サッカーコラム J3 Plus+　

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【J3】今オフの「高評価できる!!!」と思った選手補強のベスト30 (21位～30位まで) (2019年-2020年オフの移籍市場) | | |　

30位： FW 佐野翼 (ロアッソ熊本→長野パルセイロ)　・・・　B+

→　アルビレックス新潟Sでゴールを量産。逆輸入選手として注目を集めたが2018年は9試合でノーゴール。2019年は23試合で4ゴール2アシスト。思うような活躍は出来なかった。熊本との契約は満了になったがストライカーを必要としている長野に移籍することになった。ゴール前の動き方などは点取り屋のそれである。きっかけをつかめればJ3で2桁ゴールを記録しても不思議はない。ブレイクしそうな雰囲気はある。

29位： GK 岡大生 (ヴァンフォーレ甲府→カターレ富山)　・・・　B+

→　2011年に大卒で甲府に加入。2015年は千葉に期限付き移籍したがそれ以外はずっと甲府でプレーしてきた。キャリアの大半は「セカンドキーパー以下の立ち位置」になるが2014年は11試合、2017年は23試合、2018年は17試合に出場。2017年と2018年はGK河田と熾烈な競争を繰り広げた。安定感があるのでいいキーパーである。なお、27試合に出場したGK榎本哲の去就は不明。メンバー表には入っていない。

28位： DF 松原優吉 (長野パルセイロ→カターレ富山)　・・・　B+

→　長きに渡って長野の主力のCB兼左SBとして活躍してきたが2019年は15試合の出場のみ。出番が激減して契約満了になった.。ただ、早々に移籍先が決定した。2011年に大卒で富山に加入しているのでプロキャリアをスタートさせたチームに復帰することになった。185センチと日本人のSBとしては稀なサイズがあって、かつ、ロングスローという絶対的な武器を持っている。「いい補強が出来た。」と言える。

27位： DF 広瀬健太 (アルビレックス新潟→長野パルセイロ)　・・・　B+

→　2018年は24試合に出場したが2019年は出場機会が限られた。178センチなのでCBとしては小柄な選手になるがハードな守備が出来る。また、フィード力もまずまず高い。長身フォワードが多いJ2と比べるとJ3にはそこまで強力な長身フォワードはいないので良さは出しやすい考えられる。長野は計算のできるベテランがたくさん退団することになったがその穴を高確率で埋めることが出来るいい選手を獲得できた。

26位： FW 齋藤恵太 (長野パルセイロ→ブラウブリッツ秋田)　・・・　B+

→　181センチの長身でありながら「Jリーグ屈指のスピード」を持っている快速フォワード。2015年に福島でプロデビューを果たすと1年限りで熊本に個人昇格を果たした。大いに期待されたが安定感はなかった。水戸でも出番は限られた。昨夏に長野に加入すると17試合に出場。定位置を確保したが17試合で1ゴール1アシスト。驚異のスピードをまだプロの世界では十分に生かせていないがポテンシャルは抜群である。

25位： MF 有永一生 (長野パルセイロ→いわてグルージャ盛岡)　・・・　B+

→　長きに渡って長野の主力として活躍してきたバイプレーヤー。いろいろなポジションでプレーできるユーティリティー性に加えていいところで点を奪うことが出来る意外性が持ち味となる。どのポジションで起用されても安定したプレーが期待できるので監督としてはありがたい。J3の経験値は豊富。「J3通算で180試合」というのはMF吉田明(Y.S.C.C.横浜)とMF橋本拓(福島)に次いでJ3で歴代3番目の多さになる。

24位： MF 小牧成亘 (ヴァンラーレ八戸→ガイナーレ鳥取)　・・・　B+

→　2015年と2016年は熊本に所属したが出場機会は無かった。2017年は沼津、2018年は藤枝MYFCでプレー。2019年に八戸に移籍すると30試合で3ゴール4アシスト。主戦場となる右SB/WBにはMF國分将がいるので「3バックの右」でプレーする機会が多かったが新境地を開拓した。「攻撃力の高い右WBあるいはストッパー」が必要だった鳥取はいい補強が出来た。弱点を強化する的確な補強が出来たと言える。

23位： DF 藤井航大 (町田ゼルビア→いわてグルージャ盛岡)　・・・　B+

→　鹿島ユース出身。東京学芸大出身で2013年に当時はJFLだった讃岐に入団した。J2昇格後は讃岐の絶対的な主力として活躍。特に2015年はJ2で40試合に出場。チームは年間で42試合で33失点のみ。「DF藤井航とDFエブソンのCBコンビはJ2屈指」と称賛された。2017年に町田に移籍。定位置は確保できなかったが186センチとサイズに恵まれており、J3であれば絶大な存在感を発揮する可能性がある。

22位： DF 星広太 (福島ユナイテッド→SC相模原)　・・・　B+

→　横浜FMのユース出身。2015年に神奈川大から福島に入団した。双子の弟であるDF星雄次は2015年のみ福島でプレー。2016年と2017年は山口、2018年と2019年は大分でプレーしている。星兄弟のプレースタイルやポジションはよく似ているが兄の方はずっとJ3の福島でプレーしてきた。継続して「個人昇格もあり得る」というプレーを続けていたがこのタイミングでの移籍となった。左SBと左SHが主戦場になる。

21位： FW 高崎寛之 (松本山雅→FC岐阜)　・・・　B+

→　J2通算で217試合で68ゴールを記録している188センチの大型ストライカー。J2での通算ゴール数は歴代13位に相当する。2016年は37試合で16ゴール、2017年は41試合で19ゴールを記録するなどJ2を代表するストライカーとして活躍したが2018年は41試合で7ゴール。J1だった2019年は18試合でノーゴールに終わった。33歳になって年齢的な衰えは隠し切れなくなってきたがJ3であればやれる可能性はある。

　→　2020/01/26 　【J3】「高評価できる!!!」と思った選手補強のベスト30 (21位～30位まで)
　→　2020/01/26 　【J3】「高評価できる!!!」と思った選手補強のベスト30 (11位～20位まで)
　→　2020/01/26 　【J3】「高評価できる!!!」と思った選手補強のベスト30 (01位～10位まで)

表1. 2019年-2020年オフの移籍市場の集計結果 (1人目～350人目まで)

J1	90	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	90	クラブ名	1	7	7	18	18	16	13	4	3	1	0	0	2
	0	コンサドーレ札幌
	6	ベガルタ仙台		1	1	3					1
	7	鹿島アントラーズ		3	1	2	1
	1	浦和レッズ	1
	9	柏レイソル					3	5							1
	3	FC東京				1	1			1
	3	川崎フロンターレ						2		1
	7	横浜Fマリノス			1	1	1	1	3
	6	横浜FC				2	3								1
	10	湘南ベルマーレ		1		1	2	2	4
	4	清水エスパルス				1	2	1
	3	名古屋グランパス				2	1
	6	ガンバ大阪					1	1	2		1	1
	4	セレッソ大阪			2	1				1
	2	ヴィッセル神戸		1		1
	3	サンフレッチェ広島		1				1	1
	7	サガン鳥栖			2	1	1		1	1	1
	9	大分トリニータ				2	2	3	2
J2	165	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	165	クラブ名	0	9	15	30	40	31	28	10	1	0	0	0	1
	7	モンテディオ山形					2	3	2
	11	水戸ホーリーホック				2	5	2	2
	10	栃木SC				1	1	4	4
	12	ザスパクサツ群馬		1		4	3	2	1	1
	6	大宮アルディージャ		1	1	1	1	2
	4	ジェフ千葉		1		1	1		1
	5	東京ヴェルディ			2	1	1	1
	8	町田ゼルビア		1	2		2	1	1	1
	7	ヴァンフォーレ甲府				1	3		2						1
	7	松本山雅				1	5	1
	8	アルビレックス新潟			1	2	3	1	1
	6	ツエーゲン金沢			1			3		2
	6	ジュビロ磐田			3	2				1
	10	京都サンガ		1	1	2	1	1	3	1
	6	ファジアーノ岡山				3		2	1
	9	レノファ山口			1	3	1	2	1	1
	8	徳島ヴォルティス		1	1		1	2	2	1
	5	愛媛FC				1		3		1
	12	アビスパ福岡		3	2	2	2		3
	4	ギラヴァンツ北九州					3		1
	6	V・ファーレン長崎				2	3				1
	8	FC琉球				1	2	1	3	1
J3	95	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	95	クラブ名	0	4	4	6	17	22	27	6	3	1	0	0	5
	6	ヴァンラーレ八戸					1	2	3
	14	いわてグルージャ盛岡		2	2	1	2	1	5						1
	7	ブラウブリッツ秋田				1	1	2	2		1
	4	福島ユナイテッド					1		1		1				1
	6	Y.S.C.C.横浜						2	1	1					2
	8	SC相模原		1			2	3	2
	8	長野パルセイロ				1	3		3	1
	7	カターレ富山		1			3	2	1
	5	藤枝MYFC			1		2	1	1
	4	アスルクラロ沼津								3		1
	6	FC岐阜				1	1	3	1
	7	ガイナーレ鳥取					1	2	3						1
	2	カマタマーレ讃岐						1	1
	3	FC今治				1		1	1
	3	ロアッソ熊本			1	1			1
	5	鹿児島ユナイテッド						2	1	1	1
350		合計	1	20	26	54	75	69	68	20	7	2	0	0	8