■ 史上最高のボランチは?5回目はボランチである。ボランチと攻撃的MFの2つのポジションについては、日本人選手も外国人選手もタレントが豊富である。そのため、1位から5位までに入ってくる候補を5人に絞るのも大変なポジションであるが、確実に「5番以内」に入ってくると思われるのは、MF遠藤保仁(G大阪)とMF中村憲剛(川崎F)の2人である。MF遠藤は10回、MF中村憲は5回もベストイレブンに選出されており、稀代のゲームメーカーとしてリーグを引っ張ってきた。
さらには、MF小笠原満男(鹿島)も候補となる。彼は、2001年と2002年と2003年と2004年と2005年と2009年の計6回ベストイレブンに選出されていて、これは、MF遠藤の10回とDF闘莉王の9回に次いで、GK楢崎と並ぶ3位タイの受賞回数である。もちろん、キャリアの前半戦から中盤戦まではボランチというよりは、攻撃的MFで活躍した選手であるが、ボランチとしてリーグMVPに輝いた2009年の活躍が印象的なので、今回はボランチの候補とする。
それ以外で5位以内に入ってくる可能性のある日本人選手を考えていくと、MF柱谷哲二(V川崎)、MF森保一(広島)、MF本田泰人(鹿島)、MF山口素弘(横浜F)、MF伊東輝悦(清水)、MF服部年宏(磐田)、MF福西崇史(磐田)、MF稲本潤一(G大阪)、MF明神智和(柏)、MF中田浩二(鹿島)、MF鈴木啓太(浦和)、MF阿部勇樹(千葉)といった日本代表でも活躍した名ボランチの名前をすらすらと挙げることが出来る。この中で、MF伊東輝は歴代1位となる511試合に出場している。(J1の第8節終了時点)
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