感想
シンクとナナミのぶつかり合い。二人共楽しそうです。
前回、シンクにやられた3人は自陣へ戻ります。
勇者同士の戦いだけでは…ということで
レオ様とエクレール・ユキカゼが戦いを盛り上げる為に戦い始めます。
二人掛りで挑み、最初はエクレール達の方が優勢にみえますが
レオ様の方が一枚上手のようでした。必殺技を繰り出したあと、
ユキカゼ達の武装は剥がれてしまっています。
DOGDAYS2期は主要キャラの武装をはがす演出が特徴的です。
ナナミ達の服装も、味方同士の援護によってはげてしまいます。
シンク達の戦いはひとまずお預け。
ベッキーも戦えばと誘うシンク達ですが、ベッキーの心は動かぬよう。
でも自分も何かしたという感じが伝わってくるベッキー。
そこへやって来るのが、クーベルさん。
彼女を誘拐して第3の勢力として、この戦争に加わりたいということです。
ビスコッティとガレットの戦いから一転、
ベッキーを取り戻すための戦いになりました。
最初はクーベルさん側が有利に見えていましたが
共闘する二つの軍の強さは半端ではなかったようです。
シンクとナナミも共闘して相手の騎士のリスレを打ち倒そうとします。
クーベルさんはベッキーに勇者になって欲しいとお願いします。
初めて見た時から惚れた。それは自分と重なる存在に見えたから。
自分が憧れる存在からは自分が程遠くて、でもそうなりたい。
ベッキーもシンク達に憧れながらもなれない自分にジレンマがあった。
シンク達ではベッキーを動かせなかった事を考えると
ベッキーに必要だったのは、同じような気持ちを抱く人だったのでしょうね。
そんな同じ気持ちを抱える二人は意気投合し、ベッキーは勇者になると決断します。
レベッカの壮絶なる変身シーン
そしてベッキーは変身します。
最初、変身が失敗するかのようなカラスの鳴き声があるのが面白かったです。
すんごく気合入っていましたね。
パンツも裸も全て現わにしています。
触手のエロさも加わって、なんだか得体の知れないような変身シーンに仕上がっています。
ナナミの変身が普通なだけに、変身シーンの過剰さが浮かび上がります!
おそらくこの塗り=画面の質感と執拗な描写の連続は
セブンアークスの最終兵器こと吉成鋼さん。
EDにも変身アニメーションに吉成鋼さんと山本浩憲さんがクレジットされていたので
おそらくこの二人が手がけたものでしょう。
事前に2話には絵コンテが西村純二さんと吉成鋼さんが参加されているという話が
流れてきていましたので、吉成鋼さんの参加は予期されていましたが
こういう形だったのですね。
何しても、何かしら作品に参加するとインパクトある仕事をするのが吉成さんですね。
少女に対する執着が存分に味わえる変身シーンでした。
まとめ
変身シーンの凄さもさることながら、
トータルで無茶苦茶面白かったです。畳み掛けるような展開の連続と目まぐるしいアクションを
視聴者に飽きさせないように見せていたように感じます。
カット割りの巧さもさることながら、自然にカットが繋がっているのが気持ちいいです。
シンクとナナミの戦い、レオ様とエクレールとユキカゼの戦いから
クーベルさんのレベッカ誘拐、そして共闘するビスコッティとガレット。
そして最後のベッキーの変身。
盛り上げて盛り上げて、最後の変身でまた盛り上げる。この展開は面白いです。
DOGDAYSの誰も傷つかない世界観と物語というのは緊張感を失いそうに感じますが、
ハラハラドキドキで物語展開を追えてしまうように見せてしまうのはすごいです。
本当に都築真紀さんの作品は「誰も傷つかない楽しい戦い(むしろゲーム)の世界」を
描こうとしているように見えます。
2話のコンテも西村純二さんでしたが、
縦横無尽に動かすカメラワークと画面分割の演出が今回も光りましたね。