2016/12/29 【J2】 ちょっと気の早い2017年シーズンの展望 (上) (自動昇格争い中心) → 先に読んでください。
2016/12/29 【J2】 ちょっと気の早い2017年シーズンの展望 (中) (プレーオフ争い中心) → 先に読んでください。
2016/12/30 【J2】 ちょっと気の早い2017年シーズンの展望 (下) (残留争い中心)
■ 有意義なオフになっているツエーゲン金沢(
上)と(
中)で述べた通り、2016年12月28日(水)の時点で自動昇格候補と言えるのは名古屋・山形・京都・松本山雅・湘南・千葉・福岡・徳島の8チームで、その下にランクされる横浜FC・町田・岡山の3チームが第2グループで、さらに下に位置する東京V・山口・愛媛FC・長崎の4チームが第3グループで、ここまでに名前が挙がっていない水戸・群馬・熊本・讃岐・FC岐阜・金沢・大分の7チームが第4グループと言える。
第4グループの7チームについては「J2残留を強く意識して戦わざる得ないチーム」と言えるが、第4グループに属すると考えられるチームのいくつかが有意義な補強に成功しているので第3グループの4チームとの差が縮まっている。2017年からJ2の降格枠が「1.5」から「2.0」に拡大されるので例年以上に残留争いはシビアな戦いになることが確実視されるが、「J2の22クラブ間の戦力差は史上最も小さい。」と言える。
第4グループの7チームの中で特に有意義なオフを過ごしているのは金沢だろう。栃木SCとの入替戦は2連勝。最後の最後で何とか「J2残留」を確定させることが出来たが、来シーズンに向けてポジティブなニュースが盛りだくさんである。全てのきっかけはやはり経験豊富な柳下監督の招聘に成功したことだろう。MF清原(→C大阪)やFW佐藤和(→水戸)など主力の流出に泣いた昨シーズンのオフとは雲泥の差である。