■ G大阪・横浜FC・柏の3チームがまだ未勝利徳島のポヤトス監督を引き抜いて15位からの巻き返しを図ったG大阪だったが開幕から6試合未勝利。初勝利が遠い。0勝2敗3分けで迎えた6節はアウェイの湘南戦(A)だったが1対4で大敗。前半だけでFW町野に4ゴールを許すという屈辱的な試合になった。J1はG大阪・横浜FC・柏の3チームがまだ未勝利のまま。ルヴァン杯は2節を終えた時点で1勝1分けと結果が出ているが肝心のリーグ戦で低迷している。
6試合で計15失点というのはJ1ワーストとなる。横浜FCの14失点よりも多くなっている。6試合で7得点なのでそれなりに点は取れているがこれだけ失点数が多いと勝利をつかむのは難しい。2節の鳥栖戦(H)は1対1のドローに終わったがそれ以外の5試合はいずれも複数ゴールを許しており、3節の神戸戦(A)ならびに6節の湘南戦(A)はともに大量4失点。得失点差は「-8」となった。4試合連続で複数失点中となる。
元・日本代表のDF昌子が鹿島に復帰してDF三浦弦が最終ラインの要になっているが韓国代表のDFクォン・ギョンウォンは3節以降は全てベンチ外。長崎から獲得したDF江川湧がCBで起用されているが、先のとおり、彼が起用された4試合はいずれも複数失点を喫しており、4試合で計12失点となる。もちろん、彼だけの責任では全くないが175センチとCBとしてはサイズに恵まれておらず。J1でCBをこなすのはキツイ。
ポヤトス監督というと「引き分けの多い監督」として知られているが2022年はJ2の徳島を率いて8位。プレーオフ出場は逃したが13勝6敗23分けだった。42試合で48得点/35失点のみ。丁寧にボールを回して不用意なロストは出来るだけなくしてポゼッション率を高めて相手チームにカウンターの機会をあまり与えないサッカーだったがG大阪では6試合で計15失点。J1とJ2の違いを痛感させられる結果になっている。