【横浜FM×甲府】 見どころを欠いたスコアレスドロー → J1の第26節。10勝9敗6分けで勝ち点「36」の横浜Fマリノス(10位)と、6勝10敗9分けで勝ち点「27」のヴァンフォーレ甲府(13位)の試合は前半はどちらかというと横浜FMペースとなる。攻撃の中心となるFWラフィーニャとMF中村俊を欠いたが、スタメン抜擢のMF佐藤優が豊富な運動量を生かしてチャンスシーンに絡んでくる。前半は0対0で終了したが、ホームの横浜FMがやや優勢でハーフタイムに突入した。
後半になると横浜FMの攻撃が行き詰まりを見せるようになる。後半14分にベンチスタートだったMF齋藤学を投入して、2度ほどゴール前でいいプレーを見せるが、人数をかけてきっちりと守る甲府の守備陣を崩すことができない。結局、試合は0対0の引き分けに終わった。横浜FMの放ったシュートは6本で、甲府の放ったシュートは5本だけだったので、見どころの少ない試合になってしまった点は否定できない。
横浜FMはACL圏内で3位の鹿島との差は「10」で、降格圏内で16位のC大阪との差は「13」。降格の心配をする必要はないが、上位を目指すのも厳しい位置と言える。「目標を見つけにくいポジション」と言えるが、前半の出来は悪くなかった。この日は運動量の豊富な選手が中盤に名前を連ねたので、彼らの運動量を駆使したコンビネーションからチャンスを作ったが、甲府の守備は堅かった。難しい展開になったのは確かである。
ほとんどのチームに当てはまる話であるが、攻撃の中心のFWラフィーニャとMF中村俊がいないと怖さは半減される。中盤から前には特徴を持ったいい選手が揃っていて、昨シーズンあたりと比べると選手層は格段に厚くなったが、違いを出せる選手がいないとしっかりと人数をかけて守るチームを崩すことはできない。この日はニッパツ三ツ沢球技場での試合となったが、横浜FMのサポーターにはフラストレーションの溜まる試合になった。
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◆ まとめ #896 【J1】 横浜FM×甲府、C大阪×浦和 (2014/10/6)
【横浜FM×甲府】 見どころを欠いたスコアレスドロー
【C大阪×浦和】 元ドイツ代表の実力を見せつけた新戦力のFWカカウ
→ 9月27日(土)に行われたJ1の第26節の9試合の中から横浜FM×甲府、C大阪×浦和の2試合をピックアップしました。降格圏で16位のC大阪はホームで首位の浦和と対戦しましたが、1対0で勝利して14位に浮上しました。元ドイツ代表のFWカカウの調子が上がって来たことは朗報です。
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