GK 谷晃生 (G大阪ユース) → 6.5→ この日も日本が圧倒的に攻め込む展開になったので仕事量自体は非常に少なかったが後半30分に訪れた「この日一番のピンチ」の場面では落ち着いて対応。最終的にはオフサイドの判定だったが最後にシュートを放った選手に対してもしっかりとプレッシャーをかけて枠に飛ばせなかった。187センチのサイズを生かしたハイボールの処理も安定しており、90分を通して集中力を持続して完封勝利に貢献した。
DF 喜田陽 (セレッソ大阪U-18) 7.0→ これまでは左SBやボランチで起用されていたがこの日は右SBでプレーした。3つ目のポジションだったが攻守両面で貢献度が非常に高かった。持ち味であるボール奪取力を発揮してインターセプトからカウンターにつなげる場面を2度ほど作るなどカウンターの起点としての貢献も目立った。MF久保建がボールをキープしているときに攻め上がるタイミングも良好。左SBよりも右SBの方がスムーズにプレーできる。
DF 菅原由勢 (名古屋グランパスU18) 7.0→ CBでのスタメン起用というのはちょっとした驚きだったが90分を通して集中して守った。UAEの攻撃で驚異となるのはカウンターなので高さを売りとするDF監物よりも(本職のポジションではないとは言っても)スピードのあるDF菅原の方がベターと監督やスタッフは考えたと思うがしっかりと対応してスピードに乗ったカウンターの機会をほぼ与えなかった。タフマッチでCBとしてこれだけやれるのは驚きだった。
DF 瀬古歩夢 (セレッソ大阪U-18) 7.5 (MOM)→ 文句なしでMOM。チャンスを作りながらもなかなか先制できないもどかしい展開になっていたがキーパーがこぼしたところを見逃さなかった。「相手キーパーはキャッチングに難がある。」ということは選手全員に伝えられていたと思うがイージーボールだったので「諦めてしまうのが普通」と思える状況。であるにもかかわらず隙を見逃さなかった。守備面やフィードの部分でも大きな存在感を発揮した。
DF 菊地健太 (JFAアカデミー福島U18) 6.5→ 2試合連続スタメンとなったが主に守備面での堅実さが目立った。ポジショニングが良くてしっかりと対応してボールを大きくクリアをしたり、味方選手にパスをつなぐシーンが多かった。今大会はDF喜田陽が便利屋的な起用法をされており右SB・左SB・ボランチという3つのポジションでプレーしているがDF菊地健は左SBの専門家なので攻撃参加のタイミングも良くて左足でクロスを入れることが出来るのは武器となる。
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◆ まとめ #1469 U-16日本 vs U-16UAE 採点&寸評 (U-16アジア選手権の準々決勝) (2016/9/26)
→ 2017年にインドで開催されるU-17W杯の出場権がかかった準々決勝のUAE戦はヒリヒリするような展開になりましたがCKからDF瀬古(C大阪U-18)が決勝ゴールを決めて1対0で日本が勝利しました。MOMには決勝ゴールを挙げた場面以外でも活躍が目立ったCBのDF瀬古を選出しました。その他では本職ではないCBの位置で素晴らしいプレーを見せたDF菅原(名古屋U18)などを高く評価しました。
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