11人目:DF 川上エドオジョン智慧 (ザスパ群馬 → 藤枝MYFC) 「A+++」
→ 「大きな補強」と言える。3バックの藤枝では「右WB」として起用される可能性が高いが、左WBや両SHでもプレー可能な柔軟性を持っている。浦和ユース出身で、父親がナイジェリア人、母親が日本人。スピードを活かしたサイドアタッカー系の選手だったが徳島や群馬でのプレー経験を経て「ビルドアップ能力に優れた右SB/WB」に成長した。2024年は32試合で3ゴール2アシスト。チーム内得点王だった。
12人目:DF 楠本卓海 (水戸ホーリーホック → 藤枝MYFC) 「A+」
→ 契約満了となったが藤枝への移籍が決まった。2024年はJ2で10試合の出場にとどまったが、2022年は34試合、2023年は27試合に出場した。182cmなので現代のJ2のCBとして標準的だが、左右両足の正確なキックが特徴。攻撃の起点になれる。藤枝のボール保持率はJ2で4位の53.1%。パスをつなぐサッカーにフィットする可能性が高い。CBは補強ポイントの1つだったので「非常に良い補強」と言える。
13人目:DF 上島拓巳 (横浜F・マリノス → アビスパ福岡) 「S++」
→ 「非常に大きな補強」と言える。2024年も横浜FMで26試合に先発出場した主力CBなので福岡への移籍は驚きと言える。ポカミスは少なくないが、186cmの長身を活かした空中戦とビルドアップは武器となる。2020年に柏から福岡へレンタルしてJ2で41試合。J1昇格に貢献した経験がある。古巣復帰となる。金明輝監督の就任が確実視される福岡は「ビルドアップの出来るCB」が必要だった。タイムリーな補強。
14人目:MF 加藤匠人 (福島ユナイテッド → テゲバジャーロ宮崎) 「B++」
→ 「なかなか良い補強」と言える。2022年に大卒で柏に加入したゲームメイクの出来るボランチ。2024年の序盤戦はJ3の福島でアンカーとして活躍した。柏では2022年に11試合、2023年に3試合に出場したが、いずれも途中出場だった。完全移籍で獲得できたのは良かった。「ゲームを組み立てることができるボランチ」という補強ポイントを埋める的確な補強と言える。宮崎はここまで順調に補強が進んでいる。
15人目:DF 山田奈央 (水戸ホーリーホック → 徳島ヴォルティス) 「S+」
→ 「大きな補強」と言える。2024年にJ2でプレーした若手CBの中では随一の選手。全ての能力が平均以上。スピードも備えており、オールラウンドな選手に成長した。浦和ユース出身。2021年に高卒で水戸に加入すると、プロ1年目は1試合、2022年は19試合、2023年は24試合、2024年は32試合。着実に成長している。2024年の後半戦は水戸も3バックだったので3バックに慣れており、さらなる成長も期待できる。
16人目:DF 飯田貴敬 (ヴァンフォーレ甲府 → 水戸ホーリーホック) 「A+」
→ 「いい補強」と言える。抜群のスピードが武器となるが、野洲高出身らしい高い技術も兼ね備える。また、180cmなのでSB/WBとしては長身。カタログスペックの高さが際立つ。ポテンシャルを十分に発揮できなかったシーズンは少なくないが、2024年はレンタル移籍先の甲府で23試合に出場。2ゴール2アシストを記録した。野洲高時代には「2-6-2」のCBでプレー。「3バックの右」での起用も十分に考えられる。
17人目:MF 松下佳貴 (ベガルタ仙台 → 藤枝MYFC) 「A+」
→ 「いい補強」と言える。高い攻撃センスを持つ左利きのゲームメーカー。鋭い楔のパスで攻撃のスイッチを入れることができる。藤枝で活躍してJ1の鳥栖に移籍したMF西矢健に似た役割が期待される。2019年から仙台に所属。怪我の影響もあって出場機会は減少しているが技術の高さとアイディアに定評がある。彼のように技術が高くて、左利きで、かつ、アイデアを持った選手は藤枝の戦術にフィットする可能性大。
18人目:FW 都倉賢 (いわてグルージャ盛岡 → 栃木シティ) 「C+++」
→ 驚きの移籍と言える。「JFLに降格した岩手」から「J3に昇格した栃木C」にレンタル移籍となる。38歳となって持ち味の身体能力は落ちてきたが、2025年がJリーグに昇格して1年目となる栃木CなのでFW都倉のような「知名度の高い選手」の加入は大きな意味を持つ。2024年はJ3で24試合に出場。2ゴール1アシストだった。先発は12回。187cmの高さを活かした空中戦の強さは健在。途中出場が多くなるだろう。
19人目 : GK 朴一圭 (サガン鳥栖 → 横浜F・マリノス) 「A++」
→ 報道されていたとおり、古巣である横浜FMへの復帰が決定した。2019年から2020年10月まで横浜FMでプレーした経験がある。当時は外国人枠に悩まされたが、2022年11月に日本国籍を取得したので、外国人枠の制限はなくなった。もうすぐ35歳になるが、2024年もほぼフルタイム出場している。今シーズンの横浜FMは正キーパーを固定できなかったが古巣に戻るGK朴一圭が正キーパーに収まる可能性大。
20人目 : DF 東廉太 (FC東京 → ギラヴァンツ北九州) 「A+++」
→ 将来を嘱望されている190cmの長身CB。空中戦やフィジカルの強さを活かして、レンタル先の北九州での飛躍が期待される。2023年の11月に左膝の手術を受けた。全治約10か月と診断されたので長期離脱したがプレーできる状態に戻った。レギュラーのCBのDF杉山耕とDF工藤孝はともに退団する可能性がある。特にレンタル移籍のDF工藤孝を引き止めるのは難しいと思うので彼の後釜に収まる可能性大。
★ 現在の投票数 → 316票
→ 最大で10クラブまで投票することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
関連エントリー 2024/12/12 【Jリーグ】 18段階の個人別 補強の評価 (2024年-2025年 オフの移籍市場) (その1)
2024/12/14 【Jリーグ】 18段階の個人別 補強の評価 (2024年-2025年 オフの移籍市場) (その2)
2024/12/15 【Jリーグ】 18段階の個人別 補強の評価 (2024年-2025年 オフの移籍市場) (その3)
2024/12/17 【Jリーグ】 18段階の個人別 補強の評価 (2024年-2025年 オフの移籍市場) (その4)
2024/12/19 【Jリーグ】 18段階の個人別 補強の評価 (2024年-2025年 オフの移籍市場) (その5)
2024/12/22 【Jリーグ】 18段階の個人別 補強の評価 (2024年-2025年 オフの移籍市場) (その6)
2024/12/22 全エントリーの一覧 (2018年-2024年)
- 関連記事
-