いよいよ予選第2回戦。
龍門渕、風越、そして清澄の戦いが始まる。
先方は優希。しかし2回戦から半荘が2回あることを知らず
タコスを1個しか用意していない。京太郎がタコスを買いに行く事に。
さらに用意していたタコスを龍門渕の井上純に食べられてしまい、気力消失する。
前半戦。
最初から流れに乗る優希はリーチをかける。しかし井上がその流れに気づき
流れを消すために不可解な泣きをする。しかしこれによって一発ツモが消える事に。
そして優希の場は終わってしまう。その後は井上の流れで場が進み、優希は井上に
振り込んだりして、圧倒的劣勢を強いられる。
前半戦終了。
負けに負け落ち込む優希。そこに京太郎が現れ、買ってきたタコスをあげる。
気力が再び戻る優希。そして後半戦に望むのだった。
後半戦。
東の親場。ここで優希はドラ落しのチンイツを狙うが、その流れは井上にまたも読まれ、
井上に捨て牌を狙われそうなリーチをかけられる。井上は相手が上がれそうか
そうでないかの気配を感じ取れる能力があるらしい。優希はピンチかと思われるが、
そこに風越の福路美穂子の右目がついに開眼。
福路はそこで優希の捨てたいドラを先に捨て、優希を安心させ手を伸ばさせる。
そしてリーチをかけ、井上は優希の親倍満の直撃を喰らうのだった。
その後は福路のアシストを受けつつ、優希があがる流れになるが
ついに福路が本領発揮。自ら積極的に攻めに転じる。どうやら優希のアシストは
流れを作る一つのプロセスであり、その後は一方的に風越の一人勝ちで終わる。
福路は右目を開くと、牌がどこにあるか、何を捨てたいぐらいまでわかる能力のようだ。
そしてある川の彼岸。執事に呼ばれていたのは天江衣だった。
彼女の存在は咲にもひしひしと伝わってくるのだった。
優希の戦いに全ての尺を割いた展開。その分咲や和の出番・台詞が少なかった。
そして優希の股間の服周りの描写を隙があれば挿入するカットが多かった。
能力バトルの様相を呈してきた。
井上純の相手があがれそうかを読み取るとか、福路美穂子のステルスみたいな
相手の牌そのものを読んでしまう能力に比べたら、優希の東場だけに強いという
設定がかわいく見えてくる(笑)。福路は先方逃げ切りの形を作りたいのだろうね。
その試みは成功したといえそうだ。一方、井上は前半戦では+30000だったのに
終わりは-10000ぐらいだったから、本当に負けまくった。親満くらってるから仕方ないか。
能力は相手の気配を察知できるぐらいにまでなっていて
咲が天江衣の気配を感じたときはちょっと笑ってしまった。
こういった能力をみせる傾向は麻雀マンガではなく、少年マンガの文法だと思う。
だから麻雀=戦いとして描かれ、麻雀を知らない層からも人気が高いのだと思う。
これはヒカルの碁以降の傾向ともいえるが、ゲームを知らなくても
楽しめる手法が確立されてきたのが大きいなぁ。