今回は最終回らしく「みなみけ」達がメインで他のキャラ達が余り絡まない構成。
またシュール気味な展開も少なく、さみしい感じでありつつ
それでも最後の七夕の話は少し明るい話だった。
お話自体は「みなみけ」の誰かが欠けたとしたら、という視点で書かれたエピソード。
あの3人、特にチアキとカナは一人でも欠けると、だめなんだなぁ。
3人の仲良しぶりが存分に発揮された、心温まるエピソードだった。
最終回らしく、作画も気合が入っていて十分満足な出来だった。
そして最後はほさかで締めるというみなみけ恒例の終り方だった。
全体の感想まずはOPとEDの入り方を実験したアニメ。
こういった手法が受け継がれるかという疑問はあるが、一つの話題にはなった。
最初はスタッフ側にエンジンがかかっていないのか、
話、作画ともに平均レベルで、絵柄も含めて原作を忠実にトレースしたような感じだった。
唯一前半で健闘していたネタがほさかの「カレーライスの歌」かな。
ただ中盤以降、話の選択が良かったのか、演出がのってきたのか
マコちゃんメインの回以降ぐらいから面白い描写が次々と散見された。
特にこの二つの描写が面白かった。
・マグカップを握り締め「しっくりくる~」と驚き、「早速牛乳を注いで来よう」というトウマ。
・玉拾いを少しだけやって、部活を終えるナツキ。
特にナツキはみなみけへトウマの帰宅時間の件での相談話も含めて
ほさかと同じぐらい変なキャラ立てがされていて、新しい鉱脈を発見したかのようだった。
ほさかの出番は少なかったも、あえて安易に頼らなかった感じがして好感持てた。
もう一つはトウマが主役級へ昇格したことだ。おかえりでは毎回のように
みなみけへ入り浸るなど、話の殆どに絡んでいった印象があった。
トウマは好きだったので、こうした展開は単純に嬉しかった。
作画的にも細田直人参加のサプライズもあって、絵的にも楽しめる回があったのも嬉しい。
私はみなみけ1期が凄く好きなのだが、おかわりもそれに負けてないぐらいの
面白いお話を提供してくれたので、凄く楽しめた。
というか、みなみけのあのまったり感が非常に相性が良いんだなぁとわかった。
あれぐらいのんびりとした世界で暮らして見たくなるほどに。
4期目を期待しながら、スタッフの皆様ありがとうございました。