【浦和×大宮】 浮上のきっかけをつかめないアルディージャ → J1の第22節。12勝4敗5分けで勝ち点「41」の浦和レッズ(1位)と、3勝11敗7分けで勝ち点「16」の大宮アルディージャ(17位)の試合は立ち上がりからホームの浦和ペースで進んでいくと、前半33分に左WBのMF宇賀神のグラウンダーのクロスをMF梅崎が決めて先制ゴールを奪う。さらに直後の前半36分にもカウンターからMF梅崎→MF柏木→FW興梠という流れから最後はFW興梠がヘディングシュートを決めて2対0とリードを広げる。
後半も浦和ペースは変わらず。後半4分にMF柏木の左CKからDF森脇がヘディングシュートを決めて3点目を挙げると、後半15分にもカウンターからFW興梠のラストパスを受けたMF宇賀神が決めてダメ押しの4点目を挙げる。結局、FW興梠とMF宇賀神が1ゴール1アシストで、MF柏木が2アシストの活躍を見せた浦和が4対0で圧勝して首位をキープした。一方の大宮はダービーで意地を見せたかったが、厳しい結果になってしまった。
浦和は失点数は鳥栖に次いでリーグ2番目の少なさであるが、ここ最近は失点数が増えており、打ち合いの試合になることが多かった。1週間前の21節のFC東京戦(A)は4対4という壮絶な試合となったが、この日は4対0という文句なしのスコアでライバルの大宮を下した。大宮の出来が非常に良くなかったことも関係しているが、流れの中から奪った3つのゴールはすべて完璧に相手の守備を崩しており、ゴールの形も非常に良かった。
この日の浦和はどの選手も及第点以上のプレーを見せたが、シャドーの位置で起用されているMF梅崎が先制ゴールを記録して、2点目も彼のスルーパスが起点になった。夏にMF原口がチームを去ったので、シャドーの位置に誰が入るのか?は注目ポイントだったが、ペトロヴィッチ体制では左右のWBで起用されることが多かったMF梅崎がスタメンで起用されており、結果を出している。数少ない不安要素の1つだったが、不安は解消された。
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◆ まとめ #868 J2リーグで自身の価値を高めている選手たち (下) (2014/9/1)
・【浦和×大宮】 浮上のきっかけをつかめないアルディージャ
・【名古屋×川崎F】 FW川又堅碁の移籍後初ゴールでドロー
→ 8月30日(土)に行われたJ1の第22節の9試合の中から浦和×大宮、名古屋×川崎Fの2試合をピックアップしました。注目の埼玉ダービーは4対0でホームの浦和が圧勝しました。過去、ダービーの浦和戦では好成績を残してきた大宮ですが、この日はさっぱりでした。17位が指定席になりつつあります。
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