間に完結したりしていて、若干迷走気味な印象があった。
今回のGTO復活はマガシンと藤沢とおるの思惑が一致したのだろね。
 
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[ 2009/06/10 22:26 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

黒子のバスケとバクマン 

ここ最近までジャンプ本紙を読む事は無かったのだが、
友人に進められた「バクマン」が非常に面白く、連載で追いかけるようになった。
またちょうど連載が始まった「黒子のバスケ」もチェックしてる。

「バクマン」のようなマンガを題材にしたマンガは面白い傾向が多いと思う。
島本和彦「燃えよペン」(現:吼えよペン) 藤子不二雄A「まんが道」 
土田世紀「編集王」 相原コージ、竹熊健太郎「サルでも描けるまんが教室」

また同人マンガを題材にしたものなら
平野耕太「大同人物語」 ヒロユキ「ドージンワーク」まである

これらのマンガは、本人の辿って来たものを描くだけに説得力が高いんだよなぁ。

「バクマン」は少年ジャンプのアンケートシステムの詳細についても
結構ちゃんと書かれたりするので面白いし、登場キャラも現実にいそうで興味深い。
特に編集者達は絶対ジャンプ内でモデルいるだろうなぁ。

ただこうしたマンガがジャンプで載るって事がジャンプに何かしらの危機感が
あるのではと勝手に推察してしまう。それはワンピ・ナルト・ブリーチの
3本柱が長期連載化し、新人のヒット作が中々出てこないから。
(まぁ、ぬらりひょんの孫は結構良い感じのような気もする。人気も高いし)
もしこの3本柱の連載が終われば、かつての3本柱、DB・スラダン・幽白が終了して
部数が大幅減みたいな状況を恐れているのではと勘ぐってしまう。

そのためには「バクマン」で読者を啓蒙し、ジャンプへ投稿者を増やしたいのではと思う。
つまり新人マンガ家予備軍を「バクマン」で囲い込みを狙っているのかなぁ。
将来、「バクマン」を読んでジャンプに持ち込みに来た人間が大ヒットを飛ばす
なんて事が起こればジャンプ的には大成功なんだろうなぁ。

黒子のバスケは目立たない黒子のような選手が主人公。
目立たないらしいが、現時点では目立つ活躍している所が面白い。

 
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[ 2009/02/03 22:26 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

最近読んだマンガの感想【とある魔術の禁書目録・ケメコデラックス】 

「とある魔術の禁書目録」と「ケメコデラックス」を
アニメ化への勉強の為に最近読みました。
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[ 2008/10/08 13:55 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

ローゼンメイデン連載再開 

ローゼンメイデン、ヤングジャンプで連載再開?(ニュース超速報さんより)

とりあえず、連載再開みたい。
今週に掲載されるみたいなので、それを見てから判断したいですね。
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[ 2008/03/18 23:06 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

トムソーヤ 高橋しん 

トムソーヤ (ジェッツコミックス)トムソーヤ (ジェッツコミックス)
(2007/08/29)
高橋 しん

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高橋しんは好きです。
ビジュアルへの感度が非常に優れている所が好き。
例えていうなら、新海誠に近いイメージがある。
(ほしのこえと最終兵器彼女がセカイ系と言われたのは
まずビジュアルイメージが近しいからだと思うのが理由の一つ。)

このトムソーヤでも彼のビジュアルイメージが存分に生かされている。
イメージが豊富だけでなく、そのイメージを相手に伝える技術とテーマ性に優れている。

話は死んだ母親の住処に帰ったヒロインに母親と仲が良かった少年が出会う話。
少年と女性の小さな冒険が繰り広げられると言った所。いかにも高橋しんらしい設定だ。
最初はちょっと退屈だが、後半はぐんぐん話しに引っ張られていった。
構成力や伏線の回収の仕方といったストーリーテリングも普通に上手いと感じた。

ちょっと気に入らない所は、話の途中に唐突過ぎるコメディを入れようとしてる所。
自然な感じであればもっといい雰囲気なのだが、バランスに欠けるというか。
最終兵器彼女ぐらいが丁度良い塩梅で、きみのカケラになると
強引なコメディが入って来るんだよなぁ。

まぁ短編ですっきり読みやすかった。
そしてきみのカケラはいつ終わるのだろうか。
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[ 2008/03/03 23:51 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

アニメがお仕事7巻(最終巻) 

アニメがお仕事! 7 (7) (ヤングキングコミックス)アニメがお仕事! 7 (7) (ヤングキングコミックス)
(2007/09/28)
石田 敦子

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発売から3ヶ月たちましたが、感想を書いてみます。
通して読むと打ち切りかどうかわからないが、それなりにまとまっていたのでは。
変に長く続くより、このぐらいで締めたほうが良いのかもしれない。

石田敦子さんはアニメーターだった事もあり、アニメ業界を題材にした本作は
かなりの心意気で取り組まれたのではないかと思います。
イチ乃と二太は作者の分裂した姿なのではと想像してしまいます。

アニメがお仕事で投げかけられた「仕事とは何か?」というテーマ。
一朝一夕で片付けられるものではなく、一生考えていくべき問題だと思います。
私も社会人経験浅いので、このテーマと悪戦苦闘してますが、
アニメがお仕事から、仕事に対する取り組み(主に精神的名なものですが)を
学べたような気がします。もっと単純に言えば励みになりました。
そういうわけで石田敦子さん連載お疲れ様でした。

最後のオチとしてイチ乃と二太の二人が一緒に作画監督をやるという話しになったけど、
兄弟で有名なアニメーターといえば、
鈴木竜也・鈴木卓也 吉成鋼・吉成曜 橋本浩一・橋本晋司 の方々を思い出した。
この兄弟に関しては誰もが上手いなぁと並べて思った。

PS 個人的にはオトナアニメの連載を収録してくれたのが嬉しいですね。
リアルタイムで読んでたとき、ネタの濃さに満足していましたので。
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[ 2007/12/13 00:54 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

【打ち切り】女王騎士物語 最終話 

友人宅で女王騎士物語の最終話を見ました。
僕自身は本編を全く知らないので、何とも言えないのですが、
月刊誌で単行本が12巻まで出てる事。
ネットでも話題になってたのでそれなりに固定ファンはいる事を考えると
ファンにとってはキツイ終わり方だったのは間違い無い。

ただマンガの内容が今まで貯めて置いた伏線・展開を全て凝縮させ、
見事なまでのラストスパートを翔けてたのはかっこよかった。
最終話だけで単行本2巻ぐらいできそうなぐらい密度の高い内容で
凝縮に凝縮を重ねたものだったので、初見の僕でもぐいぐい引き込まれたなぁ。

最近壮絶な打ち切りを飾った「ローゼンメイデン」と対照的だったのは
ローゼンの最後の展開が迷走気味でやる気が欠けていたのに対し
女王騎士は打ち切りを肯定的に受け入れ、ページ数のある限り
マンガを描ききり見事に燃え尽きた感じだ。

僕はガンガンでのこの作品の位置づけも良くわからないのですが、
打ち切りの原因を勝手に想像すると
① それなりに人気作ではあったが、あえて打ち切った
② 人気作だったが、最近は尻すぼみだった
こんな想像をしてしまう。多分当たってないだろうけど。

ジャンプの10週打ち切り漫画に匹敵するぐらい、壮大な打ち切りでしたけど、
余りのすがすがしさにちょっと初見ではびっくりしました。
丸川トモヒロ先生の次回作に期待します。
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[ 2007/12/02 16:57 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

【マンガ】新世紀エヴァンゲリオン11巻【感想】 

新世紀エヴァンゲリオン (11) 新世紀エヴァンゲリオン (11)
貞本 義行、GAINAX 他 (2007/06/18)
角川書店
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リメイク劇場版の公開も秒読み段階となりつつあるエヴァ。
その宣伝の意味もあるのか、このタイミングで11巻の発売。
まさかリメイクまで連載を待っていたのかという妄想を抱いてしまった。
内容はアニメでいう24話(最後のシ者)から25話(Air)の初めの部分まで。
渚カオルとシンジ君との決着が最大の見所ですね。
マンガの方がアニメより、前の巻からの綿密なドラマがあったので
面白い展開になっている。人間の内面告白を描写に注視したアニメより
実際の人間関係のドラマを多く描写するマンガの違いでもあるなぁとか思った。

しかしこのマンガも12年経ってるけど、マンガの世界は半年ぐらいしか経ってないなぁ。
12年も経つと、1巻からの絵柄の変化が凄まじいものがある。
キャラは12年分年取ったかのような大人びた印象を持っているし、
頬のどんどんこけてきて、顎が鋭敏になっている感じ。

12年、休載も含めて続けてきた貞本義行氏の今のモチベーションには興味ありますね。
今と始めた時ではどう作品に対する取り組み方が変わってきてるのとか。
でも面白さはちゃんと保っているのは凄いなぁと思う。

昔、休載が多い頃は、打ち切りになってしまう可能性も危惧してたけど、
今は完結できるなぁと思えてきた。少年エースの編集部も良く粘っていると思う。

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[ 2007/06/24 22:43 ] マンガ | TB(5) | CM(6)

【マンガ】ローゼンメイデン8巻【感想】 

ローゼンメイデン8巻を読んだ。やはり打ち切りエンド。
ページ数が少なく、何より薄く軽かったのが印象的だった。

誤植の多さや、原稿の紛失等といった作者側の編集側に対する不信感が打ち切りを
招いた一因という風評もあるが、そうなら原因が公式発表されることもないだろう。
何にしても非常に不幸な作品になってしまった事には変わりない。

実際読んだ感想だけど、今までの展開を纏めようとして広げた風呂敷を畳もうとしたけど
その労力はわかったけど、畳めたかどうかは疑問。
真紅の「絆や信頼は契約なんか無くても成立する」という趣旨の発言や
ジュンが引きこもりから急に脱却し、真紅達を助けるという展開や
翠星石と蒼星石の関係を何とか描こうとした努力等、
作者側のテーマの回収が見られるけど、如何せん急すぎて何もわからずじまい。
みんなが何かしら、閉じ込められのはわかるけど、その意図までは踏み込めなかった感じ。
絵の方も後半になるに連れて、背景などが非常に雑になった印象なのも残念だった。
最後のラプラスの魔が語る2ページは作者の思いがつまった印象を受けた。

非常に主観的な意見なんですけど、読んでみて作者側としては、
ここでローゼンメイデンを中途半端に終わらせても良いと考えてるのでないかと思った。
理由はテーマの回収をしようとしている努力からなんですけど。
また最後の展開から、どうやって別雑誌で連載再開ができるのかを
計算したけど、マンガの最後からどう続けられる展開があるのかが浮かばなかったので。

ただビックタイトルだけに引き取り手はあまたありそうだ。
電撃か角川かスクエニか、それとも・・・。

最後に。作品は作者のものでもあり出版側のものでもあり、読者のものでもある思う。
また法律的云々は抜きにして、作品はそれら3者から独立してるからこそ作品なんだと思う。
だから読者不在で行われたこの打ち切り劇には多少の不満は残ってしまう。
だから作品が幸せになるには、どこかが引き取ってくれるのを期待せずにはいられない。
そしてこの件で作り手もローゼンメイデンに対するモチベーションを失わないでほしいとも思う、

それらが揃わないと作品の存続は難しいである。
どうか連載再開になってほしい。

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[ 2007/06/23 23:37 ] マンガ | TB(4) | CM(3)

重機人間ユンボル 

単行本が出てたので、読んでみた。面白かったのに残念。
こうした作品が10週打ち切りな所にジャンプの長所・短所が如実に現れると思う。

読者に人気が無いと判断すればスパッと切る事である種の質を
維持してきた事は間違いないけど、必ずしも人気が無い=面白く無いでは無い。
ただジャンプ的な価値観から排除されただけである。
ユンボルはロケットで突き抜けろやグランバガンとかと比べたら遥かに面白い。

アンケート人気は取れなかったが、それは仕方ないと思う。
メカでファンタジーで、そのメカがさらに人型ではなく重機ですから。
昔から少年誌ではメカやSFは鬼門とされてたが、今回もその例に漏れなかった。
また、ジャンプのヒット作の次の作品は大コケするという法則も見事に発動した。
ヒット作の次の作品が大コケするのは、前作のヒットをから
作り手が内容を詰め込みすぎたり、過剰になったりするからだと思う。

まぁ確かに僕が子供だったら、内容がわからなくて敬遠したと思う。
緻密で過剰な世界観や設定は単行本巻末に載っている資料を見れば
よくわかるのだが、それが子供受けしない理由の一つだと感じた。
大人でメカ好きなら楽しめるけど、子供にはとっつきづらいですよ。

作者の過剰な思い入れと作り込みは評価できるし、作品も面白いが、
ジャンプという媒体との相性のためか不運な結果となってしまったなぁと感じる。

ウルトラジャンプなら相性良いと思いますけど。
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[ 2007/05/20 09:21 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

魔法少年マージョリアン 

魔法少年マジョーリアン 1 (1)

魔法少年マージョリアン(作者:石田敦子)
最近買ったのでとりあえず読んでみた。

石田敦子はアニメーター時代から好きで
マンガにシフトしてからも追い続けてる。

現在、彼女は『アニメがお仕事』と『ブルームハート』と
この『魔法少年マージョリアン』の連載がある。

『アニメがお仕事』が実体験のカリカチュアライズ的を
してるので、一定のリアリティが確保され読みやすい部類に入るが、
『ブルームハート』『マージョリアン』は
彼女の主張が作品世界の設定込みでストレートに表現されてるので、
彼女の問題提起や表現の仕方に興味の無い読者には読みづらい気がする。

男女のあり方を露悪的、そして彼女なりのリアリティで
フェティッシュに生々しく描こうとする彼女の作品は興味深い。

ただ最近は量産態勢のためか、絵がラフすぎて構図的にも
見づらいのは難点かも。アニメがお仕事の1巻ぐらいが丁度いい。

関連
石田敦子HP:ナノケーキ
Wikipedia:石田敦子
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[ 2007/05/04 11:43 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

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