浦和レッズ vs ガンバ大阪 (埼玉スタジアム2002)→ 20勝6敗4分けで2位の浦和と15勝9敗6分けで4位のG大阪という2ndステージの優勝争いの行方を左右する注目の上位対決は4対0でホームの浦和が圧勝した。前半6分にMF武藤雄のクロスからMF高木俊が決めて幸先よく成功すると後半5分にはMF武藤雄のミドルシュートが決まって2点目を奪った。後半14分にはG大阪のMFアデミウソンが一発レッドで退場。10人となった後も手を緩めることなくMF宇賀神とFWズラタンのゴールで追加点を奪った浦和が4対0で勝利。浦和とG大阪の差は「4」から「7」に広がった。
注目の上位対決だったがまさかの一方的な展開になった。G大阪は最近は浦和との直接対決で結果を残しており、かつ、2ndステージに入ってからはチーム状態が上がってきた。拮抗した好勝負になると思っていたのでやや拍子抜けする展開になった。後半14分にMFアデミウソンがレッドカードになったあとは勝敗に対する興味はほぼなくなったと言える。夜に行われた試合で川崎Fがアウェイで神戸に0対3で敗れたので浦和は年間最多勝ち点と2ndステージ制覇に大きく前進した。悲願のリーグ制覇に近づいた。
浦和が序盤から攻め込んだが先制ゴールを決めたMF高木俊、右サイドからの仕掛けが目立ったMF駒井といった少し前まではなかなか出場機会が得られなかった選手の活躍が目立っている。この日はベンチスタートになったがベテランのDF那須も2ndステージは好プレーを見せており層の厚さはリーグ屈指。攻撃的なポジションのみならず守備的なポジションにもタレントを抱えているのは強みと言える。ここ数年は「勝負弱さ」を指摘されることが多かったがライバルを相手に勝負弱さを微塵も感じさせない完勝だった。
一方のG大阪はいろいろな意味でダメージの大きい敗戦になった。MFアデミウソンの退場の判定についてはかなり気の毒だったが11対11のままであったとしても挽回するのは難しかっただろう。この日もハリルホジッチ監督がスタジアムに視察に訪れていたが日本代表入りが期待されるFW長沢駿はほぼ完ぺきにDF遠藤航やDF槙野に封じられた。ここに来て軸となるMF遠藤とMF今野の2人が怪我の影響もあって状態が良くないのはチームにとってはかなりの痛手である。これでCS出場は相当に難しくなったと言える。
名古屋グランパス vs アビスパ福岡 (パロマ瑞穂スタジアム)→ 6勝16敗8分けで16位の名古屋と4勝19敗7分けで18位の福岡という残留争いの大一番は5対0でホームの名古屋が大勝した。前半18分にMFハ・デソンが決めて先制に成功すると前半36分にはMF田口の絶妙のパスから抜け出したFW永井謙が決めて2点目を奪った。後半にも3ゴールを奪った名古屋は残留に向けて大きな勝ち点「3」を獲得した。16時半キックオフだった甲府が敗れたことでついに降格圏を脱出した。最近の勢いを考えると最終的には13位くらいでシーズンを終えても不思議はない状況になっている。
名古屋は当面のライバルである新潟と甲府よりも先に試合がキックオフされるので福岡戦(H)で勝ち点「3」を獲得できると暫定ながら14位に浮上することができる状況だった。特に名古屋戦の結果が出た後に試合がキックオフされる甲府に大きなプレッシャーをかけることができたが最高の結果を得た。甲府とは得失点差も拮抗している状態なので「+5」を稼いだのも大きい。先制ゴールが重要となる試合だったがどちらかというと福岡ペースだった中、素晴らしいシュートを決めたMFハ・デソンが殊勲者の1人と言える。
福岡も少なくない数の決定機を作ったが決めることは出来ず。逆に名古屋は訪れた決定機を確実に仕留めた。最大のヒーローは言うまでもなくハットトリックのFW永井謙である。未勝利が続いていた時期は精彩を欠く試合が多かったが大一番で力を発揮した。ゴールラッシュの締めくくりは途中出場したDF酒井隆だったが5節の甲府戦(H)で敗戦につながる軽率なミスを犯したDF酒井隆が決めたというところにも流れの良さを感じる。2つのゴールをアシストしたMF田口、右SBで攻守に貢献したDF磯村の活躍も目立った。
敗れた福岡は15時キックオフの試合で新潟が勝利した瞬間、1年限りでのJ2降格が決定した。今シーズンのJ1は上位と下位の戦力差が大きくて残留のボーダーラインが下がっていることもあって残留争いから取り残されることなく食らいついてきたが2ndステージに入ってからも2勝10敗2分けと勝ち点ペースは上がらなかった。開幕から未勝利が続いた2011年と比べると手ごたえを感じることができたシーズンだったと思うが「残留する」というのはかなり大変なことである。またしても「J1の壁の高さ」を感じることになった。
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◆ まとめ #1475 【J1】 全9試合のレビュー (2ndステージの第14節) (前編) (2016/10/3)
→ 10月2日(土)に行われたJ1の1stステージの第14節の全9試合のレビューの(前編)です。2ndステージの優勝争いの行方を大きく左右する浦和 vs G大阪は4対0でホームの浦和が勝利しました。拮抗した展開になることが期待されていたのでまさかの大差だったと言えます。この勝利で浦和は年間順位でも首位に浮上しましたが「2ndステージ制覇」と「年間最多勝ち点」の2つが視界に入ってきました。
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