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キルラキルとヒエラルキーの関係、そしてグレンラガン。 

そもそもキルラキルというタイトルの意味は何なのだろうか。
まずこのタイトルについて考えてみたい。

ヒントは、以下の画像が象徴するように

kiruraki3.jpg


ヒエラルキーである。

まずヒエラルキーを逆から読むとキルラエヒとなる。
ここから「キルラ」を抜き出し、
そして本作の重要なモチーフであろう、切る・斬る・着る=キルを加えて
タイトルを「キルラキル」にしたと推測している。

もしくは斬る裸着る=キルラキルなのかもしれないけど。

kiruraki1-4000.jpg

kiruraki1-3.jpgkiruraki4.jpg

ヒエラルキーを意識した描写については、
他にも本編で、生徒会長側は高みの存在である上層、
主人公側は地を這い蹲る下層という
ヒエラルキーを意識した位置関係を描いている。

また今後の展開としては、
下層の主人公の纏流子が、上層である生徒会メンバーに戦いを挑み
徐々に上に登りつつ、生徒会長と再び戦う展開が予想される。

つまりキルラキルというタイトル名の意味は、
纏流子が学校内の生徒会長を頂点とするヒエラルキーを逆転させ、斬ってしまうという
解釈もできるのではないだろうか。

本作が雁屋哲原作・池上遼一作画の漫画「男組」を
意識した世界観であると踏まえるとよくわかる話である。

こうした下から上へ登る、下が上を凌駕し頂点に辿り着く点においては
やはり「天元突破グレンラガン」にも似た構造を持っているのだと思う。
 
グレンラガンは地下世界の住人であったシモンがカミナと共に地上世界を目指し
地上世界に飛び出し、引いては宇宙に飛び出していった展開を
地下世界-地上世界-宇宙というヒエラルキーでまとめられることでもわかるし、
そもそも主人公名がシモン(下)であることからもわかる。

まとめ

グレンラガンでは下から上への道筋を螺旋力で突っ切ったわけだが、
キルラキルでは下からう上への道筋をハサミで斬って突っ切るのかもしれない。

今石さん、中島さんの間ではヒエラルキーを意識して
世界観と作品を作っているのではないかと思われる。
構成する要素は違えども、その伝えたい中身に共通するものはあるのだろう。
 
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[ 2013/10/06 09:08 ] キルラキル | TB(2) | CM(3)

キルラキルへのキタイ-お久しぶり新谷真弓さん 

キルラキル1話。

今石監督、中島かずきさん脚本、トリガー制作と聞くだけで
見る前からおおよそのイメージを思い浮かべる。

そして実際に見ても、事前に思い浮かべたイメージに近いものではあったが
このテンションで突っ切ってしまうのはやっぱり凄いと思った。

高密度で過剰な情報量に溢れた画作り。
良く動く、いや動きすぎるキャラクター。
モブの多さ、描写の過剰さ、半端をせずに徹底的に描く。
緩急をつけずに、全部が見せ場と言わんばかりの展開。

金田さんのようにデフォルメを効かせた派手なアクション。
出崎さんを思わせる光の使い方やキャラクターを映す演出。
Aプロ作品に出てきそうなモブ達。
島本和彦さんの炎の転校生を彷彿とさせる世界観とテンション。

今石さんと中島さんは、また濃いものを混ぜ込んで
自分たちの作品を作り上げようとしているなぁと思った。

そんな見所に溢れたキルラキルだが、
私の中での最大の見所は、

kiruraki1000.jpg

蛇崩乃音役の新谷真弓さんである。

kiruraki21.jpg

彼氏彼女の事情の芝姫つばさ役がとにかく鮮烈だった。

kiruraki2.jpg

フリクリのハルハラ・ハル子も強烈なキャラだった。
(ちなみにこのキャプのハル子の原画は今石さんだと思う)

そんなガイナックス作品で光っていた新谷真弓さんが、
ガイナックス出身者で作られたトリガー作品で久しぶりに顔を見せる。
その事実だけで胸を時めかせてしまう。

そして久しぶりに新谷さんの声を聞いて、
「あぁ新谷さん」だと思った次第。

もしかすると蛇崩乃音は、主人公の纏流子と戦うかも。
何にしてもキルラキルは新谷さんの声が聞ける意味で楽しみな作品だ。
 
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[ 2013/10/05 20:22 ] キルラキル | TB(22) | CM(0)

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