2016/12/29 【J2】 ちょっと気の早い2017年シーズンの展望 (上) (自動昇格争い中心) → 先に読んでください。
2016/12/29 【J2】 ちょっと気の早い2017年シーズンの展望 (中) (プレーオフ争い中心)
2016/12/30 【J2】 ちょっと気の早い2017年シーズンの展望 (下) (残留争い中心)
■ 軸となる選手が抜けたファジアーノ岡山J2の自動昇格候補として(
上)では名古屋・山形・京都・松本山雅・湘南・千葉・福岡・徳島の8チームを挙げたが、続くのは横浜FC・町田・岡山あたり。横浜FCはリーグ3位の18ゴールを挙げたFWイバの引き留めに成功したのがとにかく大きい。MF小野瀬(→山口)、DF市村(→讃岐)、DF大崎玲(→徳島)らが抜けてDFヨン・ア・ピン(町田)の加入が決まったが中心メンバーはあまり変わらない。継続性は強みの1つになる。
町田はDFヨン・ア・ピン(→横浜FC)とDF畠中(→東京V)が抜けるが現時点でCBの新戦力はDF奥山(山口)くらい。CBに不安を抱えるがCB以外の主力の退団は最小限にとどまる見込み。すでにレフティのMF吉濱(群馬)を獲得しているが、横浜FMから期限付き移籍のFW仲川の引き留めに成功するうようだと面白い陣容になる。長期離脱中のエースのFW鈴木孝は回復が順調ならば2月下旬の開幕に間に合う可能性もある。
6位でプレーオフに進んで準決勝では松本山雅を下してJ1昇格まであと一歩に迫りながら惜しくも初昇格を逃した岡山は予想されていた通りで苦しいオフになっている。DF岩政(→未定)、MF矢島慎(→浦和)、GK中林(→広島)、MF押谷(→名古屋)と軸となる選手が抜ける一方でその穴を埋める補強は限定的。明確な違いを生み出していた4人の代わりになるような選手を獲得するのはかなり難しいだろうと思われる。
現時点で加入が決まっている即戦力選手はMFパク・ヒョンジン(長崎)、MF大竹(湘南)、GK一森(山口)の3人。守備面など課題は少なくないがMFパク・ヒョンジンの左足はチームの武器になり得る。GK一森は山口の正キーパーとしてプレーしたがJ2の上位を目指すクラブのキーパーとしてはかなり物足りない。期待したいのは加入濃厚と言われているMF石毛(清水)。潜在能力が高いのは間違いないので殻を破ってほしい。