2017/01/04 【J3】 ちょっと気の早い2017年シーズンの展望 (上) (自動昇格争い中心) → (上)はこちら
2017/01/04 【J3】 ちょっと気の早い2017年シーズンの展望 (下) (3強以外のチーム中心)
■ 3強を追う1番手はカターレ富山か?長野・北九州・栃木SCの3強を追う1番手はカターレ富山になるだろう。昨シーズンは6位だったが3位の長野との差は「3」のみ。決して悪いシーズンではなかったので三浦泰年監督が1年限りで退任したことに関しては賛否両論あるが、2007年から2009年までJFLのFC刈谷を率いた浮氣監督を招聘。昇格枠が「1.5」から「2.0」に拡大される2017年は久々となるJ2復帰に向けてチャンスのシーズンと言える。
オフの入れ替えは最小限にとどまっているがFC琉球で21試合に出場して7ゴールを挙げたFWパブロを期限付き移籍で獲得できたのは大きい。184センチ/80キロとサイズに恵まれていてポテンシャルの高い選手である。他の大半のクラブと同様でゴール前での迫力不足が課題だったがFWパブロの加入で幾分かは解消されるだろう。大卒1年目ながら28試合で7ゴールを挙げたFW萱沼が残ったのも大きい。
2016年は「J2ライセンス」を取得することができた鳥取だったが、まさか15位。Y.S.C.C.横浜に次ぐブービーという散々なシーズンになった。清水で活躍した元日本代表の森岡監督を招聘したことが話題になったが、選手の入れ替えは激しくない。近年は主力選手が流出することが多かったので例年と比べると極めて穏やかなオフになっているが主力があまり変わらないとなると劇的なジャンプアップは期待しにくい。