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氷菓 3話「事情ある古典部の末裔」
の感想を
遠い日の悲しい思い出を抱えて、遠くい言ってしまった人を思う
その言葉を胸に留めて別れを迎えたい純粋すぎる心
その輝く幼い瞳に、省エネ主義者は手を差し伸べる
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あらすじ
叔父の渋った言葉の真相を解いて欲しいと「える」に頼まれる「折木」
手伝う程度ならとその申し出にやんわり承諾する
文集のバックナンバーの手がかりを見つけ、前の部室に足を運ぶが
ここには無いと突っぱねられるが、不可解な部分を見ぬいた「折木」は
機転を利かせて無事に文章を手に入れる
その文章を手に取った「千反田」は、過去の叔父の記憶を思いだすが
重要な部分は、いまだに思い出せないままだった
45年前には何かあったのだと分かり、1号の文章を探すが
その年度の文章は…
「気になり始めました、叔父はなぜ答えを渋ったのか」 「………。」
ずいぶんとドッシリ重い、一身上の都合だな
インドで行方不明か… これはきっと死んだとみて間違いなさそうだね
そんな遠い異国で死んだ「叔父」の残した謎か…
子供なら、いや子供じゃなくても気になってしょうがない謎
でも記憶というあいまい過ぎる手がかりしかない、少なすぎるパンクズ
家族も「える」も誰も知らない「叔父」の渋った言葉を求めるか…
何だろう少し分かった気がする、失ったからこそ大切にしたい気持ち
「える」はきっと遠くに行ったしまった「叔父」を忘れずに心に留めておきたかったんだろうな
解いてくれと「叔父」に言われたわけでも、解くことで自分に利益がるわけでもないのに
「叔父」の言葉の答えを求めるか~
「千反田」は、とてもとても真面目なんだな…
いや純粋な子と言った方がいいのかな、世の中の汚れを知らない子供の様な
「それで良ければ手伝わせてもらう」 「ありがとうございます、よろしくお願いします」
断るでもなく、承諾するでもなく
第3の道を切り開くとは、省エネ主義の「折木」の発言とは思えないな
まあ、これも受け取り方次第では”保留”と言うことなのかもしれないが…
絶対に『はい!』とは言わない「折木」
本人の理由いわく、責任を持つのがいやだかららしいが
それならそれで突っぱねてしまえばいいのだが、それもしない
可でもない否でもない、その中を進む
きっと「千反田」の輝く純粋な瞳に向かって、無理とは言えなかったんだろうな
やはり「折木」自身も気がつかないうちに、心のどこかに
「える」を困らせたくない原因が芽生えてしまったのかも (えるはとんでもない物を盗んでいきました!)
賢い判断をしたつもりなのだろうが
その中途半端な立場が、余計に「折木」を省エネから遠ざけそうな気がするのはオレだけだろうか?
もはや謎ときが、古典部の習慣みたいになっているし…
「忘れた方がいい事実はあるでしょう」 「違うさ、歴史のかなたに消えていく時効ってことさ」
時効か…
どんなに苦しい事でもどんなに辛かった事でも、すぎてしまえば笑い話
古く過ぎ去ってしまえば、それはもう歴史でしかない
「折木」はこう言う事を言いたかったんだろうな、不器用な奴ならではの慰め方だね
「関谷先輩」の英雄伝
どうやら45年前に「叔父」は何か大それたことをしたようだね
それも、語り継いではいけないような内容の…
歴史のかなたに消えてしまえばいいと言っているぐらいのだから、封印したいほどの事なんだろうな
無邪気な子供の記憶に焼き付いてしまうほどのって…
これはこれは、ずいぶんと根が深そうなことで
歴史ある古典部の創刊号を、隠したのか奪われたのか それとも処分したのか…
またしても、少ないパンくずを見失ってしまったな
やる気のない名探偵は、「える」にどんな答えをみせるんだろうな と思う今日この頃~
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