河森正治の新アニメという情報しか知らなかったけど、
見てみたら、近未来バスケものというジャンルだった。
話としてはビックフットというロボットがバスケをやる世界観で
主人公のダンは妹のココがビックフットによる事故で足を自由を奪われた事に対し
ビックフットに怒りをぶつけていたというのが作品の導入部分。
ダンは幼馴染のミユキに連れられ、彼女のビックフットに乗って暴れる。
そしてビックフットの試合を観戦していたが、余りの試合の退屈さに憤慨して
自らビックフットを乗り出し試合に乱入。素晴らしい動きで観客を魅了し
最後にダンクを決めようとするが、アイスマンに阻まれ取り押さえられる。
そしてダンは懲役1年の実刑を受る。そして出所したダンは伝説となっていた。
というのが1話のお話。
話としては前半が動くわりには多少退屈だったが、後半になりダンがビックフットを
乗ってからはそこそこ楽しめた。たぶん多少退屈というのは、凝った世界観に対し
ある程度理解しないといけないだからだろうか。最初はついていけない所もあるので
そこが理解できるまではきついかもしれない。
ただ題材が少年主人公の近未来バスケ。多少お色気要素も入っているが、
どの層に訴えたいのかが微妙に掴めなかった。オタク向けの作風でも無いし。
雰囲気だけだと鉄コン筋クリートが近い印象がある。
アニメ原作の近未来バスケという題材は珍しいといっては珍しい。
他に類するのは井上雄彦のブザービーターぐらいか。
元々部活でバスケをやっていた自分にとっては興味深い題材ではあるが。
バスケは動きが多すぎるから演出は大変だろうであるが(スラムダンクはその辺りで
大変苦労していた) まぁサテライトのお家芸のCG頑張るのだろうね。
メインスタッフはサテライト制作なのに
監督に板垣伸、シリーズ構成に佐藤竜雄、キャラデ吉松孝博と
アニメスタイル的な人脈で構成されてるのが意外だった。
1話のクオリティは相当に凄い。
サテライト制作なのにスタジオ4℃みたいな風味のアニメでびっくり。
書き割り感の無い、描かれているものの外にも世界観を感じさせる背景
動かすのに難しい場面なのにめっちゃ動かしにかかる作画。
コンテで相当高いレベルの要求をやってるのがわかる。
これは相当に制作費を投入してるなぁという印象。
シューズデザインにナイキが協力してるからも、
海外での販売も狙ってるのではという印象を持つ。
ただサテライトは1話は物凄いのだけれど、途中で作画が息切れを起こす可能性も
相当に高いんだよなぁ。本作もそこは懸念してしまう。世界観がウリだから
作画が落ちると、相当にダメージがでかい。
浅野真澄なんて久しぶりだなぁ。
やはりあのエロ声はすごいなぁと感心感心。
おっぱいでかすぎ・・・。
とりあえず、視聴継続かな。