※ 移籍関連は1月4日(土)までの情報を反映しています。
■ 上位候補と言えるガンバ大阪昇格組の3チームの中で上位争いに絡んでくる可能性があるのは、やはりG大阪である。資金力とブランド力を駆使して、今オフもGK東口(新潟)とDF米倉(千葉)の獲得に成功した。DF米倉については、SBとしては特異なプレースタイルなので、レギュラーのDF加地からポジションを奪うことができるのかどうなのかは微妙なところであるが、GK東口の加入は間違いなく大きなプラスである。ここ数年、「キーパーが弱点。」と言われていたが、久々に手に入れた日本代表クラスのキーパーである。
攻撃陣では、J1でプレーするのは2011年以来となるFW宇佐美に注目が集まる。2013年のシーズン途中にG大阪に戻ってきたが、18試合で19ゴールを記録。J2の得点ランキングは2位と圧倒的なパフォーマンスを見せた。J2での半年間で「ドイツでの2年間が無駄ではなかったこと」を証明したが、果たして、J1でどこまでできるのか。大逆転でブラジルW杯のメンバー入りを果たすためには、FW大久保(川崎F)、FW豊田(鳥栖)、FW川又(新潟)らと同様で開幕からゴールを決め続けるしかない。
最後は5連勝して7位でフィニッシュした新潟は、後半戦の勢いを持続させることができればクラブ史上最高の順位(=2007年の6位)も見えてくる。今オフもGK東口をG大阪に引き抜かれたが、富山のGK守田を獲得。まだ成長段階の選手なので、いきなりGK東口の後釜に据えられるのか、当面はサブになるのか、まだ分からないが、GK東口が長期離脱していた時期にゴールを守っていたGK黒河でも大きな問題は無い。GK守田になるのか、GK黒河になるのか、何とも言えないところであるが、どうにかなるだろう。
攻撃陣では32試合で23ゴールを挙げたFW川又に注目が集まるが、周りの選手がどれだけサポートできるかが大事になってくる。シーズン終盤はMF岡本をサイドハーフで起用するなど、2014年を見据えた選手起用を行ってきたが、攻撃陣の顔触れは大きくは変わらない見込み。終盤に猛威をふるったアグレッシブな守備はさらに進化するはずで、攻撃力アップが上位進出のカギとなるが、リオ世代のFW鈴木武蔵、愛媛FCで大成長を遂げたMF加藤大らのさらなるレベルアップが期待されるところである。
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◆ まとめ #677 【J1】 2014年シーズンの展望 (中) (2014/1/7)
・上位候補と言えるガンバ大阪
・初のイタリア人監督
・大熊監督を迎えた大宮
→ 2014年のJ1リーグの展望の2回目です。今回は昇格組のG大阪、監督が交代したFC東京や大宮、ゴトビ監督になって4年目となる清水、終盤に快進撃を見せた新潟などをピックアップしました。次回は苦戦が予想されるチームをピックアップしたいと思います。
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