ガンバ大阪→ クルピ監督を招聘したG大阪だったがまさかの開幕6試合勝ちなし。最悪のスタートを切ったが、その後もなかなか浮上のきっかけをつかめなかった。ちょうど折り返し地点となる17節を終えた時点でクルピ監督は解任されてG大阪U-23で指導者としての経験を積んでいた元・日本代表のキャプテンの宮本監督を後任として指名したが、しばらくの間は宮本監督も苦労した。最初の7試合は1勝3敗3分けと低調だった。
後半の終了間際に失点して勝ち点を取り逃がす試合もいくつかあった。24節の鳥栖戦(A)は残留争いの行方を大きく左右する大一番だったがFWフェルナンド・トーレスにJリーグ初ゴールを許すなど0対3で敗れた。16位の鳥栖との差が「4」まで広がって2度目のJ2降格の危機を迎えたが25節から破竹の4連勝。4試合で勝ち点「12」を獲得したことで残留圏内に浮上。13位と少しだけ余裕のあるポジションまで浮上できた。
ようやく結果が出るようになってきたが依然として17位の柏との差は「3」。残留争いのグループから抜け出すことは出来ていない。J1は史上空前の大混戦になっているが、川崎F(H)→神戸(A)→清水(A)→広島(H)という難敵との4連戦で4連勝できたことでチームは自信を取り戻しつつある。29節はアウェイの大阪ダービーになるが、ライバルを下して5連勝を達成するようだとJ1残留に大きく前進することができる。