■ 躍進した北九州を変えた2人の選手今シーズンのJ2のサプライズチームといえる北九州ではボランチのMF風間宏希が飛躍のシーズンを過ごしている。川崎Fのときは、途中入団となった1年目の2012年の後半戦はスタメン起用が続いたが、2年目の2013年はチャンスを得ることはできなかった。父親や弟と離れて北九州で新しい挑戦をすることになったが、テクニシャン揃いの川崎Fで学んだことを新天地でも披露しており、プレーオフ圏内と躍進したチームの軸の1人となっている。
北九州では右SBのDF星原もブレークした選手といえる。G大阪のユース出身で、MF倉田と同期になる。千葉とC大阪を経てG大阪のトップチームで主力となったMF倉田とは対照的にDF星原はチャンスをつかめず。修行先の水戸でも結果を出すことはできなかった。今シーズンから北九州でプレーするようになって、ポジションもフォワードから右SBにコンバートされたが、持ち味のスピードを生かしたプレーでスタメンの座を確保した。
大分ではU-19日本代表の中心であるMF松本昌がプロ2年目でしっかりとレギュラーに定着した。JFAアカデミー出身で、地元の大分に戻ってきたが、運動量が多くて、ドリブルで仕掛けることができて、さらにはサッカーインテリジェンスが高いところなどは、C大阪でプレーしていたときのMF香川を連想させる。ボランチでも、2列目でも、高いパフォーマンスが期待できるが、どちらがいいのかはまだ答えが出ていない。
クラブのレジェンド的な存在であるDF坂本から背番号2を受け継いだ千葉のDF大岩も自身の価値を高めるシーズンになっている。最終ラインならどこでもこなすユーティリティー性があって、ここ最近は、右SBでプレーする機会が多くなっているが、CBでも高いパフォーマンスが期待できる。182センチとサイズがあって、一定以上の攻撃力も有しているので、うまくいくとフル代表レベルの選手になれるポテンシャルを持っている。
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◆ まとめ #868 J2リーグで自身の価値を高めている選手たち (下) (2014/9/1)
・躍進した北九州を変えた2人の選手
・レンタル移籍の選手を育てることに定評のある愛媛FC
・結果を残しているベテランのFW難波
→ 過去、J2リーグで成長してプレーヤーとして大きく育った選手はたくさんいます。ブラジルW杯の日本代表メンバー野中では、MF香川、FW柿谷、MF齋藤学などが典型例と言えます。そこで、前回(=#867)と今回(=#868)の2回に分けて、今シーズンのJ2リーグで自身の評価を高めている選手をピックアップしました。
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