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#1680 【U-16日本代表】 U-16インターナショナルドリームカップ2017の総括 (2017/6/19) | | |　

■　大逆転で優勝を勝ち取ったU-16日本代表

第3回となるU-16インターナショナルドリームカップ2017は6月14日(水)～6月18日(日)にかけて仙台で開催された。試合はユアテックスタジアムで行われたが日本・オランダ・ギニア・アメリカの4か国が参加。それぞれ「アジア」・「欧州」・「アフリカ」・「北中米カリブ」に所属するので年代別代表などの世界大会のグループリーグで同居してもおかしくない顔合わせと言えた。「異文化に触れることが出来た。」という意味では日本の選手以上にオランダやギニアやアメリカの選手は大きな経験を積むことが出来ただろう。

森山監督率いるU-16日本代表は初戦のオランダ戦は1対3で逆転負け。後半の半ばまでは1対0とリードを奪っていたので残念な結果に終わったが2戦目のアメリカ戦は0対2の状況から4ゴールを奪って4対2で大逆転勝利。1勝1敗で優勝の可能性を残した状態で最終日を迎えたが第1試合でオランダが5対2でアメリカに勝利。「5対1で勝利すること」が優勝のための最低限の条件となったが何と5対0で勝利。劇的な形で優勝することができた。1999年生まれの選手が中心となった2015年大会(=第1回大会)以来の優勝に輝いた。

「2連勝中のギニアを相手に5ゴールが必要」というのは厳しいミッションだったので奇跡的な逆転優勝と言える。2001年生まれの選手が中心となるU-16世代はFW久保建(FC東京U-18)という突出したスター選手がいるがどちらかというと不作と言われている世代になる。スター候補が目白押しの1つ上の世代(=U-17世代)と比較するとタレント力は大きく劣るというのが一般的な評価と言えるが反発力を見せた。優勝を引き寄せるFW斉藤光の5点目のゴールが決まったのは後半52分だった。辛抱強く戦ったことが実を結んだ。

■　大会の得点王&MVPに輝いたFW斉藤光(横浜FCユース)

今大会は6試合で28ゴールが生まれている。1試合平均のゴール数は4.66となる。J1の14節終了時点での1試合平均のゴール数は「2.54」、J2の18節終了時点での平均のゴール数は2.39なので倍ほど。ゴール数の多い大会になったが日本は3試合で10得点/5失点。オランダは9得点/5失点。ギニアは4得点/7失点。アメリカ5得点/11失点だった。3試合で4ゴールを挙げたFW斉藤光が大会の得点王に輝いたが3戦目のギニア戦では2つのアシストも記録しているので3試合で4ゴール2アシストという大車輪の活躍を見せた。

今大会は10番を背負ってキャプテンも務めたが「今大会で最も評価を高めた日本人選手の1人」と言える。170センチ/60キロなのでどちらかというと華奢な選手であるが攻撃的なセンスがある。自分でドリブルで仕掛けてチャンスを作ることも出来るし裏への飛び出しからシンプルな形で決定機を作ることもできる。相手の逆を取るプレーも上手なので将来が楽しみな選手と言える。横浜FCの下部組織で育った選手というとMF小野瀬(山口)がユース年代の頃から期待を集めていたがFW斉藤光は新たな希望の星と言える。

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◆　まとめ

　#1680 【U-16日本代表】 U-16インターナショナルドリームカップ2017の総括 (2017/6/19)

　・大逆転で優勝を勝ち取ったU-16日本代表
　・大会の得点王&MVPに輝いたFW斉藤光(横浜FCユース)
　・188センチのサイズが魅力のFW栗原イブラヒムジュニア(三菱養和SCユース)
　・抜群の身体能力を持つGK鈴木彩(浦和Jrユース)

→　仙台で開催された第3回となるU-16インターナショナルドリームカップ2017は日本とオランダとギニアの三つ巴の争いになりましたが最終戦のギニア戦で5ゴールを奪った日本が大逆転で優勝カップを手にしました。2001年生まれの選手が主体となるチームなので2024年に行われる五輪(※ パリ開催が有力)の主力となる世代ですが3試合を通してたくましさを見せました。ポジティブ要素の多い試合が続きました。

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