10位 : FW 有田光希 (京都サンガ→愛媛FC)→ 2012年は愛媛FCでプレー。期限付き移籍ながら37試合で14ゴールを挙げる活躍を見せた。2016年は31試合で5ゴールを記録。京都でも貴重な戦力だったので契約満了というのは驚きだった。争奪戦になるか?と思われたがかなり早い段階で愛媛FC入りが確定した。2012年以来の復帰となるが共に2桁ゴールを記録したFW阪野(→山形)とFW瀬沼(→山形)が揃って抜けた愛媛FCにとっては心強い選手である。
9位 : GK 櫛引政敏 (鹿島アントラーズ→ファジアーノ岡山)→ 約1年前に行われたU-23アジア選手権のときは守護神として大活躍を見せた。大会MVP級の活躍を見せてアジア制覇の立役者になった。その勢いのまま、期限付き移籍先の鹿島でGK曽ヶ端に挑戦したが完敗。J1のリーグ戦で出場機会を得ることはできなかった。「安定感の無さ」を指摘されることが多いがスケールの大きなキーパーであることは間違いない。正キーパーとして活躍しなければいけないシーズンとなる。
8位 : DF 馬渡和彰 (ツエーゲン金沢→徳島ヴォルティス)→ 鳥取時代から注目を集める存在だった。昨オフにJ2の金沢に引き抜かれたが90分あたりのクロス数はJ2で4位となる6.771本。90分あたりのドリブル数も4.629回でJ2で11位なのでとにかく攻撃力の高いSBである。欠点となるのは怪我の多さ。2016年はわずか15試合の出場にとどまった。成長株のDF広瀬陸と右SBあるいは右WBのレギュラーを争う可能性が高いがハイレベルなポジション争いになるだろう。
7位 : FW 佐藤洸一 (V・ファーレン長崎→ツエーゲン金沢)→ 2015年は29試合で3ゴール。2016年も26試合で4ゴールのみ。ここ2シーズンは本来の力を出せずに精彩を欠く試合が多かったがFC岐阜時代に2度、長崎でも2度の2桁ゴールを記録しているJ2で屈指のストライカーである。J2通算では277試合で70ゴールを挙げているがこれは歴代で8位タイとなる。華奢な印象もあるが2016年の敵陣での空中戦勝率は58.5%でJ2の中では7位。フォワードの選手の中では2位となる。